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2004年08月17日(火) ■ |
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puzzle(恩田陸)読了 |
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●読了:『puzzle』祥伝社文庫(恩田陸) ≫感想はこちら 内容(「BOOK」データベースより) 学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。映画館の座席に腰掛けていた感電死体―コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か?この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。
う〜ん。おもしろくなかったとは言わない。けど、最初に読んだのがこの本だったら、恩田陸にハマることはなかっただろなー、って感じの本(笑) 祥伝社の400円文庫の書き下ろし推理小説。全体が「ピース(piece)」「プレイ(play)」「ピクチャー(picture)」の3つのパートに分かれているという、変わった形をしている。ジグソーパズルの形をした小説を試しに書いてみた習作というか、実験小説のような印象。ミステリーとしてはハッキリ言ってクソだし(失礼!)、作品の完成度も低いと思うけど、形がなかなかおもしろい。
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