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2004年08月14日(土) ■ |
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ネバーランド(恩田陸)読了 |
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●読了:『ネバーランド』集英社文庫(恩田陸) ≫感想はこちら 内容(「BOOK」データベースより) 舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
おもしろかった。恋愛ナシのタクミくんシリーズ(ごとうしのぶ)みたいな話。ってことは『ここはグリーンウッド』(那州雪絵)にも似てるってことだけど、深読みするまでもなくあちこち地雷だらけ。寛司が美国に時々言ってるセリフとか、統の本心はどこにあるんだろうとか、想像すると色々面白くてしょうがない。4人のキャラクターの個性がぶつかり合ったり離れたり、綱引きをしながらバランスを保つ様子が「青春」なカンジ。これも恩田陸なんだなぁ。
▲花の魔法、白のドラゴン(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)の表紙 bk1より。
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