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2004年08月09日(月) ■ |
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第六大陸 1(小川一水)読了 |
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●読了:第六大陸 1(小川一水) *第六大陸 2 内容(「BOOK」データベースより) 西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ―極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工。
漢字が多くて難しかったけど、なかなか面白かった。 日本の民間企業「御鳥羽総合建設」が月面基地を作る話。月だからジャンルはSFってことなんだろうけど、私が知ってる本の中では死都日本(石黒耀)が一番近い。描写が事実に基づいていて具体的で、機械や工事の様子が見てきたように次々と描かれる。さらに主人公が(この場合は建築会社の)専門家なのも同じで、語り手の青峰走也と施工主・桃園寺妙を中心に、たくさんの「夢に燃える人たち」が工事に関わっていく。全2巻なので、そのまま2に続くんだが・・・それならどうして上下巻にしないんだ? それとも3巻以降も続く可能性があるってこと?
▲近刊:The Golem's Eye : Bartimaeus Trilogy 2(Jonathan Stroud) 『サマルカンドの秘宝 : バーティミアス 1』(ジョナサン・ストラウド)の2作目は来月(2004年9月)発売らしい。表紙が凄い。 一番安い版はこれかな。インターナショナル版のペーパーバックかな。
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