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2004年08月10日(火) ■ |
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第六大陸 2(小川一水)読了 |
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●読了:第六大陸 2(小川一水) 内容(「BOOK」データベースより) 天竜ギャラクシートランスが開発した新型エンジンを得て、月面結婚式場「第六大陸」建設計画はついに始動した。2029年、月の南極に達した無人探査機が永久凍土内に水の存在を確認、もはや計画を阻むものは存在しないかに思われた。だが、再起を賭したNASAが月面都市建設を発表、さらには国際法上の障壁により、「第六大陸」は窮地に追いやられる。計画の命運は?そして、妙が秘めた真の目的とは。
1巻に続いて2巻は、徐々に出来上がって一歩ずつ完成に近づいて行く「第六大陸」と、NASAを始めとする各国の宇宙航空関係の公的機関が対立したり、協力していく様子が描かれる。国際法に絡んだ訴訟問題も出てきて、ますますリアルに。 技術的な説明がとーっても多いのに引っかかって「話に入り込む」までは行かなかったけど、客観的に評価すると確かにおもしろい本だった。淡々と技術的な裏付けを描いて行くことで、私も読んでいるうちに「人類が月へ行き、月面結婚式場を建造する」のは不可能ではないと思えてきてしまった。多分この本はそれが主目的なのだろうから、これはこれでいいんだろうな。もちろんフィクションや希望的観測の部分も沢山あったけど、「月に民間施設を建てる」という基本的な所にはウソはないそうだし。
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