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2004年04月08日(木) ■ |
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巷説百物語(京極夏彦)読了 |
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●読了:巷説百物語(京極夏彦) ≫感想はこちら *表紙は単行本、タイトルは文庫版へ。 おもしろかった。基本トーンは「必殺仕事人+日本むかしばなし」。巷説(巷の噂、風説)百物語、のタイトル通り江戸時代の諸国の7つの怪異譚を集めた短編集。小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平、考物の百介たち御行一味のレギュラー陣(必殺仕事人)を導き役に、江戸時代の日本各地の怪異が次々と語られる。 このシリーズは1話ずつしっかり完結している短編集で、どこからでも気軽に読み始められるのがいいなぁ。文章が凝ってる・・・ナレーションや人物のセリフがスキのない立派な「時代もの」だから、こういうのは「難しい」と思う人も居るかもしれない。でも京極さんお得意の薀蓄垂れが少ないので全体的に読みやすかった。この本は風呂の中で読むことが多かったのだけど、どの話も音読したくなってしまって困った(^^; おもしろかった。続巷説百物語も続けて読みたい。
●買った本 ¥210 オズの魔法くらべ(ライマン・フランク・ボーム)
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