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2003年11月22日(土) ■ |
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魔法の声 インクハート(コルネーリア・フンケ)読了 |
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●読了:Inkheart(Cornelia Funke) なかなか面白かった。えらそうに評価してみるとストーリーはややムダが多くて冗漫な印象なので★★★、でも色々な児童書が話に出てくるのが楽しかったので一つプラスして、総合★★★★ってところかな(笑) 逆にいうと「古今東西の児童書が次々出てくる」と聞いて興味がわかない人にはあまり面白くないだろう。 本を読んで物語の世界へ入って行く。朗読すればその世界が目の前にありありと現れる。物語を作ることは世界を作ること。それは一種の魔法なんだ・・・。全編がこういうメッセージに満ちていて、ある意味「本好きの究極の夢の実現」というか・・・。今の私にはこのメッセージ性の強さが時々鼻について「さすがドイツの作家よね〜、それっぽい〜」と苦笑してしまったけど、もし小学生の頃に読んだら一生の友達になれたかもしれない・・・。大作であるのは間違いないし、すごく良い本だと思う。
▲日展 24日までなので慌てて見に行った。日展は、あの作品の量が好きだな。見ても見ても見きれないほど沢山の展示物がある、という体験は日本の美術館ではかなり貴重だ。銀座へ移動して煉瓦亭へ。煉瓦亭は老舗の洋食屋、「カキフライ」と聞いて血が騒ぐ人は一度行ってみる価値あり。
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