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2003年11月16日(日) ■ |
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黒鳥(マーセデス・ラッキー)読了 |
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●読了:The Black Swan(Mercedes Lackey) ≫感想はこちら うむ、おもしろかった。けど、元ネタを知らない人が読んでも面白いのかどうかは疑問。元ネタの『白鳥の湖』の物語が、全体のクライマックス部分になっているのね。「そこに行き着くまで」と「物語のその後」がマーセデス・ラッキーのオリジナル。 主人公を白鳥じゃなくて黒鳥にしたのは、元の物語の中では彼女があまり描かれていないからだと思う。バレエ「白鳥の湖」の黒鳥はパーティのシーンで突然ロットバルトと一緒に登場する悪女で、それ以外のところでは出てこない。描かれ尽くされてイメージが固まっちゃってる白鳥と違って、黒鳥はまだどういうキャラか分からなくて白紙だから書きやすかったんじゃないかな。白鳥の側のストーリーが原作通りならば、表面に出てこないところで黒鳥が思いっきり活躍してても良いわけだし。
▲七五三
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