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2003年07月16日(水) ■ |
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七つの封印〈1〉大魔術師の帰還(カイ・マイヤー)読了 |
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●読了:『七つの封印〈1〉大魔術師の帰還』(カイ・マイヤー) ドイツのホラー作家が書いた児童ファンタジーシリーズの1巻。ストーリーはいまいちだけど、キャラクターと舞台設定はまぁまぁ良い。キャラ読みすると楽しいタイプの本だね。特に男の子!このマセガキ〜!!っていいたくなるような言動がおもしろかった。
・彼女は知りあいの第一号としては悪くなかった。もちろん、そのことを彼の口から言うことはしない。そんなことをしたら、女の子はすぐにうぬぼれてしまうだろうから(クリス p147) ・いますぐにでも結婚をもうしこみたい、と彼は思った。(クリス p161) ・キラはふるえていた。リーザも両腕で胸をかかえるようなかっこうで、ガタガタふるえていた。ニールスだけがらせん階段をおりてゆくときも、背筋をすっとのばし堂々としていた。(p163)
クリスたち、まだ12歳だぞ!クリスは外交官の息子で6ヶ国語が喋れるなんてできすぎてるけど、ニールスも頑張ってるよね〜。最後のカサンドラおばさんにお茶をねだるシーンも、「おばさん?」と訳してあるけど、原文は「マダム?」(はフランスだった)とかサラッと言ってそう。 ぷくくくっ 山田章(十二国記の絵の人)の絵もいい。ボディースーツとハイヒール姿の3人の凶悪な魔女が、チャーリーズエンジェルだし! 舞台になる町はドイツの古い田舎町で、中世の時からそのままの町なみという設定。ドイツの田舎の子供たちってこんな風に暮らしてるのかな?
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