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2003年07月11日(金) ■ |
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コララインとボタンの魔女(ニール・ゲイマン)読了 |
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●読了:Coraline(Neil Gaiman) おもしろかった。 薄暗くて癖のあるオトナの童話。基本トーンは黒アリス(不思議の国のアリスのブラックバージョン)で、『青い鳥』のイメージも少し。ストーリーは、『鏡の国のアリス』で鏡の向こうの世界に(正体は巨大な蜘蛛のような怖い)魔女がいた・・・という感じかな。ナンセンスで、文章には言葉遊びが多い。 最初はファンタジーっぽく始まった話が、どんどん狂ってナンセンスになっていくあたりの、世界が崩れていく不気味さが素晴らしかった!(笑)感想は書きにくいけど、こういう話は大好き。『不思議の国のアリス』の不気味さを解する人はたぶん気に入るかと。 ニール・ゲイマンは他の本も読んでみたいな。Stardustとか、面白そう。
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