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2003年07月09日(水) ■ |
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コララインとボタンの魔女(ニール・ゲイマン) |
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●読書中:Coraline(Neil Gaiman) <内容> 引っ越してきた古い家でコララインが見つけたのは、別世界へのドアだった!秘密の扉の向こうの世界に住む、真っ黒なボタンの目の両親たちとの生活を楽しみ始めたコララインだが、やがてその世界に閉じこめられていることに気づいて・・・なんともコワイ、こわくてかわいいモダン・ゴースト・ストーリー。奇妙な老人とハツカネズミ、魔法の小石、名前のない黒ネコなど・・・。さわられた両親を救うため、摩訶不思議なものたちに助けられながら、クールでドライな現代っ子コララインが不気味な冒険に立ち向かうファンタジー。 【出版社サイト(日本語)】 【Neil Gaiman's CORALINE(英語)】<トップにDWJの推薦の言葉。
"It's Coraline. Not Caroline. Coraline"(4p)
読み始めて早々何だけど、これ・・・翻訳本はあまり人気が出ないかも・・・。言葉遊びが多くて、日本語に訳しにくい部分が面白いタイプの作品だから、翻訳はかなりデリケートにやらないと意味不明で無味乾燥になるかもしれない。金原瑞人にそういう繊細な翻訳ができるか? タイトルになってる主人公の少女の名前にしてからが、CoralineとCaroline、AとOが逆さになった洒落なわけでしょ。キャロラインとコララインじゃ、ナニソレ全然違うじゃん、って感じよね。他に訳しようもないけど、「キャロラインじゃないよ、コララインだよ」なんて訳じゃぁ、面白くも何ともない・・・。
最初の部分で気に入ったところ。 Coraline also explore for animals. She found a hedgehog, and snakeskin (but no snake), and a rock looked just like a frog, and a toad that looked like a rock.(5p 庭を散歩中のコラライン。rockとfrogでぐるぐる)
It was rain that meant business, and currently its business was turning the garden into a muddy, wet soup.(6p 大雨が降っている様子)
It's bucketing down.(7p 英語でも「バケツを引っくり返したような雨」って言うんだ!)
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