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2003年07月06日(日) ■ |
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ペルシャ猫は微笑む(小沢淳)/罪と監獄のロンドン(スティーブ・ジョーンズ)読了 |
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●読了:『ペルシャ猫は微笑む : マイ・リトル・タウン』(小沢淳) まんだらけで100円で買ったライトノベル。猫が主役というより、突然現われた不思議な猫をネタにして、古き良きボロアパート小春荘の住人とその周りの人たちがドタバタと騒いでいる感じ。面白かったけど、この本1冊だけだとなんだか食い足りない。続きが読みたいな。解決してない謎?もあるし、主人公の進路は結局どうなるのかも知りたい。
<内容> 「猫がしゃべるのよ」絵里奈さんのこの発言が事件の発端だった。わたし、美々は、落ちこぼれぎみの高3。年の離れた春菜姉さんとふたり暮らし。姉さんは、ぼろアパート小春荘の管理人兼家主である。あこがれの安見さんはいるけれど、あとは家賃滞納常習者の不良住人ばかりの小春荘に、ある日、ペルシャ猫が迷いこんできて…。すべての猫好きの人に捧げる、スーパー・シュール・メルヘン。
●読了:『罪と監獄のロンドン』(スティーブ・ジョーンズ)(図書館本) 18、19世紀頃までのロンドンの犯罪についての本。「罪」と行っても重大事件ではなくて、軽犯罪や日常的にあちこちで起こる暴力事件が主なテーマ。法廷と監獄が描写の舞台で、当時がいかに非人間的だったかを連綿と・・・。 こ、こわかった〜!(><。昨日『とびきり不埒なロンドン史』を読んだばかりだから、住宅事情が悪かったことや、酒飲み・酔っ払いが多かった云々が背景にあった事情までよ〜くわかって、生活の様子などもリアルに想像してしまった。まぁ日本にだってこういう世界はある筈だけど、子供や女性に対する考え方が今と違うのが結構クる。
<目次> あなたは奥さんを叩きませんか?―ビクトリア朝の家庭内暴力 人間に対する犯罪―幼児虐待、暴行、性犯罪 危険な女たち―万引きに対して暴力で返礼された原告さまざま 児童犯罪―八歳の子供への、死の宣告、流刑、禁固 惨めな乞食たち―路上や矯正労働施設における悲惨な人生 法廷の明るい側面―ビクトリア朝の治安 ・・・・
●図書館本 『ドーム郡ものがたり(旧版)』(芝田勝茂) ≫新版 『倫敦千夜一夜』(ピーター・ブッシェル) 『英国史のティータイム』(森護) 『時計坂の家』(高楼方子) 『耽美小説・ゲイ文学ブックガイド』(柿沼瑛子 / 栗原 知代)
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