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2003年03月04日(火) ■ |
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The Haunting of Alaizabel Cray(Chris Wooding)読了 |
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●読了:The Haunting of Alaizabel Cray(Chris Wooding) 化物の巣、魔都ロンドンを舞台に、凄腕の化物ハンターThaniel少年と、記憶を失った美少女Alaizabel Crayが、謎のカルト集団と対決!真暗い霧の立ち込めるロンドンに未来はあるのか!?
ふざけているんではなく、本当にこういう話だった。和書でもよくある、近未来とかパラレル世界の大都市を舞台にした少年少女の冒険と戦いの話。ロンドンが舞台なので、ロンドンの地名や、ロングコートにシルクハットなど英国っぽい小道具が出てきたのは楽しかったけど、ストーリーはよくあるパターンだ。結局、最後まで予想通りの事しか起きなくて、黒幕も予想ど真ん中でガッカリ。 少年と少女がいれば当然、愛が生まれたりするわけだけど、テーマはあくまでホラー、化物退治の方。ThanielやAlaizabel Crayの感情はアッサリで、メインはカルト集団の本拠地を叩くために地下道を通って行く戦いや、仲間が次々死んでいく様子の細かい描写、ナイフで決闘など・・・そういう世界が延々と続く。設定は悪くないので終わりまで読めたけれど、終わってからちょっと腹が立ってしまった。結局、何が言いたかったの?(^^;
●図書館で6冊、別口で2冊ほど借りて来たので、今月の前半はそれを読もうかな。まず昔懐かしい童話『ハンカチの上の花畑』(安房直子)を読了(感想は明日)。その他・・・ 『庭に孔雀、裏には死体』(ドナ・アンドリューズ) 『ドリームバスター』(宮部みゆき) The Complete Brambly Hedge(Jill Barklem) ↑は『愛蔵版のばらの村のものがたり 全8話』の原書らしい。ベアトリクス・ポターと同系統の動物ものだけど、読んだ事がないので。字もけっこう多くて読み甲斐がありそうだ。
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