|
|
2003年02月26日(水) ■ |
|
The Haunting of Alaizabel Cray(Chris Wooding) @3/29章 |
|
●読書中:The Haunting of Alaizabel Cray(Chris Wooding)@3/29章 2001年にスマーティーズ賞の銀賞を受賞した作品。同じく2002年に金賞だったMortal Engines(Philip Reeve)がかなり面白かったので、これも・・・と期待していた。 パラレル世界のロンドンを舞台にした話らしい。ロンドンのテムズ川の南岸が「旧市街(Old Quarter)」と呼ばれる巨大なスラム街になっている、という設定。つまり表紙絵は、北の人間の街から、テムズ川の向こうの化物の街を見た図ということになる。そこは人間の世界ですらなく、Wych-kinという生きものが徘徊している都会のジャングル。 Wychがどういう生きものなのかいまいち分からないのだけど、とにかく凶暴で人を殺したりするらしい。キーキャラのThaniel Fox(17歳男、金髪碧眼でスレンダー)はWychを狩る(退治する)のが仕事。ある夜、Thanielがいつものように旧市街で獲物を追って、崩れかけた建物に入って行くと、ボロボロの服を着た自分と同じ歳くらいの女の子がいた。気を失った彼女を、自宅に連れて帰るThaniel。この娘の名前がタイトルにあるAlaizabel Crayなのだな。分類がホラーになっているので、この先どういう方向に話が進むか予想つかないけど、出だしはなかなか良い感じだ。Thanielがいい感じぃ〜。17歳ですでにハンター歴9年の実力者だ!
英語で超長文を読む為には、精読と速読の技術が両方必要、と思う。大事なのはそのバランス。私は大体どんな本でも、冒頭の10ページ位はしっかり辞書を引いて9割方理解できるように精読するのだけど、この本はそれがけっこう大変だった・・・冒頭10ページで60回以上辞書引いて、1章は2回読んでしまった(=1回では何が何だかわからなかった)。こういう嵐のように辞書を引く戦法は、絶っ対に電子辞書じゃないとやる気にならん。上みたいな内容の紹介が出来るのも、それ以降サクサク楽に読めてるのも、やっぱり最初の10ページがポイントというわけ!
|
|