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2002年10月25日(金) ■ |
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット 読了 |
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●読了:『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(J.K.ローリング) ああっ、おもしろかった!やっぱりこの巻は3巻までとは色が違う。新しいことが色々起きるし。全っ然話が終わらないで、気がかりなまま夏休みに突入というのも今までにはなかったと思う・・・。早く5巻が読みたいよ〜〜!! セドリックの死は、私は「最初からずっと決まっていたこと」という印象を持ったので、すぐに納得してしまったのだけど・・・やっぱり4巻をずーっと読んできてこの人のファンだった読者はショックだろうなぁ・・・。その時があまりにアッサリしすぎているので、かえって後から来るショックが大きいというか。 しかし・・・ドラコ・マルフォイ、おまえ弱すぎ!!クラッブとゴイルもダメじゃん!くらげの足を生やしてる場合じゃないでしょ!ドラコ〜、頼むから、敵になるならなるで、それなりにちゃんと強くなってよぉ!(涙)あ、いやでも、あのダメダメが愛というのはアリかも。
あ、ちなみにスフィンクスの謎かけ!(下420)原文は
'First think of the person who lives in disguise, Who deals in secret and tells naught but lies. Next,tell me what's always the last thing to mend, The middle of middle and end of end? And finally give me the sound often heard During the search for a hard-to-find word.
Now string them together, and answer me this, Which creature would you be unwilling to kiss?'
内容は上手く日本語に訳してあるけど、原文ではここは意味だけじゃなくて、キッチリ韻とリズムを踏んだ「詩」になっているのよね〜。そういう所まで日本語で表現するのは(これだけ沢山時間をかけて頑張って頑張って訳しても)やっぱり無理なのねぇ・・・。詩を訳すのは翻訳とはまた別のセンスが必要なんだろう。そして松岡さんはそういうセンスがない、と。
●The Merlin Conspiracy(Diana Wynne Jones) 2003.4.7発売 ¥2,769 【ハードカバー: 480 p ; サイズ(cm): Collins ; ISBN: 0007151411】 アマゾンUKに表紙が出ていたのでご紹介。 全く違う世界に住む2人のティーンエイジャーの一人称。ひとりめのArianrhod Hyde(愛称Roddy)が住む世界は魔法の世界で、彼女はCourt Wizards(アーサー王のマーリンのような魔法使い?)の娘。もう1人の主人公はNick Malloryと言って、こちらは私たちと同じような(少なくとも、始めは同じ)世界から始まると。2つの物語が影響し合いながらも、最後の最後まで完全に一つにはならない。
・・・とかなんとか。面白そうだけど・・・複雑そう?(^^;
●読書中:The Secret(Julie Garwood)@8章 やっぱりおもしろいなぁ。JG好きだーファンになりそうー(もうなってるー)! この本は、スコットランドを舞台にしていて、ケルトの伝統とか、人々の気風、結婚や妊娠出産などの習慣とか・・・そういう背景の中でのロマンス、というのが上手い。このストーリーをそのまま現代に持ってきたら、面白くも何ともない本になると思うな。
そうだ、あとJudithへの呼びかけが、話が進むに連れて変わっていくのが面白いと思った。はじめIainたちがイングランドに迎えに来たばかりの頃は'lass'(小娘、少女、女中)で、少し慣れてきたら'Judith'と名前を呼び捨て、やがてMaitlandで周りの信頼と尊敬を得るようになったら、誰からともなく自然に名前にLadyをつけて'Lady Judith'呼ぶようになった。わは、なるほどね〜。
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