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■ 氷のこころ
ふと、プッチーニのオペラが思い浮かんだ。
プッチーニの歌劇「トゥーランドット」 “誰も寝てはならぬ”が頭の中のBGM。 とっても有名な曲です。
えーと、あらすじを書きますと。
中国・北京。 この国の姫であるトゥーランドットは、冷徹で残酷で、所謂「氷のこころ」を持つ女性。
彼女に求婚した者は多かったのだけれど、3つの謎に答えられれなければ殺されてしまった。
んーで。 他国の皇子であるカラフって男が、トゥーランドットに一目惚れ。 「彼女のこころを自分が溶かしたい」と決意して、彼女に求婚。
なんと3つの謎に答えて正解しちゃうんだけど、頑なな姫は納得いかない様子。 そこでカラフは賭けにでるわけです。
「夜明けまでに自分の名前を当てることが出来たら、(殺すなり何なり)好きにするがいい。 けれど当てられなかったら、約束どおり夫に迎えるのだ」と。
姫は国中の者に「徹夜で彼の名前を調べよ」と厳命。
調査が続く中、夜更けに人気のない広場でカラフが歌う・・・のが、“誰も寝てはならぬ”ね。 テノールの貫くような力強い歌声が魅力。
歌詞は、うーん。日本語訳を一部抜粋で。
『姫よ、あなたも眠れずに、冷たい部屋の中で星を眺めているのだろう。
私の秘密は、この胸の中にある。 私の名前は誰にもわかるまい。 けれど貴女の口元に告げてあげよう。
朝の光が輝くころ。
そして私の口づけが、沈黙を破り、姫は私のものとなるのだ』
なかなかロマンチック(何
まぁ結局、お話はハッピーエンドとなるわけです。
思い浮かんだのは、大事なお話をしてる時。 何考えてんだ、って怒られそうですが。 ホント何を想像してんだ自分。
この歌劇では男性が女性を、って設定なんだけど。
氷のこころが溶ける感覚ってどんなモノだったんだろうな、なんて。
じわじわと解される感じなのかな。 それとも、パリンと氷が割れるような感じなのかな。
曇り空が晴れ渡るような、清々しい気持ち?
溶かす側の気分はどうなんだろう。 自信に溢れていたりするのかな。
この歌劇ほど極端ではないけれど、私も似たような経験をしたことはある。 例えば自分のトラウマが解ける感覚も、相手のトラウマを解いたかな?って感覚も。
でも、毎回微妙に違う感覚だから。
モノがトラウマとは限らないし。 人の気持ちがいつ凍りつくか、溶けるか、中身も度合いもホントに様々だから。
不意に自覚した瞬間の貴方は何を感じて、 今こうして私に向き合ってる貴方は何を感じて、 これから何を感じるのか。
なぁんて、やたらと偉そうなことを考えていました。
誰かを好くっていうのは、何故こうも余裕を消耗するものか。
視野狭窄になるし、狭いわりには何かもぅ周りの世界も全然違うような気にもなっちゃうし。
自分に投影して考えたり、過去のことを思い出したり、いろいろ思い馳せる時間。
真摯な貴方をついつい茶化したくなるのはどうしてかな、とも考えた。 でも貴方が私を怒らせたくなるのと同じような仕組みなんだろうな。
何かアレだ、余計なこと&失礼なこと考えるなヨ、って思った自分で(滅
ともあれ、レアなお姿を拝見しちゃった。
ふふふのふv
まだまだこれから。
2004年10月04日(月)
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