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みんみん



 訓練中

朝。
仕事先で袖触れ合っている方とちらりとお話しする。
小さく盛り上がり、ちょっとうれしくなる。

夕方。
仕事が終わって、久しぶりの友人と話す。
それもまた楽しい。



留守中に上の弟から荷物が届いていたので、お礼の電話をする。
一通り義妹にお礼を言うと、「ちょっと待ってくださいね」と甥が出た。
しんかんせんにのってねずみーらんど(と、聞こえるのである)にいった、というようなことをエンドレスで言っていた。それでこちらも「会話」すべく、そう、○○だったの? ふーん、△△はどうだった? などと合いの手を入れつつ、質問してみたりするのだが、それに対する答えは、「しんかんせんにのってねずみーらんどにいった」と述べる時の彼の口調に比べると、消極的である。甥の、自分の述べるべき事柄を人に伝える訓練に付き合っているのだろうと思った。
ここで、一般に大人の間でかわされている(正確には、しかるべき、というべきか。エンドレスで自分の話しかしない大人というのも多々存在するので。自戒をこめて)会話のありようを要求しすぎてはいけないのだろうという気はする。たぶん。
といって、ただこちらも相づちを打てばいいというわけでもないだろうけれども。

2004年11月22日(月)
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