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■ 草
せりなずなごぎょうはこべらほとけのざ すずなすずしろはるのななくさ
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牛や馬は、草だけ食べて、あんなに大きな身体で、あんなに大きな力を出して、いったいどういう身体のつくりになっているのだろうか。 それとも雑食の人間には想像もつかないくらい大量の草を食べてエネルギーを得るのだろうか。
久しぶりに圧力鍋を出し、豚の角煮をつくる。豚バラと一緒に大根も煮る。 圧力鍋を使うと短時間で柔らかくなって感動する。本当に魔法をかけたみたいだ。 傍らで粥を炊く。七草を刻んで入れる。 朝、食べるものだろうけれど、夜に食べる。 それから小松菜を茹でる。
「んー、なんというか、草むしりみたいな味だね」 七草粥は前にも出したことがあるのだが。まあ言わんとしていることはわかるよ。 「何が特に『草むしり』なんだろうか」 えー、そりゃあ、なずなとかまさに草やろ。はこべはうさぎの食べる草だし。 「まあ、すごくおいしいというものではないね。ちょっとだけ食べればいいってかんじ」 もともと君は青っぽいものがあんまり好きじゃないからね。 「ごちそうさま」 小松菜もちょっと食べなさい。 (言われてようやく、一切れだけちょっとつまんで、角煮の汁につけて食べている。)
ちなみに猫は、本来、肉食であるらしい。
2003年01月07日(火)
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