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■ 歯医者
「行かなくてはいけないのだけれど遠ざかって(遠ざけて)いる場所」として、かなり高いランキングに位置づけられるのではないか。 少なくともお医者さんの中ではナンバーワンかも。 というわけで懸案事項の歯医者さんに行った。もう行ってきたから「行った」と自慢気に書く(初回の敷居が高いのねたぶん)。
Kさんが受付事務をしていて、しかも腕がいいらしいので(同業者が治療に来るくらい)、予約を入れてもらい、えいやっと心して行く。 Kさんとはもともとお店のスタッフと客という形で知り合ったのだが、なんだかうまがあったというか(おかしいと思う部分とかツッコミどころが似ているというか)、彼女がそのお店をやめてから個人的におつきあいをするようになったのだった。 歯医者さんでの彼女は、制服を着て、お仕事モードで働いていたのだけど、個人的な友人となった今では、患者、すなわち客の立場になるのが妙に照れくさく、ちょっとおかしかった。 またこれがKさんは美人なので、ペールグリーンのウエアにネイビーのカーディガンなんか羽織っていると(それが制服ですな)お人形さんみたいなんだなー。先生の腕は何より肝腎としても、スタッフにひかれて来るおっちゃんも絶対にいると見た。 ふだんの出で立ちはコンサバティブというより、むしろちょっとだけパンクなんだけどね。
今はパラッパラッパーですっかり有名になってしまった松浦雅也(昔、PSY・S〈サイズ〉というバンドをやっていた)が、「人間は後天的な部分で盛り上がってはいけない」云々と言っていた。その時私は高校生くらいで、音楽やいろいろの趣味が合う友達は周りにすごく少なかったので、えー趣味で盛り上がってはいけないんかい、と思った記憶があるのだが、今は、なるほどと思う。
歯医者さんではレントゲンをとってもらい、初めて自分の歯の全容を知る。 奥の2本は上下左右計8本とも治療済み、親知らずは歯茎に埋まっている。上の2本はかろうじて垂直方向に埋まっているが、下の2本は生えている歯と直角方向に埋まっている。親知らずはどれも存在の気配すら感じさせないが、もしハーさんの気が変わって「やっぱり出てみますわ」となったらけっこう面倒そうだ。少なくとも下の2本は出られないのだから、間違いなく腫れるだろう。まあしかし生えずに終わる人もあるだろうから、そうなった時に考えよう。 今日の治療は、数年前に取れた奥歯の詰め物の修復。私が罹った虫歯の中ではいちばん根が深い歯なので、治療中も神経に触れるというか、なんともいえない独特の痛みが・・・とこういうことを書くといよいよりー氏は歯医者から遠ざかっていきそうだ。 それにしても歯医者さんって大工さんみたい。っていうか外科手術がそもそもそうなのか。削られていると自分がまるで機械になったかのような気になる。美容整形なんて最たるものだろう。トンカントンカン。 次回は詰め物の欠けを修復予定。
2002年11月27日(水)
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