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■ こくごのじかん
夕方実家に行くと、「のいの部屋」が出来ていた。れいのサンルームだ。 うへー。いざ間近で見ると大きい。まるで能舞台のよう(それは言いすぎ)。 「人ひとり住めそうな感じがするね」と祖母。まったくそうだ。まだガラスがはまっていないから、中に入ることは出来ないが、存在感は充分に伝わる。 ずいぶん早くサンタさんもいらっしゃったものだ。のい子さん(注・オス)はわかっているのかしらん。
そのサンタさん(仮)がしたおならの音に驚くのい。 なんだなんだっ? と、「ぎょっ」という擬態語そのものの振る舞い。
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戸棚のなかに何かが入っていた。デパートの包装紙にくるまれている。 「これ何よ」と、父が言って、開けてみると、中からお菓子が出てきた。 「餅か?」 生菓子(なまがし)じゃない? お祝いか何かの。 「ながましか」
「さざんか(山茶花)」は昔「さんざか」と発音していた。 # 漢字で書いたら名残がみえる。 「あたら(新)しい」は「あらた(新た)しい」が転じたもの。 言葉は発音しやすいように変化することがある。 今は「ふんいき(雰囲気)」を「ふいんき」と書いたり言ったりする人もある。そして富山では「ながまし」という。 私など(の年代で)は、「なまがし」ね、と思ってしまう。行事のお菓子としての「生菓子(なまがし/ながまし)」が身近でない証拠だ。
家庭教師へ。 いつも英語と数学を1時間ずつやっているのだが、期末試験を前に、国語でわからないところがあるというので、プリントを見せてもらう。万葉集・古今和歌集・新古今和歌集の違いについて、五七調だの、長歌だの、反歌だの、これはまたえらく丁寧だ。というか細かい。 田舎の小さな中学校に通っていた私は、こんなことまで教えてもらった記憶はないなあ、と思うのだが、忘れているだけかもしれない。いま教えている子の行っている中学校は、わりと大きな学校なので、レベルも高めに設定してあるのか。 帰宅してからりー氏に憤慨しつつあきれつつ報告する。 係り結びの法則って、たしかに中学3年の国語の時間に聞いた覚えはあるけど、そんな重要な扱いではなかったと思うなあ。 「・・・係り結びの法則ってなに?」 ほんとだ。そもそもそうだよ。 だけどそんなことはたぶん教えてはいないだろう。 そういうもんだ、といって教わる。
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夜、2日目のカレーは、さすがにりー氏も思うところあったか、ようやく普通の粘度になっていた。りんごを半個すりおろして入れたら甘くなったとやや不満げな様子。ならばカレー粉(ルーではない)を入れたら? と提案する。 「それでも甘いな」というけれど、普通、味見して量を加減しながら入れないかい? 炊きたてのごはんと共に。
2002年11月26日(火)
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