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みんみん



 寒い日

母の横浜土産の豚まん。
賞味期限は明日までだったので、夜、ふかして食べた。
ふかしているうちにもともと大きかったまんじゅうがさらに巨大になり、蒸し器がたった3個の豚まんに占拠された。具には百合根も入っていた。しゃきしゃき。

今日はのいを迎えに/送って行き、写真の現像を取りに行った以外、まったく行動的でなかった。イカンナー。
寒いとだめですな(天気のせいにするな)。

フィルムは2本現像に出したのだけど、1本はなぜか未露光だった。まあ何を撮ったのかも記憶になかったのだ。
もう1本は、猫写真+長崎で撮った仕事関係の写真。仕事関係の方は至近距離すぎたのか皆どれもピンぼけで(デジカメで撮ったものがあるからよしとするか)、結果的に猫の写真ばっかりになってしまった。といってもどれも遠くから撮ったものだから、猫じたいは小さい。のいを写したのが2枚くらいあるが、これはピンぼけだし。
猫写真はどんなかというと、片町@金沢の裏通りの黒い子猫と、七尾の茶トラ猫と、近所の猫一家の。

Kさん夫妻から石垣島の本が届く。本格的。
ありがとうございます。

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朝、のいを迎えに行く。
獣医さんの診察室で待っていたら、奥の方からにゃおうん、にゃおうん、という声が聞こえた。他にいるのは子猫ばかりのようだから、たぶんのいの鳴き声だろう。

朝早い時間なのに小さな猫が何匹も見えるのは、入院しているのだろうか、それとも行き場がないのだろうか、と気になってしまう。どちらも辛い話だ。

エリザベスカラーをつけたら、キャリーの中では身動きがとれそうもない。というわけで昨日、大きな洗濯ネットを買ってあったのだが、のいはキャリーの中の方がいいらしかったので、そのままネットは使わず、来たときと同様の状態で、何もつけずに帰る。
車中からHに電話。着信履歴もあった。今○○(=ローカル地名)のあたり、もうすぐ着くからお迎え頼むね、と伝える。帰宅するとHが玄関の外に出ていた。
まずのいを家の中に入れ、エリザベスカラーを付けてやる。
へんなものは首の回りについているし、腰の辺りはたぶん変だし、昨日全身麻酔で手術をしたばかりだし(たとえば人間の場合ならとんでもないことだ)、歩き方ときたらひょこひょこだ。

ダイニングにて、そうだ、約束だったねえ、と、カステラを小さくちぎってやる。
おつかれさん。

しばらくうろうろして、まず、トイレに入って、砂を掘りまくり、おしっこ。これがまあ、びっくりするような量で、トイレの砂が巨大な塊になる。よっぽどがまんしとったんやねー、と驚く。
またしばらくうろうろして(とにかく落ち着きがない)、今度は排便(お食事中のかたすみません)。大か小か、今、どっちをものしているかは、見ただけでわかる(身体の動きで)。
祖母曰く、猫はトイレの最中に見られるのをいやがるもんだけど、のいは全然平気だねえ、と。人間と目が合ってもいっこう平気で目的を遂行している。ごはんの最中に話しかけられてもあまり気にしないようだ。だから、どう考えても神経質な猫じゃないね、と思っていたのだが、さすがに今回の一件は難儀だったか。
ここは自分のテリトリーだ、と、まるでいちいち確認するかのように、家のあちらこちらをまずは徘徊していた。エリザベスカラーのおかげで、視界は限られるし、通れない場所もあったりするしで、さんざんだけれど。患部を舐めないように注意して(少なくとも2、3日経って傷口が固まるまでは)たまにははずしてやってもよいだろう。

一段落したところで祖母が、ちょうどふかし上がったばかりのさつまいもを出してくれる。なんだか子供の頃を思い出すようで懐かしい。みんなで食べる。のいはその間2階の窓辺で、すずめを観察していたらしい。すずめ大好き。

たくさんふかしたおいもをもらって帰る。

出張中の母が、実家に電話し、少しはおとなしくなったかと尋ねたところ、誰か知らないが(父かHですかね)やさしい声で鳴くようになった、と言っているらしいのですが、そんなわかりやすく変化するもんかね・・・

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たとえば病気で卵巣を摘出した女性があったとして、その人を「女でない」という風には思わない。
あるいは病気で精巣を摘出しても、変わらず男性であると認識していくでしょう。
のいもオス猫でしょう。獣医さんでは「♂に斜線(/)を重ねたマーク」で去勢済みを認識されているようです。
では同性愛者である男性が精巣を摘出したとしたら、その人をどう認知するのか。これは女性だと認識するのだろうな。
性を決定するのは染色体だけど、人間は望めば自分で性を決められるということか。
sexはgenderに対しどこまで強制力を持つのか/持たないのかということを考えたり。

2002年11月08日(金)
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