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■ 福岡行き
午前中、のいを獣医さんに連れていく。 その顛末はりー氏の日記をご参照ください。
よく晴れた空。お昼すぎの飛行機で福岡へ。 空港で叔母宅へのおみやげを買う。ますのすし、ぶりのすし、音川の千枚漬としば漬けふうのもの、ほたるいかの薫製、フェルヴェールのショートブレッド。
どこかへ行くのは楽しいはずなのに、晴れた富山の空を旋回しているとき、なぜだか憂鬱な気持におそわれる。 上空から家をさがす。いま、家にあるはずのジムニーが見えた、ような、気がした。
まもなく左手に鳥取砂丘がご覧になれます、とアナウンスで言われるも、私は日本海側・右手の座席なので、ひたすら海と雲ばかりを見ている。うとうとする。 しばらくして雲の中に入ってしまった。出るやいなや、雨が降る灰色の空があった。 福岡は雨だった。どういうわけか、ほっとする。富山とおなじ日本海側のまちなんだなと再認識する。見知っている場所のような気がした。 埋め立てた海が見える。「福岡」の(博多ではなく)まちなかで育ったIさんは、海といえば埋め立てられたコンクリートの向こうに見えるそれを思い出すと言っていた。上空からこんな感じなんだろうかと見る。
地下鉄で天神まで。 丸善に入る。1Fの文具店でポストカードを何枚か買う。ここは何年か前の夏に初めて入って、とても気に入ったお店だ。それから階上の丸善へ。 とにかく、猫切れしている感じがあって、動物に関する本のコーナーへ足が向かってしまう。かなりあほである。 猫切れ、といったって、さっきまでのいと一緒にいたわけだが、昨日からの一件でひたすら心配でならなかったので(そのくせ一緒に居続けることもできないことがさみしくかなしくて)、猫に対するボルテージがめちゃくちゃ上がっているのだ。いいんだ、私は猫が好きなんだ。 と開き直って、今度は、文庫本コーナーへと移る。旅のあいだの友になってくれる猫本をさがす。なにも、旅に来てまで本を買わなくても、と思うのだけれど。
西鉄で筑紫駅まで。叔母が迎えに来てくれる。 叔母は先だって久々に帰省していたので会っていたが、CちゃんとY君(いとこ)は久しぶりである。ジュリ(犬・メス・10歳)にもごあいさつ。 さむいのでジュリも部屋の中に入ったりしている。声を掛けながら撫でる。動物が家の中にいる気配というのは、いいものだ。ジュリはとってもおとなしい。のいとは大違いである。 性差(ジェンダーではもちろんないですな。生物学的な)というのは動物の性格に関係するのだろうか。 10時過ぎ、叔父が帰宅。
2002年10月31日(木)
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