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■ 秋の夜
またちょっと暑い日中。 でも日の傾くのは早くなった。
夜、オーバードホールへ、桐朋学園オーケストラ&桐朋アカデミー・オーケストラ合同特別演奏会を聴きに行く。 指揮は秋山和慶、ピアノは野島稔。プログラムはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番と、同じくチャイコフスキーの交響曲第4番。 先年、桐朋学園の大学院とオーケストラ・アカデミーが出来た縁で(これに関して地元ではいろいろあったんですけれども、いろいろなタイプの演奏が楽しめるのはいいよなあと呑気に思ったりもして)、富山市では年に数回定期的な演奏会が開かれている。学生の勉強の成果を披露する場でもあるだろう。市民プラザでやった室内楽の回(ピアニストの藤井一興が目当て)を聴きに行って以来。 それより前にも、学内で催された無料のコンサートに行ったことがある。打楽器のコンサートで、非常に面白かった。マリンバ以外のパーカッションのコンサートを聴く機会なんて、そうはない。
チケットは全席自由で、開演前に当日券売場で1枚買って入った。まあまあ人は入っていた(満席ではない)。 今回の目当ては野島稔。初めて生演奏を聴く。 チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、多分誰でも聴いたことはあるだろうというくらいに有名な曲だが、ピアノは、むやみにわんわんいってなくて、どちらかというと抑え気味な感じの演奏だった。特に出だしの和音のところなど、ちっとも仰々しくなくて、むしろちょっと硬い気すらする。でも味気ないというのではなくて、ほんっとにきれいな音だった(指がよく動くとかそういうのはいまさら言うまい)。さらっと弾いているのにハネとトメ(は、わかるとしても)とハライがちゃんと出来ているような(「永」の字ですな)演奏。 # まるで本当に筆(=指)を止めているように見えた時があった。>タッチ きれいな音でした。 いつかどこかでぜひ単独演奏を聴いてみたい。
コンサート、*一応*りー氏にも誘ってみた。 いや「野島稔が富山に来るの? げっ!」っていうような人でさー。 「『げっ』って何? やなわけ? どういう意味よ」 やなんじゃなくて、「野島稔が来るってまじかよー!うえー!」っていうようなかんじ。 「じゃ『げっ』じゃなくて『うっへー!』だな」 あ、そうそうそれだ。うっへー! # でも基本的にりー氏はこの手のものはあんまり興味がないので、結局1人で行く。
ばたばたと出てきたので知り合いには会わなかったけれど、オーケストラのメンバーとして、知り合いの妹さんと思しき方が出演されていたようだ。たぶんそうだろう。
終演後、しばらくあって、りー氏に迎えに来てもらう。みずはた(酒店)さんで少し買い物をして、帰宅する。 メールの返事が届く。メーリングリストで吉増剛造ポエトリーリーディングの案内が廻ってきたので、チケットを頼んでいた、その返事である。実は今日チラシをもらってきてもみたのだが、どうも自主企画らしい。奇特なことだ。 チケットを3枚お願いします、といったら、何だかすごく感謝されたようだ。んー、売れてないのか?(さもありなんだけど・・・)
2002年09月10日(火)
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