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■ 9月の朝
のいは窓際から外を見るのが好きだ。私はその後ろ姿や横顔が好きだから、こっそり撮ってみる。
小さなヤモリを発見して、朝から障子をべろりと破いてしまう。あああ。
桃をひとつ食べてりー氏は、護国神社ののみの市(毎月第1日曜日開催)に出かけていった。
昼過ぎに私も自宅へ帰ることにする。 帰るね、と言ったら、祖母がおこづかいをくれた。 ばあちゃんのおこづかいが減るのに。でも、楽しかったんよ、ごはんおいしかった、と、大したものも作っていないのにとても喜んでくれる。 祖母のうれしい気持が形になっているのなら、受け取らないわけにはいかないだろう。そしてそのお金は、使うことなど出来ないのだ。 他にもある。いつまでも手をつけられずにポチ袋の中に入ったままのお金、図書券。
のいが実家に行っていちばん喜んでいるのは、やっぱり、祖母なのかも知れない(これは後で下の弟とも話したことだ)。
いったん帰宅し、nuit cafeとチェリオをはしご。 瀬川書店で「すまいの手帖 台所」(別冊暮しの手帖、暮しの手帖社)を購入。 いま、毎号必ず買っている一般雑誌はないけれど、もし定期購読するとしたら、「暮しの手帖」か「きょうの料理」がいいな。
かき氷にはぴったりな日和だから、りー氏を誘って出かけようと2回電話するも、公衆圏外でつながらない。 バイクがなかった。たぶんまた山の方に行っているのだ。
さっきのいといたばかりなのにまた猫に会いたくなって、この間りー氏と歩いていて猫と遭遇した雑居ビルの前を、今度は車で通り過ぎてみる。 黒い猫がいた。 車を止める場所がない。ゆっくりと通り過ぎる。
日暮れ時になってもりー氏は帰ってこない。 さて、と思った頃にドドドドドとバイクの戻る音がした。 このところ、出かける時にりー氏は、いちいち行き先を告げないで出かけるのだが(ということに既に耐えられない人もあるかも知れないが、黙って出かけていくというわけではないからいいかと思っている)、しかし今日はちょっと気になった。ひとりで出かけたとしても遅くなることはないから、心配しないでいるのだ。でも今日は電話が通じない(しかも2回かけた)。 こんな場合、どうせりー氏のことだから人気のないところを探検しているに違いない。もしかしたらくまにやられているかもしれない(屈強さを誇るタイプではない>りー氏)。崖に足を滑らせているかもしれない(私の方が田舎の子だ)。
携帯が通じないようなところへ行く時は、どこへ行くかくらい言ってよー、万が一ということはないとは限らないんだから。 「・・・その通り」 子供の時に言われんかった? 出かける時は「誰それのところへ行ってきます」って言って行きなさいって。 「言われたような気もする」
H(下の弟)と電話。近況と今後のことなど。
(きょうだいの)下の人(=弟あるいは妹)は、上の人(=兄あるいは姉)が自分で想像するよりもずっと、上の人の言葉を気にしているものなんだよ、とかつて母(4人きょうだいの3番目、きょうだい構成は兄・姉・本人・弟)は言った。
2002年09月01日(日)
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