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■ 実家にて
朝。 は、もちろん、のいの気配で目が覚める。 家にいた時そうだったように、早起きして遊ぶ。 父はいちばん早く起きて、畑に行った。母が起き、祖母が起き、りー氏が起き、その都度のいは、階段や部屋の前に飛んでいく。
りー氏は8時少し前に出発。車にて。ぶいーん。
仏壇を修理(と洗い)に出すので、お寺さんが供養に来て下さる。
母と一緒に動物病院へ。ワクチン2回目と検査などのため。実家に来てからは初めての病院行き(ならびにお出かけ)である。 キャリーにはすんなり入ったが、車の中では落ち着かないらしく、約30分の間、強く太い声で泣き続ける。私は狂ったように暴れるのいを知っているが、母は知らない。今までこんな声は聞いたことがないと不憫がる。 病院はお盆も休まず開いていて、しかも幸いなことに私たちが到着した時には他に誰もいなかったので、すぐに診察していただく。最初の頃はすんなりケージから診療台に出ていたのに、最近はちょっと知恵がついたのか、先生に抵抗するそぶりを見せる。 体重は2.1kg。中ねこさんは、診察の合間をぬってお部屋の偵察にいそしむ。
「興奮すると鼻も赤っぽくなるんやな」 昨日みんなでバーベキューしている時、りー氏がのいの肉色の鼻を見て言った。 そういえば車中でも赤っぽいピンク色だった。平常時はずっとずっと薄い。
いったん帰宅して、母と再び街中に出かける。 まずは腹ごしらえ。久しぶりにチェリオへ。母はホットサンドのセット、私はトーストセット、それから2人で名物のあんみつをつつく。チェリオのあんみつは、あんこにピーナツが入っているのが特徴。食べている間にりー氏より電話。 商品券があるとのことでデパートに行く。バーゲンというにはスカスカ気味な棚と、いち早い秋色のディスプレイ。さまざまな茶色を目にした。 結局ピンと来るものはなく、冷やかしただけで外に出る。
私だけ街に残って、友達と待ち合わせる。 その前に少し買い物。
実家の近くに出来た雑貨屋+家具屋+カフェに行く。 このお店がなんというか微妙にちぐはぐな感じ。ひとつひとつの要素(建物・インテリア・商品・メニュー・スタッフ)それそのものはあり得そうだけれど、それらが集結すると・・・あれれと思う。 あんなロケーションで人は来るんだろうか、と思うけれど、実家の近くというのは利点だろう。 いつもの調子でわりに(いや、かなり)大事な話をする。
実家まで送ってもらってのいとご対面。彼女はこれで2度目。 茹でたてのとうもろこしと枝豆を食べながら。
父がお通夜に行ったので、一足先に祖母と母と2人で夕食。夏野菜を中心にした煮物、牛肉のステーキ少し(ポン酢をかけて)、豆腐のサラダ、ポテトサラダ(朝の残り)などを食べる。妙な落ち着き。 のいも傍らで晩ごはん。
母の予想時刻ぴったりに父が帰ってくる。 亡くなったのは父の同期入社の人(年齢は1つ上)。59歳。仕事の上でも関わりが深い人だったらしく、口惜しい様子。仕事がやりにくくなる、とも言う。 死因は心不全。新聞には喪主としてご子息の名があった。たぶん私とそう変わらない年の人だろう。 そういえば昨日のバーベキューの時に、父の父であるところの祖父の話をした。若くして急逝したので、当時0歳だった叔父は記憶にない。りー母さんの兄弟も同じだ(父親が若くして急死)。 今までいた人がいなくなる。その暗闇を私はまだ*本当には*知らないのかも知れない。人の死を知らないわけではない。出来れば知りたくはない。でもそういうわけにもいかないだろう。でも知りたくない。(以下エンドレス) 死ぬのもこわいのだ。
妙な方向に話が。
ワクチンのせいでのいはとろんとしている。ジャンプもしないし夜の大運動会もなかった。額に触ってみると熱い。そして鼻は赤い。
2002年08月17日(土)
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