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■ ある閉店
午後は実家で叔父一家とバーベキューの予定。それからお墓参りも。 その前に久しぶりの掃除をやっつける。分担ははっきり決っている。畳の間2間(居間ならびに寝室)と縁側はりー氏。その他(書斎、キッチン、廊下、トイレ、洗面所、玄関)は私。 # 浴室はシャワーするついでに。 掃除するためにはそこらへんに散らばっているものを片さなくてはいけない。掃除の後は出ている物が少なくなる。そんな単純なことでまず快適度は増すのだった。 ついでに洗濯機も2回まわす。
今夜は実家に泊るが、明朝りー氏は車で神戸(尼崎)に行く予定になっている。それで別々の車で出かける。りー氏は一足先に出かけた。
りー氏より携帯に電話。 「林屋閉店」 えー!まじ? 林屋といえば、京都のガイドブックには必ず載っている有名な日本茶の専門店だが、もともとは金沢のお店らしく、その縁か、富山にも支店がある。以前は富山市の中心商店街である中央通りにお店があり、1階が小売店舗、2階が喫茶室(「緑」という名前)、3階が教室(茶道・華道)だった。喫茶室ではもちろんお抹茶のほか、世界のお茶、それからお茶を使ったさまざまなデザートや軽食類をいただくことができた。京都の林屋には行ったことがないけれど、(雑誌などで見る限り)あそこまでバラエティに富んではいないとしても、そこそこのメニューは揃っていたと思う。 私が大好きだったのは抹茶ソフトクリーム。高校生の時もたまに食べに行っていたし(17時で閉店なのが難点)、上京してからも帰省するたびに必ず食べに行っていた。帰省中殆ど毎日行っていたこともある(電車に乗って)。それほどまでに私をひきつけた抹茶ソフトは、抹茶そのものの味と香りがした。ミルクっぽくない、甘ったるくない味。ハーゲンダッツの抹茶味をもっとシャキッとさせたような味。 ちなみに紅茶ソフトというのもあって、これもなかなかにおいしかった。ミックスも出来るので時々はお願いしていたが、半分ずつのストライプを舐めながら、おいしい、けどやっぱりもっと抹茶が食べたいぞ、とその特別な味を再認識したものだ(紅茶もおいしかったんだけれど)。 お店の女性(年配の人)もすっきりした感じの人で、抹茶ソフトの渋みに重なって見えた。
過去形で書いてきたのは、喫茶室は既に無いからである。ある時、林屋富山店は3階建てのお店を閉め、中央通りから同じく中心商店街であるところの総曲輪(そうがわ)通りへと引っ越してきた。と同時に、喫茶室(といろいろの教室)は無くなってしまったのだった。
それでもしばらくは、金沢のお店で抹茶ソフトを食べていたのだった。 けれどどういうわけかある日林屋の抹茶ソフトは味が変ってしまった。ミルクっぽい味の、ふつーのお茶屋さんと同じ味の抹茶ソフトになってしまった。
それでも林屋富山店へは、鳩居堂の文具を買いに行ったりして、たまに利用はしていたのだった(お店のお姉さんと挨拶を交わすくらいには)。 閉店は9月末だという。
今思い出しだのだが、りー両親が私の実家に挨拶に来てくれた時に出したお茶は、林屋のものだった。結納の時の桜湯もそうだと思う。ということは結婚式の日の桜湯もそうかも知れない。 そういうお店だった。
途中、お花を買い、私は予定より遅く実家に到着(先に到着のりー氏は、もちろん、のいと遊んでいる)。すぐにお墓参りに行く。
バーベキュー。 の最中、Sちゃんが車でやってくる。運転の練習。 ピーナツ最中と、のいには猫缶を頂戴する。そして遊んでもらう。ありがとう。 帰りの道筋をみんなしてレクチュアする(うるさい。笑)。
叔父一家にも遊んでもらい、大満足ののい。
−−以上、実家にて−−
2002年08月16日(金)
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