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■ 草
蓬や茅の生えた家は、〈(かつては知らず今は)荒れ果てたあばら屋〉ということになっている。 蓬や茅は生えていないかも知れないが、私たちの家の周りは、雑草でぼうぼうだ。草むしりが嫌なのではなくて、家族(猫じゃない方)がむしるなというのである。荒れた感じがいいのだと。 ・・・わからんでもないけどさー。わびだのさびだのいうのとはわけがちがうよなー。 夏草はいよいよ盛んに繁っている。
夏休みにはいつも小説を読みたくなった。夏の読書というと、エアコンもつけないで、ベッドに寝そべって、あつー、と思いながら、『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』を読んだ大学2年の夏を思い出す。瀬戸内晴美描く伊藤野枝のむんむんする若さと、暑苦しい気候とを、どこか重ねていた。午前中せっせと読んで、午後からは集中講義に出ていた夏。 面白い小説って読み出すととまらなくなるから無意識のうちに控えているのかも。
そしてまだ夏は来ないようだ。 (気候の上でも、仕事の上でも。)
梨はもう実をつけていた。小さくて固いながらも。 金沢の蓮もそろそろ花の頃だ。月曜日に行ったときには、ひとつふたつみっつくらい、蕾がみえた。明日(も、行く予定である)はどの程度咲いているだろうか。
しゃぼん玉セットを買ってみた。まだ、試してはいない。
2002年07月17日(水)
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