先週の週末、久しぶりに歯医者のジィちゃんから会社に電話があった。
たいてい私が電話を取るのだが、運悪く(?)経理兄がとった。
「え?へ?あの、えっと、Helenですか?」不審そうな応答をしている。
経理兄:「歯医者の○田さんから。」
いつもかかってくる相手やから、すぐわかるやろ?勿体つけてないで、早よ電話まわしたらんかいっ!内心、舌打ちしつつ電話をかわる。
じぃちゃんの話しは、「缶ピースが欲しい。」そうだ。 今まで購入していた医院の近くのタバコ屋がこのたび区画整理で、道幅を広げるために立ち退きになった。 缶ピースなんてレアもの今では百貨店ぐらいにしか置いてないだろう。 百貨店まで行くのはちょっと遠いな。
「どこぞ、売ってるところを知らないか?」ということだが、
禁煙して久しい私はわかりかねる。 ネットで検索してみようか・・・。
とりあえず、会社の喫煙者に聞いてみた。 会社の近くのタバコ屋で取り寄せて貰えるらしい。。
2缶で1,400円。高いのか安いのか・・・。1缶50本入りなので、妥当なところか。。。
缶ピースを持ってひさしぶりに歯科医院によった。
「まぁ、ちょっと休んでいき。」
途中でチョコレイトをよばれつつ(歯医者のわなか。(笑))話し込むこと1時間。 実は、このあと接骨整体院に寄って肩こりの治療をして貰わねばならない。 実家にも寄ることになっている。
歯医者のジィちゃんに尋ねる。
私:「先生、次の患者さんは何時に来はるの?」
ジ:「あぁ、わしはもうすぐ帰る。」
先生はもう歳なので、予約少数の患者しかみない。
患者さんの来院をきっかけにおいとまする計画は頓挫した。
それから、また1時間。
政治のこと、経済のこと、哲学のこと、食べ物のこと・・・お話しは続く・・・。
(−−; 楽しいけれど、早よ、帰してくれ〜。
合間に、2度ほど「わし、タバコのお金はらったか〜?」
2度ほど、「最初に貰ったよ、だいじょうぶ。」応える。
涼しくなったら、車で美味しいモンをどこか遠方に食べに行く約束をした。 通院歴は長いがプライベートで食事に行くような、そんな約束は初めてだな。 先生の奥さんは、胃ガンを何度も切ったので、もうそんなに持たないだろう。
私には、私が産まれる遙か前に亡くなっていたため両方の祖父の思い出が無い。 きわどく片方の祖母の思い出があるだけだ。
子供の全員が東京にいて、いづれ東京に引き取られて行ってしまう歯医者のジィちゃんには、今のうちに出来うる限りのすべてのことをしてあげたい!と常々考えております。
さて、その日の夕方、経理兄が語ったところにより、電話応対時の不審そうな応答の謎がとけた。
経理兄はさも、オオゴトのように「あのな〜、歯医者の先生なー、Helenの名字が出てきぃひんで、“あの〜あの〜、いつもの女のヒト!”と言わはってん。」囁いてくれた。(笑)
名前のど忘れぐらい誰だってあるわいや。
そんな些細なことをさも老人ボケのようにたいそうに言いやがって!と内心腹が立った。 まぁ、多少呆けはあるが、そんなことで馬鹿にしたクチを聞いて欲しくはないな。
でもま、この人の(経理兄)人間性の底の浅さは、わずか3cmくらいなので、勘弁しといたろ。
歯医者のジィちゃんのは、古井戸ぐらい深いので所詮、勝負になりませぬわ。 Ψ(-◇−)Ψオッ〜〜ホッホッホッ〜
この頃の経理兄、仕事中にネットオークションを閲覧し、「よっしゃ♪よっしゃ♪」と非常にうるさい。
そして、3日とあけず、落札されたフィギュアが代引きで送られてくる。
36歳、性格がとても幼稚で女性的なのでフラれること数十回。持てないクン歴を更新していたが、数年前、バツ一の今のお嫁ちゃんを、気合いを入れてスポーツジムでゲットしてきた。
嫁ちゃんは、4つ年上で、小さくて丸い。 身長が160cmそこそこの経理兄と並ぶと雛祭りみたいでかわいい。 容姿はアンパンマンに似ているのだけれど、妙にエロい。 エロエロあんぱんまんと密かに名付けている。(こらこら)
仲良きことは、善いことかな。 たで食う虫も好きずき・・・。
次の日、また、歯医者のジィちゃんから電話が入った。
「わし、タバコのお金払ったかー?」
払ったよ、だいじょうぶ♪
じぃちゃんのためなら、100万回でも応答してあげたい。
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