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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2002年06月28日(金)
普通でエエやん。 < naturally >

昨日、親会社のA課長に電話で来訪時間を告げられたのに、声が識別できませんでした。

いつも認識するまでに時間がかかる、たまに聞くのでわからないよ。

社名だけでなく、名も名乗れ。

しかし、ひさしぶりに会えると少し浮かれてもいた私でした。

ま、直接、私に会いに来られるわけでもないけどね、憧れの君が(私の偶像が)実体をもってやって来る。ヒャホーーイ! ( >ワ<)丿イイイイイイ

お気に入りの人が隣接している施設内で同じ空気を吸うなんて、これは変態かもしれないけれど、純粋に喜びであります。

何か用事を作って、観に行ってやらうかしら・・・。よこしまな考えが走る。

この「よこしまさ加減」を気取られるのではないか?
そんな不安がふとよぎると、身もココロもぎくしゃくしちゃうよね?

会社での出来事、旅行のこと、思想や趣味思考等つれづれなるままにメールで送ってはみるものの、返事はきたためしはない。

そーいった自分勝手な排泄行為を、黙って受け止めているのは、気前が良いのか鈍感なのか、はたまた楽しんでいらっしゃるのか・・・。

カードの手の内を見せすぎなのかな?とも思うけれど、そんなものは経験と共に無尽蔵に増えると思ってる。




さて、親会社の友達が(最近、弊社の不具合続きで、ほぼ常駐している。)事務所内の私の隣の席で仕事をしていた関係で、A課長が覗きにきた。

男前は、歳取っても男前やなぁ。
とうは立ってきたが、まぁ、お互い様だ。(笑)

しっかり目に焼き付けておいてやるぜぇ。
また、自分なりの偶像ができあがって行く。

そんな下心を知ってか知らずか・・・、この頃、あんまり相手してくれない。
昨日も背中を向けて、友達と会話をしていた、「こっちを向かんか!」と心の声。
もっと、普通で「素(す)」でエエやん。

向いたら向いたで、また、どぎまぎしちゃうんだけどさ。
偶像が一人歩きしてんだよ、ごめんね。

昨日は、初めて噂の白い八重歯をみた。
得した気分。
にやにやしながら帰宅した。






2002年06月24日(月)
昨日見た夢

昨日見た夢は、正確には今朝方見た夢です。

夢の中でオペラを観ていました。

オペラは、自分が思うほど敷居の高いものではなく、もっと生活に密着した芸術だと何かで読んだのが印象に残っていたのだろうか・・・。

夢の中のオペラを演ずる人達は、日本の人々で、各々仕事を持っている。

その辺りは、趣味で音楽をしている知人達と一緒だな。


で、そのオペラの主役級の若い男優は、どこかの庁舎もしくはどこかの会社の総務事務員のようなのです。

事務机の上に並ぶのは、水色の紙製のバインダーや、青いビニール製のバインダー。
そんな様子を私自身が、彼の目線で捉えているのです。

一瞬のうちにいろんな場所へ移動し、いろんな人に立ち替わり、夢は安直でありフクザツであり、興味深い。。

オペラの歌声も浪々としていたし、事務机もリアルだったし。

見たこと無い男優の顔は綺麗であったが、見ず知らずの他人とは思えなかった。
それが夢と知るまで今日は時間がかかった。

 真実というのは、今いる瞬間だけで、過去も未来も幻...
 目に見えるものも、目に見えないものも、全部幻で
 他人と共有できるのは、時間を切り取った瞬間だけ
 なのではないか?  

あなたの考えに少し共感できた朝でした。

SFなんかで、夢と現実が逆転するような構図がありますね。
そんな錯覚をおぼえたのです。

それは現実逃避とも呼ぶのかも知れないけれど、
予知夢でもないだろうし、
単なる夢なのだろうけれど、

「ああ、面白い夢を見た。」だけで、過去に追いやってしまうのは、少し、勿体ない気がして、日記にしたためてみました。

『オペラ』 


テレビ放送から観てみてみよう。





2002年06月16日(日)
ダムと森林

朝から気温が鰻登りの先週の日曜の朝、
遠出するには既に時間が経ちすぎている。(およそ、正午近く)

「水遊びがしたい。」

天ヶ瀬ダムに行ってきた。

場所は京都府宇治市にあります。淀川に初めてできた多目的ダムです。
東京ドームの7杯分の水を貯めることができます。スグ近くに世界文化遺産に指定された平等院(10円玉の裏の鳳凰堂のあるところね。)や天ヶ瀬森林公園などがあります。 − パンフレットより



梅雨入りしたのかしてないのか、最近は雨が少なくダムの貯水量も少ないようです。大きな魚が泳いでいましたが、たぶん鯉でしょう。




雨の日にダムで泳ぎ疲れて沈みたい誘惑に駆られる人が多いようで、昔からその冥土への入り口で有名です。

天ヶ瀬森林公園は、ダムを臨んでいます。
UPダウンが意外にきつく、ちょっとした登山です。

木々を渡る風は心地よく、一服の清涼剤であります。
途中何カ所かベンチや休憩所があります。

休もうと腰を下ろした瞬間、うなじで「ごぉ」と血流の音がする。
らっきょうパワーか、疲れを感じない。
喫煙してても厳しいでしょね。




♪のいちごぉあかい実だぁよ、木陰で見つけたよ〜♪
少し、酸味のあるブルーベリーのような味です。




森林公園内の眺望台から望む宇治川ラインです。→ → →
“走り屋さん”のための道で有名であります。
この日も、何台ものバイクが見えました。
深夜にドライブすると、首なしのバイクが走っているそうです。

まぁ、しかし、昼間に散策するととても緑の綺麗な美しい場所です。
一度、訪れてみてください。







2002年06月11日(火)
煩悩 < Worldly desires >


人は、何を目的に働くのであろうか・・・。

そんな疑問が社会生活の合間に湧く。

「生活のため」「贅沢をするため」「老後のため」「旅行のため」・・・。

目的は、まちまちでしょう。

以前、仕事がとてつもなく暇な時に、経理兄と“生存費”なるものを計算したことがあった。(具体的な数値は忘れたけれども)

☆水道光熱費
★日用品等雑費
☆家賃

飲まずとも、食わずとも、最低限支払い続けねばならない費用が発生する。

生きている限り発生する。

上記、生活費の他に、保険代や税金、冠婚葬祭の費用など挙げれば切りがない。

腹いせに会社のトイレットペーパーを山盛り使ったろかい?
けれど、その物質は自分を含めた社員の勤労の対償から得たものだ。(むなしい)

テレビドラマなどで、お父様が不良息子などを「一人で一人前になったようなクチのききかたをしやがって!」と恫喝するのは、あながち的を射ていなくはない。

制作したのは勝手だとしても、命の存続は親の手腕に関わっている。




数年前のMY読書週間に、気まぐれに購入してそのなりだった新約聖書の文庫本を睡眠の友にしている。

昨日読んだ内容では、キリストさまは『偽善』について仰っておられた。

「善行は、おおっぴらにしてはいけない。」そうだ。

おおっぴらにアッピールしながらする善行は、偽善に成り代わってしまうんだ。
なるほど。

キリストさまは続けて仰る。

右手がした行いを左手が気づかないくらい秘やかに、行うこと。

ちょっと、難しいかも。

それでも、会社勤めしていると時に感じることがある。

ーパフォーマンスの上手い人間が、出世の近道を歩む。ー

かと言って、「自分がアピール下手だから・・・。」とか、ひがむことはない。
もしかしたら、狡猾な奴!とか、見られているかも知れないし。

事実、私の中には、こずるい部分や、保険をかけたり、カマをかけたり、いぢわるをしたり、当てこすりを言ったり・・・

陽の部分があれば、陰の部分もあるですよ。聖人君子にゃなれませぬ。

例えば、自分より遙か能力が劣っていると思われる人間が、一足飛びに出世したとしましょう。

自分はきっと横目で指をくわえながら、恨めしく思うんだろうな。

そして、その人は、きっと他の能力に長けていたと自分で自分を納得さすんだろう。


いつか、人生って帳尻が合うようになっているのかな?

いろんな意味で、色気や欲といったような煩悩が捨てきれない自分には、まだまだ、試練が多そうだ。
C= ( ̄ー ̄;;) ハー

今日は、ビデオ録画しておいた『十戒』を観ながら休みましょう。

○Oo。.(T¬T)/~~~ ぐんな〜い



2002年06月07日(金)
偶像崇拝 < my Idol >

先週、久しぶりにA課長を見た。

弊社には親会社に貸している部署があって、そこの部署へ得意先急ぎの製品を取りに来られていたのです。
たまたま、その場を通りかかって、タバコの箱をメモ代わりにしている彼を発見。

すぐさま、尾っぽをふりふり「きゃ〜っおひさしぶりぃ♪お元気ですかぁあああ?」と話しかけたのに、

「ああ、うん。」邪魔くさそうだ。ちょっぴり、がっかり。

最後に、ちらっとお話ししたのは、そう、唐沢寿明似アルバイト二十歳が辞める数日前だから、3月頃になるのかな?

その時は、20歳アルバイトと休憩所で楽しくお話ししてたんだ。A課長がやってきて話題に困った私は、20歳アルバイトの父が47歳であることをあかした。

A課長は、愕然とし、取り出したタバコの箱は宙に浮いたままだった。
さもありなんA課長は、「もうすぐ46歳になる」と言っていたから。

そうか、私が今の会社に入社したとき、A課長はまだ30歳代だったんだ。

綺麗な顔の男性はめずらしいので、印象に残っていた。

鼻梁の付け根がとても高く、良く言えば、ケビン・コスナーに似ている。

その頃の私とA課長の接点は、ほぼ無きに等しかった。
現在、接点となる部署が親会社から移行してきて、2,3年経つ。

いつも仏頂面の小難しい横顔が実は、「なぁんにも考えて無く。」って、JRの時刻表を眺めて旅した気分になるのが好きで、
無口なようでいて、実は、とってもおしゃべりで、
“他人に優しく自分に厳しく”(←ちょっと嘘臭い)を信条にしているとか、

人間らしい感情の起伏も垣間見えてくると、少しは親しみが湧く。


男性は、その頃の年代から練れてきて、でも、青さも残っていて「素敵なのですよ。」とか、上手なフォローもできずに、そそくさとその場を去ってしまった。
固まったままの彼を残して・・・。

今更ながらに照れちゃってダメだ。

だって、彼は、私のアイドルだから。

うへへへぇ (*>▽<*)ゞ

実生活では、こぶが二つに、じぃちゃん1人(A課長の父ちゃん)の家族が居る。

過去には社内恋愛で失敗して、2人からの女性にフラれてたって、私にとっては、

初めてあったあの日のままのアイドルなのです。




ある日、何気に雑誌の占いを読んでいた。
自分の生まれ月でない月を間違って読んでいた。(偶然か必然か?)

* あなたは異性に対して、過剰な期待を寄せすぎです。
相手は生身の人間ですので、そんなあなたを重荷に思っています。
負担に感じさせないようにしましょう。

なんでかわからないけれど、よその人のための占いなのに、敏感に反応してしまった、それは常々、私自身が危惧していた事柄だから。

きっとA課長は、私が崇拝するよりももっともっと生臭くって、性欲も物欲も出世欲もあって、飲食もすれば、排泄もするし、

そんな人間という生物ならあたり前の生態であっても、彼なら全部かすみに転化してそうな、そんなクールなイメージなんです。

果たして、そんな妄想が届いてしまっているのかどうか、
私の想いは過剰なのでしょうか、

以前なら来社された時には必ず、なんの気無しに顔を出してくれたんですが、この頃は、直接に用事のある部署へ行って、そのまま、帰られてしまう。

残念だ。

少し時間を共有したいだけなのにな。

それ以上は望まない。

お互い責任は取れないし、

刹那的な欲求は湧かないんです、女だからでしょうか。

他の男性と同じくらい気軽にお喋りできるくらいになってから、偶像化すれば良かったのかと今は、ちょっと後悔してます。

さきに、下心を気取られたペテン師のような気分。

さて、ペテン師にはいつかどんなきっかけがあるやもしれぬ、

自分磨きに精進することにしよう、

自分なりの方法で。(たんに文書を読み散らしているだけとも言うが。)

最近の読み物 → 新約聖書

             仏教徒の親が卒倒しそうです。
             でも、面白いよ♪






「宵待草(よいまちぐさ)」


竹久夢二作詞・多忠亮作曲

待てど 暮らせど
こぬひとを
宵待草の
やるせなさ

こよいは月も
出ぬそうな

< 西条八十が加えた第二節 >

暮れて 河原に
星一つ
宵待草の
花の露

更けては風も
泣くそうな










2002年06月06日(木)
らっきょう < Shallots >

らっきょうには本当に申し訳なかったです・・・。

私の成人するまでのらっきょうに対するイメージは、あの独特の匂いと、あまったるさにより、老女のこめかみに貼った“こう薬”だったのです。

極端な言い訳をすると、自分とは遙かかけ離れた「宇宙人の食べ物」とさえ、思っていたほどだ。(しかし、今の自分はだんだん宇宙人の年齢に近づきつつある・笑)

そんな苦手な食べ物が大好物に変化したきっかけは、空腹です。

とあるホテルレストランのウエイトレスをしていた頃、

ある朝、カレーライスにセットでつけていく薬味を詰める作業をしておりました。

けっして体力のあるブルーカラーで無かった私はいつも疲れて遅刻ぎりぎり・・・朝食抜きがつねでした。

その朝も空腹で目眩がしそう、お腹が「ぐぅ」と鳴いておりました。

「(@O@) ぐぉ〜っ、ひもじい。何か食いてぇええ〜。」

小さなガラス容器に詰め詰めしている福神漬けやらっきょうでさえも、かめへんわ!つまみ食いしたろかいな。

とりわけ、レストランで出すかわゆいサイズのらっきょうは、真珠のように光り輝き私を誘っている。

「あぁ、もう、UFOに連れ去られてもいいわ。こめかみにこう薬も貼ったろかい!(←これは、ウソ)背に腹はかえられぬ。」

パクっ・・・一粒口に入れてみる。

「おや〜?(・ε・?」

あの鼻腔を激しくつく酢酸系の匂いがしないわ。
漬かりたてほやほやでなかったのが功を奏したのか?

割とイケるくちやん?!ヒャホーーイ! ( >ワ<)丿



その頃、一人暮らしが浅く心細かった私は、よそのお宅におよばれすることが多かった。

偏食を直すこと!−が、目下の目標でした。

だって、およばれしたときに好き嫌いしていては失礼ですからね。
↑ 建前

↓ 本音
次から呼んで貰えなくなるやん。

(自費でアメリカ留学を志していた私は、猛烈に貯金に励んでいた頃でもあったから、エンゲル係数は一番の押さえどころでしたのね。)

自分では頑なに食べられなかった食べ物が食べられるようになった。
これは、革新的。

食べられなかったというより、食べることを拒んでいたんだな。
どこか、格好をつけていたのだろうか。

母の漬けてくれたらっきょうがやっと食べられるようになった。
喜ばしいことです。

去年は、根こそぎさらって帰って、ちまちま大事に食べていたんですが、そんなに持たなかったです。残念。

食べちゃった!もう無いよ〜

今年は、思う存分、「もう、欲しくない〜。」って言うくらい、所有してみたい!!

勿論、母殿にもリクエスト!

私:「おかん、今年もらっきょう漬けておくれ。(=^・^=) にゃうン♪」

母:「あんた、今年は自分で漬けるゆうてたやないの?!」

私:「自分でも漬けるけど、すぐになくなるから、おかんさまも漬けてください。」

母:「(´o`;)… … …」(→ あきれた子だよ。>おかん心の声)

ーらっきょう がんばる図ー

検索エンジンに「らっきょうの漬け方」と入力して、確定キーを押す。

なんて便利な世の中でしょう?!(^^ )ルン♪

本屋さんにも、図書館にもいかなくって済むよ。

ほどなく、プリントアウトされた調理法が出てくる。

☆らっきょうには、「洗いらっきょう」と「根つきらっきょう」があって、本格的には、根つきの方でしょうが、お目にかかるのは少ないし手間も沢山かかるので、

この際「洗いらっきょう」にしときましょ。
スーパーに沢山売ってるしね。

そして、「洗いらっきょう」の産地は二種類あって、一つは、日本(主に高知や徳島)産で、もう一つは、亡命者が最近駆け込んだ領事館のある某国産・・・。

母が言うには、「某国のは歯ごたえがなくってあかへん。」らしいです。市販の有名どころのらっきょうは、ほとんど、この国のね。安価だし・・・。丸みを帯びているからすぐわかる。
日本のは、細長くってすこし曲がっている。
(国産とはいえ、日本から苗を持っていって、違う国で作ってるやもしれぬ、牛さんみたいに・・・。)

らっきょうは、古ければ古いほど、歯ごたえがあって美味しい・・らしんだな。ちょうど木に年輪ができるように、らっきょうにも、年輪が重なればそれだけ、噛み応えが出てくるということか・・・。

ちょうど、高知産のらっきょうが沢山でまわってます。
5,6月が旬だしね。値段も週単位でがんがん下がっていく。

購入したその日に漬けるのが望ましい、日数が経てばおいしさが減じていくと書いてあったが、すでに下加工してある洗いらっきょうはそんなに敏感にならなくても良いだろう。だけれど、購入したその日に私は、漬けました。

「3キロぐらい漬けてやろ。」

1キロは、普通の漬け方。
もう1キロは、紫蘇を入れて、ルビー色に。

そして、もう1キロは、たまりらっきょうにするねん。

(゜▼゜*)ウヒヒヒ 

(ーρー)ジュル よだれがでちゃうよね。

★ 漬けあとのらっきょう調理液が白く濁ってくると、菌がまわって失敗した証拠だから、滅菌には注意をせねばねば。

湯沸かしポットから熱湯をとり、静かに瓶を熱湯消毒する。
ついでに、自分の指先を熱湯消毒してしまい、あちちち・・。

百円ショップで購入した大きなザルに3キロ分の洗いらっきょうをぶちまけて、流水でゆるりゆるり洗い流す。

タマネギの薄皮のような皮が、らっきょうさんからも出てくる。
どんどんどんどん、脱皮する。
あ〜、らっきょうが無くなってしまうーーーー。(i_i)

適度に切り上げて、水をきり、瓶に移す。

今回購入したかったのは、単純に1リットル瓶を3つでよかったんだけど、なぜか、最低が1.5リットルのしかなかったんだよね。

☆らっきょうは基本的に、調理液からにょきんと出てはならず、調理液より下にみっちり漬かってないといけない。
※根つきらっきょうから本格的に漬ける場合は、先に塩漬けするので、その時には、おもしを利用するようです。

1.5リットルで果たして、スカスカになれへんやろうか?

そんな危惧は、すぐに解消。

だって、らっきょうにはカサというものがありましたんや。

1.5リットル瓶に均等に分けても、まだ、あまったので、1リットルくらいの空き瓶にもいれる。

それらの瓶に、静かに米酢を注ぎ入れる。
本当は、「酢・砂糖・水」を煮沸して調理液をつくる方法が、液が安定して殺菌力もあるらしいが、

母から習った方法は、「煮立たせない」から、そのままでいいや。
計量カップではかるのも邪魔くさいからそのまま注ぐ・・。

8分目いれてから、はっと気づく。「水を入れないと!」

ミネラルウォーターを申し訳程度に注ぐ。(水道水は不可)

その上から、蜂蜜を注ぎ入れ、そして、最後に砂糖と鷹の爪と、出し昆布を加える。砂糖は、ザラメ・三温糖・氷砂糖・白砂糖をお好みで。お塩を少量。

私は、ザラメを使用しました。
ザラメ・三温糖は、他の砂糖に比べて甘みが少ないらしいので、量を1.25倍から1.5倍まで増やすらしいですが、

このヘンの量も適当。

らっきょう漬けの甘みはあとから増やせるんです。

鷹の爪も辛めが好みなら沢山入れるとピリ辛らっきょうができますし。

そして、1つの瓶には、お塩の代わりに、たまりしょう油を注ぎ入れる。

もう1つの瓶には、これまたお塩の代わりに、すでにあく抜きしてある、市販の紫蘇の水洗いしたものを入れて、それぞれふたしていきます。
できあがりを冷暗所で保存と書いてありますが、私は冷蔵庫へ入れました。

だいじな作品を腐らせたくないからね。

何年前やったかな、パートのオバチャンに梅干しの作り方を習って、チャレンジしてみたが、カビさせてしまった苦い思い出があります。
可哀相におもったおばちゃんは、一瓶(2リットルくらい)分けてくださいました。

さて小さな、冷蔵庫内の殆どがらっきょう瓶でうまってしまった。

それからもう、気になって気になって、何回も冷蔵庫を覗いてます。

6日経過したけれど、濁ってこないし、一応は、成功♪

・・・というか、その日の数時間後にすでにかじって味見したんだ。
(本格的な食べ頃は、2週間後)

やはり甘みが足りない。

紫蘇ルビー瓶には、氷砂糖。

ほかの瓶には、ザラメを追加。

おそらく秋口にはすっかりなくなっていることでしょう。

らっきょうを、1日5粒の根拠は何かな?

血がサラサラになると言いますね?

自分で自分のお口のなかが臭くなるのは閉口するけれど、去年はすくなくとも夏ばてしなかったです、思い起こせば。

らっきょうね、冷凍保存できるんですよ。
小さなタッパに入れてお弁当に持っていく。

料理のアレンジとしては、タルタルソースに刻んで入れる。

らっきょうを刻んで焼きめしにも利用したりできるそうだが、
これにはチャレンジしたことはない・・・。^^;;

とにかく、

成功に気をよくした私は、1日に何度もらっきょうを見る。

台所の窓から注ぐ柔らかな光りに瓶をすかして見る。

ルビー色と、琥珀色(ザラメをつかったから)と、
コーヒー色の瓶。

私は、19歳で独立するまで、みそ汁ひとつ調理できなかった。

感慨に耽る.....。