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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2002年05月27日(月)
ツバメ2

さて、半分困惑しながらも、幸福を呼ぶ鳥が家で巣作りしてくれるのは、嬉しさのほうが勝つ。

「巣ができあがるのはいつだろう?」− 越冬はしないんだよね、次の春には来てくれるのだろうか?

不安と期待が入り交じる複雑な心境で、ツバメの巣のマーキングされた壁を見ると・・・

( ̄Д ̄;) ガーン  

マーキングが、ほとんど、無くなっている・・・。


Σ(〇■o;)ナニィ!!

ツバメは我が家を、見捨てたの?!

ああああ、もう、不幸のどん底・・・。

信じられない・・・、ああ、どういったことか?!


それはね、クルマが汚れるからと家人が水洗いしたから。ヾ( `Ω´)ノ フッ

「てめえ!!おめーにはよー、不幸が来る〜〜〜〜〜ぅ!!」

逆上したわたしは、ネット(逆)アイドルの仮面をかなぐり捨て、涙混じりに抗議した。

ああ、ツバメさんの巣ができたら、あの虫もこの虫も、気色悪いけど、ばーんとサービスして、喜んでくれたツバメさんの恩返しを期待してやなぁ.....

宝くじを買おうか、それともロトくじ?

あたったら半分は福祉に寄付をして、そう、憧れのボルボを購入してやな....

「こんな、くそがいしゃ辞めたるわーーーーーいっ!ε=Σ(´ )/ ケッ」

重いけど、事務机をパソコンごとひっくり返して、(きっと)雀の涙の退職金をば、
社長に突き返して、

「これで、ズラでも買えやー、このドーナッツはげ! (゜▼゜*)けけけ」

なんて、はなでせせら笑い、

さんざん陰険なことをされた経理兄には、「おまいの急所は性格と一緒でねじ曲がってる!
(見たんか?私)」とののしりたくり・・・・

(^u^;) ハァハァゼェゼェ・・・ 

・・・・・ 夢のまた夢です。(´・`) フウ

とにかく私の夢は、いっきにうち砕かれ、しょんぼり肩を落としていると・・・。

あら!('-'*) きゃー

にゃんとにゃんと、またもや、ツバメさんがやってきて、せっせせっせと壁に泥を(巣づくりのための)塗たくってらっしゃるではありませんか!

( iдi ) ハウー 感激や。


明日から、最後のご奉公を一生懸命しようと思う、会社に。





2002年05月25日(土)
ツバメ

今週の始め、月曜日のことでした。

いつもの朝、いつもの通勤経路、早い時間なので人影もまばらだ。

遠目にうつるのは、駅前の商店が軒を連ねる一カ所で、一台の自転車を挟んで何かごそごそしている、二人の影。

一人は、自転車の所有者で、青いサッカーユニフォームスタイル。
もう一人は、ジーパンにトレーナーといったごく普通の出で立ちだが、なぜだか、短距離走のスターティングポーズの屈み方をしている。

二人と私の距離が時間をかけて縮まって行くけれど、二人は殆ど体動しない。

ときおり、じゃんけんなんかして、少し、楽しそう。

「(ё_ё)ちっ!! 朝から、いちゃいちゃしてんな!!」

ネット『逆』アイドルの私は、心のなかで呟く。

いかんいかん、疲れているのかな。>わたし

二人の横を素通りしようとしたら、二人とも男の子(高校生くらい)だった。
青い方が女の子かと思っちゃったわ、小さかったから。(ごめんごめん)

そうか、高校生くらいならストライクゾーンや。勘弁しといたるわ。
(ちょっと、ちゃうやろ。)

そして、スターティングポーズの男の子の足下には、小さな鳥が居る!

俄然、興味が沸いてしまい、思わず足が止まってしまう。

「それ、なんの鳥?すずめ?」

スターティングポーズが応える:「ツバメです。落っこっちゃったみたいで・・・。(i_i)このままにしておいたら、車に轢かれちゃうでしょ?」

私:「うん、道の真ん中やしね、それにこの辺、野良猫が多いから・・・。」

彼らがじゃんけんをしていたわけは、これでした。

思わず、つまみあげてしまった。

最初は、アスファルトの路面に爪をかまし、多少の抵抗をしてみたものの、手のひらに乗せて背中を撫でてみると、幸せそうに目を閉じている小さな暖かみ・・・。

私には、小学生の頃、迷子の子供の【雀】を家へ持ち帰り、死なせてしまったトラウマがある。

ご飯粒を食べたあと、うとうとしかけた雀をリクライニングの椅子の上に(ベッドに見立てた。)そっと乗せて、他の用事をしていると、

百貫デブの母(当時)が、静止する間もなく、思いっきり座ってしまったのだ。
。・°°・(>_<)・°°・。

小鳥は、私の中でけいれんして逝ってしまった。
おそらく、肺が潰れてしまったんだろう。
初めて、自分の手の平で感じた生き物の「死」は、ただただ、おそろしかった。

そのようなところへ寝かせた私と、なんの確認もせずに座ったしまった母を責めつづけた。

さて、お話しは戻りますが、現在、私の住む地域はなぜだか、ツバメが軒下で巣を作っている家々が多く、以前にも自宅近くで落ちて、ぴぃぴぃ泣いていた子ツバメを見つけたことがあります。

その時も、朝の通勤に急ぐ時間で、せっぱつまっていた私は、人ん家の玄関に置いてきた。(おいおい)
あとから心配になり、始末について後悔することはもうイヤだ。

私:「会社に持って行って、会社のおっちゃんに治してもらおうかな?」

スターティングポーズ:「え?!良いんですか?」

私:「これ連れて、電車に乗ったら怒られるかな?(車掌さんに)」

スターティングポーズ:「だいじょうぶでしょう。」

ふと、気づいたのですが、頭上の電線に留まって心配そうに見下ろす、ツバメの姿がある。おかあさんツバメかな?

私:「ほら、他のツバメが心配して、鳴いてるよ。」

結局、相談して、巣箱に戻すことにした。

外傷は無かったから、栄養を沢山貰ったら、きっと元気になれるだろう。

ツバメは私の手から、彼らの手に委ねられた。

あきらかに、スターティングポーズの方が背が高いのに、「はい、吉田君。(ツバメを渡して)ぼく、自転車押さえておくわ。」。

(おいおい、小さい方の吉田君が登るんかい?>内心のツッコミ)

しかし、電車の到着を数分後に控え、焦った私は「あとを、よろしく。」とその場を去った。
帰り、確認しましたが、巣箱から落ちている様子もなく大丈夫そうでした。(ツバメ)

最近の若者は、荒廃しているとは言うが、こんなに優しい面を持ち合わせているのだな、安心した。−−−と、どこかの新聞の投稿欄に載っていそうな、感慨を持ちながら、帰宅した。

そして、今朝、我が家の車庫の白い車のボンネットの上を横切る、黒い点・テン・てん・・・???夕べは遅かったから、気づかなかったよ。

鳥の糞じゃないし、何?
ふと上を見上げると、ガレージのひさし部分にも同じような、黒いのが等間隔に塗たくりつけてある、しかも、全面!!

ヽ(´ー`)ノ どうやら、ツバメが巣を作りたいようです。

家の狭いガレージに車が無かったとき、よそのお宅みたいに、「うちにも、ツバメが遊びに来てくれたら、幸せだろうな。」なんて、ふと思ったこともありましたが・・。(笑)

実際に、そうなると、「( ̄ェ ̄;) え?本気?」なんて、ツバメに対して思ってしまうのは、罰当たりなんでしょうか。(笑)

うちのガレージには先住民がいて、ヤモリのやもちゃんと、いもちゃんが住んでるんですよ。

ま、仲良く共存してくれればと思います。




2002年05月15日(水)
愛のバウムクーヘン <love love baumkchn>

ほぼ毎日曜日のブランチ時に見るテレビ番組がある。

お出かけ等で見られない時には、録画してまでも見る、偏執している番組なのです。

【 晴れるや夢街道!よみうりテレビ AM10:55〜 】

近畿一円の面白い店々面々が紹介されている。

先週は、京都府下長岡京市の「タケノコづくし」だった。

おいちそうだったなぁ。(。・ρ・) ジュル

四月の始めくらいに京都府下、福知山市のとあるお店が紹介された。

ー バウムクーヘンのチロリア ー

↓ ↓ ↓

http://www.chiroria.com

バウムクーヘンの出来ていく美味しそうな工法に興味が持てた。

長〜ぁい棒にグルグルぐるぐる、層を作っていくのですよ。
断層は出汁巻きに似ていますね。出汁巻き以上に根気の要る巻き作業です。

先日、出かけてみた。(さっそく)

ちぃちゃくて可愛いお店の 奥の奥・・ おとうちゃまは一人で
バウムクーヘンを作ってらっしゃる。

「あのう、バウムクーヘンをいただきたいのですが。」

おとうちゃまは、ニコニコ顔で直径10cm厚さ1cmのミニバウムクーヘンを差し出した。

「デレデレ ヾ(´▽`*;)ゝ" え? (よばれても)良いんですかい?!」

「ありがとう!!」そして間髪を入れずに、「◎ヾ('-'*)イタダキマース♪♪」

( ̄〜; ̄)ムシャムシャ  味わって食べんかい。>自分

一気に魂を抜かれる。

バウムクーヘンのね、一番外っかわは、にゃんとチョコレートコーティング♪
そして、中っかわは、甘すぎず・さっぱりしすぎず、しっとりコクのある味わい。

ヽ( ´¬`)ノ  よだれをたらして、うっとり・・・

「しっとり」ってね、リキュールやブランデーのしっとり感じゃなくってね、
おそらく卵やミルク等、素材から滲みでるしっとり感でしょうと思う。
アルコールの揮発性が鼻腔をつかないから。
とても上品で、瀟洒な味。

包装しながら、ポツリ・ぽつり・・・木訥な語りのおとうちゃまの
バウムクーヘンへの熱き思いが伝染する。

購入したバウムクーヘン以外に、ミニバームクーヘンを数個、
またまたサービスで付けてくだすって車に乗り込み、
ふと見やれば、おとうちゃまがお店の前でお見送りしてくだすっているではないか?(@ ̄□ ̄@;)!!

勿体なや、もったいなや。(-∧-)

ご婚礼に・・・
ご入学に・・・
お引っ越し祝いに・・・

宅配もされています。

わたくし、しっかり感染し、チロリン星人となりました。

あなたも、ほら、ダンダンホシクナル・・・ (/・_・)/~{{◎}}(@_@ )




「福知山まで、バウムクーヘンを買いに。」帰宅後、知人や兄弟に報告すると、

「ふぅ〜ん( ̄ゝ ̄)。」

その顔には、(たかだか、バウムクーヘン如きで、アホちやうか?)

そう、書いてある。(>y<) ぶっ!?

え?あなたも、そう思った?
いかんなぁ、ゆゆしき問題だ。
もぅお、耳元でうんちくうんちくたれちゃうよ。

物事の多角な面は、一度っきり通過したくらいでは、わからんですよ。
過去に食べたバウムクーヘンだけで、あなたの味覚を決定しては危険だす。

え?そんな私の思想が危険? ( ̄ェ ̄;) まぁ、エエやん。

ちやうねんなぁ〜。
普通のんと、ちょっと違うねん。

一度、徒然なるままに、違いを感じてみてくださいな。




2002年05月03日(金)
シネマ・スクリーン

うつろな時、意識は、あちこちに移動しやすい。

− 今頃、あなたは何をしているのでしょう。−

ふと、現実から離れてしまう。


タマネギをたて半分に切って、スライスし、みじん切りにうつる・・。

女性には、特有の“母性”というものがあるから、時々、やっかい。

− 栄養は、ちゃんと足りてるんだろうか。−

そんなことは、きっと大きなお世話なのでしょうけれど。

拭いても拭いても滲み出ててくる涙は、タマネギのせいではない。


想像の海で泳ぐ、わたしの中のあなたは、いつでも優しいし、綺麗なままなのです。

現実は・・・?

ちょっと、違う。

お互い加齢は容赦なく忍び寄るし、感情の起伏もある。

だけれど、現実に対峙しなければ、スクリーンに居続けることができる。

そうやって、後ろを向いたままむきあって、時は流れて行こうとも、それはそれで、かまわない。

そう、思えるあいだは、心に余裕があるのです。。。

そのうち、情念のほむらをむらむら燃やしたくなって、いけない賭に出てしまうかもしれない。。

いけない賭にでることは、わたくしの悪い癖であって、それで今まで笑いながらコケて来た。

わたしの中には、まだ、ぎりぎり感が生まれてこないんです。

いつまでも、夢みていたい。
いつまでも、夢みることは、不可能だとわかってはいても。

点と点が結ばれて、いつか線になる頃に、物語は静かな終焉をむかえるのでしょうか。