はっきり言って、私の字は汚い。
おまけに書き順が、てんでバラバラなんである。
理屈ばっかり、グネグネこねて…周りの人間を辟易させがちな私にとっては、「書き順」に対しても同じ…
『左』という字が、横の棒 から書き始めるのに対し、
『右』という字が、縦のはらい から、書き始めるというお約束がどうしても承伏しがたい。
いつ誰が、このようなややこしい書き順を決めたのだろう。 知っていたら教えて賢い人!
長い間、『 書き順 』を無視して書き続けてきた。
安直に「左右はいっしょやん♪」と勝手に憶え違いをしていたみたいだ。
私のおちこぼれ学習史の中では「漢字は読めたら良い」「書けたら良い(ただし、書き順は無視)」というルールができあがっていた。
順序がどうであれ「結果オーライ♪」だったら、プロセスまでもが総て良し♪をモットーとする性格を如実に表しているといえよう。
幸い、超・恥ずかしがり屋さんであがり症の私は授業で当てられそうになったら、ヤドカリよろしく小さく小さく縮こまって、なるべく気配を消す修練を積んで来た。
だから、授業中に「書き順」で恥をかいたことがない。
今、思えば…
「授業中、恥をかいておけば良かった!」 のだ。
まだ頭の柔軟な時期に恥をかいておれば、多少、心のキズは残るだろうが、充分、修正がきいたはずなのだ。しくしく…
似たようなお話で… 「箸の持ち方」 っちゅうのが、おますやろ?
これも小学生低学年の頃まで、ヘンな持ち方をしてたんだ。σ(^^)
いわゆる『握り箸』というやつ。
貧乏人の子だくさんだった母は、下から2番目の私の躾まで気が回らなかったようで、助かった部分もあり…助からなかった部分もあり…
とにかくある日、忙しい母に変わって自分でインスタントラーメンを作って食べていた。
…そこへ、近所のうるさ型のオバハンが来た。
オバハンはどっかと腰をすえ、私がラーメンを食べている間中、いわゆる小姑のように「ネチネチネチネチ…」 と、箸の上げ下ろしに文句を言った。
「じゃっかましいいわーーーい!早よ、いねっ!」 幼すぎてまだ、『逆ギレ』をするという術を持たなかったので、心の中でうなりつつ…
それ以上、うるさくならないように、なるべくオバハンの意に添うようにしていたら…
けっこう、箸を持つ姿がサマになるようになった。
それ以来、一応は正しい持ち方ができるようになったので、今となってはそのオバサンにはとても感謝している。 ご存命かどうかはわからないけれど…。
そうだ、何事も基本が大事だ。 基本さえマスターしておけば、多少ずれたところで後でも軌道修正が効く。
今、この歳で恥ずかしいことは… 「(*゜▽゜)ノ 書き順間違っているでぇ〜〜〜♪」と指摘されることだ。 思わず、赤面してしまう。
そうしてコソコソ片手で隠して書くようになった。 不便なことこの上ない。
もう一つ不便に感じたことは… “婚礼のお祝い”に対し、「お返しはこっちでしとくし、お礼状だけ書いといてネ☆」姑に言われたことだ。
悪筆の私になんとご無体な!
そこで、私がヒネリだしたこすからい案(笑)は、文面だけは自分で書籍からアレンジし…文体を書道が得意な兄嫁に書いてもらうことだ。 ただし!書道の副師範とやらの兄嫁の字は達筆過ぎて、そのまま提出すれば次回から苦労することになるだろう…と考えて、兄嫁に書いて貰った便せんの上に別の新しい便せんを重ねて写しとった。
兄嫁の美しすぎる書体に私の幼稚な書体が混じりあい見事なコラボレーション!…とまではいかないが、そこそこ見られる字となった。
でもね! お話はここでは終わらないだろう。 これからオットとなった人の冠婚葬祭にはいやがおうにも出席せざるを得ない。 「字」を書く機会がドンドン増えるだろう。
…そんなわけで、今、漢字の練習帳を買って来て、練習している最中だ。 お手本は兄嫁に書いて貰った。 本来なら月謝を取られるところだが、私が彼女のパソコン先生をしているので相殺という事で。(笑)
書き始めて… 今更ながらに、書き順で悩む。 恥ずかしながら、ダ○ソーで「対象年齢6歳」の幼児のおけいこシリーズを買って来たよ。
(;´д`)トホホとろん…
一人「あいうえお」の平仮名の練習をしていたら、どんどん陰気になってきたので、日記を書いた。
今日、もうちょっとガンバローっと。
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