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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2005年08月19日(金)
おばはんアタック



 
(2005年5月 サンタモニカビーチにて)



無事、先方の両親に挨拶をすませて、幾日か過ぎたらバレンタインデーだ。

むほほほ…(・∀・) 点数を稼ぐチャンスだわ。

点数を稼ぐとは言っても、私の場合、飽き性なんですぐに尻切れトンボになってしまったりもするけれど…。(;´д`)

それでも、最初が肝心!最初が肝心なのよ!!(と、自分で自分をしったげきれい)

稀少なお菓子作りのレパートリーのうちの一つ→【シフォンケーキ】を生クリーム・チョコ・可愛い粒イチゴで、「(」゜ロ゜)」 これでもか〜っ?!」というぐらい大げさにデコレイト仕上げをした。

そして、尊敬する料理の達人eriさんから教わった【コーンフレーククッキー】を初めて焼いてみた。
この【コーンフレーククッキー】は、外側の衣のコーンフレークが中のクッキーの歯触りと対比して、あとを引いてたまらないほどオイシイ。

特に【歯ごたえ】のある食べ物が大好きな義母のお気に召したようだ。

…ちなみに、渾身の作のデコレイトシフォンケーキは、ママさんバレー仲間のおくちに入った、義父が糖尿気味だから…。(/_;)

旦那様の親族や義母のママさんバレー仲間の方々から、結婚のお祝いがザクザク集まって来て、根が貧乏性の私はコワイよ。
いつも悩むんだけど、お祝い返しは、超・悩ましい…。
何を返したら良いのか、わからないんです、好みがあるから。

この時は、ママ(義母)が、全部、お返しを送ってくれて金銭的にも助かった。(´▽`) ホッ
お祝い返しは、お茶。
ママの弟さんは岡山県のお茶屋さん。
お茶は、京都から仕入れているらしい。
時々、ママからその弟さんのお店のお茶を貰う。
逆輸入。ひょほほほほ…(´∇`)

ある晩…伊藤ネコと仕事の遅い旦那様の帰りをマターリ待っていると(実は、熱心には待ってない、だって、そのような密月はとうに過ぎちゃった・笑)…

義母から電話がかかってきて、義母の(お祝いをいただいた)ママさんバレー仲間が数名、次の週末に旦那様の実家に来るので「もし、良かったら・時間があれば」コーンフレーククッキーを焼いて来てくれないか?とのこと。

義母は、なかなか奥ゆかしい。
遠慮が先立ちやすい性格のようだ。
だからって、息子にも遠慮してちゃ、ダメでつよ。
いつまで経っても嫁さんを連れて来ないんだから。(笑)

さてさて…
今年2月のバレンタインデーも過ぎたある日曜日。

若(?)夫婦二人で来るように言われていたのだが、夫は、早々に趣味の木材屋さんとの先約をいれた。
「(木材屋さんの)社長に店番を頼まれちゃった!♪〜( ̄ε ̄;) 」って、あんた!
確信犯だ、間違いない。

激しく人見知りで、仏頂面の彼を連れて行っても仕方ないだろう。

…というわけで、σ(^^) わ・た・し一人で戦地(?)へ赴きましたとも。
ママさんバレーチーム4人 VS Helen

義父は…ゴルフの打ちっ放しに行ってしまったそうだ。

男って!!!

ママさんバレーチームは、上から下まで私を値踏みし、とうのたっている新婦の年齢を執拗に尋ねるのだ。

私:「企業秘密です。」
 :「ガスがバス爆発するので言えません。」(ちょっと逆さに言ってみたが、誰も気づいてくれない。(T.T)

それにしても、おばさんチームのアタックは容赦がない!

私:「うっ!急に腹痛がっ!"/(;-_-) イテテ・・・」

あの手・この手でかわすのよHelen!コートの中では一人なのだから!!

ドラえもんのポケットよろしく、あっちの引き出し・こっちの引き出しから、いろんな話題を出してみた。
ちょうど、昨年末に誘われた消費者フォーラムでの『悪徳商法対応策』の話しが大いに役立った。

大好きな“悪徳商法被害者救済の会 会長:堺 次夫”先生の講演内容を引用させていただいたの。

私:「今、名簿業者で一番売れている名簿は何だと思われますか?」

おばさんチーム:「???」

私:「赤ちゃん名簿でつよ!( ̄^ ̄) エッヘン」

続けて…「そのココロは、揺りかごから墓場まで騙せるから!」

更に輪をかけて…「みなさま、新聞は隅から隅まで読んでくだたい!たいてい悪徳商法関係の記事は小さいでございます!」←これも消費者フォーラムでの受け売り…。ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ

堺先生、M本先生…心からありがとうございました。

あとは、おばさんチームが好き勝手お話してくれるから比較的ラクでした。

合間に、ちょっとノロケてみる。いいですか?これも点数稼ぎの伏線なのですよ!にひひひひ… ↓

私:「本日は、“男前”の旦那様が来られなくてごめんなさい。」

(゜д゜)<あらまぁ! 普通、親(実母)が、自分の息子の自慢をするものだのに!と、おばさん某が応えた。

顔が良いことと、頭の良いことは別ものだ。←心の声

わたしゃ、イ・ビョンホンみたいな一重まぶたの醤油顔が好きなんだよ。

一言でいえば、ツルリ顔ですか?
残念ながら、彼の顔にも出会った頃ではなくて、それなりの(十年ほど)年数の歴史が刻まれている。
大きな声じゃいえないけれど、顔も毛髪もそれなりに…。(▼-▼*) エヘ

彼の性格は悪くない。

お金持ち云々ではなく、『お育ちがいい』と表現した方が的確かも知れない。

以前、彼にとってもヒドイ・・・||||(・・、)事をしたことがあります。
(まぁ、痴話喧嘩というやつをしたんだが)報復に、彼の大切なフィギュアを一握り、こっそり捨ててやった。

捨ててから罪の意識に駆られ「この事は一生黙って、墓場まで持って行こう。」(我ながら大袈裟やナァ)と誓いをたてたのだが…

彼は、毎日〃伊藤ネコに「なぁ、いっちゃん。フィギュアどこへ持って行ったん?どこへやったん?」とひつこく尋ねるのであります。

とっとと忘れやがれ、このヘンタイっ!!

1週間ぐらい、ネコ相手の彼の繰り言が続いたあげく、私の方が辛抱たまらなくなった。

私:「ぐでぐでぐでぐで、伊っちゃん相手にうるさいねん!!あんたが、デリカシーのないことをするさかい、うちが捨てたんっ!(`ヘ´) フンダ!!!」

彼の顔色は一瞬にして青白く変わり、私は。。゛(ノ><)ゝ ヒィィィぶたれるっ!と内心思いました。

想像に反して、彼は黙ってその場から離れ、台所の換気扇の下へタバコを吸いに行った。

クールダウンしてたんだよ、いじらしいやつ。(T.T)
あたしゃσ(・・) ホロッとしたよ。

…と、このように私がどんなにギャースカ怒っても、意地悪な事をしても、なんだか『とても悪い人間の私』というものを再認識させる手法を持っている、スゴクずっこいヤツであります、それはもしかしたら彼の天性かもしれないけれど…。(笑)

そのような人格を育て、与えてくれた義父母には感謝したい…。

そっと伝えてみたよ、こっ恥ずかしいけれど。

私は、私という人格を10年ほど前から育て直していて、それは今も続いているけれど、

☆ボランティアしかり…
★オフ会しかり…
☆歯医者のじぃちゃんの小間使い(笑)しかり…
★声楽しかり…
☆今は京ことばのレッスン…だけれど、その他も諸々…。

まったく持って、何のおとがめもなしに自由にさせて貰ったよ。

それは、ハッキリと結婚という実態に踏み込めなかった彼の罪悪感の裏返しだったかもしれないけれど、世の中、本末転倒した恩着せがましい輩が多い中で、私自身、自然体で生きて来られたのは幸いだったと思う。

こんなにエキセントリックで変態がかってて(ぉ!変態はお互い様か・笑)気まぐれのわがままの自己中の…

これ以上書くと、立ち直れないかもしれないので、もう、勘弁してください。(笑)

私と同居している彼に対して、ときどき罪悪感を感じる。
ことばの暴力はおそらく私の方がひどくって、極道の妻ばりのドスの利いた説教は、威圧し過ぎやろ?と、怒りながらも、もう一人の自分が客観視しているわけだが、お腹に溜め込んでなんて生きていけない。

彼の長所で短所でもあるニブイところは、こんな時でもいかんなく発揮され…
私がどんなに怒り狂っている晩でも、布団に入って5分ほどで寝息をたてておるのですよ、ヤツは!

恐らく…
「また、犬がギャンギャン吠えてる。(ノ*゜▽゜*) ケロりん♪」ぐらいにしか思っていないのであります。

そうして一人取り残された感の私は…
なんだか観音様の手のひらで転がされているような非力さ・無力さを感じ、深夜、布団の端を噛んで悔しさにかきくれるのであります。トホホ

結局は、喧嘩らしいケンカというものは、皆無に等しい。
いつも私の独り相撲。

んー

元来、天秤座の平和主義の私(日和見主義だなんて仰らないでネ♪)に取っては、割れ鍋に綴じ蓋(ちょっと使い方が違うが、よしとして下さい)なのだろう。

さて…

思いのたけを一気に綴ろうと欲張って、とりとめもなく脱線しちゃいました。
ごめんなさい。
お話をおばさんアタックに戻しましょう。

徒然なるままに、会話のキャッチボールをしていると、おばさんAがポツリ仰った。

「あのなー、○○ちゃん(義母のニックネーム)とBさんとで毎晩ウオーキングしているのやけどなー。正月明けの初歩きのとき、ネコちゃんの様子を聞いたんよ。(主人の実家のネコは老齢で病気がちなんです)
そしたら○○ちゃんが、『それどころ(ネコどころ)ぢゃないのよっ!うちの○○(夫の名前)が、○○が!勝手に籍入れて結婚しちゃったっ!!(@Д@; アセアセ・・・』
私たち(おばさんAB)どう返事していいかわかんないから、しばらく無言で黙々と歩き続けるだけだったんよ。(;´д`)トホホ… まったくあの時ほど、返事に困ったことは無かったワー!」

えらい、すいません。(*_ _)ノ

おでを責めてくれるなよ。
自分のふがいない息子を責めろよ。

…なーんてことは、もちろん口に出せず。
謝るばかりだった。

一同、苦笑い。

勝負は…フィフティ・フィフティだったのかな?(笑)


…つづき、読む?