久しぶりにエリザベス・キュープラー・ロスの本を読んだ。『人生は廻る輪のように』。これは彼女の自叙伝です。
彼女の他書の(臨死体験を綴った)『死ぬ瞬間』は、数年前に読んで衝撃を受けたが内容はあまり憶えていない。
続編や続々編が出て幾冊か続けて読んだけれど、二番煎じのような感は否めなく、だんだん感銘は薄れていった。
お得意の古本屋さんにて安価でゲットしたのが、今回読むきっかけ。
最初の方の章で彼女は言っている。 ★ わたしは経験を通じて人生に偶然などはないということを学んだ。 起こったことは起こるべくして起こったのだ。
☆ だれだって生きていれば辛苦を経験する。つらい経験をすればするほど、人はそこから学び成長するのだ。
★ 逆境だけが人を強くする。
☆ 教訓を学んだとき、苦痛は消え失せる。
内容は割愛するけれど、実体験があるだけに迫ってくる彼女の言葉だ。
この頃とくに感じることは、上記にもあるように『この世に偶然などというものは無いのでは?』ということ。
昨年の11月に病室から旅立った彼は「予知能力は無いとは思うけれど、昔からこの病院に居てる夢は良く見た。」と最後の方に言っていた。
私も「この人苦手かも?」と思える相手は最初から最後まで苦手な印象を受ける。当たり前といや当たり前だが。(笑)それは誰しも持つ感覚であろうが、私の場合は“以前に憎しみあった経験があるのかも”という推察が(勝手に)入るぐらい胸の奥に重い嫌な澱みたいなモノを感じる。
亡くなった彼みたいなデジャブは、たまにある。 そんな時は『懐かしさ』『苦痛』『しゅう恥』『やすらぎ』…etc入り交じった複雑な感情が錯綜して精神的に身もだえする。お尻から両脇までにかけて、ぞわぞわする感覚がある。
話が逸れてきた。
さてエリザベス・キュープラー・ロスは昔から【こうありたい!】意識の強い人だったようで、かなり強く思い浮かべるクセがあったそうだ。
私には今のところ、時々のデジャブ以外は将来を予見する力はない。 願わくば、エリザベス・キュープラー・ロスのように力強い人生を思い浮かべて、歩んでみたいものだ。
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