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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2003年09月08日(月)
予測不能

1日20分を目安に歩こうかいね?と、デスクワーク専門の私は思います。

今日は仕事帰り…

頼まれていたワープロ打ちの原稿を歯医者のジィちゃん先生に渡して、その隣の町内にある整体へ行って、そして整体の隣の隣の向かいッ側にある実家に行く予定なのです。
帰りが遅くなる日は歩きません。

そんな日は、朝、自転車に乗らずに引いて歩きます。

駅から幹線道路を越えて次の幹線道路の端じのほうにある我が社へは、歩いてちょうど20分。。。ちょっと汗ばむ、ほどよい距離です。

自転車を漕がずに降りて引いていると、ふと4,5年前に会社に派遣で来ていた女の子を思い出します。

F岡さんは、淡路島の出身で、今時の子らしく上背も横幅もそこそこあるガタイの良い健康そのものの女の子でした。

我が社の派遣仕事が終わったのち、我が社よりちょっと先の工場に行っていて経路が同じだったので、よく出会いました。

その彼女が、自転車を降りて引いていた姿を思い出すんです。

私:「どうしたん?自転車パンク?」

F岡さん:「(( ̄_ ̄ )(  ̄_ ̄))ううんー。ダイエットのために歩いてんの!」

私:「そうかー。えらいなー。」

それは五体満足の彼女と話しをした最後でした。

そののち彼女は自動車免許を取得したことが嬉しくて山道をかっ飛ばし…がけから転落。転落したはずみで折れた樹木が彼女の車の天井を彼女もろとも叩いたのでした。

今、半身不随の車椅子生活を郷里でリハビリしながら送っているそうです。

それでも、明るかった彼女のこと…運命を呪うことなくきっと淡々と生きていることでしょう。
そんな「あっけらかん」とした性質の人でした。

不測の事態というのは、人生の上に置いて簡単に起こってしまうことだけれど、悪い方へ起こると辛いな。
でも、その悪い方向性というのは他者が決めるのではなくて、自身が感じることだから…取りよう・持って行きようによっては『災い転じて福となす』かも知れません。

そんな小理屈をこね回し…考えているとゆうに20分は過ぎ、会社へ到着します。