先週、久しぶりにA課長を見た。
弊社には親会社に貸している部署があって、そこの部署へ得意先急ぎの製品を取りに来られていたのです。 たまたま、その場を通りかかって、タバコの箱をメモ代わりにしている彼を発見。
すぐさま、尾っぽをふりふり「きゃ〜っおひさしぶりぃ♪お元気ですかぁあああ?」と話しかけたのに、
「ああ、うん。」邪魔くさそうだ。ちょっぴり、がっかり。
最後に、ちらっとお話ししたのは、そう、唐沢寿明似アルバイト二十歳が辞める数日前だから、3月頃になるのかな?
その時は、20歳アルバイトと休憩所で楽しくお話ししてたんだ。A課長がやってきて話題に困った私は、20歳アルバイトの父が47歳であることをあかした。
A課長は、愕然とし、取り出したタバコの箱は宙に浮いたままだった。 さもありなんA課長は、「もうすぐ46歳になる」と言っていたから。
そうか、私が今の会社に入社したとき、A課長はまだ30歳代だったんだ。
綺麗な顔の男性はめずらしいので、印象に残っていた。
鼻梁の付け根がとても高く、良く言えば、ケビン・コスナーに似ている。
その頃の私とA課長の接点は、ほぼ無きに等しかった。 現在、接点となる部署が親会社から移行してきて、2,3年経つ。
いつも仏頂面の小難しい横顔が実は、「なぁんにも考えて無く。」って、JRの時刻表を眺めて旅した気分になるのが好きで、 無口なようでいて、実は、とってもおしゃべりで、 “他人に優しく自分に厳しく”(←ちょっと嘘臭い)を信条にしているとか、
人間らしい感情の起伏も垣間見えてくると、少しは親しみが湧く。
男性は、その頃の年代から練れてきて、でも、青さも残っていて「素敵なのですよ。」とか、上手なフォローもできずに、そそくさとその場を去ってしまった。 固まったままの彼を残して・・・。
今更ながらに照れちゃってダメだ。
だって、彼は、私のアイドルだから。
うへへへぇ (*>▽<*)ゞ
実生活では、こぶが二つに、じぃちゃん1人(A課長の父ちゃん)の家族が居る。
過去には社内恋愛で失敗して、2人からの女性にフラれてたって、私にとっては、
初めてあったあの日のままのアイドルなのです。
ある日、何気に雑誌の占いを読んでいた。 自分の生まれ月でない月を間違って読んでいた。(偶然か必然か?)
* あなたは異性に対して、過剰な期待を寄せすぎです。 相手は生身の人間ですので、そんなあなたを重荷に思っています。 負担に感じさせないようにしましょう。
なんでかわからないけれど、よその人のための占いなのに、敏感に反応してしまった、それは常々、私自身が危惧していた事柄だから。
きっとA課長は、私が崇拝するよりももっともっと生臭くって、性欲も物欲も出世欲もあって、飲食もすれば、排泄もするし、
そんな人間という生物ならあたり前の生態であっても、彼なら全部かすみに転化してそうな、そんなクールなイメージなんです。
果たして、そんな妄想が届いてしまっているのかどうか、 私の想いは過剰なのでしょうか、
以前なら来社された時には必ず、なんの気無しに顔を出してくれたんですが、この頃は、直接に用事のある部署へ行って、そのまま、帰られてしまう。
残念だ。
少し時間を共有したいだけなのにな。
それ以上は望まない。
お互い責任は取れないし、
刹那的な欲求は湧かないんです、女だからでしょうか。
他の男性と同じくらい気軽にお喋りできるくらいになってから、偶像化すれば良かったのかと今は、ちょっと後悔してます。
さきに、下心を気取られたペテン師のような気分。
さて、ペテン師にはいつかどんなきっかけがあるやもしれぬ、
自分磨きに精進することにしよう、
自分なりの方法で。(たんに文書を読み散らしているだけとも言うが。)
最近の読み物 → 新約聖書
仏教徒の親が卒倒しそうです。 でも、面白いよ♪
「宵待草(よいまちぐさ)」
竹久夢二作詞・多忠亮作曲
待てど 暮らせど こぬひとを 宵待草の やるせなさ
こよいは月も 出ぬそうな
< 西条八十が加えた第二節 >
暮れて 河原に 星一つ 宵待草の 花の露
更けては風も 泣くそうな
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