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■ PHASE-14
★前回の色々なおさらいをしてからOP。 ★今回から新OPですが、今週は双子だけで一杯一杯なのでこっちの感想はまだ今度。
★壊れたマルキオ邸で色々話し合うマリューさんや虎やキラやラクス。 ★そこにたまたま来てしまった姫様のところのマーナさん。 カガリの手紙をキラに届けに来たそうです。 どうやら婚礼を控えた姫様は、セイラン家行っているそうなので出歩けないから、ということらしいですが云々。 「ええっ!?」と驚く一同から、この人たちの中でも当然アスカガは認知されていたという感じなのでしょうか。まあいいや(今回の感想メイン=双子)。
★ユウナ・ロマとの結婚は幼少の頃から決まっていたとのこと。…へー。 ★でもマーナさん自身は相手がどうあれ、姫様が納得出来ない結婚はあんまりだと思っている模様。…彼女がアスランをどう思っていたのか、どことなく気になります。 ★その頃のカガリさん、セイロン家でユウナの母(?)とおぼしき女性から礼儀作法だ何だとまあ花嫁修業まがいのことをやっている感じです。 個人的にはカガリの嫁修行はキラのお母さんがやってくれればいいと思う(そのうち青髪と結婚するのならね!)
★前回の碑文に続いてカガリの手紙までも日本語。 オーブの公用語って日本語ですか? じゃあプラントは何語ですか? 英語? 対象年齢が一応小学生程度だから、に合わせてあるのかもしれませんが、こんな半端なところで対象年齢に合わせるならもっと普通の描写に気を遣おうよ! 種割れシンとか、ある意味あれお子様のトラウマになるよ! ★手紙の内容のカガリさんの、国を思うところとか、そのゆえに自分を抑えようというある種の必死さが垣間見え、何やらせつない。 「同封した指輪は(中略)もう持っていることは出来ないし、取り上げられるのも嫌だ。 でも、私にはいまちょっと捨てることも出来そうになくて」 このへんにある乙女心の複雑っぷりを読み取れキラ!!(拳振り上げて) ★指輪をアスランが帰ってきたら、返して欲しいと手紙で頼んでみるカガリさん。 「頼む。ごめん」 イヤです諦めないで下さい。 でもたぶん、カガリにとってはこんなの頼めるのキラだけなんだろうなー…と。きょうだいだし、アスランの親友だし。でも切ない。 ★「皆が平和に、幸福に暮らせるような国にするために、私も頑張るから」 …わかってる、わかってますとも。これまで散々カガリに政治家としての自覚やら判断やらをしようよと言ってきた私に、こんなことを言う権利はおそらくないってことは。 でも実際公人として生きるだけのカガリにものすごく不満を覚える。 公人と私人、両方充実させる人なんて滅多にいるわけがない。 でも、カガリという個性に自己犠牲を背負わせるなんてやるせないわけで。 彼女は彼女らしく生きられる場所で幸せになって欲しいのです。 答えは簡単に出ます。 行くがいいキラ!! ★アスランを思い出しながら決然とした面持ちで顔を上げたキラ様、さあ行ってこい。
★婚礼当日、準備を終えたカガリさんの回想。 名づけてアスカガメモリー総集編その1。 伝説の24話の出会い編から、二人して泣いて嘆く31話から。 …ああそうだよねぇ、このぐらいの姫様は、泣いたり大変だったりしたけど、笑うときはすっごい自然で心から笑っていたように思えます。事態は複雑だったけど、彼女自身はすごく自由に生きていたと思います。 だってこの頃のカガリさん可愛いし(それ理由なの)。 笑った顔が一番可愛いタイプのカガリさんだと信じています。
★その頃街中で再会する、マードックさんとアーノルド・英士・ノイマン。 スーツでした。 このシーンのノイマンを神咲さんに伝えるべく、懸命に携帯カメラに収めようとしていたのは私です。仕事明けの神咲さんに見てもらうのはスーツ姿のノイマンです。
★ドレス姿お披露目のカガリさん。 ユウナ以下略の人は『髪が長いほうが好き』(公式プロフィール)という果たしてそれは公式サイトに載せるほどの重要情報なのか、ということを示すがように「でも髪がちょっと残念だな。今度は伸ばすといい」とかいつも通りに言っちゃって、思いっきり頭逸らしてみる花嫁さんがいました。 ★本性見せてきたユウナ以下略。 祭壇までの車中で、酒かっくらってみる花婿。花嫁さんの言葉遣いにまたしてもイチャモンつけてきた花婿。色々もうダメダメです。 演技派がどこまでも崩れてきました。 ええわたくしふと思ったんですの。やっばーコイツ正直三上亮と同じカテゴリに入りそー。 なので最後には言って! 「傷ついてるのは僕のほうさ!!」(遊んでる人) ★「マスコミも山ほどいるのに、もっとにこやかな顔して」 酒(らしきもの)思いっきり飲んでるアンタに言われたくない。
★またよくわからない場所の地下にもぐっているキラとマリューさん。 本当にそれでいいのか、とキラの何の判断についてかを明確にせずに確認するマリューさん。 …ネタバレ知ってる派としては、これがこの先の展開についてを言っているのだとわかりますが、知らない人にはどうなんだろう。意味不明すぎるんじゃないでしょうか。 彼らたち、なんて変な日本語を違和感なく使ったりする脚本家と見過す監督の下では、こんな下手な会話劇も可になっちゃうんですね!(こだわるね) もともと種っておかしい日本語をポロっと出してきますけどネ! 接続詞変だぞ! とか。 ★よくないとわかっているのに、何もせず諦めたらまた同じことの繰り返しだと言ってみるキラ様。 ごめん、私には君がこれまでどんな風にしてその答えを出したのかがさっぱりわからない。 前作の前半で散々わんわんと悩んで葛藤し続けた割には、プラントでラクスと過ごした途端突然悟っちゃったよりも、今回のこの悟りっぷりが全然わかりません! 何もせずぼやーっと考え込み続けて、襲撃を受けてやっと目が覚めた? そんなキラが起つ意味と目的は、同じことをしちゃダメだから? 何が正しいのかまだわからないけど、とか言ってるのに? …この先もまだ「ごめんやってることの意味がわかんないよキラ」という点があるのですが、それは進んだ先のところで。
★CM開けて、姫様とユウナ略が車で祭壇までのパレード中。 ユウナの手の振り方が、いわゆる皇族のお手振り(手首はさして動かさず手だけ振るアレ)。 姫様が無反応なのに不満げなユウナ略。 「ほら、カガリ」(で、肘で小突く) 何このいきなり亭主関白。 わかっていたことですが、顕著に結婚さえ決まってしまえばお前なんてどうでもいい路線がくっきりと浮き彫りに。わかりやすい。ユウナ本来の女性の好みって、髪が長くて女らしくておしとやか、とか大和撫子幻想抱いてそうです。 ★自分の義務を思い出したのか、微笑んで手を振ってみるカガリさん。 …そんなかたちで、大人になって欲しいわけじゃなかったんだけど、な。 ★ウズミ様のこととか、シンのこととか思い出してみるカガリさん。 あのウズミ様の「そなたの父で、幸せであったよ」を思い出してみる姫様。 アスランの「君は、俺が守る」シーンも思い出してみるカガリさん。 隣の人ぶっちゃけ無視して泣いてみる姫様。声を出さずに女優泣き。 …ハイハイハイ、実にこの彼女らしくない泣き方させたアホ、どこのだれ?(制作スタッフです) ★「うれし泣きだろうね、当然。その涙は」 わーその勝ち誇ったようなユウナ略の顔ったら! 数分後を楽しみにしておれ。
★やっぱりどこだかわかんない場所で出航準備をしている虎とかマリューさんとか。 全員オーブ軍の制服ですが、ピンク様だけあのようわからん陣羽織をさらによくわからんデザインにしたお召し物になっております。 トノムラがいません。 ★ヤマト母子の別れ。 えーキラの髪が伸びたなあ、とか地球連邦のよりもオーブのこっちのほうが似合うなあ、とか。この二人って実際は甥と叔母の関係だったっけ、とか。 それにしても、ガンダムの世界=男の浪漫、であり父系社会を中心にするのが当たり前の世界観である、ということが根本にあるんだかないんだかですが、この世界に出てくる母親像っていうのはどうも理想の母像っていうのが多いですね。そもそも母親の影がさっぱり見えない少年少女ばっかりですね。父親像のバリエーション豊かさに比べて、何とまあ無視されっぱなしのお母様方だと思います。 だからってキラのお母様が嫌いなわけではありません。綺麗なひとだなあ、とただ思うぐらいで。
★その頃始まったカガリさんの婚礼。 ★ノイマン操縦席に座って、アークエンジェルいざ出陣。 音楽が前作のものとちょっと似ている気がしました。えーとアイキャッチのストライクのアレとかに。
★新しいパイロットスーツで、フリーダムを起動させるキラ。 CICにラクスがいるのは単純に人手不足だからのようですが、まあ言っちゃうわけです、ピンクが。 「フリーダム発進、よろしいですわ」 緊張感ナッシン……ッ!!(だってピンクの物言いだから) 「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!!」 行ってらっしゃい、キラ…!!(心から) まあ何だ、デス種でキラがきちんと「行きます!」と言ったのは、妹とはいえ余所の花嫁さんを強奪しに行きます!! と言ったわけですね! 別名「ウチの妹返してもらいますから!!」とも言う。
★アンノウン接近中、ということで揺れてみるオーブ防衛軍。 前作では肩を並べて戦った仲間、ということでオーブ軍の中には「アンノウンって…これ、アークエンジェルとフリーダムだよな?」などと顔を見合わせて不思議そうな顔をする軍人さんたちもいます。
★祭壇でハウメアへの誓いを司る司祭(?)らしき人の前にいる姫様とユウナ略。 司祭「互いに誓いし心に、偽りはないか?」 私としては、ここでキラに「その結婚、ちょっと待って下さい」と空から敬語で、でも怒気を孕んだ声で言うようなシーンがあってくれたら、たぶん嬉しかった(楽しかったの間違いだろう)。 当然「はい」と即答するユウナ略に、黙るカガリさん。
★そこに降臨するキラ様。 慌てふためく護衛モビルスーツやらの攻撃能力を奪って、祭壇の前に降りるフリーダム。 カガリ「キラ…!?」 さすがに双子というか、一瞬だってフリーダム=キラ、を見誤いません。 そしてその場で花嫁の背後に隠れる花婿。 ごめんなさい、私が間違ってました。三上と一緒にしたら三上に失礼だ。あのプライドの塊なら、絶対女の影に隠れるような真似するぐらいなら死んだほうがマシっぽい(…願望じゃないの、それ)。 ★逃げる列席者と軍人ですが、…あのさ、誰か一人ぐらい「お下がりください、姫様!!」とか言って駆け寄ってくる人、いないの?
★フリーダム、手でカガリ掴んでみる。 おいおいおいおいキラ!! むき出しで掴むのかよ! …と思った。そりゃ降りてる暇ないでしょうけど、そのまま…。 ★飛んだー!! ★ちなみにその掴む→飛び立つまでの間に。 カガリ「何をする! キラ!!」 キラ「…………」(優しげに笑う) キ、キラキラキラキラキラーーーッ!!!!(笑うか、そこで)
★花嫁奪われて怒らない花婿は大抵いません。 ってワケで、ものすごい形相で「撃て! 早く!!」とか言ってみるユウナ略。あっはっは、先に逃げ出しといてこの有様。残念、三流!(前回まで二流でした) 永遠の悪役、ムスカには遠いね! ユウナ以下略のひと! ★カガリ様にまで当たることを考えたら、攻撃なんて出来ませんと言う軍人さんたち。 ん、至極真っ当。そしてこれはつまり、セイロン家だけがオーブの指導者ではない状態がまだ軍には残っている様子です。 ★残された花婿、「う、うぅぅぅ〜〜っ」としか表現しようのない音を漏らしてみたり。幼児返りかァッ!(どうしようもない)
★式典用の白ハトさんたちとお空の散歩状態のフリーダムと双子。 カガリ「降ろせ馬鹿! こら! キラ!」 あ、うん、すごいカガリっぽくてうっとりです(え?) ★そこに現れたオーブ防衛軍(空軍?)のモビルアーマー。 危険だと判断したキラ、カガリを中に。 キラ「カガリ、ちょっとごめん」 で、コックピットを一時的に持ち上げてカガリを両腕で引き寄せてみるキラ様。まあ当然、膝の上にお姉ちゃんを乗っける弟ですよ! キラ「うわ…すごいね、このドレス」
キラだよ。
政略結婚するところだった双子の片割れを、本人の意思無視して強奪してみて、まず言うことが、服!! カガリ「お前…」 キラ「ちょっと黙ってて。掴まっててよ…!」 そして加速。 おにいちゃんは頑張ります。 ★フリーダムの加速に、掴まってても掴まえるといえば片割れに抱きつくしかない姫様。 アスランといい、キラといい、あの中でどこに掴まれっていうんですか。 ★再三着陸を促す防衛軍に、「…ごめんね」と呟いて攻撃をしてみるキラ。 キラは慣れもあるしコーディネイターだし、ということですが一緒にいるカガリさんは大変そうです。緊急事態でも女の子は大事に扱おうね、キラ!
★それでも相当久しぶりの双子エピソードに幸せを感じました。
ああもう可愛いですね! っとにね! きゃー!!(ばんばん) …みたいな。 えへ、ここだけの話アスカガ指輪エピソードよりも悶えた。
★フリーダムにカガリが拉致されたということで動揺が走るオーブ軍。 ★カガリを伴ったフリーダム、キラの帰艦に動き出すアークエンジェル。 ★オーブ護衛艦の司令官、いつぞや「知るか、俺は政治家じゃないんでね」と言ったあの男前の司令官、またも皮肉げな様子で「対応は慎重を要するんだろ」と撃たずにエークエンジェルを見逃す方向に。 男前司令官の胸中の独白。 「頼むぞアークエンジェル。カガリ様とこの世界の末を…」 でもって、司令官含む、一定以上の階級と年齢の人たちは一斉にアークエンジェルに向けて敬礼。 ★…もしかして、この司令官、ウズミ様時代に彼に世話になったり近しいところにいたけど、世代交代や何やらでこっちに異動になったとか、そういう人なんでしょうか。 ★とりあえずオーブも、政府と軍部全部が開戦に賛成しているわけではなく、そこはかとなく分裂部分が見えるような気がしないでもない。
★キラ、カガリ、フリーダムに戻ってみる。 事態をよくわかっていないカガリと、穏やかに微笑んでみるキラの姿でEDに。
★極端に言うと。 萌要素以外何もない回でした。 すでに制作側がそういうスタンスで続編を描くんだと、言ったも同然ですね。ああそうですか、そういうことですか。質より萌えね、ハイハイ、みたいな。 こりゃ生粋のガンダムファンは怒るわ、と思わずにはいられません。 双子好き派としてはお祭り騒ぎになりますが、良質の作品を求める人にはものすっごく不向きです。回想以外で主人公喋ってないし。 ★そもそもキラがカガリ強奪を企てる理由が明確にされてない。 意に沿わぬ結婚じゃないって、カガリが手紙で書いているにも関わらず、そんな彼女の意思を無視することに何も疑問を抱いていなさげなキラ様。 多少でも彼女の国を思う気持ちをわかってはいるけど、それでも承服しかねる部分もあるのだ、というような彼の気持ちとか葛藤とかが、全然見えません。何考えてあんなことしたんですか君は。 むしろあれだとカガリのためとかじゃなくて、アスランが悲しむから、という路線にも見ます。どっちだ、何だ、何のためによキラ! こんなの何か違うよ! という思いだけで「もう攫うしか方法がない!」とまた出た種のお家芸、短絡的で力技、でも見栄えがするエピソードに成り代わったとしか思えません。 きちんと理由と根拠のあるエピソード作りを提言したい(たぶん今更)。 設定は面白い要素と可能性を秘めているのにも関わらず、表現方法で実にダメ方向を突っ走ると思う、ガンダムシード。 今回に限っては、どこかしらでキラがあの国家元首拉致の暴挙に出る前に、そうする理由をわかりやすい表現で一言加えるだけでも、随分印象は違うんじゃないかと思うんですけど。 抽象的な言葉を繰り返すだけじゃ、伝えたいことは見えないよ! 誰か一人ぐらい脚本側に優れたストーリーテラーの才能を持つ人いないんでしょうか。
★双子好きとしては諸手挙げて大喜びですが、優れた作品になって欲しいという願いはいつだって砕かれっぱなしです。 自分が好きだと思うものなのに、キャラ萌えアニメです、と人に言わねばならずなおかつ「あんまりオススメしません」と言うよりほかないこの切なさ。 ★腹を括って萌えアニメだと思って観るには、私の覚悟はまだ決まっていません。 たぶん私の中で、自分の萌え要素を満たしてくれる心と、良質なアニメを見たいと思う心が、微妙な具合で折り重なっているんだと思います…。 ほんっとに、戦争の発端が環境破壊によるエネルギー不足であるところとか、旧人類と新人類というったようなカテゴリ分けと、一般少年少女だけど政治にも関わる立場の子たちとか、立場が違う生き別れの双子とか、設定に関してはすごく面白い要素が揃っていると思います。 続編になるなら、いっそ前作キャラはただの脇役だと割り切って、近作のキャラたちを主軸にした世界の移り変わりを描いていって欲しかった…と思います。何度引っ込めアスランと思ったことか。 前作は戦争を引き起こす側に近い生まれの子たちばっかりだったから、近作はもっと一般の視点で戦争に巻き込まれた子たちが、どう協力しあってそれらの根底を終わらせるか、と追い求めていくものだと当初の設定を読んだときは思ったんですけど。 ごめん、私には未だこのアニメが一体何を描きたいのかさっぱりわからないよ…。
★でも今回は双子エピソードに喜びをかみしめたいと思います。 こういうのがこのアニメの正しい楽しみ方なんだよね!(キャラ萌え、エピソード萌え)(せつない…)
2005年01月15日(土)
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