アキヒカ妄想日記
小室麗華



 あふれる思い。番外編。その1

こっちも早く進めたいと思いつつ、なかなか…。
とりあえず始まり始まり。アキラさんの物語。


「あふれる思い。番外編。その1」


アキラは、携帯を買った。
手合いが増え、中学を卒業したらますます忙しくなるのは目に見えていたが、アキラは携帯の必要性をあまり感じていなかったので、自分から買ってはいなかったのだ。
しかし、父とともに母も家を空けることが多くなり、お互い連絡がとりづらくなってきていたので、持っていた方がいいだろうということになったのだ。


「アキラ君、携帯買ったんだって?番号を良かったら教えてくれ」
塔矢家で、名人に会いにきた緒方がアキラの部屋の前でアキラを捕まえて言った。
「…情報早いですね、緒方さん。昨日買ったばかりですよ」
まあいいじゃないか、と緒方はアキラから携帯を取り上げる。2つ折りのそれは、いまどきはやりのカメラ付ではない。色も銀色でありふれたもの。
買う時に、アキラが「余計なものはいらない」と言ったからだ。電話をかけられて、受けられて、そしてメールができればいい。そんな程度。
「ちょっと違うが、同じ会社のだから、難しいことは無いか」
と言って、緒方はなにやら携帯のボタンを忙しく操作し始めた。
そんな緒方を横目に、アキラは小さくため息をついた。
まあ、緒方とも連絡をとる必要にかられることがあるだろう。まだ説明書も良く読んでいないので、番号やアドレスのメモリにはまだ自分の家と棋院、碁会所くらいしか入れていない。
「…ほら、これでもう完璧だぞ、アキラ君」
どこかにやけた笑いで、緒方が携帯をアキラに返す。その笑いに何かが引っかかって、アキラはいぶかしげに緒方を見た。
「何が完璧なんですか?」
にやにやしながら緒方は言う。
「ついでに、芦原とか…まあ、アキラ君に必要そうなので俺が知っているのを入れておいたから、後で確認しておいてくれ。アキラ君の番号、芦原には俺から教えてもいいか?」
「ええ、かまいませんが…」
じゃあ、と手を上げて緒方は帰った。


携帯に何かされたんだろうか、と思って、まじまじと見てみるが、特に変化は無い。表示されているのは、買ったときから変えていない、カレンダー形式の壁紙だ。
そして、ふと思い出した。
「ちょっと違うが、同じ会社だから…」
と緒方は言っていた。
(…?)
確か、緒方のは自分のとは違う携帯電話会社のはずだ。機種のメーカーも違う。


(…メモリ…)


なぜだかドキリとして、アキラは慌てて部屋に戻り、椅子に座って携帯のメモリを確認し始めた。

「…緒方さん…!」

どういうことだったのか、すぐに分かった。
メモリの件数は少なかった上、それが登録ナンバー000で一番に出てくるように登録されていたので、それは真っ先に目に飛び込んできたのだ。

【000  進藤ヒカル  090―○○○○―○○○○】

ご丁寧に、メールアドレスや家の番号まで入っている。
(緒方さん…必要って、進藤のことですか…)
勝手に人の携帯のメモリを操作してまで、あの人はこういう「いたずら」をして楽しむ人だ。
アキラがすでに入れていたナンバー000は家のものだったので、それを新しく入れなおして、携帯を閉じる。
ヒカルも最近、携帯を買ったと言っていた。それが多分、アキラと同じ携帯電話会社のものだったと記憶している。


…無意識に、同じところを選んだ?

いやいや、違う、となぜか赤くなる顔を振ると、アキラは再度携帯を開いてメモリを見てみた。
進藤ヒカル、の文字が、携帯の小さな画面に光っている。
少し時間を置いて、バックライトが消えて、暗くなった画面を、アキラはじっと見つめる。


…緒方さんと進藤って、そんなに仲が良かったかな。


アキラは、ヒカルと緒方が割と仲がいいらしいことは知っていたが、ヒカルも買ったばかりであろう携帯の番号やメールアドレスを緒方に教え、果ては家の番号まで…。

(進藤…)
アキラは、ふとこの間のことを思い出していた。
それは、名人戦1回戦の時のことだった。






名人戦1回戦で打った後、アキラはヒカルと碁会所で打つ約束を取り付けた。
検討が終わった後、帰りかけたとき、まだ物足りなそうにしているヒカルに、アキラが声をかけたのだ。
「進藤、今日はもう帰ろう。遅くなったし」
「うん…」
棋院のエレベーター前は、もう自分たちだけになっていた。エレベーターがあがってくるのを待つ間も、ヒカルはどことなくぼうっとしているようにアキラには見えた。
「どうしたの、進藤?」
小さな音を立てて到着を知らせたエレベーターに乗り込むと、アキラは1階のボタンを押して聞いてみた。
「うん、なんかさ…まだ、もっともっとオマエと打っていたいなって思ってさ」
きらきらと瞳を光らせて、ヒカルが言う。
「オレ、オマエと打っていて、ホント楽しくてさ。もっと打ちたくて仕方なくなる…オマエは?」
そう言って、ヒカルは満面の笑みをアキラに向けた。
(…!)
ドキリ、と心臓が跳ね上がる。
わずかに赤くなる頬を気づかれまいとして、アキラは扉のほうに顔を向けて答えた。
「そうだね…ボクもそうだよ。だから、もし良ければ、これから手合いが無いときとか、ボクのところで打たないか?」
自分でも、思いがけない言葉が口をついて出ていた。言ってから、その大胆な発言に自分で驚いた。
ヒカルも、一瞬目を丸くしたが、嬉しそうに答えた。
「ああ、いいぜ!手合いの無いときとか、打とうぜ」
「…え、いいのかい、進藤?!」
これまた思いがけないヒカルの答えに、アキラが思わず詰め寄る。
ちょうどドアが開いて、そんなアキラから離れるようにヒカルが先に外へ出る。
「はは、何驚いてるんだよ、塔矢。いいじゃん、オレもオマエもそう思ってたってことだろ?打とうよ、もっと。たくさん」
棋院のドアへと向かいながら、ヒカルは言う。そのヒカルの後を追うようにアキラも外へと出た。
「オレさ、もっともっと強くなりたいし…オマエともっと打ってみたい。オレとオマエなら、きっといろんな碁が打てると思うんだ」
夢見るような顔で言うヒカルに追いつくと、アキラは言った。
「本当にいいのかい?その…進藤の先生って確か…」
「ああ、森下先生のこと?大丈夫、内緒にすればいいって」
駅へと向かいながら、2人は連れ立って歩いた。割と早足のアキラは、ヒカルに会わせてゆっくりめに歩く。
「そうだけど…」
どうもひっかかる、といった感じのアキラに、ヒカルはすねたように唇を尖らせて言った。
「何だよ、オレと打ちたくないのか?塔矢は」
「違う!打ちたいんだ、ボクも!」
またもや詰め寄るアキラに、ヒカルは笑いかえした。
「なら、いいじゃん。今度、手合いが無いときとか、時間があったら絶対打とうぜ。オレ、楽しみにしているからな」
電話してくれよー、オマエの方が忙しいんだしな、といって、ヒカルは駅の中へと姿を消した。
アキラはドキドキしている心臓をなだめるのが精一杯だった。
(なんで…ボクはこんなにドキドキしているんだろう)
初めて、ヒカルの笑顔を間近で見たからだろうか。
そう考えて、気がついた。
電話してくれよ、とヒカルは言っていたが、お互い電話番号を交換しなかったことに。

かけてくれ、というのなら、教えてくれないとかけられないじゃないか…。
進藤らしいといえばらしい。携帯を買ったと、和谷君とか言う友人に言っていたのが聞こえていたから、その番号を後で棋院ででもあったときに教えてもらおう。
とりあえずは、また棋院で会えた時かな…。

そう考えて、アキラもドキドキを抱えたまま帰途につく。
そうして、その時のヒカルの笑顔はアキラの脳裏にくっきりと焼き付き、しばらく離れず、思い出すたびにアキラは胸のドキドキに悩まされたのだった。





(でも…これでかけられることはかけられるんだな)
緒方が入れてくれたおかげで、棋院で会うことを待つこともなく、ヒカルに打つ約束を取り付けることもできる。
携帯の画面の「進藤ヒカル」の字を見ながら、今かけるべきかどうか、アキラは考えていた。




続く。


            ○○○○○○○○



はい、始まりましたアキラさん編!珍しく緒方さんなんて出てきます。
…たぶん、また書き直ししている…かなあ。。
これも本にいれるかどうかは考え中。入れるとしたら、多分改稿しているでしょうね。
いつも、SSは何度書きなおしても直したいところが出てきて…キリがないです。

良ければ、感想くださいな。
しばらく続くと思います。何回くらいになるかは未定。

しかし、緒方さん、勝手に他人の携帯番号とかを許可なく教えてしまっています。いいんでしょうか。私なら嫌ですね。教えるのなら、私が直接教えたい。
で、教えて欲しい人には、直接教えて欲しい。

2002年11月28日(木)



 第173局感想。暴走中。

ポスター怖い。
高永夏のまつげも怖いけれど、行洋の目も怖いけれど、何よりヒカルの顔がー!!ホラーっぽいような…(号泣)。
アキラさんがまあかっこいいからよしと…したいけれど出来ないわ…ヒカルが…ヒカルがぁ!裏のゲーム紹介のヒカルとアキラにほっと一息したのは間違いではないよね?



激情家塔矢アキラ。の表紙でしたね…ああんもう!一コマ目のアキラさんのうとうと顔とヒカルの真剣な顔に萌え、2コマ目の居眠りするヒカルと真剣なアキラさんに萌え…そして!
やかんと茶碗が飛んでいるということは、お盆ごと投げつけているわけですね。さすがはアキラさんですvvv
そのアキラさんの表情に、うふふふふvvvとなってしまったのは私だけではあるまい!
しかも、3コマ目は、今まではみんな軽く1発殴るってかんじなのに、いきなり…(爆笑)。ヒカルもなんだか力入っている感じ。でも、ヒカルのハリセン、アキラさんのあまりの攻撃に止まっちゃったように見えます(笑)。
あ〜この3コマ目すごく好きだわ〜vvvアキヒカを表しているよね?…ね?(なぜかいきなり気弱に…)



「疲れてなんかいない!」とヒカルにむきになって答えるアキラさん。「そう?」っていう感じのヒカルの表情が可愛いよね〜vvvもう、ヒカルのいうことには何でも負けず嫌いなアキラさんってことかしらん。
それとも、ここで旦那の威厳を見せておかないとってところかしら?
あ、もしかして、いざベッドの中でヒカルを押し倒したとき、体力が無いなんて思われたくないから?いっぺん逝っとけ小室。

お湯がなくなって、沸かしてくることに関してなんだか喧嘩ごしのアキラさん。
「進藤、何でいつもどおりにしようとしないんだ!社なんて邪魔者は気にするな!」というアキラさんの心の声が顔と態度に表れて、ヒカルもついむっとしたのかしら。
夫婦喧嘩は駄目よ〜。それこそ士気にかかわるわよ。
それできっと社君は自分がお湯を沸かしに立ったのよ。当てられてしまったのね。
気を使うわねえ、社君…。北斗杯期間中、大丈夫?(笑)


倉田さんが来たことで、なんかあせっているアキラさんが可愛いよね〜vvv
部屋のことであせるアキラさん。もしアキラさんの部屋を倉田さんに見られたらヤバイのに違いない…。
アキラさんの部屋は、ヒカルがしょっちゅう泊まっていくから、ヒカル用のタオルとかパジャマとかがあるに違いないもの!!(手をつけられない壊れっぷりの小室です…)

そして、かいがいしく片付けをしているヒカル。
奥様ぶりを発揮しています。
アキラさんが一人暮し同然になってからというもの、2人で塔矢邸で過ごすことが増えたから、自然と2人で生活していくリズムが出来たのかしら?
片付けながら倉田さんに話し掛けるヒカルの表情は、なんか満たされています。(それはお前の妄想だ…)

しかし、社君も倉田さんに押されっぱなしって感じですね。寿司の「上」より「並」が好きって…倉田さん…塔矢家ではきっと特上以外は出前とったことなさそうなのに…(苦笑)。夕飯まで食べていくことを当たり前のようにいうあたり、さすが倉田さんです(笑)。
今回のことで、けっこう社君好きになりそうです。なんか可愛いと思うの、彼。しかも、小4まで関東にいたんでしょ?東京ってことかしら?
なら、実は小さいころヒカルと会ったことがあった的なネタが出来るじゃん!社×ヒカルおっけい?!
アキラさんでも可なんだろうけれど…駄目よ。アキラさんとヒカルが小さいころ会ったことがあったネタがあるんだから!(それが理由か?おい。)


で、食事中の4人ですが。ヒカルの隣にアキラさんがいない!何で?!やはり並んでいるとしっとりと落ち着いてしまうお似合いカップルだから?!(違)
お茶を入れるアキラさんは、なれたしぐさって感じですね。素敵♪アキラさんにいれてもらうお茶は格別だろうな〜vvv
んで、倉田さんが決めた午後の対局の組み合わせ。塔矢が隣で無意識の脅迫でそう言わせたのかしら?進藤はボクと打つんだ!ってね。言わなかったら即…という位置だし(それかよ…)


北斗杯の話になって。
アキラさんの顔がりりしくなっていくのが萌え〜♪ヒカルも真剣な顔になって、かっこいいよね!
ヒカルは誰が大将か副将かってのが気になるご様子。
「うちの大将は塔矢だ」って言われたときのアキラさんの顔…かっこいいよね…うっとり。
そうだろう、っていう感じの自信っていうの?アキラさんって、いい男だよね〜vvvヒカルは幸せ者ね!
で、その時のアキラさんの襟元と首筋に萌え。←しつこい…
ヒカルもなんだかきりりとして、素敵♪白(だと思うんだけど)のシャツにズボン、というシンプルな服装って、男の子の色気って言うの?健康的な色気を出していると思うのね。それだけでかっこいいのvvv「幽遊白書」の幽助がそうだったの〜♪(実は幽助が好きだったの、桑原×幽助で。あと飛×蔵または蔵×飛。)

それにしても…ヒカルの襟元。アキラさんが欲情しそうです(笑)。あまり素肌をさらさないほうがいいんじゃないのかしらん(余計なお世話だ。)。


倉田「塔矢を大将にして、進藤を副将にしないと(塔矢に)何されるかわからん」っていうのが倉田さんの心の言葉と見ました。(妄想がまたもや暴走気味です。)

それにしても…ラスト近く、アキラさんファンにはもう暴走しろって言わんばかりのアキラさんラッシュ!!ああん〜vvv
「盤上で〜」というヒカルのせりふの時のあおりの顔はちと…ですが、その後のP、塔矢アキラファンになれ〜と洗脳されていくようですネ!


それにしても…2週間空くのか…淋しいわ…耐えられないかも。その淋しさをSSや原稿に向けます!

2002年11月25日(月)



 第172局感想。もう爆発。シリアスもあるし。

何とかは犬も食わないと申します。
…表紙から痴話げんかですよ…社君が引いているじゃないの。
「ってホンマか?コイツら?!」の言葉の中には、人前でなにイチャついてんや、ホンマにいいんか?!的な言葉が隠されていたものと思われます。

タイトル。「塔矢」ですよ。「塔矢家」ではなくて、塔矢
…さっすが名人のお宅ですわ…。
あ、でも、アキラさんの家族とかを表すわけではないのだから、「邸」でいいのか?庶民のワタクシには分かりません(苦笑)


ヒカルのお母さん。あなたが塔矢邸に行ったら、きっとアキラさんはあなたに挨拶をしてしまいますよ?きっと。
「初めまして、進藤の生涯の伴侶の塔矢アキラといいます。」とか言って(間違っているのは小室の頭の中。)
あ、でも、もうすでに何回か会っているだろうしなあ。もしアキラさんの両親がそこにいたら、結納とか言い出しそうですねアキラさんは♪


しかし…なんかもう今日の日中は仕事になりませんでしたよ!いよいよ合宿なのね〜vvvって!駅に向かう途中の、ヒカルの厳しい表情…大人のヒカルの顔って、こんな感じになっていくのかなあって思いました。素敵♪
でも、ホントは…まだまだ幼いヒカルでいてほしくもあるのです。


「オレも初めて行くんだ」ですか?ヒカル、アキラさんにそう言えと言われているのですか?もう隠さなくったっていいじゃないの?
だって、アキラさんの家の玄関に入る時、社君は「あがらせてもらうで?」と断っていますが、ヒカルはそのまま慣れた様子で玄関に入っています。
そのへんでもうバレバレです。
ようやくついた安心感で、きっと気が緩んでしまったのね♪


アキラさんの家に着いたときの、ヒカルの顔が可愛いの〜vvvクシャ、って地図を握りしめた時の顔!道を間違えたって言ったときの顔!!アキラさんも素敵よね!
この2コマ、右半分に視線が行ってしまうのも仕方ないよね!!
で、その後、喧嘩になる2人…。↓。

「だから駅まで迎えに行こうかって言ったろ?(社に暗がりで襲われたらどうするんだ進藤!)
「地図があれば大丈夫だと思ったんだ!(暗い時間になんて通ったこと無いから仕方ないだろ!)

…で、どうですか?(何がだ。)
ヒカルは、いつも明るい時間にしか塔矢邸への道は通ったことが無いのよ。遅くなると泊まっているから。暗いときに帰る場合は、アキラさんがボディガード(違)を勤めていたに違いないわ。
それに、今回迷ったことで、社君にもばれないしね!(妄想大王…)
でも、目の前での喧嘩を見て、社君がうすうす気がついたりして(笑)。


部屋に荷物を置くときのヒカルが…可愛いよね?ね?アキラさんがよく後ろから押し倒さなかったもんだわ。


アキラさん、微妙に機嫌が悪いようですね。
そりゃあ、ヒカルは社君と待ち合わせして一緒に来たりしているし、迷っている間に何かされたかもしれないし(それはアキラさんの被害妄想(?))、言い返さない社君に「言い返せよ!」なんて言っているし。
しかも、なんだか社君と妙に親しくなっているし。
…ヤキモチ?

超早碁で、社君に先に打たせたのは、ヒカルとはなるべく打たせないため?勝ち抜き戦なら、アキラさんが勝つ割合がダントツだろうし。
明日、倉田さんが来るまで、なるべくヒカルと打たせない作戦と見ました。(それは小室の思い込み。)


それにしても。
今回はアキラさんがりりしくて、かっこよくて、萌えますわ〜vvv
「『後は勝つだけ』か」というときのアキラさん、首筋から鎖骨のあたりが萌えポイントです。(どこ見ているんだよ小室…いいかげんに皆あきれているぞ…?)


ここからちょっとシリアスモードへ(辛いわ…落差ありすぎ)。

「強くなりたい」と願うヒカル。
佐為が、ヒカルの碁の中にいるから。
「オレは生きてる!」の言葉の中に、いろんな深い意味が隠されていると思う。
うまく言葉に出来ないけれど…ヒカルにとっての、佐為という存在の大きさとか、強さとか。それこそ、色々、たくさん。
佐為という存在が、いかにヒカルをささえ、ヒカルを強くしていることか…。
アキラさんという存在とは、まったく別次元の、存在。
その存在を信じている限り、きっとヒカルは強くなれると思う。
信じるというか…なんて言ったらいいだろう。
感じる、とも言えるとも思うし…難しいわ。

これからも、スランプとか、いろいろとあると思う。
だけど、ヒカルなら、どんなことも乗り越えて、きっと行ける。
そう信じてる。
高永夏の言葉に、言い返せなかったことで思わず厳しい顔になっているけれど、これからの戦いにむけての、起爆剤になるよ。
だって、ヒカルは、ずっとずっと碁を打っていくんだから。
それが、生きた証。
ヒカルも、佐為も。2人とも。
…もちろん、その隣には、ずっとアキラさんがいるんだけどね♪

社君、家庭の事情で、大変そうだよね。ヒカルの持たされたお弁当を見ている表情に、(これは後で社君ネタが出てきそうやなあ…)って思いました。
見たい気もするし、それよりもアキラさんとヒカルを見たい気もするし(笑)。

社君に比べて、やっぱりヒカルは理解ある家なのかなあ、って思いました。
お弁当とか、進学のこととか。アキラさんは、そういう意味では問題外だし。
だから、ヒカルのことを割と気安く思っているのかなあとかおもいましたわ。
だって、棋院で電話番号調べたりとか、北斗杯前に打とう、なんてこと、いきなりヒカルに電話して来たりとかしているし。アキラさんでもいいはずなのにね。
アキラさんよりも、近い感覚なのかな、ヒカルって。社君にとって。
ヒカルにもそれだけ注目しているってことなのかなあ。
社君にも、密かに頑張ってほしいなあと思います。

あ、でも、きっとヒカルも、進学しないこととかに関しては、両親と小さくは無い何かがあったはず。
…ネタ出来そう(笑)。アキラさんを絡めて。


ところで。最後にちょっとだけ。
最後の方のPで、アキラさんと打っているヒカルですが…メッシュが落ちていますか?メッシュで無いと、なんかヒカルっぽくない…かも(←おい。文句つけるのか小畑先生に。)


2002年11月18日(月)



 あふれる思い。番外編。(プロローグ)

書くと言っておきながら、遅いぞ…小室。
今回から、アキラさん編です。告白までをとりあえずは。
もしかしたら、もうちょっと書くかもですが。



「あふれる思い。番外編。(プロローグ)」



「…追って来い!」
そうボクが言ったとき。
キミは、真剣な瞳の中に、心の底から嬉しそうな光を秘めていた。
名人戦一回戦のとき、エレベーターの中での言い合いが、実はボクは楽しかったんだ。キミにはずっと秘密だけど。

それから、いろんな話をした。
打ち終わってからも、検討をしながらも。
ボクの碁会所で打つ約束。
持ちかけたのはボクのほうだ。
内心、断られてもしかたないと思っていたのに、キミは笑顔でOKしてくれた。

その時、思った。

もっと、この笑顔を見たい。

本当は、碁会所で打つ約束を持ちかけようとする前から、思っていたんだ。

キミを、もっと知りたい、と。

思い返してみれば、キミの笑顔なんて、ボクはほとんど見たことが無かったから、だから、きっとこんなに心臓がドキドキしたんだろうって。

…その時は、そう思ったんだ。


いっしょにいると、分かる。
キミはころころとよく表情が変わる。
嬉しそうにニギったと思ったら、すぐに真剣に碁盤を見つめて。
負ければ、悔しさを隠さない。
勝てば、その喜びを素直に表す。
碁会所のほかの皆とも、すぐに打ち解けて、明るく笑い声をたてていたりもする。
ボクと打つのを、楽しみにしていてくれるのが、うれしかった。
キミと打つのが、ボクは何よりの楽しみになっていたから。

そうして、少しずつ、ボク達は近くなった。

碁の話ばかりだったのが、日常会話も交わすようになったころ。
市河さんに言われたんだ。

「アキラ君、進藤君が来るようになってから、なんか変わったわね」

…変わった、だろうか。
何が、と聞くことは、進藤が来たことで途切れてしまって、結局そのままだ。


目の前の椅子に座る進藤は、確かに外見は変わった。
頬のあたりが、すこしすっきりとして。
それに…。
「塔矢?どうしたんだ?」
ボクが何も言わないのを不審に思ったのか、いきなり進藤にのぞきこまれて、その顔の近さにドキッとした。
「顔、赤いぞ?熱あるんじゃないか?」
そう言って、キミはいきなりボクの額に手を当てる。
突然のことで、ボクは固まってしまった。
それが進藤を勘違いさせたのか、熱は無いんだけど、とつぶやくと、進藤は席を立って言った。
「今日は、よそうぜ。オレ、また来るから」
…これもまた、見たことの無い、気遣うような笑顔で、キミが言うから。
平静さを失った心臓の音は、なかなか静まらなかった。



キミが、ボクを変える…変えていく。


予感。確かな、予感。


このキモチは、なんだろう…?



           ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


続く。


始める前に、モノローグっぽく入れてみたかったのです。
意味不明な感じ(爆)。
書きなおししてるかも?どうだろ?
先々の展開に矛盾が出てきたりしたら、書き直ししていると思います。

明日はジャンプよ〜vvvまたキレた感想書いていると思いますが、逃げないでください(滝汗)。

2002年11月17日(日)



 第171局感想。今回はちとシリアスもあり。

1P目の2コマ目を見て思ったの。
行洋…洋服だと、背中がなんか寂しいわ…意外とがっしりしてないのね。ちょっと萌え度低いわ。いや、細いほうが高永夏や緒方さんは萌えるのか(おい。)。
もっとがっしりしていたら、きっと小室さんはころりとまいっていたでしょう(笑)。男は背中ががっしりしているのも萌えますわ〜♪細いのも好きだけどvvvオジサマはがっしりがいいのvvv


ある打ち手との再戦…。
なんかこう…すごく、このせりふを見た瞬間、切なさに泣きたくなりました。
佐為。ねえ、佐為。あなたの存在が、こんなにも残っている。
嬉しさと、切なさと…心細い感じ。これが一番近い言葉かなあ。
なんでだか、自分でもよくわからないけれど。淋しいのかな。
それが一番「近い」からさ…うまく言えない。

ヒカルがこの事を知ったら、なんて思うだろう。なんて考えるだろう。
北斗杯の前に、行洋が帰ってきたとき、もしヒカルと対面したら。
もしかしたら、そういうシーンが、あるのかもね。
佐為とのこと、ヒカルのこと。いろいろと考える。
普段は私、妄想しかないように見えますが(そうじゃないのか?)、結構考えたりもしています。(説得力ねえ…)
名人との間にも、佐為は確かに存在しているの。アキラさんだけでない、ヒカル以外の人の中に。
佐為という存在は、2部が始まった今でも、やはり私の中では別格でして。
アニメで、これから佐為が消えていって、あのヒカルを見なければならないかと思うと…心がちぎれそうなくらい、苦しくなります。
大事な人を、突然失う辛さ…は、味わわないとわからない。
私の場合は、ヒカルとは違って、向こうにいきなり嫌われて去られたんだけどさ(苦笑)。
それでも、大好きなのは変わらないから、たち悪いんだけどね。(あ、相手は昔の彼氏とかじゃないですよん)
ヒカルと佐為。この絆は、本当にあったかい。最遊記の三蔵や悟空とはまた違うんだけど、大好きだなあ。
佐為といるときのヒカル、すごく好き。


…なんか珍しくまじめに語っているぞ?それこそ頭おかしくなったか?(笑)
いや…それくらい、今回は切なかったのよ。


気を取り直して(直してどうすんだ)。
ヒカルが棋院に入るまでの姿に萌えている私は、どうしたらいいのでしょうか?
だってだって、「ほかの人もみんな冷たかったんだから!」のコマのヒカルの後頭部、可愛くない?!耳から頬にかけてが可愛い!!その次のコマもvvv
で、古瀬村さんに呼び止められて振り向くヒカルもvvv古瀬村さんに、肩に手を置かれるヒカル(多分、このあと、古瀬村さんはアキラさんの『よくもボクの進藤に手をかけたな!』と嫉妬の報復を受けるものと思われます)も!
でもでも、一番はやっぱり「何かあったんですか?」と聞くヒカルの横顔!いやん可愛い〜vvv(いっぺんおちろ小室。)
そのコマがあるPの最後のコマ、「ウソなもんか!〜」のコマのヒカル。
唇がなんか艶っぽいです。アキラさんてばこの唇を奪っているのね〜ふふふ♪←なんかもう落ちるところまで落ちています、この人。せっかくシリアスに始まった感想なのに(何を今さら。)。


で、無理やりにもどります、シリアスバージョン(辛いわ…無理やり過ぎて)。
秀策(イコール佐為)を、よりによって「たいしたことない」って言われているわけだよね…なんだか、「…たいしたことない?」って、思わず繰り返してしまっているヒカル。ビジュアル的には『萌え』なんだけど(笑)、なんたって今回は佐為の影がちらついているので、いつもみたいに出来ないですね。
来週が、ドキドキです。
ヒカルが好きだから、というのもあるんだろうけれど、でも、秀策をこういわれることに対して、やはり私も「イコール佐為」だから、すごくこう…複雑。なんていったらいいか、わからなくなるくらい。
ヒカルにしてみれば、大好きな佐為のことを、こうまで言われるわけだから、これはもう高永夏には負けたくないよね!
…アキラさん。愛するヒカルのためにも、絶対に!負けられないわよ!っていうか、負けたらヒカルに嫌われちゃうぞ!
もちろん、ヒカルもね♪勝つのよ!!


さて。
来週こそ、アキラさん出てね!
多分ヒカルの近辺にいるのでしょうが、1コマでもアキラさんが出ていないと、淋しいです。ウサギは淋しいと死んじゃうのよ!(………。)


突然ですが、今、パソコンの故障で、サイトの更新がまったく出来ません。ここはレンタルなので、別のノートパソコンを使用しての書き込みは出来るので、こちらでちょっと「あふれる思い」の番外編を書いていきたいと思います。
今までので、アキラさんサイドの話がなかったというか、アキラさんが告白にいたるまで、を書いていないので。
そんなに長くはないと思うので、よろしければ、BBSにて更新確認していただいて、読んでくださると嬉しいです♪
裏も更新したいのに、出来ないな…くすん。来週くらいには更新可能になるはずなので、たくさん裏もUPしたいぞ!

2002年11月11日(月)



 第170局感想。毎度の事ながらトンデいます(苦笑)

社君、ヒカル狙い?
…って思いました(笑)。
以前、社君が出たばかりのころ、友人のUさんと「社君がヒカルをアキラさんと取り合ったりしてね〜」なんていっていたんですが、マジですか?(笑)


原作でまさかヒカルがアキラさんちにお泊りだなんて!!もうきっとアキラさんが社君の行動を見張るために違いないですよねえ。でもそのおかげで、ヒカルまで自分から「オレも泊まる!」って言い出したから、アキラさんの心中はそれはもう…(笑)。たなぼた状態で、超ラッキー!!ですな。
きっともう、心の中では、どうやって夜、社君をヒカルから引き離して、2人きりになるかと画策しているに違いありません。


表紙の2人に目がいってしまって、うっとりと眺めていたんですが、両脇の2人、これから絡んでくるんでしょうかねえ。高永夏は絶対に行洋狙いだと思っています、ワタクシ。だから、もしかしたら、「秀策は弱い」発言は、行洋を意識してのことじゃないかなあと思ったり。どうでしょうか。


それにしても…手合いの最中にも、ヒカルが自然にアキラさんに話し掛けてるのがめっちゃ嬉しいのですvvv
ヒカルに話し掛けられて、立ち上がる途中のアキラさんに萌え(終わっていますこの人。)。っていうか、今回もアキラさん全部に萌え(終わりまくりです。)。だって足とかさ〜vvv(以下略)。


社君がヒカルのうちに電話したと知ったとき、アキラさんの心の中には、嫉妬心が吹き荒れただろうなあ〜。もしかしたら、勝手にヒカルのうちの電話番号変えちゃうくらいしたりして(笑)
もう顔は冷静でも、心は隠せないのねアキラさん♪「社にはオレが連絡しておく」って言ったヒカルのこと、信じてあげてね!社君の提案をアキラさんに話した結果を連絡するために、社君に電話番号聞いたのよ。それだけよ!
ヒカルはアキラさん一筋。ヒカルにとって、社君は「碁の強いやつだ♪」と嬉しいのよ。

ヒカルってば、「オレも泊まる!」って言った時の顔も、すごく嬉しそうで、それがすごくヒカルらしいvvv「わかった」って言った時の顔もすごくすごく好き♪そのコマでアキラさんはヒカルに見とれているって感じがしたのは私だけに見えた幻覚?


そうそう、気がついたこと。
アキラさんて、ヒカルだけ「進藤」って呼び捨てで、ほかは「君」付けで呼んでいるみたいだよね。越智とかも多分つけていたと思うんだけど…どうだったかなあ。
ま、それだけヒカルが特別だってことよねvvv
読み直しすればいいんだけど、今日はお友達と遊んで帰りが11時近かったので、読み直しは眠気に負けました(笑)。(でもこれは書く)
後でまた読み返してみよう♪


あああ…アキラさん、ヒカル、大好きよ〜♪
「社にはオレが〜」っていうセリフの後、「進藤」ってアキラさんが話し掛けるときのヒカルが可愛い〜vvv見ると周りに人いないみたいだし、そんな可愛い顔していると、アキラさんが押し倒しちゃうぞヒカル!(一回逝っとけお前。)
それに、その次のコマのアキラさん…素敵過ぎます。最高です。こんなかっこいいアキラさんに、ヒカルもまた惚れ直しちゃうこと請け合いですネ!


さて。来週は、塔矢家での合宿なのね!どんなにアツアツのアキラさんとヒカルが見られるのかしら〜vvv
だってお泊りで手合いが無くてみっちり打てるって言っているってことは、24時間一緒だってことでしょ?!来週がめっちゃ楽しみです!

2002年11月02日(土)
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