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■ 紫煙。
煙草など、大嫌いだ。 なのに、その紫煙がこの身を包んでいるのは、 何故だか、とても、安心する。 我ながら矛盾した考えだと、わかっている。 口に残る苦味が、たまらなく不快なくせに。 私を蝕む煙と味を、求めてやまない。
やってないのは、賭け事だけだな、と、自嘲気味に呟く。 独りでいる時の私は大抵自分を嘲っていて、 いつしかそれが当然になってしまったから、 もう疑問など抱く事すら出来ない。
洗い立ての髪についた不快な臭いは、 窓を開けても取れるはずもなく、 自分でしたくせに、とても、苛立ちが増した。
そろそろ準備をしなければいけないだろう。 ここまで嫌ってしまっては、関係の修復は難しい。 一縷の望みは、果たしてどうなる事やら。 私の中では、すでに答えは出ているけれどね。
2005年06月29日(水)
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