I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
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2009年07月28日(火) ■
サマソニはどうなるブンブン
BOOM BOOM SATELLITES@Shibuya O-EAST 今なら言ってもよかろうもん、前回EASTでやった時、しらゆきの嫁さんを見掛けたんでしたよー。 それはともかく、今シーズンからのドラムは平井さんではないと言う噂がささやかれていましたが、こういう噂を流すひとって誰なんだろう、その通りでした。oakのyokoさんでした。で、まあいかに自分の耳が平井さん慣れしていたかと言うのを思い知りました。 いや…yokoさんもわるくないんだが…と言うか、いいわるいで決めるものでもないのだが……今回観た限り、yokoさんは16より8の方が得意なんじゃなかろうかと言う感じもし(四つ打ちキックの二拍目に力が入っているように聴こえる)……そして音響がどうもわるいと言うよりよ過ぎたか(いた位置によるかも知れない)、ものすごくドラムの音がデカく、なおかつ音の分離がハッキリし過ぎていて、生のドラムとシーケンサーで走らせているサンプリングのドラム音のズレがハッッッキリ聴こえてしまい、おいおい…と頭3曲はヒヤヒヤしっぱなしだった。何故…何故ズレる……。モニター返ってなかったのか、いやでもイヤーモニターだろうし、クリックも聴いてるよね? 生のドラムとサンプリング音を一緒に鳴らすのは前からやっていたけど、平井さんの場合は同じフレーズを同時に叩いてもズレを感じることなく、マシンとひとが互いにブースター的な役割を果たしているように感じられて面白かった。それが次第に枝分かれして違うフレーズに拡がっていく様には異様にアゲられた。 ズレと言えば、これ前にも書いた気がするんだけど、川島さんってヴォーカルの入りが1/4拍くらい遅れることが多い。時には1/2拍くらい遅れたり。まあ人力の味だと思うことにしてもいいんだけど、そういうズレや揺れが馴染む楽曲ではない(タメとかいりません!みたいな)感じもするんで、気になることもある。 と言う訳で、しばし意地のわるい聴き方をしてしまったのですが、4曲目の「Dig〜」のアレンジが今迄のヴァージョンアップとはまた違った変わり方をしていてわあっとなり、あんまり細かいとこつっこむのはよそうと後は大概踊り倒しました。「Dig〜」よかったなあ。ベース(だよね)の変則リフが追加され、序盤はかなりBPMを落としてなおかつボコーダーヴォイスの音質も変えていた。歌詞入ってくる迄何の曲か判らなかった。「FOGBOUND」もまたかなり変わってた。「LIGHT MY FIRE」はdiceのヴォーカルんとこ以外もう原型ないよね(笑)「Your Realitys'〜」のチャックDを噛ませるのがもう定番。 しばらくスタジオに籠りっぱなしで久し振りのライヴだったし、まだまだ練習したいーってところなのかもしれません。中野くんが何度もドラムに寄ってタイミングを合わせていたので、そこらへんも含め。10日後のサマソニでどこ迄詰めてくるか…。 で、今すごく心配と言うか不安なのは、サマソニでこの音がどうなるかと言う…マリンですし。もともとマリンの音っていっつも悪いからああこんなもんなんだろうなと諦め気味だったんだけど、2005年のNINではすんごく音がよく、「ああ会場の問題じゃなくてPAの腕なんだ!」と思い知った。出来ないことではないのです。と言うか、ブンブンの場合出来ないと命取りなのです。正直音響が命綱みたいなところもあるので、スタッフさんがんばって!期待してます! あとしらゆきの声がデッカく出ますように。 ----- セットリスト 01. ALL IN A DAY 02. BACK ON MY FEET 03. MORNING AFTER 04. Dig The New Breed 05. Moment I Count 06. INTERGALACTIC 07. CAUGHT IN THE SUN 08. FOGBOUND encore 09. KICK IT OUT 10. LIGHT MY FIRE encore 2 11. DRESS LIKE AN ANGEL -----
2009年07月25日(土) ■
『異人たちとの夏』楽日とか
『異人たちとの夏』@シアタークリエ いい楽日でした。楽日らしく役者さんの感情がたかぶってしまい、声がうわずったりするシーンもありましたが、それがいい方向に転がる楽日マジックのようなものがありました。 **************** 帰宅後、webでフジでのチバくんとキュウちゃんの様子を見る。今年はフジには行かなかった。悪天候でかなり大変そう、オールナイトフジが中止になったそうだ。
2009年07月22日(水) ■
日本語の情報がほしい+(追記)アベが…
あ、出来たみたいよ? アマンダ・パーマーからお知らせ来たー。『COMIC-CON, LONDON, NINJA GIGS, THE BOOK and more...』 毎度のことだがなげー!読みづれー!しかしおもしれー!WKAP book早く届きますように、楽しみー。 Comic-Conにも参加するようです。このComic-Con、詳しくは知らないけど今年で40回目(!)のまんが祭りみたいなものらしいです。今年は宮崎駿さんも来るんですって。 で、明日23日は塚本監督が来場して『Tetsuo Project』のサワリを上映していろいろ話すらしい。 うわあすんごい気になるじゃないの…。 つうかアマンダにしてもてつおにしても日本で全然情報見付からないのがつらい。翻訳ソフト使いまくりですよ。アマンダはともかくつかもとさんのはアスミックから何か情報出してくださいよ……。 やーしかしアマンダはあっちじゃすごい人気みたいですな。このコーチェラでのクラウドサーフィンすごーい格好いーい。日本には当分来ないだろうなあ(泣・マニックスショックでひがみっぽくなっている) **************** 今知った、アベが亡くなった。どうしよう。
2009年07月20日(月) ■
『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』
『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』@原美術館 最終日にすべりこみ。マイクロポップとは今回のキュレーター松井みどり氏の造語で、「様々な情報やイメージの断片を組み換えて、新たな視点や行動の方法を構成し、時代遅れで凡庸な事物や場所に新たな用途を与えてその意義を再生させる芸術表現の方法」とのこと。 先日観た『ネオテニー・ジャパン』に出展されていた作家たちの次世代と言うところかな。アダルトチルドレン的な視点や方法論も感じられました。と言うか、単純に個人的に同世代〜次世代感を強く自覚させられる作品が多かった。それが興味深くも気味悪くもありました(笑) 気になっていたのは無人島プロダクション所属の作家、八木良太とChim↑Pom。八木さんの『VINYL』は今回の展示の目玉にもなっていました。型取りしたシリコンに精製水を流し込み、氷のレコードを作る。それをポータブルレコードプレイヤーで鳴らす作品。映像でもその様子は流れていたのですが、丁度実際にレコードをかける時間に当たったので実物を聴くことが出来た。これが結構鮮明に鳴るんです。冷凍庫から出した時点でもう融け始めるレコードの命は数分。じわじわとノイズが増え、隣同士の溝が繋がってしまい針が飛び、最後には曲の判別がつかなくなる。音を保存するメディアである筈のレコードが、その一瞬にしか存在し得ないものになってしまう不可思議さが面白かったです。映像では12インチのものだったけど、今回は7インチでした。5分くらいしかもたないので、音の変化は7インチでも充分感じられるものでした。 毎回物議を醸す作品を提供し続けるChim↑Pomが今回展示していたのはDVD作品の『イケてる人達みたい01』。着火マーン。もともとシンプルな発想で、だが誰もが実際に手を出さない事に身体を張って首を突っ込みエラい目に遭う集団ですが、「ここ迄やるか!」が笑いに行くか怒りに行くかは紙一重。基本ひとには想像力と言うものがあり、そこは決して他者から口も手も出されることのない個人だけの領域で、だからこそ完璧に自由であるものだが、Chim↑Pomはその頭の中でしか成し得ないことを実際に形にして他者に晒してしまう。正直恐怖感も感じます。世代の違いなのかもなあとは思うものの、無視出来ない存在でもある。 あとは以前森美術館の『六本木クロッシング』で観た『トランクと血と光』が妙に記憶に残っていた田中功起の作品『Light My Fire』『Cause is Effect』が面白かった。あと落合多武のねこものはモチーフがモチーフなだけにもう釘付けでした。ちょ、ほんもののねこ使われたら(いや映像ですけど)もうデレデレ観てしまうがな!
2009年07月19日(日) ■
はげたか3回目とか
■『奇ッ怪』補足 まあとにかく思い返すにつけ見事な作品だったもんで、後から後からああここもよかった!あそこもよかった!と感想が出てくるんですが、ああーそうだったよー読経シーンがすんげえよかったんだ。お能の地唄だけでコンサートやんねえかなあと思うことってあるんですが、今回小松さんがあのいい声で般若心経読むシーンは最高でした。特に後半それに成志迄絡んできますからね。 と思っていたら、ぴーとさんがモロそこに言及してて ウケた。そうそういつ迄でも聴いてられる勢いだった!耳の正月言い得て妙過ぎる。ありゃーちょっとトびましたね、シーンの緊迫感もさることながら ■そんで 今日はげたか観てて、ああ志賀廣太郎さんや嶋田久作さんや小市慢太郎さんの声で般若心経聴きたいーーー!!!と思った(笑) **************** 『ハゲタカ』@新宿ピカデリー スクリーン7 まあそんな訳で3回目です。いや…新宿ピカデリーがオープン一周年記念で1,000円だったんで……。うううやばいよやばいよー(表現さわやか) 姉とMIOさんと行ったんだが、姉はアカマの社長にすごく厳しかった。「わしづに『あんた経営出来ないくせに言いたいことばっか言いやがって』って言うからさ、けっいいじゃん鷲津は経営者じゃないんだからさーと思ったら、わしづがまんま『私は経営者じゃなくてファンドマネージャーです』って言ったからスッキリしたわー!」だって(笑) そんでまあ今回は細かいところを観てニヤニヤしました。スタンリーの法人担当坂本さん、わしづに換金指示されてド狼狽した後「MGS銀行に」ってとこ、一瞬言葉に詰まって「MG…っS銀行」て言うんだよね(笑)ここが妙にリアルだー!NG出さなくて正解!とか、おさむは旅館再生して忙しくしてるようだなってわしづに言われるけどなんかいつもたばこ吸ってねこと遊んでないか、あれは忙しいのかとか、おさむが久々にスーツ着てるシーン、就職活動中の学生みたいだなとかまあそういう細かいとこです。 そしてわしづはすぐ物にあたるな!ホテルのバーのグラス割るし車の窓ドン!てやるし。「この勝負、必ずとる」って決め台詞の後ブルーウォールにどんどん額上げられてムキー!てなるし。癇癪もちです。しかしこんなわしづでも中延さんと村田さんには敬語を使うところがいい上司って感じー! ああ楽しい。しかしスタンリーと提携が決まってにんまりする劉のシーン、その後彼がどうなるか知ってるからやっぱヘコむわ…。 **************** 映画館出たら空にすごく鮮明な虹がかかってた。プレゴプレゴでごはん食べてたら、近くの席のひとり客のおっちゃんがお店のひとに「今日は山下洋輔トリオを観て来たんだ、日比谷で」と嬉しそうに話し乍らホロホロ鳥を食べていた。ああここ菊地さんがよく来るお店だもんねえ。と思ったら、レジ横にNKDS@UNITのフライヤーが置いてあった(笑)
2009年07月18日(土) ■
『奇ッ怪〜小泉八雲から聞いた話〜』とか
■昨日帰宅したら ソニーのひとから留守電入っててビックリした…インストアライヴの当選者全員に中止のお知らせしてるようです、ヒーおつかれさまです……。 なんともかんともで落ち着かないので昨夜はweb上を延々うろうろしてたんですが、どっかで「ベースに代役たてるとか、ジェイムズだけ来るとか出来なかったのか」ってコメントに応えて「いやでもこれ以上ひとり減りふたり減りのマニックスは観たくない…」とか書いてたひとがいて、ひいいその通りです!もう減るの勘弁!と思いました。た、頼む皆元気でくらしてくれ…… **************** 『奇ッ怪〜小泉八雲から聞いた話〜』@シアタートラム 思えば先月からおばけがらみのものばかり観ている。しかも『異人たちとの夏』をリピートしているので、今月の土曜日は全ておばけもので埋まってしまった。 ……まあ、夏だしいいか。いいのか? それにしても、おおお一本!な作品でした。お見事、前川知大!この方の名前は『散歩する侵略者』 で衝撃的と言っていい程記憶に刻み付けられたのですが、その後なかなか機会に恵まれず舞台を観ることが出来なかった。3年越しです。ああ、やっぱりすごいわこのひと……。カーテンコール後の客席が「これは面白いものを見た!」と言う雰囲気でざわつき、終演後プログラムを買おうと群がるひとの多さも目につき、興奮して語り合うひとも見掛けた。こういった熱気がビリビリと伝わる舞台は貴重です。以下ネタバレあります。これから観る予定の方は読まない方がいいです。特に結末については、現場で体験するのがいちばんよいと思います。 「常識」「破られた約束」「茶碗の中」「お貞の話」「宿世の恋」と言った小泉八雲の短編を、現代に起きたある事件とその謎解きに組み込む。とある山中の古い旅館にふたりの男がやってくる。宿には先客、ある作家。土地に伝わる不思議な話を持ち寄るうちに、それぞれに起こったことが見えて来る。 ひとりの登場人物が伝承を語り始めると、その話の中の登場人物として他のふたりが動き、現実と自由に行き来する。この切り替えと、常にそれを鳥瞰する人物を据えている構成が見事です。5つの話を繋げる現在の謎解き部分も鮮やか。 そして役者陣が素晴らしかった。特に池田成志!本領発揮もいいとこです。このひとってあれだ…あのー作家さんがよく「書いていると登場人物が勝手に動き出す」って言うでしょう、まさにそれなんですよ。台本の中に潜り、それを舞台上にあげ、そしてその中を自在に泳ぐ。恐らくは書き手の予想しないところ迄走る。今回前川さんの書き下ろしではあるので当て書きの部分はあったのかも知れませんが、それにしたって成志さんが演じることでこの田神と言う男は別の命を持ったと言ってもいい程でした。好奇心を常に持ち、あらゆる状況に首を突っ込み、どんなことになっても動じない刑事。だからどこからどこ迄がアドリブか判らない。あの状況で「お風呂に入らないからだよ」って一歩退いた台詞がよく言えるな(笑)しかも「お」風呂て!この毒と茶目っ気も成志の真骨頂です。「もげくさっ!!!」も成志語っぽいな(笑)いやーいつ観てもすごい役者さんですし、何をやっても面白くなるひとですが、今回は観たい成志が久々に観られた!と言う感じで個人的にはもう嬉しくてたまらん。最高です。「茶碗の中」では顔芸も堪能出来ました(笑) 小松さんは謹慎中の検死官と言う役柄。自分の潔白を証明したいが故の焦燥と、事件の真相を知りたいが故に感情を露にする人間くささが魅力的な人物像を造形していました。何故謹慎することになったかの流れがまた巧い構成で、最初はこの役、劇中劇の「茶碗の中」として成志が演じてるんですよね。途中で現在に戻り、小松さんと入れ替わる。そしてそこから、ふたりの追う事件=謎が明らかになっていき、作家との関わりが明かされていく。作家を追求する検死官と、異人に魅入られた男を守ろうとする僧侶を並行して演じるとても複雑な役を、何の違和感もなく見せていたのは流石でした。 仲村トオルさんは天然を活かし(笑)しかし二枚目も活かす。「宿世の恋」での演技が光りました。これ、天然も二枚目も両方入ってたもんね。一途でぼんやりの新三郎は、お露を愛する余り自らこの世を捨ててしまう。「地獄に堕ちることが不幸とは限らない」と微笑さえ浮かべて言い切る姿は悲しくも美しいものでした。反面輪廻転生を信じるあまり自らの命を絶つ作家の狂気の微笑も持っている。いやはやもともと不思議な魅力を持つ役者さんですが、その持ち味が全開になっていたように思いました。 成志を中心に、この3人が舞台上で遊んでいるかのように見える一瞬もありました。ボケツッコミスルー力検定合戦みたいになっていたところも。怖い話なのにこんなに笑うとは思わなかった(笑) 歌川さんも巧いわーなんかコメディ部分は志村けんみたいになってたのに腹がよじれた(笑)あとの4人は全員前川さんとこのイキウメメンバーで、初見の方ばかりだったのですがいやはや全員が舞台のプロと言った風情で巧くて安心して観ていられる。いい座組です。 ひとつ気になったのは、全体的にラウドな物言いだったこと。皆さんトラムとは思えない程の声の張りです(笑)『散歩する侵略者』もそうで、この時は演出だった赤堀さんのプランなのかなと思っていたのだが…この辺り、どうなんでしょう。『狭き門より入れ』もようやっとチケット確保出来たので、注意して観てみようと思います。
2009年07月17日(金) ■
バタリ
マニックス、ナノムゲンキャンセル http://www.nano-mugenfes.com/09/manics/ 当然翌日のタワレコインストアライヴもキャンセル はあああああ ニッキー大丈夫かな、おだいじに。元気になったら単独で来ておくれよ。
2009年07月15日(水) ■
小ネタ
■おお、こんなところで繋がるとは!・ネオテニー・ジャパン公式ブログ『現代の絵師、山口晃さんと江戸の絵師役の安田顕さんが対談』 『宮城野』絡みですね。詳しくは下の動画を。後半山口さんがさらっとネタバレしてますので(笑)『宮城野』のストーリー展開を知らないまま舞台を観たい方はご注意ください。 江戸の絵師と現代の絵師が対談! それにしても山口さんは柔らかな物腰でいろいろとジャンボリーなことを言っている。浮世絵あんまり興味ないとか(笑)確かに山口さんのモチーフって、もっと前の時代のものが基本ですね。やー、面白かった ■時代ものと言えば・NHKドラマトピックスブログ『「福山」龍馬を彩る豪華出演者を発表!』 大河におーもりくんが初出演ですよー。やー、とうとう来た…今の大河のステイタス?とかって全然判らないんだけど、ガラスの仮面の刷り込みがあるのですごいことなんだと思う……。 しかも、なんかいい役みたいよ?すごいわーよかったねええ。 しかしおーもりくんよりも、瀧の出演が決まっていることにビックリした ■そういえば上川さんがキャラメルボックスを退団するそうです なんで今になって…と驚きました。丁度日曜日に上川さんってどんなに売れっ子になっても忙しくなってもキャラメル退団しないよねえと話していたところだったので。 うーん、いろいろ思うところはある…キャラメルは上川さんが『大地の子』に大抜擢される前後丁度観ていたので。そしてまあいろいろ思うところがあって観るのを止めたので(あ、上川さんが原因じゃないですよ) おつかれさまでした、なのかなあ。これでキャラメルが終わる訳でも、上川さんが役者を引退する訳でもないので、前向きに考えよう ■ところで 先月絶不調時に勧められて読んでみた『骨盤にきく』 、掲載されているストレッチをとりあえずひとつき続けてみたら今月は調子いいぞ。簡単に出来てんなあ自分。 全体の内容はスピリチュアル方面にも言及するもので、そこらへんはよく解らなかったので(おらあ俗物だからそんな心持ちにはなれんよ…)、具体的にあてはまる症状に具体的に身体を対応させる項目だけ実践してみました。継続出来ますようにー ■たべもの こないだ吉祥寺の北欧カフェみたいなとこ(マリメッコの絵とか飾ってある)で食べたサーモンの北欧風タルタルサンドってのがすごくおいしくて、それについてたピクルスがまたすっごいウマー!なもの。雑貨ショップが併設されていて、ポストカードとかと一緒に瓶詰めのピクルスも置いてあったので、お勘定の時に「サンドウィッチに添えてあったのはこれですか?」と訊いたら「そうですよーフィンランドのピクルスです。販売もしてますよー」と言うので買って帰ってきた。これがクセになるうまさで…はちみつ利いてて甘めなんだけど、絶対なんか他に入ってる!なんかだし?が利いてる!原材料見ても判らないーなんなんだこの味、すごくおいしいよー! ■あー お店気になったんでちゃんと調べた。moi ってとこです。「吉祥寺 北欧 カフェ」で検索するとちゃんと出てくる便利なインターネット。お菓子もお茶もおいしかったです。ブログによるとFELIXのスライスピクルスってものらしい。 何、ディルとシナッピってのが大事なんだな…あーでもきっとウチでは作れないよ!買うしかないよ!北欧系のお店になら置いてるのかな ■そうそう 最近貧血対策で鉄分を積極的に摂らねばならず、ポンチさんに教えてもらったルイボス茶を定番にしていたのですが、マテ茶も鉄分多いらしいな!ここのカフェメニューの説明にあったぞ!ここのマテ茶飲みやすかったーアイスでもおいしいですね
2009年07月13日(月) ■
『WE LOVE面影ラッキーホール』とか
『WE LOVE面影ラッキーホール』@Asagaya / Loft A やー、か、かけないわ……内容書いたら業界から消されてしまう(何の業界)。 トークライヴ。面影のaCKy、Sinner-Yangと、ゲストで森下くるみさん、伊藤ヨタロウさん、河原雅彦さん。司会にオッチーさん。 マッチャーが静かになる程だったと言えばちょっとは伝わるでしょうか…この面子だとマッチャーもまだまだ青いね!なんかショックを受けてるようでしたもんまちゃぴこ(笑)でもハイレグジーザス時代の話をした時は「ああ僕このひとたちと一緒にいていいんだ!」みたいな感じでちょっと輝いてた(笑) (追記:マッチャーブログを見たら、どうやら具合が悪かったようです…具合悪い上にあの濃い面子に囲まれたらそらロウにもなりますわな。おつかれさまでした…) ザックリ言うと、面影のルーツとか面影の歌詞を書くための取材内容とかを、レア盤かけたりYouTubeの映像流したりし乍ら話す感じです。オッチーさんがサクサク仕切っててだらけることもなく。そんでこういう場ではヨタロウさんが年長さんらしくうまいこと話を転がしますね。GUNちゃんが面影に入った経緯とかも聞けた。あ、あとP-VINEの天才マタバくんの話がまた出た(笑)会ったこともないのにすっかりマタバくんと言うと天才になってるよ(笑) それにしてもいちばんイッちゃってる頃のショーケンの映像を流した時のフロアの一体感はすごかった。以前メロン牧場で卓球が言ってたのってこれか!と思った(笑)気になるひとはオールナイトフジに出て「愚か者よ」を唄った時のショーケンの映像を探して観てみてください。帰った後検索して観直したひと、沢山いると思う(笑) 曽根川さんとアッキーでのミニライヴもあって楽しかったー。いやあ、濃い週明けでしたわ……。 **************** ■ヨタロウさんと言えば メリィさんが自分とこの掲示板に書いてるけど、DRIVE TO 2010にメトロが出るかも知れん。ひ、ひさびさ…盆暮れどころか1年1本もライヴしないですからね、今!実現してくれー。 通し券とはいかない迄も、DRIVE TO 2010 には結構通いたい。何本観られるかなー、ボンボンズはガチで。てかDRIVE TO 2000からもう10年か…は、はやい
2009年07月12日(日) ■
『ザ ベスト オブ 表現・さわやか』とか
■あわわわわ、行く行く観る観る ----- 恒松正敏 新作展 「墨 ・ 彩」 会場:ポスターハリスギャラリー http://posterharis.com/ 会期:2009年7月25日(土)〜8月9日(日) 13:00〜20:00 (7月30日(木)、8月6日(木)は休廊、最終日は〜17:00) 初日18:00〜 オープニング・レセプション ----- 「新作を約20点展示予定、映画『ハゲタカ』の美術のために描き下ろした原画も展示」だそうです。しかも会場ポスターハリス。わーい。 映画本編ではどんな絵か全然判らなかったんで原画を観たーい! ■ようやく実感が 『3人いる!』のチラシを入手。 やー、今迄画面でしか情報見てなかったからフィジカルなもんがなくて、「ホントにやるんだっけ?」「何すんだっけ?」って感じだったのでのう。 まだ内容についてはおぼろげだけど、この手の作品は、不特定多数の偶然見ちゃってビックリするひとみたいなのがいた方が本質が伝わるような気がするので、チラシとかはどんどんまいた方がいいように思う。webだと「探す気がない」ひとに当たる可能性は低くなるからなあ ■般°若 に行ったー 松尾貴史さんとこのカレー屋さん。 こ、これは、うまい! ちょっとビックリする味と言うか…予想がつかない味だったわ。一見スープカレーっぽいんだけど、こくがあって、結構辛めだけど、たまねぎの甘さもあって、食べた後胃がぽかぽかに。 こんな味のカレーは初めて食べた、私は。 カウンターばかりで11席、お店のひともひとなつこい感じ。メニューにクイズが書いてあって、解答がどこにも見付からないのでどうにも気になってお勘定の時に訊いてみましたよ…「来たな」って感じで笑い乍ら教えてくれました。 また行きたいー。キーマカレーやカツカレーも食べてみたいー(今日はほうれんそうとカッテージチーズ、トッピングにカレー煮玉子) ■それにしても また道に迷った。どうしてこう地図が読めないのか **************** 『ザ ベスト オブ 表現・さわやか』本多劇場 おさそい頂き行ってきました(有難うございますー)、初表現・さわやか。なんだかんだで猫のホテルもまだ観たことないんですよねえ。THE SHAMPOO HATや阿佐スパ流れで観たい観たいと思っているものの(なのに流れ姉妹は観ていると言う(笑))…と言えば、今年のあかほりは秋のTHE SHAMPOO HATくらいしか舞台仕事がなさそうですな…演ぶの発表公演は別として。昨年怒濤のように新作発表してたから、今年は静か過ぎて怖いよ! と言う訳で、初心者には丁度いい?ベスト版でした。こないだはワーストをやってんたんだけど、MIOさんによると「どちらも面白かった」。そして「ベストワーストと言うより、劇場のサイズに合わせた感じかな」。普段は駅前とかOFF・OFFとかでやってるし、ワーストもBRATSでの上演で、大きめの劇場でやるのは初めてだったそうで、その分パン祭りの山車とか、「こんなとこにお金かけて…」ってな力の入ったセットが面白かったです。 で、コントの方はというと、ひえー、イケテツワールドだ。 気持ち悪さや立ち姿の美しさ、声のよさ、と言った役者としてのイケテツさんはいつもすごいなあーと思っていたのですが、いやはや見た目通りと言うか、こんなこと考えてるんだ(笑)と大層面白かった…イケテツの頭の中はこんなんか!こんな住人がおるんか!って言う。しかもいい話があったりするのよ、こどもの頃シール集めたのにもらえなかったパン祭りのお皿を、15年後にかっぱにもらえるとか。そのかっぱ、自分の頭からお皿はがしてくれるんだけど(ヒー)。リアルに気持ち悪いのにかわいい。 猫ホテの男優さんは皆声がいいよねえと言う話をする。イケテツといいまことさん(今回は映像で出ましたよ。孫悟空似合い過ぎ)といい菅原さんといい。そして全員気持ち悪さとギリギリの線で、スーツの似合ういい男だ。「あんまり言いたくないんだけど菅原さん格好いいんだよね…」「いや、格好いいよ!一般(なにそれ)には説明しづらいんだけど」「イケテツもそうだよね」「きもちわるいんだけど格好いいんだよ」「これをどう説明すればいいのか」「よく見ると?」「そう一見きもちわるいんだけど、よく見ると格好いい」「どうすれば理解してもらえるのか…(誰に)」と散々話した後、この男の趣味は千葉雅子さんの好みなのか?雅子、ステキ!と言う話で盛り上がりました(笑) そして噂に聞いていた佐藤真弓さんは…よ、よかった……。かわいいきもちわるいかわいい。佐藤さんの声もいいわー。 にゃきゃやまさんは客演でもフリーダムでした。そして女装が似合わない、がさつ過ぎる(笑)
2009年07月11日(土) ■
『異人たちとの夏』2回目
『異人たちとの夏』@シアタークリエ おぼえがき。ガッツリネタバレします。 ・初日と違っていたところが一箇所。桂と原田、間宮が鉢合わせする前に、初日は間宮が原田に「形だけでも、お守りみたいなもんだから」と数珠を渡すシーンがあったのだが、そこがまるっとカットされていた ・心当たりとしては、意外にもその緊迫したシーンで初日はドッと笑いが起こったんですね。異形のものを前にして人間がやることとしては至極自然な行為ではあるものの、その必死さが滑稽に見えてしまう部分はあったかも知れません。なのでまあ笑いが起こっても不思議ではないのですが ・敢えてそこをカットしたと言うことは、演出側がこのシーンは笑うところではない、と言う姿勢を示したと言うことですね ・父子のはずまない会話(ここ、巧いなあ)でおかーさんが帰って来る寸前のおとーさんのひとことは日替わりのようです(笑) ・本日は観客のレスポンスもよかった。二幕開けてすぐ、甲本さんのスピードボールを見事キャッチした椎名さんに「おお〜」と声がとんだり ・すきやき屋さんのシーンで、明るく振る舞うおとーさんのひとことひとことに悲しくもからっとした笑いが起こったのにも救われる思いがした ・おとーさんが30年前の感覚で、仲居さんへのチップを100円って言うんだけど、それを訂正されて「1,000円?酷い時代に生きてんなあおまえ」って原田に言うシーンには笑いつつもちょっとハッとさせられた ・そして今回の舞台で何よりも嬉しかったことは、桂の造形が映画とも原作とも違う独特のものになっていたこと ・原作では桂は壮絶な死に方をする。小さなチーズナイフで火傷跡を何度も何度も突いて死ぬ。さほど頑丈な道具でもない、小さな華奢なナイフでそれをやりきったと言うことは、それだけ桂が死ぬことに対して切実だったのだと言う描写がある ・映画もそれは同様で、しかも映画はあれ程桂が見せたがらなかった胸の傷を映像化してしまっていた ・大好きな映画ではあるものの、あの傷を見せたところだけは個人的にはすごい疑問だったんですよね… ・それだけ死にたかったんだと納得させるには効果的だったのかも知れないけど ・この舞台での桂は、傷を見せないまま消えることが出来る。どうやって死んだかも説明されない。そして彼女が死ぬことを後悔しているのが伝わるし、原田と過ごしている時うっかり死んだことを忘れていることが伝わる。そして道連れにしようとしていた原田を自分の意志で手放し、恨み辛みを残さず去って行く ・そういう描写にしてくれたことは、感謝したくなる程だった。舞台を観ていて「有難う」と言う気持ちにさせられることなんてそうそうない ・まあそんで思うことは、ここ数年のスズカツさんははっきり死んだらあかんと言うようになったなあと言うことですよ… ・ザズゥシアターを観続けてきたひとからすればこれってすごいことですよ、ビックリするよ!(笑)っつう話を初日もしたんだが ・いいことだと思いますよ、ええ ・願いがかなって「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」とおまじないを言う桂は本当にかわいらしかった ・そう、重要なポイントとなる曲は「スカボロー・フェア」です。サイモン&ガーファンクルが丁度来日中ですね。今日は東京公演だった筈 ・S&Gのヴァージョンについても言及されますが、元のイギリス民謡の歌詞もだいじなエッセンスになります。天衣無縫について等 ・その他印象に残ったところ ・すきやき屋さんに出かけようと原田が靴を履いた後、隣に並んでいるおかーさんの下駄をふっと見るところ ・おとーさんとおかーさんが帰る時、おとーさんが力強く手を差し出しておかーさんの手を握って去って行くところ ・なんかねーここを見た時、あーあっちでもおとーさんはおかーさんと離れないんだなあと思ってどばーと泣いたー ・まあ今日は幕開けのおとーさんがよおって言った時点でもう泣いたんだが(よわっている) ・他にもあーふたりは生きてたらおおきくなった原田とビール呑んだりすいか食べたり花札したりしたかったんだな、それが叶ってよかったなあと思った。それは原田もそうだったろう ・こういうことが時々起こればいいのにね。たまーにでいいから あーそれにしても甲本さんのおとーさんと池脇さんのおかーさんは絶品です。なんてかわいいんだー!なんておとーさんはわがままなんだー!なんておかーさんはおおらかなんだー!そんで甲本さん下駄似合い過ぎ。格好いいー。 せっかくなので?すきやきならぬタイスキ食べて帰りました。普段タイスキはシーフードと野菜とおとうふばっかり食べるんだが、今日は牛肉入れたぜ!おとーさんもおかーさんも食べないで帰っちゃうんだもんよ!せっかく原田がすきやきに招待したのにー!(泣) あっ、それで思い出した、仲居さんの描写がすごくよかったんだよ!あんだけどんどんいい肉持って来てって言って楽しそうにしてたお客さんたちがいつのまにかひとりになってて、しかも泣いてて、全然食べてないのにもうお勘定って言う、ちょっと異様な雰囲気にさらりと対応してくれて。あの仲居さんのプロフェッショナルさと言うか、どこ迄深入りしてどこ迄見なかったことにしてくれるかっての線引きが絶妙でさ!あーいい仲居さんだったー! まあこんなふうに、役者と役柄がごっちゃになった感想を書く時は、「もうそのひとにしか見えない」状態にこっちがなっているのでそんだけいい舞台だったと言うことです(涙)
2009年07月10日(金) ■
いろいろ
■『an anxious object』mouse on the keys 出ました1stフルアルバム。いつのまにかピアノ×3とドラムの編成になっていた…そして最近のライヴでは川崎さんはドラムに専念していたりすることもあるそう。ど、どうなってる…メンバーも流動的ですし(「これで確定!」と何度も言ってるような…(笑)別に固定させなくてもいいんでないかい)。メインのピアノは清田さんが弾いてるのかな? どミニマルなのに構成の妙で聴かせます。30分ちょい、組曲と言うか、全体をひとつの曲と聴いてもいいくらいにまとまりがある。コンセプトアルバムらしいので、ちょっと調べてみよう。 今いちばん気になっているインストバンドです。ライヴはあまり安定感がないので(…)調子いい時のを観てみたいー■『光瀬龍 SF作家の曳航』責任編集・大橋博之 掌編やエッセイ、未発表作品等充実した内容。図版も沢山で、年譜も付いている。責任編集をなさった大橋さんの本と言ってもいいのでは。 熱心に読んでいたのは小学生の頃で、こういった伝記本のような資料迄は手が届かなかったので、今こういう本が出るのは嬉しい。大事にしようー■ネオテニー・ジャパン公式ブログ『山口晃さんが奈良美智さんとコラボ!?』 うわははは、勝手にこんなもん描いて(笑)それにしても似てる。邪なところも(笑) トークショウは外でやったんですね。夜の公園でなんか楽しそう。ねこもむしもいるで■『3人いる!』公式サイト オープンしました。 この感じだとキャストも12ヴァージョンあったり…して?初演や再演のレヴューを読んでみたけれど、元々の脚本がかなりハプニング的なものに観客を巻き込もうとするもののようだ(客いじりが多いと言うことではない)。これを飴屋さんが演出するとなると…ううーん、さっぱり予想がつかない。楽しみなような怖いような■『フロスト/ニクソン』 さりげなく詳細出ていて、キャストにギョー■『翻案劇 サロメ』 和できましたよっと。そして詞章が橋本治なのですよ……。 『宮城野』と色味や質感が似ているなあ。宣美はいつもの方かな。・草刈民代『初舞台「宮城野」のポスター撮影をしてきました。』 「台詞をトコトン入れれば、作者よりもその作品を理解出来るかも」と言う話をスズカツさんとした、と安田さんも仰ってましたな。さてどうなる
2009年07月05日(日) ■
『ネオテニー・ジャパン ―高橋コレクション』
『ネオテニー・ジャパン ―高橋コレクション』@上野の森美術館 ネオテニーとは幼形成熟。幼いまま、性的に成熟する進化の過程を指すそうです。精神科医・高橋龍太郎氏のコレクション展らしいタイトルなのかな?「収入は生活費以外全て美術品購入に充てる」と言う熱意のもとに集められた作品群は、ええっこれ個人所蔵だったの!?と驚く程の充実した内容。会田誠の『紐育空爆之図(戦争画RETURNS)』『大山椒魚』、山口晃の『今様遊楽圓』『當世おばか合戦 ―おばか軍本陣圖』、天明屋尚の『ネオ千手観音』…須田悦弘、奈良美智、伊藤存、高嶺格、束芋、小沢剛……ひえー、むちゃくちゃ一貫している。今回の展覧会のコピーにもなっている『世界が注目するニッポン現代アートの基礎知識!』がそこにはありました。いや基礎知識っつうか、もっとつっこんでるで、これ。質といい量といいすごい。金持ちが「ちょっくら絵でも買ってみるか」ってのとは一線を画している。 もともと目当てだった前述の作家たちは勿論のこと、村上隆の初期作品(こういうのをもっと見せようや村上さんのはさあ!)や、気になっていた町田久美、鴻池朋子の作品を観られたのも嬉しかった。そして初見で腰が抜けたのは池田学。1日に5cm四方しか作業が進まないと言う濃密なペン画!「これ、大きく描いて縮小したらダメなの?」と言うアホ丸出しの感想を思わず持ってしまいましたが、そんなん有り得ません!このサイズ(つってもサイズ自体は結構大きいんですよ…)にこんだけ小さい中身をみっしみしに描くしかないのです!とでも言うような、描き込みの集中力というか執念にはもうただただ圧倒されるばかり。 観応えあるものばかりでした。鴻池さんの『mimio-Odyssey』は11:30の映像作品で、この手のものは大体5分過ぎると観客がひとり減りふたり減り…となるんだけど、私が観ていた時は途中で場を離れるひとがいなかった。 順路は誰が考えたんだろう…小沢、会田、山口、村上って流れはもう具合悪くなりそうだった、濃くて(笑)町田の向かいに池田と言うのも頭おかしくなりそうだったよ!伊藤と青山悟の刺繍エリアもうまくまとまっている。須田作品の展示の仕方も、彼が個展でやっている時のように“かくれるように”置いてある。おかげでひとつ見落とした(泣・帰宅後ひとの感想読んでて気付く)。それぞれの作品特性をしっかり把握して展示してるなあと思いました。そもそもコレクション自体に一本ぶっとい背骨があるのでしょう。不思議とポップな面もありますし、楽しい展示でした。 ひとつだけ残念だったのは、こちらのトップ画像 にある通りの並びではなかったところかな。できやよいの絵をバックに、小谷元彦のおおかみが写っているものですが、これらふたつの作品は壁を隔てたスペースに展示されており、同時に観ることが出来なかった。これは一緒に観渡したかったー。 さてこの日は、夕方から美術館前の公園で伊藤存さんがライヴドローイングをするとのことで(ラッキー)、時間迄しばしうろうろ。ここの美術館、いつも入口付近にワゴンのコーヒー屋さんが来ていて(なんだっけ名前忘れたけど吉祥寺ヨドバシにも表参道にもいるお店)、気のいいおにいさんがおいしいエスプレッソをその場で淹れてくれるのだー。暑くなってきたのでかき氷も始めていて繁盛しており、すごい行列。おにいさん休む暇もないね。いつもひとりでやってるけど、トイレに行きたくなったらどうするんだろう。ハワイアンコーヒーと言うエスプレッソに練乳を入れたアイスコーヒーをオーダー、うまーいいいかおりー。 カメラがセッティングされ、だんだんひとが増えてきました。どうやるのかなーと待っていたら、伊藤さんがひっそり出てきました(笑)水道管の先にスポンジを装着した手製の“水ペン”で、ドローイングをすると言う。水道管にペットボトルの水を注いで、それで絵を描いていくんですな。 公式ブログの記事はこちら 。 以前札幌でやった時は「寒いし雪降ってるし絵は消えないしで(笑)過酷でした」とのこと。描いた傍から消えていく、音楽ライヴのようなドローイングをしたいと挨拶してスタート。ゆったり線を引いていく。最初は一枚絵を描いているのかなと思っていたのですが、どうやらそうではなく、広いスペースにストーリーを展開するように、様々なものを描いていっていました。ご本人としては、もっと線が消えるスピードを早めに想定していたようなのですが、意外と乾かない(笑)「なかなか消えない…」と呟き乍ら、空いてるスペースにどんどん絵を描いていく。最後の方は被っている箇所もあったかな?伊藤さんの世界に棲む、へんなどうぶつ(伊藤さんのだから“どうつぶ”か?)をいっぱい描いてくれました、わーい。 静かに見守る観客の周辺では公園で遊ぶこどもの声が響き、上空ではからすが鳴き、日曜の午後らしいのんびりしたひととき(緊張感はあるのですが)。途中「何をやってるんですか?」とちいさな声が聴こえたので振り向いたらコーヒー屋のおにいさんでした。ライヴが始まったのでお客が途切れたらしい(笑)帰りにワゴンを見たらコーヒーは完売していました、よかったねー。 1時間弱のドローイングでした、おつかれさまでしたー。実物の伊藤さん初めてみたけど、おっとり関西弁のほわんとした方でした。このひとがセンバトーナードやのさうぎを…と思った(笑)ライヴ終了後も「思ったより絵が消えなかった…自然は厳しい……」と言っていた(笑)面白かったですよー!
2009年07月04日(土) ■
『異人たちとの夏』初日とかはげたかとか
■はげたかネタ・Hidetoshi Iwasaki's Blog ----- 投資銀行スタンリーの証券化商品を買い集め、一気に換金の請求をかけて、スタンリーが資金手当てに失敗するよう仕組むあたりは、現実にはありえません。 ----- や、なんか逆にホッとしたわ……。あのさあ鷲津、もうあれよ、こんなおっかない仕事やめれー!夢のうどん屋(原作参照)をオープンしようよ!(泣)お店の経営あれこれについては西野に教えてもらえ! ■『異人〜』の後 有楽町ガード下のドイツ料理屋でおっちゃん客に紛れて「M&Aが!」「株式公開買付がさ!」「サブプライムローンが!」「投げ売りで買い支えで!」「自主再建っつってもさ!」とか話してても、それは『ハゲタカ』と『サラリーマン金太郎』の話なのであった ■そして一致した意見が 「劉役をエンケンがやってもあんなに同情は呼ばないだろうねえ」「すんごい憎たらしいえげつな〜い敵役になるよね」だった(笑) しかし「エンケンがやったからこそアカマの社長の気の毒さ加減に感情移入しちゃったよ〜」「やっぱりあの世代には共感する部分がある」「彼なりにがんばってるんだよね」「でもがんばっても出来ない子は出来ないんだね……」であった(泣) **************** 『異人たちとの夏』@シアタークリエ いやーっほんっといい仕事をしますねー!(えらそう)初日なので以下なるべくネタバレしない方向で…。でもちょっとバレありますので、未見の方はご注意ください。 90年代からここらへんの芝居を観て来ているひとにはハッとする台詞がありました。原作に、映画にこの台詞はあっただろうか…今は思い出せないけれど、この台詞を聞いた瞬間、少なくとも私はあのひとのことを思い出した。有名な言葉ではあるし、誰にもあてはまることだけど、やっぱり連想してしまうことはあるものだ。こうやっていろんなひとにこの言葉が伝わり、それを忘れないで、憶えておくことが出来れば、いろんなひとと会うことが出来る。そこには生きているひとがいる。 ・一幕60分、休憩20分、二幕70分 ・スズカツさん本人がブログに書いていた通り、客入れの曲が変わっています ・なんかもーその時点で感慨深いもんがあった ・音楽のクレジットがないので気になるー。劇中重要なキーワードとなる、あの曲のアレンジとか、誰がやったんだろう ・音響はお馴染み井上正弘さん。照明は倉本泰史さん。このひとの音を聴き乍ら、このひとの照明からじんわり暗転に繋がる時間はとても居心地がいい。これから芝居に入っていくんだなあと言う気持ちにふわっと移れる ・移動と時間の経過がテンポよく観られます ・スズカツさんの書くテキストって、決して話しやすいものではないと思うんだけど、いやはや今回のキャストの話す言葉の淀みのないことと言ったら! ・もう、するするするする〜って言う。詰まるとか、そんなことすら思わない程自然 ・自然だからこそ心にぐさぐさくる。ちょっとしたさりげない言葉であっても ・あの原作にこのキャストにこのスタッフなら間違いなかろうってのが大概の予想だと思いますし、そうなると当然観る側の目も厳しくなるもんですが、いやもうねえ…いいですわ……うう ・意外なところで意外な笑いが出るのも面白かったです ・でもああ言う時って必死だから、端から見ると滑稽なものかも知れないな もともと原作も映画も大好きで思い入れがあった作品ですが、舞台版も思い出深いものになりそうです。たらればの世界、奇蹟が起こる世界、あのひとに会えたらいいのに、あのひととまた話せれば、触れられればいいのに。誰しもそういう思い出はあると思います。たらればが後悔になるか、よき思い出になるか。この物語はひとの思いを昇華に導いてくれるものだと思います。 本日はA席、最後列。演出家よりも後ろの席でした(苦笑)でも全体像が観られてよかった。来週はすきやきのいい匂いが漂ってきそうな前で観ますー楽しみ。次回はもっとストーリーと登場人物につっこんだ感想を書きます。
2009年07月03日(金) ■
はげたかリピート
『ハゲタカ』@新宿ピカデリー スクリーン5 水曜日行く予定だったが行けなかったので、辛抱たまらんで駆け込み。新宿ピカデリーはまだ1日4回上映していて、レイトもある。有難い。リピートに備えて感想ブログを読みまわったり某所のスレッドやら某所のコミュやらを読み込んだりパンフを熟読したりで万全の態勢で臨みましたよ。以下おぼえがき。ネタバレしまくりです。 ・劉がなにものか+どうなるか知ってる状態で観ると、もう何もかもが悲し過ぎる……! ・そして劉のこれ迄とかについても思いを馳せる訳ですよ ・大体、血を売ったくらいであそこ迄のことが出来るもんだろうか。彼のおかあさんは血どころかきっと命迄もむしられたとしか思えない…… ・一緒に来日したおとうさんも本当のおとうさんか怪しいもんだよ…… ・そうして迄日本に送り出されて来た劉ですよ ・そんな劉が守山に「もといた場所に戻れ」って言うけど、それって自分の末路を暗示しているようだよ!(泣) ・つ、つらい…つら過ぎる…… ・そんで某スレッドで話題になっていたので注意して観ていたところがあって ・劉が刺される前に渡っていた横断歩道では「とおりゃんせ」が流れており(いきはよいよいかえりはこわい)、その先には「ポイ捨てするな」って看板が立て掛けられている… ・ふ、深読みし放題!つらい…つら過ぎる…… ・大体劉はアカマのことが大好きで、一所懸命再建案を考えてて、よかれと思って自分の信念に従ってあれこれやったのに ・結局は「使いっ走り」のままですよ!ギャー!(慟哭) ・序盤「日本語で話せ」つったのに、アカマから撤退してからはスタッフが中国語で呼びに来るし! ・残酷過ぎる…… ・いや、でも、劉は一時的ではあれど誰かになれたんだ、使いっ走りじゃなかった筈だ…… ・ああでも本当は誰かになりたかった訳ではないだろう…自分のままで、舞台にあがることが出来たらどんなによかっただろう…… ・でもそれは絶対に実現しないことではあっただろう…… ・うわあああああああ(号泣) ・いやあそれにしてもやっぱり守山との金拾え拾わないのシーンはすごい。ここアドリブ勝負の一発撮りだったそうですね。納得 ・しかしリピートするにあたって、初見では劉のインパクトがあまりにもあり過ぎてググッと彼に心情を寄せてしまいましたが、今回は多少落ち着いて観られたので、鷲津の動向をいろんな思いで見て行くことが出来ました ・なんつうか…汚れ仕事ばっかり引き受けてる感じがつら過ぎる ・最終的に今の世界恐慌の引き金は鷲津がひいたんですが(ひいー) ・もともと鷲津って拝金主義者な訳でしょう ・と言うとえげつないけど、お金がどんだけ大事かってのを知ってるってことですよ! ・ネジから出発したひとな訳で…… ・それが、資本主義に引導を渡す行為に踏み切った訳で…… ・もうこのひとには信じられるものがなくなってしまった訳で…… ・何故か口調が純くん@北の国からに ・あの暴落チャートを見据える時の表情は目に焼き付いた ・それをちょっと心配そうに(?悲しそうに?)ふっと見詰める中延さんも印象的 ・中延さんはもうずっと鷲津についてるから、彼の絶望が伝わったんだろうなと…… ・あれ、なんで中延さんにはさん付けで書いてしまうんだろう(笑) ・あー鷲津も劉もつら過ぎるー! ・どっちも顔に出ないしねえ、あんまり。劉は素姓を知られてから一気に崩れるけど ・ああああの電話のシーン…そのくるまにおれものせてくれよお ・ギャー ・初見ではスクリーン近過ぎてよく見えてなかったんだけど、この留守電を聴いている鷲津はすごい表情をしていたんだー ・お、おーもりなお、すごい!!!素晴らしい!!! ・舞台やテレビの仕事も好きだけど、やっぱりこういうの観るとこのひとは映画がホームグラウンドなんだろうなと思う…… ・ところで、眉すっごい描いてますね(笑) ・で、鷲津も劉もつら過ぎるようと思うにつけ ・お門違いなのは自分でも判ってるんだが、ちょっと芝野が憎らしく思えてくる訳ですよ(笑) ・ああいう「青臭い」「クソ真面目」な、日本人の美徳を信じ、それを誇りに思っている人物は絶対に必要だし、そういうひとに光が当たるのは判るけど ・陰の部分は皆鷲津が被ることになるってのが…… ・ファンドマネージャーが焼け野原にして、企業再生家がそこを耕して苗を育てるんだもんね。それは判るよ、判るけど…… あーつらい。つらいので楽しいネタも書いておく。 ・劉はごはんをおいしそうに食べるねー。観てるこっちも頬が緩むわ ・は、でもそれもきっとちっちゃい頃食べることにも苦労したからだ…… ・ぎゃー、つ、つらい!!! 気をとりなおして。 ・それにしても鷲津ファンドはいい声のひとが多いね!中延さんも村田さんもバリトンヴォイスで素敵だー ・恒松さんの絵は全くと言っていい程映りませんでした…あーあれかーあそこにかかってるやつかーってくらいで、どんな絵が描かれているかすら判別出来ません!(泣) ・エンドロールの「日本ペットモデル協会」ににやにや。ここにあのねこが所属している訳ね…ふふ、ふ…… ・終盤アカマGTを乗り回している守山が、「Push Eject」PVのにゃかにょを連想させました(笑) あーまだ何か書くことがあるような気がするが…り、リピートしたい(ええ?) サントラも買ってしまいました……。
2009年07月02日(木) ■
『Beyond The World』とか
■蜷川氏、脳梗塞だった…6月4日入院も驚異的回復力 わー!(泣) 回復してよかった…ああだから『十二夜』の記者会見にいなかったんだ……。 おだいじに。おだいじに! ■アニキから聞いた怖い話 イシイくんのあの鎧、ホンマモンを借りて来て装着して撮影したそうで、リアル血痕が付いてたらしいです。 ……そりゃ心配だわ、確かに…………(霊的な意味で) そして本人のコメント が、アニキのとあまり大差ないような気がしてきた。 ----- DJとは戦士である。肌の色、言語、文化、あらゆるバックグラウンドの違いを乗り越え、これまでクラウドと対峙してきた。 100人規模の場末のクラブから10万人のフェスティバルまで、サイズやジャンルの壁を問わず戦ってきた15年の歴史がここにある。 刮目して聴け!心して踊れ!! KEN ISHII ----- なんやら企画書みたいなコメントだな…鎧着ると人格が変わるねー。……いや、このひとが言うと説得力ありますけどね。現場のひとだもんね。 そういえばこのひと、さりげなく異国で強盗に襲われたり(卓球がメロン牧場で話してた、背後から首絞められたDJってこのひとのことだよ)さりげなく異国でへんなもん食べて腹壊したりしてるなあ。物怖じしないと言うと聞こえがいいが。 ホントに音はいいです、音は。トラック15〜19の流れとかもうたまらん **************** TOKYO No.1 SOUL SET TOUR 2009『Beyond The World』@赤坂BLITZ 1時間遅刻。うー。 うーと言えばso-net光のCMでモモが「ウー!」て言うんだけどその声がちょうかわいい。 最近流れないので寂しい。 それはともかく、『Beyond The World』ツアーファイナルです。遅刻入場したらロビー物販で良々がろうぜきしていた。ライヴは観らんのかい。おまえは何をしに来てるんだ。その後フロアに入って来てまたおかしなことをしてました。最近のソウルセットには必ず良々がついてくるなあ(笑) 来年20周年だって。ひえー!そうだっけか!最近ハルカリとブギーバックやったりしてるけど、ハローワークスの時もだったけど、オザケンのことをいろいろ考えちゃったよ。オザケンの野音のOAがソウルセットだったんだよねえ。お互い随分遠いところ迄来たんだね。もう会うこともないのかな。 まあそんなことを考えつつ踊り倒してきました。終盤の怒濤のメドレーすごくよかった。しかも、黄昏を、やった!!!うわ何年振り!?すっごい久し振りに聴いたー!!!あのカチャカチャ言うトラックが鳴り出した途端、フロアがあっ、これ、ひょっとして、ひょっとして?てな感じでざわざわっとなって、サンプリングのジャリッとしたギターリフに入ったらドワー!て。これは鳥肌たったー。この曲のピースフルさって古びないんだ。 Innocent Loveはもうすっかり定番だし、今の曲と昔の曲がいい感じで同居してる。Bow & Arrow辺りは以前よりBPM上がってる感じで、もうビッケが息も絶え絶えでしたが楽しそうにやってる。ホントにビッケは健康的になったなあ。時々あまりのハイテンションに心配になるけど。酔いどれ詩人のイメージのままのひとは、今のビッケ見たら腰抜かすんじゃないの…。その意図するところ(まあ意図等ないのかも知れないが)は正直まだ判らないんだけど、続けられるものなら続いて行くといいな。 マイペースにも程があるってな活動だけど、最近は精力的に動いているし、20周年にあわせていろいろ考えてるみたい。楽しみだー。 そういえばリニューアルしてからの赤坂ブリッツ初めてだった。ACTシアターとつくりが似てました。フロアは見やすかった。音もよかった。
2009年07月01日(水) ■
いろいろ
■『まこという名の不思議顔の猫 参 三姉弟のラララな生活』前田敬子、岡優太郎 これで最後の刊行だそうです。ブログも終わってしまってしょんぼり。これからも元気でねー。 最後だからか豪華にハードカバー、エッセイも多めで、ねこと暮らすことの滋味等、飼い主さんの話が聞けたのは面白かった。勿論ねこたちの写真も満載です。のんびり穏やかに暮らすとよい ■ねこと言えば アラーキーんとこのチロの話をこないだしてて、元気かなあーとか言ってて。『愛しのチロ』が1990年だから、もうとっくにハタチ越えてるよね。2002年にライブラリ版が出た時近況が載っていたけど以降はわからない。死んじゃってたら悲しいのでわざと調べないでおいたんだけど、チロの話が出たしと勇気を出して調べてみたら、今年のアラーキー69歳の誕生パーティの時チロの近況がスライドで上映されたと言う記事を見付けた。ああよかったあ。アラーキーについてておくれよ ■アラーキー いちばん好きな写真集は『センチメンタルな旅・冬の旅』 。 ヨーコさんの著書は『愛情旅行』 が大好き■『BACK ON MY FEET』BOOM BOOM SATELLITES 4曲入りマキシ。これは…いいんでないかい!?ハッとする程だったわー。表題作のメロディラインとか、今迄にない…と言うか、一歩前に出た感じ。キャッチーって訳ではないんだけどな。 ここ数作は聴いてから「これはどういうあれで…なんでこういう……」と咀嚼しまくらないと入ってこなかったんだけど(苦笑・何故そう迄して聴く)。北風と太陽だったら北風だ!今回のは太陽だ! なんつうか…聴き続けてきて本当によかったと思った……。アルバムが楽しみ。 初回生産限定盤(表題曲のヴィデオクリップ入りDVDと、にゃきゃのとしらゆきがアートディレクションして写真も撮ったブックレット付き)にリンク張ってますが、通常盤もあります。ザムド盤もあります■『WARRIOR ON THE DECKS~PLAY,PAUSE AND PLAY 2』KEN ISHII 何度でも言うがこのジャケ…買うのがものすごく恥ずかしかった……殆ど罰ゲームだ。よく見たらイシイくんちゃんとキメ顔なんだよ!何やってんだよ!もうこのひとのヴィジュアルセンスには本当についていけない!しかも買ったら同じ画像の缶バッジ迄くれた!いらんよ!(泣) アニキが書いてたコメントに感動したので勝手に転載。 ----- 「"こんなものを身につけただけで本当に…?" はじめは僕も半信半疑でした。でも毎晩この甲冑を身につけ 眠るようになってから3日。早くも効果が表れたのデス。 あれから半年。おかげで今ボクはこんなにモテモテ! バラ色の毎日を送っています。 今ではもう甲冑なしの生活なんて考えられません!!」 東京都 K.Iさん ----- リリースパーティとか、この格好でやればいいじゃん。ヘッドフォン使えないじゃん。重いし暑いしで何曲まわせるかな〜むしろ見てみたい。 ここ迄言っておいてなんですが音は大層よかったです。涙ぐみそーになった。このひとホント軽やかだなー ■ジャケが恥ずかしくて買うのを躊躇したと言えばバースデイの2nd だな ■『3人いる!』@リトルモア地下 作 多田淳之介/構成・演出 飴屋法水 2009年7月31日(金)〜8月12日(水)公式サイト は7月7日にオープンですが、もうチケット発売されてます。 リトルモアの案内はこちら 。 現時点ではe+のこれがいちばん詳しい 解説かな…。即興かと思ってたら、ちゃんと12ヴァージョン稽古してやるんだって。なんじゃそりゃ! ----- 12日間、毎日、何かが違ってる。 2007年にリトルモア地下で多田くんが書いた「3人いる!」っていう作品を劇団・東京デスロックが上演したんだけど、これがまた面白かったんで、地下っていう小さな空間にもぴったりだし、またやりたいなと思ってたら、飴屋さんに出会った。それで、あーこの作品を今度は飴屋さんがやったらどうなるか、ってことを思いついて相談。そしたら毎日全部違うものにしたらどうだろうって、恐ろしいアイデアが出て。盛り上がりつつも、あとから冷静になってみると何をどうしたらいいのやら正直しばらく脳内フリーズ状態。バージョン違いって、日替わり弁当みたいに、毎日変わっていくんですよ。てんてこまいですよ。(即興のライブじゃないよ、1日1バージョンのためにぜんぶ稽古してつくるから。)笑っちゃうくらい前人未踏。 で、なんでこんなこと敢えてするんだろう、やろうと思ってしまうんだろうと考えてみるとだ。あーだこーだ何かをつくるプロセスも含め、そして、ある閉鎖的な空間でしか生まれ得ない「瞬間の当事者」として、ただもうね、つくづく自分も含めた目の前の人に出会いたいんだってことだと思う。関わった人とでお互い見たことのないものを見る行為。体験。無責任で申し訳ないけど、何が見えるかなんて誰もわかんない。見れる保証なんて自分次第。 どうだろう、あなたの日常の一部をそのまま地下にもって来てくれないかな。それで、はじめます。 ----- 3回券もあるんだけど(6,000円。安!と思ってしまう辺り、最近の芝居のチケットが高いのばっかなので感覚が狂っている)時期が時期なんで無理だ!(泣)とりあえず2回はおさえました。どんだけ変わるのか ■ピナ・バウシュ そんな急に… 安らかにおやすみください