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| 2025年12月20日(土) ■ |
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| 『ポンヌフの恋人』4Kレストア、eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』 |
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『ポンヌフの恋人』4Kレストア、eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』
1分で移動出来て助かる。濃いハシゴだった…
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) Dec 21, 2025 at 0:41
同じ通り(ランブリングストリートなんて名称がついたのはいつから?)にある映画館とライヴハウス。『ポンヌフ〜』終了時点でもうO-EASTは開場していたけれど、開演には余裕で間に合い2階のいい位置を確保出来た。
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『ポンヌフの恋人』4Kレストア@ユーロスペース 2
移動が楽なハシゴだったが休憩する暇がなくさっき今日(昨日)初めてのごはんを食べた 壮観のユーロスペース
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) Dec 21, 2025 at 1:11
4Kだけどユーロは2K上映。それでもユーロで観ない選択肢はないし、2Kでも映像のリフレッシュっぷりはバリバリに体感。それにしてもこの看板、いいですねえ。レオス・カラックスとホン・サンス、同い歳の監督ふたりの特集上映が同時に組める映画館。
前回観たときは既にかなりフィルムが傷んでいて、明らかに損傷している箇所もあった。傷だらけのふたり、という意味ではそれも効果になっていた。しかし! 4Kのクリアっぷりは素晴らしかった〜! 猫の毛並み! ビノシュの肌のキメ! 涙の筋! 夜の川面に反射する光が冬空の星のように輝く! あとなんだ、ふたりがマッパで駆ける浜辺のシルエットが以前よりクッキリしている(笑)! 音響もブーストされていた印象。チェロのストローク! 猫のゴロゴロ! ハンスとミシェルの心臓の鼓動! アンプルをバッグから出すときの衝突音!
そしてやはりやはり、圧巻は花火のシーン。色彩が抜群に鮮やかになった。閃光、ダンス、ラジオのエアチェックを思わせるDJエディットな音楽の洪水。作品世界にどっぷり溺れる至福の125分。
あの時代の街(セットだけど。そこがまたすごいんだが)とそこに生きる人物は永遠に焼き付けられ、何度でも甦る。この作品に関わった、今はこの世にはいない人間も、犬(テオ!)も、作品のなかでは生きている。ジャン=イヴ・エスコフィエも、堀越謙三も。映画館で再会出来てうれしい。
ところで身構えて待っていたので気のせいではないと思うんだけど、ラストの「まどろめ、パリ!」の台詞がなかったよ……? 字幕も音声も。編集した? 気になるのでもう一度観たい。そして今更だがそのラストシーン、船首にふたりで立つところって『タイタニック』の原型だったんだな……。いや、はなからそこが繋がると思ってなかったので、今になって気付いた次第(遅)。
パンフレットといえば、「(今のコンプラ的に)新世代がひいてしまう要素がないだろうか」「いや、別にひく要素ないんじゃないかな」という三浦哲哉とゆっきゅんの対談が載っていた。個人的には年月を経ていちばんヒッとなったのはミシェルが酒に眠剤入れたとこだな……おまっ、眠らすだけじゃ済まないかもしれんがな! アレックス死んだらどうすんだよ!!! 死ななくてよかったよ…まあそのあとがたいへんなんだが……。で、捕まったアレックスがリンチに遭う(あれ、リンチだよなあ。取り調べの域越えてるもの)ところもヒィとなったが、観ていると一定のリズムで殴られて蹴られてるんですよね。もはや音楽。ある意味感心した。あとあれだ、投げたものが猫に当たらなくてよかったとか。動物はどっちに動くか振り付けられないからね……。
そうなんです、若者の観客がすごい沢山いたんです。多分スクリーンで初めて観るんだろうな、という感じの。いい出会いになるといいな〜。
大島依提亜によるリデザインのマーチも充実。ポスターもパンフも格好いい! 雨だった+ハシゴだった+上映の物販の混雑っぷりがすごかったのでポスターは諦めたんだけど、改めてポスターだけ買いに行こうと思う(翌週月曜日に買いました)。
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eastern youth『全国巡業公演〜爆音列島2025〜』@Spotify O-EAST
曲間の繋ぎがほぼインプロなんだけど、コードでもう次が何の曲かわかるひと多すぎ(にっこり。ワタシもな……)。リフの欠片が出た時点でどよめきが起こる。村岡さんが加入してもう10年(村岡さんのこのツイートを見て気付く。もうそんなになるか!)、ここ数年のeyのライヴにおけるこのブリッジセッション、大好きなのでした。
という訳で全国ツアーは久々、18本という数に「ダメかも、無理かも。俺たちおじいちゃんだし。いや、レディがひとりいますけどね」(「村岡さーん」と歓声)「話かけんなゴルァ!……いやいや、いんですよ……で、スタッフにいやいや行けますって、大丈夫ですって、っていわれ乍ら始まったんですが……意外と大丈夫だったんですよ。全然いけるな? と思って」(大歓声)。いやはやすごいツアーファイナルだった。「機材は行った先々で借りたやつを使ってたんだけど、今日は自前のを使える」。アンプの上に載せてるあれこれもツアー先ではちょっとだけ持っていってたとのことだったけど、この日は全揃いでした。あのこけしとか、中指立てた木製ハンドモデルとかね。そこから今はない札幌のお店の話になって、「憎らしい親父がやってたけど今はもうない。タワマン建てるってんでお店閉めて更地にしたんだけど資材不足でタワマンは建たず、今は駐車場になってる」。なんかこの日の吉野さんは穏やかな感じだった。演奏と歌は鬼神だった。
タモさんはハレの日に着るサテンのシャツ(前も見た気がする)。「タモさーん!」「タモさーん」と声が飛ぶも無だったタモさん、あまりにも呼びかけが続くので優雅に手を振りフロア大喜び。吉野さん曰く「あいつに声かけても全然答えないよ、俺が声かけて無視する。パンダと一緒ですよ、皆パンダに『シンシンちゃーん』とかいってもあいつら全然聞いてないで笹とか喰ってるじゃん。田森は九つの頃から知ってるけどずっとそう」。突然ズッ友なトークをぶち込まれちょっと狼狽しました。盟友よね……。
村岡さんにMCを促す吉野さんという流れも美しく(インプロ区切りでどうぞ! みたいな感じで腕を差し伸べた)、村岡さんが「ツアーの先々でいろんなお客さんに会って、皆このバンドのことをどれだけ大切に思っているかということが伝わってきました」とお話したことにも胸が熱くなりました。生きる〜!
それにしても「夏の日の午後」〜「砂塵の彼方」の流れはすっごかった。何度聴いても吉野さんのギターどうなってんのかわからん。なんでひとりであんだけ弾けるのそして唄えるの? 最高でした。あと今回なかなかレアな選曲だったかと。最新作『2020』からのナンバーは当然として(アンコール1曲目が「あちらこちらイノチガケ」だったのには痺れた)、ワタシ「ズッコケ問答」をライヴで初めて聴いたかもしれない。
客出しの1曲目はザ・モップス「たどりついたらいつも雨ふり」。雨降ってたもんね、粋〜。なんですぐモップスヴァージョンだとわかるかというと、第三舞台の刷り込みがあるからです。反射で泣く。2曲目はわからず。
----- setlist(参照させて頂きました、シェア有難うございます!) 01. 夜明けの歌 02. 沸点36℃ 03. 今日も続いてゆく 04. サンセットマン 05. 夏の日の午後 06. 砂塵の彼方へ 07. グッドバイ 08. 踵鳴る 09. 静寂が燃える 10. 青すぎる空 11. 素晴らしい世界 12. 矯正視力〇・六 13. ズッコケ問答 14. 雨曝しなら濡れるがいいさ 15. ソンゲントジユウ 16. 時計台の鐘 17. 一切合切太陽みたいに輝く 18. 街の底 encore 19. あちらこちらイノチガケ second encore 20. DON QUIJOTE -----
またね〜! 絶対ね〜!
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