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| 2026年01月09日(金) ■ |
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| 『YADANG/ヤダン』公開記念来日舞台挨拶付き上映 |
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『YADANG/ヤダン』公開記念来日舞台挨拶付き上映@バルト9 シアター9
残業になってヒヤヒヤしたがギリ間に合った、よかった… えっこれめちゃめちゃ面白いぞ! ノワールだ! こういうの久々でないの!? ヘジンさんにもやっと会えた〜 『YADANG/ヤダン』
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) Jan 10, 2026 at 1:29
昨秋の『コリアン・シネマ・ウィーク 2025』で公式初来日だったユ・ヘジンさん。舞台挨拶は倍率10倍(!)の激戦で勿論外れましたし、今回カン・ハヌルさんも一緒なのでまたダメかも……と戦々恐々だったのですが当たったよ〜!
原題『야당(ヤダン/野党)』、英題『Yadang: The Snitch』2025年、ファン・ビョングク監督作品。検察と麻薬組織、どちらからも頼りにされどちらからも疎まれる闇社会の仲介人「ヤダン」。そこへ検察に手柄を横取りされた警察も絡んできて……? 消されかけたヤダンの起死回生、そして逆襲。おおおそうなるか、そっちに行くか! こっこれは“華麗なるリベンジ”!
検察への忠誠か、警察との絆(?)か…なにこれ『新しき世界』(キャッチコピー「“父”への忠誠か、“兄”との絆か。」)みたいじゃない! “ヒョン”がキーワードってとこもさあ! あと小道具の使い方な! 兄弟の契りを交わした証のライターがそんな……巧い! 痛快だけど後味はほろ苦。正義は勝つという話ではないけど、落とし前はしっかりつく。バディが途中で変わってからのドライヴっぷりがすごい。最後迄どっちに転ぶかわからない展開でハラハラしたよ。全滅のバッドエンドか、それとも? というスリルが中弛みせずずっと続く。重いテーマを扱ってい乍ら、軽快さがある。
クスリダメゼッタイなんだけど(薬物に囚われた人間がどこ迄醜悪になれるかもつまびらかにする)、彼らがクスリに手を出すことになった経緯や背景、社会復帰を許さない世間の陰湿さをも見逃さず描く。立ち直ったとしても傷が癒えることはなく、いつまたスリップするかの恐怖と闘い乍ら生きていく。しかしどこかに必ず、立ち直ることをサポートしてくれるひとはいる。命を落としたあの子たちは、最後にちょっとだけ大人を、世界を信じていいと思った筈。そうであってほしい。だってさあの場面、不可抗力というか偶発的なアクシデントだったじゃん。刑事さん悪くないじゃん…でも言い訳しないで謝ってさ……守ってやれなかったことに対してちゃんと謝って。そういう大人がいたってことをあの子たちは知ることが出来たのだ。
役者が揃ってイキイキしていた。ハヌルさんすごい! 『空と風と星の詩人』で尹東柱を演じたひとだと気づいたのは帰宅後だった……ちょ、まるで違う! わかんなかった! 薬物中毒になる前のおぼこっぷり、ヤダンになってからのイケイケドンドンっぷり、復讐に立ち上がってからのやり手っぷり……道を外れた人物が、閉ざされた将来をこうして切り拓いていくのか。それを見せてくれた。
ヘジンさんは出世欲にまみれた検事役。よかった(悪かった)なー。しれっとした顔でヒドい指示出すなお前。「韓国の検事は大統領の運命をも左右できる」と言い放つシーンにはシビれた。いい台詞! 今回悪い意味で使われてたけどな!(笑)でも故郷の母ちゃんのためにもがんばんなきゃ! 偉くなんなきゃ! って背景がこのひとにもあって、どこから道を間違えてしまったんだろう、という哀愁もしっかり感じさせる人物像になっててよかった。あの現場に大統領候補のアホ息子がいなければ、ずっとヤダンとやってけたかも知れないのにね。
そして刑事役のパク・ヘジュンがめちゃよかった。“皇帝”ってネーミングもいいし、皇帝と呼ぶにはあまりにも熱く泥臭い現場の人間ってところもいい。家族思いのところもいい、パーマあててる♡ところもいい。いや、直近で観たのが『ソウルの春』だったからさ…序盤は「盧泰愚のくせに〜!」とメラメラして観てたけど、なんだよめっちゃ粋な役じゃん! いいイメージで上書きされたわ。舞台挨拶来てほしかったな!
ダークなのに爽快、バイオレンス描写も満載(開巻でR-15って出てえっそうなの? と思えば……)、韓国映画におけるカーアクションは迫力あり過ぎてめちゃ怖いという思いをまた更新。いや本当にこれは面白かったです!
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・輝国山人の韓国映画 YADANG/ヤダン いつもお世話になっております。あのアホ息子を演じたリュ・ギョンスは今後注目していこうと思った〜。ラリってるときの顔がリアルでなあ。あの、まともに応対してますよって顔してるのに目がイッてる感じ。いやーホントにアホの子だった(ほめてる)。ちょっと宮沢氷魚に顔立ちが似ていますね
・余談。あのボカシのシーン、本国でもボカシ入ってたんだろうか
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さて舞台挨拶。計5回中最後の回だったためか、皆さんヘンなテンションになってておかしかった。おつかれさまでした! 上映前だったため、安心と信頼の司会・古家正亨さんが、ああっネタバレ出来ない、ああっいえない! ハヌルさんはビフォーアフターでこんなに変わるんですよ! とか悶えてたけど、観終わった今は確かにこれは…いえんなあ……と思ったわ……。以下、印象的だったところをおぼえがき。
・ステージに上がる前にぐるっと通路を歩いてハイタッチ。歓声と悲鳴があがる。おふたりともシュッとしてる〜オシャレ〜
・撮影中のコンディションを維持するためにやったこと ハヌル:何もしてません……しました!(何を) ヘジン:健康を維持するために、毎日お酒を呑みました(爆笑)。それ以外だと、毎日欠かさずジョギングをしています。旅行先でも欠かさず。今朝も走りました --- ハヌルさん昨秋も皇居の周りをジョギングしたっていってたね
・好きな日本食 ハヌル:油そば、矢場とんのみそかつ 監督:寿司、うどん ヘジン:具体的なものではないんですが、韓国だと釜山へ行くKTX、日本だと新幹線ですね。それに乗って景色を見乍ら駅弁を食べるのが好きです --- 日本に来てから「お寿司もう食べました?」と訊かれた監督、「いや、今朝来てずっと舞台挨拶だったので……」。古家さんが「聞きましたか関係者の皆さん! このあと用意されてるんですよね!」とかいっててウケた
・抽選で当たったふたりが壇上にあがりチェキ会。同時に握手会になる。客も慣れて…ないか……?
皆さん日本語を交え乍ら話してくれました。最後の撮影タイムでは、ヘジンさん「お元気ですかー!」ハヌルさん「私は元気でーす!」古家さん「何故か中山美穂さんが招喚されております」とかいって大ウケ。『Love Letter』は韓国でとても愛されている日本映画。日本文化開放が1998年で、『Love Letter』は1999年に公開されたそうですが、それ以前(日本公開は1995年)から「お元気ですか」は流行語にもなっていたと聞いたことがあるぞ。ブートで観ているひとが多かったとか(笑)。昨年の4Kリバイバルも人気だったそうです。
SNSで質問を募集したり、事前に「プレゼントがあるのでA4サイズのものが入る袋などを持ってきてください」とお知らせしてくれたり(サイン(印刷)入りのミニポスターでした)と至れり尽くせりの配給Showgateさん有難う〜。客席を撮影するときに「観ないと、ヤダ〜ン」といわされたのはご愛嬌。その後「そろそろ終了です」といわれたときには心からの「やだ〜(ん)」の声があちこちから湧いてました。
隣席のひとがドラマを沢山観るハヌルさんのファンでヘジンさんのことを知らず、こちらは映画をよく観るヘジンさん好きでハヌルさんのことを知らなかったのでお互い情報交換などして楽しかった。「ハヌルさんの作品初めて観るかも〜」なんて話しちゃったよ。尹東柱だよ! 素晴らしい役者さんでした、他の作品もチェックしていきます!
・『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル&ユ・ヘジンのハイタッチに会場熱狂!興奮でいっぱいの会場を見渡し「本当に光栄」┃MOVIE WALKER PRESS ハイタッチ会あったんだ、これは何回目のなのかな? それぞれ違う趣向で進行したみたいですごい
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