初日 最新 目次 MAIL HOME


I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME

2007年01月31日(水)
なんのことはない

風邪でやんの>喉鼻。結構派手にひきました。あ〜15時間くらい寝た。身体中痛い。あと2日で治すどー。

ごろごろしてる間にこんなことがありました
・吉野さん@eyが骨折してダイノジフェスキャンセル(お大事に…)
・『エレンディラ』の先行が始まっとるやんけー!
・キャストも若干変わってるそうで…
・『写楽考』の楽日がとれないヨー!
・スマパンが某フェス(日本じゃないよ)のヘッドライナーに決まってるヨー!
・で、そのスマパンのドラマーが…ええ!?て展開に…

目下の課題
・青海→川崎はどの路線がいちばん早いか
・与野本町→川崎はどの路線がいちばん早いか
・『ノー・マンズ・ランド』はどこでとるのがいちばんいいんだヨー!

他に考えることはないのか。いや、あります。ありますよ。

■『パプリカ』筒井康隆
ははは、面白かった!やっぱりエグい〜でもかわいいな、筒井さん…と思ってしまった時点でもうしてやられてますね!
何でもありってのをここ迄躊躇なく書かれると(それがまあパプリカや千葉さんの造形にも繋がるんですが…あまりにも、あまりにもですよパプリカちゃん……)もう笑える。思い付くってこと自体すごいし、ぐいぐい読ませる力もすごい。そうだよなー何を思い付いてもいいのよね、思い付けるなら。せっかく頭があるんだから。それを何に使うか、選ぶのは本人。
でも治療法がイージーに思えた…実際こういうものなんだろうか。本人も気付かない「え、これが?」ってことが原因になるものなんだろうけど、それを取り除くのはそんなに簡単なことなのかな。
映画を観てからだったので、どこらへんが今監督の設定なのかを考えながら読めたのも楽しかったです。
玖珂さんは原作でも映画でもちょう格好いいね!



2007年01月27日(土)
ハシゴですよ

行き当たりばったり。

■『Art×Communication=Open!』@NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]
常設。リニューアルしてから初めて行ったー。『ジャグラー』は残っていて嬉しかった!ダムタイプの作品はなくなっていて残念。無響室はいつ行っても外国に貸し出し中で、やっと入れるよ!と思ったらもう公開終了になっていた…(泣)
体験型のメディアアートがメイン。結構本気になってやってくたくたになる。アホだ…。『境界線』がやればやる程せつなくなる作品でございました。絶対相手に近寄れないの。
あと自分の作ったメディア上の生き物が他の生き物に喰われたのにはヘコんだ。はかない

■『OpenSky2.0』@NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]
「このごろは空とか飛ぶよ!」(飴屋さん)八谷和彦さんのプロジェクト。うおう、しばらく観ないうちにヴァージョン上がっとる。機体の最新ヴァージョン「M-02」「M-02J」展示、製作・テストフライト・公開テストのドキュメントムービーと写真展、フライトシミュレーター等。シミュレーターはクイズに答えて正解したひとが体験出来るもので、答えられなかった(トホホ)ので乗ってるひとをじんねり観る。
「こどもが『楽しそうに仕事してる』と思ってくれれば。『おとなになってもいいな』と思えるような仕事を見せることが出来れば」と言っていたのが印象的

■『ユメ十夜』@シネアミューズ EAST
CQNで鉄コンを観る筈がー、1時間前に行ったのに満席だった。シネマライズ→ライズX→シネフロントをうろうろ、何かやってないかなーとアミューズに辿り着き。観るつもりではあったけど、初日に入れてラッキー。
原作をきちんと再現しようとするタイプと徹底的に笑い飛ばすタイプにバッサリ分かれていて、そのまとまりのなさが面白かったです。松尾ちゃんは監督、出演で2本関わっていた。実相寺監督×久世光彦脚本のはしみじみしたよ…もうちょっと早く完成公開出来ればよかったのにね。
それにしてもー山口監督のがアホでアホでもうー。漫☆画太郎さんが脚色で参加、それを実写でやろうってのがもうアホですわ。それはいつものことか。山口監督てホントアホだわ…最高だわ…。松山ケンイチくんが出てるんですが、見事に山口監督の映画に出てくるひとの顔になってて。ほんっとこのひと作品によってガラッとツラ構え変わるよね!すごいなあーと思った。そして本上まなみさんが最高でした、素敵過ぎた。
西川監督のも好きでした

****************

ずっと鼻喉がぐずぐず。これはひょっとして…も、もう花粉飛んでる?(泣)行きと帰りにいい感じのねこがいて散々遊んだからかも知れないが。どっちだ…。

れいさんが北海道にあざらしを食べに行っていて羨ましい(間違いが混ざっています)



2007年01月23日(火)
はああ

■レイジ、ジザメリ、クラウデッド・ハウスがコーチェラ・フェスにて再結成!
や、やっぱホントみたいだ……。
って、てなると、RATMよりジザメリが再結成ってのにビックリだよ…リード兄弟…兄ちゃん今どうなってるの……(涙)

コーチェラのオフィシャルはここね

リード兄弟の世にも美しい物語だったっけ…?(わかるひとにしかわからないこのタイトル)



2007年01月22日(月)
おわわわわ+やっぱり格好いいFISHBONE

さ、再結成?まーじーでーーーーー

ちょっとまだハッキリせんので調べ回ってきます。コーチェラだけなの!?

-----

はい、と言う訳で?RAGE AGAINST THE MACHINEがコーチェラフェスにて再結成と言う記事が…L.A.タイムズ電子版に載ったとのことです。確かに今ASはお休み中…クリスもソロでいろいろやってるし。本当だとして…コーチェラだけなのか……?てかザックたん(たん付けるな)のソロは結局出ずじまいなの?

****************

■『STILL STUCK IN YOUR THROAT』FISHBONE
ぎょえー、すごくいいですよ!何故か日本盤どころかUS盤も出てないのですが…タワーで買ったのはFR盤。HMVもFR盤だな…AmazonはUK盤ですね。フィッシュボーンの現状てどうなってるんだ…メンバーももうアンジェロくらいしか判りませんが…えーとあとベースのひともオリジナルメンバーだよね?もうふたりしか残ってないんだっけ?
あーでもでもこれはすごい。ゴキゲンじゃないの…なんだろこの…20年選手とは思えないイキの良さ。今こそライヴで観たいよ!前回来たのって何年前だ…新宿のリキッドだったぞ…あそこでいちばん後ろ迄クラウドサーフしたひと初めて観たよ。きっと今でもやってるんだろーなーアンジェロたん(だからたんを付けるな)
あー私もがんばろう(何を)



2007年01月21日(日)
解禁!+『哀しい予感』楽日

■『NO MAN'S LAND ノー・マンズ・ランド』
-----
2007年6月1日(金)〜19日(火)東京グローブ座
作:ダ二ス・タノヴィッチ
演出:鈴木勝秀
舞台化脚本:鈴木勝秀
出演:坂本昌行(チキ)
   内田滋(ニノ)
   市川しんぺー(ツェラ)
   浅野温子(ジェーン)
-----
10年くらい前に「坂本くんはストレートプレイでも絶対面白いと思う、スズカツさんの演出で観てみたい」って話をしていたがー!実現だ!
しかもまた面白い原作を選んできましたよ…。で、上演台本もスズカツさん。『レインマン』は本当に鮮やかな舞台脚本化だったので、今回も期待せずにはいられようか。
しんぺーさんが出るってのもおいおい来たで!と言う感じです。さーてチケ争奪戦をどうやってくぐりぬけるか!作戦立てねば。
余談だけどこのタイトルにじわっとくるひと、何人かいると思う…この作品とは関係ないけどね。嬉しい。

今日は『哀しい予感』の楽日に行ってきました。後で書き足します。

****************

『哀しい予感』@本多劇場

ああ、ようやく安定してきたかな…いい楽日でした。

この安定ってのがちょっと曲者で、この作品って登場人物の揺らぎと言うか不安定なところがポイントだと思うんです。形にならない記憶、感情を扱っているので揺らぎがあるのも当然ですし。しかしその揺らぎにもキモがあって、そのキモをどう掴むか役者さんが考え倦ねていたように感じた。迷いがそのまま提示されるので、観る方も迷って観た。楽日はその掴みどころが定まってきたように思いました。うーん、これ、所謂「できあがり」は大阪になるかも知れない。

脚本に関してもそうで、原作を大事にした分ここは落とせない、ここは削れない、と構成した結果、実は場面転換が多かった、モノローグが多くなった、時間が長くなった、と障壁が出てきて、それをどう演出しようかと迷っているうちに初日が開いたように感じました。

と言う訳で非常に迷いが多い舞台でした。が、前述した「形にならない」ものが、確かに舞台上に存在したと思います。決して戻ってこない時間、それでも残る美しい記憶。それは哀しい記憶でもあって、忘れることは出来ない。記憶はなくならない、引き出せないだけだ。引き出す時が来て、自分がどのようにそれに向き合い、周りがどのように手を差し伸べるか。助けられなくても見守ったり、心に留めているひとの存在を感じることで、この先どう生きていくか。

これがあったのは大きい。舞台としてはとてもいびつで奇妙でしたが、記憶に残るいい作品でした。



2007年01月20日(土)
もひとつことだま+『壽 初春大歌舞伎』

……あのじさんにメール打つ手も震えたよ!

ええと某MLでは発表になりましたが転載禁止なのでいつ情報解禁なんだ?詳しくは後程。

またうまい具合NINの後、6月なんだーーー有難う有難う被らないでくれて。

いやあ、ちょっと最近いろんなことがバシバシ当たってビビる…ちなみに今日誕生日でございます。いいプレゼントが届いた。あ、てことはみぃ♪さんも誕生日ですね!おめでとうございますーーー

今日は歌舞伎に行くのです。後で書き足します。

****************

『壽 初春大歌舞伎』夜の部@歌舞伎座

『廓三番叟』『金閣寺』『春興鏡獅子』『切られお富』。休憩込みで5時間、長丁場でした。全て初見。

『金閣寺』の雪姫は玉三郎さん。捕えられた雪姫が、祖父雪舟をならって足でかきあつめた桜の花びらでねずみを描き、そのねずみに魂が宿って綱を喰いちぎる見せ場。歌舞伎でねずみと言えば、四谷怪談にも出てくるあの着ぐるみのやつかな…ちょっとそれは怖くないか……と思ってたら、黒衣さんが小さな白いねずみを振る仕様でした。綱を切って、最後桜をぱっと散らしていなくなるの。かわいいー。

最初は座ってたので忘れていたが、玉三郎さんは結構大柄なのです。立つと幸四郎さんより大きい…しかし所作で魅せる優雅さですから。そしてあの豪奢な着物は大柄なひとが着ると映える。

『春興鏡獅子』は勘三郎さん。小姓弥生と獅子の精、まったくタイプの違うおどりをひとつの演目で。弥生は反り返る仕草が多いのですが、後ろの席のおっちゃんが「イナバウアー…」と呟きやがりましたよ…笑ってしまったじゃないか!獅子の毛振りは見るからに派手でこれは体力使う、と思うけど、実際は弥生の方が動きを封じ込めた状態で踊るので、発散出来ずにかなりキツいとのこと。おどりとしては長い(と思う)1時間くらいの演目なので、これはやれる年齢が限られますね…勘三郎さんのもあと何度観られるか。今回観ることが出来て本当によかった。素晴らしかったです。

「死んだ筈だよ、お富さん」のあれです『切られお富』。照明もかなり落として陰惨な場面から始まるのでおわ、怖い演目?と思っていたら結構笑える仕様に。むむ、これはパロディー?で、いいのか?福助さんってコミカルな演技がうまいひとだけど…面白かったけど…筋書きだけ追うと随分えげつない話です。1月だし、おめでたく明るくってことだったのかな。

しかしお富さん、あんだけ全身斬られて57針で済んだんかい…よ、よかったね……(よくない)。

長唄も沢山聴けた。格好よかったなー。

終演後黒衣と後見の違いを教えてもらう。後見にも着付後見と裃後見があるとかで、歌舞伎十八番のような様式制の強い演目では、鬘と裃の扮装でつとめるそうです。成程確かに今回は裃後見でした。以前勘太郎くんが鏡獅子を踊った際、後見を彌十郎さんがつとめたことがあったそうです。あの蝶々を彌十郎さんが振るのよ!うわそれ観たかった!その時の胡蝶の精は彌十郎さんの長男新悟くんだったとのこと。

彌十郎さんは弥十郎から改名されたんですね。ああいつも言うけど素敵でしたわよー。また美脚を見せていたよ!ちゃんと見せる仕様なので臑毛を剃っていて、寒い時期はつらいそうです(笑)あー彌十郎さんのことばかり書いている。



2007年01月19日(金)
ことだまことだま

一昨年末ピクシーズ観た時に、とても音が良かったのでどるさんと

-----
「トレント今度来る時はここでやればいいよ!NKはもうないしな!」「わーここで観られたらすごいよね!」「前に行くね!」「チケット取りづらくなるだろうな〜」「1週間くらいやればいいんだよ!」
-----

て話したんだよ…実現しよったー!

-----
18 May 07 tokyo, japan studio coast
20 May 07 tokyo, japan studio coast
22 May 07 nagoya, japan zepp
23 May 07 osaka, japan zepp
24 May 07 osaka, japan zepp
-----

楽しみ過ぎる。オフィシャルサイトもDVDリリースに向けてリニューアルされたし、そろそろ信じてもいいかな…いやだって今迄が今迄ですから(笑)こんな短いスパンでリリースありえねえ!て感じで。

嬉しいよー。



2007年01月17日(水)
ミュージカルと侮るな。ロックと蔑むな。

■ミュージカルと侮るな。ロックと蔑むな。これは東西分断とジェンダー分裂の20世紀末文学と音楽の和合的偉業。ここを過ぎてこそのかなしみの21世紀。しかもここを過ぎねば、かなしみが「愛しみ」と書かれることも知り得ない。
ヘドウィグの稽古が始まったようです。北丸さんは初日にいらっしゃるようです。
全編英語で唄うことに関しては、私はとても楽しみにしているし期待しています。会場はライヴハウスってところにもヒントがあると思う。
スズカツさんは常にチャレンジングな演出家だ。だからこそ常に目が離せず、次の作品がいつでも楽しみなのだ

■『スカー・ティッシュ ―アンソニー・キーディス自伝』アンソニー・キーディス、ラリー・スローマン
原書買ってたんだけど、英文に挫折したまま放置していた。ようやく出ました邦訳版。
どジャンキーが正直に書いたらこうなんですね…いやもう死ななくてよかったよ。でもドラッグ止められてよかったねって話ではないよ。ヤクにハマるとこんなに悲しい、情けない、惨めな目に何度も遭うんだ。
そしてこれからも、このひとはやる時になったらやるんだろうな。止められるひとはいない、きっと。
ある意味暴露本なので読んでて厳しい部分もありますが(しかし予想出来ないことではなかったのでショックではない…)滅多に見せないアンソニーのしっぽをちょっとは掴むことが出来ます。特にリリックの背景について。これは嬉しい。「DEEP KICK」の風景が出て来た時は、ほろっとなった。
これを読んで「格好いい!」と思うひともいるだろう。真似してみようと思うひともいるんじゃないの。でもそのひとがアンソニーと同じ道を歩めるかと言うと、そうではない。運もあるし、体力や体質も関係してくるし。で、運がよかったからと言って、それが幸せなことかと言うと、違う。
でもアンソニーはこうして生きてきたし、これからもそうだろう。そして後悔はしないのだ。
それにしても周囲のひとの根気強さと言うか献身っぷりは驚異的でもあった。やっぱり基本は愛なのね。良くも悪くもだ。
ヨハンナがクレアになっていますね…原書初版ではヨハンナだったそうなので、改名したんでしょうか。ドラッグ問題を相当おおっぴらに書かれているので、それも関係しているかも知れません

■……
こまつ座、また初日延びた……。が、がんばれ現場!それしか言えないよー



2007年01月14日(日)
『朧の森に棲む鬼』+小ネタ

■『ロープ』参考文献
プログラムに紹介されていた吉川勇一さんのサイトに、ソンミの虐殺についてのページがあります。“実況中継”がほぼそのまま記載されています。興味を持った方は是非

■NODA・MAP番外『THE BEE』@シアタートラム
-----
原案:『毟りあい』筒井康隆
出演:秋山菜津子、浅野和之、近藤良平、野田秀樹
六月〜七月中旬
-----
さーてとれるか

■『白野』@NHK教育
わーい録画したよー!緒方さんのインタヴューも楽しみ

■『レプリークBis』Vol.6 2007. 01
スズカツさん作品の宣美を最近よく手掛けている永瀬祐一さんに関する記事。『トーチソングトリロジー』制作過程、インタヴューと代表的なお仕事が見開きカラーで紹介されています。確かに最近お、この宣美、とクレジットを見ると永瀬さんと言うことが多い。
高橋洋くん、中村中さん、北村くんのインタヴューも

■EAGLES OF DEATH METALが来るよ
2007年3月14日(水)UNIT
マジでー!卍でー!
どのメンツで来るとですか

****************

いのうえ歌舞伎 SHOCHIKU-MIX『朧の森に棲む鬼』@新橋演舞場

ソンミの虐殺に関する文献を延々読んでいたら朝になってしまった。ねむい…やばい…寝るかも知れん……。ぼんやり演舞場へ。以下バリバリネタバレしてます。

いやー全然大丈夫。面白くて眠くなる暇もない210分(休憩30分含)、脚本演出役者装置照明殺陣ドンピシャ!水の使い方、奥行きの使い方等演舞場慣れしてきた上での新感線=いのうえさんの演出が確立されてきたように思います。金の使い方も心得ていると言うか、豪華絢爛なのに下品にならない。でも猥雑でパワーがある。殺陣のスピードはいつ観てもすごい…音とのシンクロもバッチリ。段取り間違えたら大ケガですよ。

欲を言えば音響がまちまち。マイクと音効のバランスかな…言葉が聴き取りづらい。歌になると尚更。染五郎さんの最後の決め台詞が水の音にかき消されて聞こえなかったのが残念。決め台詞なのに!

主役が完全な悪人で、その悪人を何の疑いもなく信じるバカと純粋紙一重なキャラが相棒で、そのバカキャラが裏切られて酷い目に遭い、その後怒りと悲しみを胸に抱えたバカキャラと悪人が剣を合わせる。完全な悪だった筈の主役がほんのちょっとの隙=情を見せた時が死に時(ライは朧になるが)。と言う悲劇のスタンダード。これを飽きさせずに見せる中島さんの脚本もすごいと思いました。説明的な台詞も随分減った。

リチャード三世が下敷き。しっかっしっ容姿の醜さとひきかえのように弁が立つリチャード三世に対し、ライは容姿もいいではないですか…ずるいよ……(笑)

で、その悪役を「本当に酷い、憎らしい、でも魅力的」に演じた染五郎さん素晴らしかったんですが、今回は!サダヲさんが!すごくよかった…観客の共感を舞台上で背負う役でもある。そんなおいしい役を好演も好演です。キンタを嫌いなひとなんているんだろうかってな程いい役です。サダヲさんを知らないひとでも「誰あのひと?」て絶対思うー!殺陣も前半はキャラを反映したハチャメチャやんちゃな(でも恐ろしくキレがいい)ケンカスタイル、後半目を失ってからはアンダーストロークの座頭市スタイルでこっれっがっまったっめちゃめちゃ格好いい(こちらのスピードもすごかった!)。要するにどっちも格好いい(笑)いやーすごい、すごくよかった。

もうサダヲサダヲばっかり言ってますが他の皆さんも素晴らしく。古田さん貫禄!秋山さん男前!このふたりが兄妹って設定もオモロおいしい!小須田さん出番があれだけとは勿体ない!真木さん格好よかったー小顔ー高田さんかわいいー重くて愛らしい情念がたまらんー田山さん最後の優しさが悲し過ぎるー!

いやーそれにしてもほんっとサダヲさんが(以下自粛)

そうそう、花道が見えない下手側二階席にモニターが設置(常設だそうです。『魔界転生』の時は気付かなかったー)されたんですね。これ便利。

余談。古田さんを「にくにくしい男!」とののしるシーン、「憎々しい」を「肉々しい」と脳内変換して笑ったひと沢山いるだろう!狙って書いてるだろう!(笑)



2007年01月13日(土)
『ロープ』+映画2本

昨日は『哀しい予感』2回目。MIOさんとteruさんがいらしてたので終演後新年会。楽しかったでっす。

また妙な組み合わせでハシゴです。

『こまねこ』@シネマライズ2F
にぎゃー、にぎゃー、か゛わ゛い゛い゛ーもだえじぬ!たすけてくれ!
終わってぬいぐるみ買いましたよ…ええ、思うツボですよ……。
ぬいぐるみは勿論、小物もかわいいー。サンドウィッチとかクッキーとかドーナツとかコーヒーとかすっごいおいしそう!おいおいこまちゃん、そのサンドウィッチ私に作っておくれよ…ウチに来て遊ぼうよ……。(あぶない)
しかし話が予想外の方向に行ったりしてビックリですよ…何か、微妙に暗い!いぬ子ひきこもり!
そしてちょっとしか出ない泣いて走り回ってばかりいるくまが妙にツボだった。あああか゛わ゛い゛い゛ー!(ころがる)

『悪夢探偵』@シネセゾン渋谷
メジャー作品であの描写ってやっぱりかなりキワいんでしょうかね…ぐったりなってるひと多数。私もぐったりなりましたけども。でも好きなんだよね…塚本監督てほんっとーに変態だね!(笑顔で)
画ヅラはやっぱりすごい。色調も徹底してる。そんで最後の20分でああなるところが塚本監督作品。ギリギリで見せない、ギリギリを見せる。
塚本さんてやはり編集がキモかもな、と思ったりもした。それは今回舞台を観て思ったことでもある。

NODA・MAP『ロープ』@シアターコクーン
ロープはひとを殺すためのもの?それともひとを助けるために投げるもの?それともとどまるために掴まるもの?
『オイル』の次にこれを書いたか。日本ではこれから上演の『THE BEE』も根っこは繋がっているように思う。ひとごろしとは?戦争で犠牲になるのは何なのか?と言う話(勿論それだけではないが)。観る度に思う、このテーマで野田さんが書き続ける意味を。こういうことを続けて書く今の、日本そして世界の情勢。野田さんがこう書かねばならないってのは……。
しかし『オイル』のド直球よりは速度が緩かった感じもした。理性が残っているひとは5%、これを「たったこれだけか」と思うか「まだこれだけいる」と思うか。これを希望と呼べるか。ちょっと判断出来ない。これは自分の迷いか、野田さんが迷えと投げたか、どっちなんだろう。
しかし言葉の力と言うものを改めて実感した。皮肉なことに逆説的に、ではあるが。「ソンミの虐殺」の実況中継に力が感じられなかったのだ。宮沢さんの声は嗄れていた。声自体は出ているのだが、地声がかすれ声になっている。1階最後列迄聞こえはするが通りづらい。いい天気の朝に、たった4時間で滅びたミライの村(追記:ミライはティン・ケー(後のソンミ)村の集落のひとつ。失礼しました)。虐殺の様子を実況すると言う異常さを表現するには声に力が必要だ。声量だけの問題ではないとも思う。正直弱い。言葉を耳から入れてその意味を頭で考えると言う作業が必要になった。そして息が詰まる。「声」ではなく「言葉の意味」で震撼したのだ。
それではこの芝居に役者の肉体は必要ではないのか?と思ってしまった。宮沢さんの持つ容姿、舞台に立った時の輝きは勿論素晴らしいのだが…。プロレスがモチーフにあるので肉体派の役者を集めたと言われていたが、その舞台で役者の実体〜存在に疑問を持つようになるとは…正直混乱している。
とりあえず戯曲を読んでみることにする。
最近の野田さんはとみに蜷川さんと刺激し合っている感じがする。演出の直球度も含め。背景の数字と文字、途中で「あ、これはきっとその虐殺で死んだひとたちの名簿だ」と思ったのですが、自死した若者たちの顔写真が背景一面に張り出された蜷川さん演出の『ロミオとジュリエット』をふと連想した。これは深読みかな。

余談。「あとの5%はどこに行ってるんだ!」「美術館じゃないの」ってウケどころだったんですが(同じ文化村内のエッシャー展が激混みだった故)これって初日からこうだったんですか?エッシャー展は今日で終わったから、明日からはどうするんだろう(笑)
もひとつ余談。まことさんがまたキーマンの役ですげい格好いいです。NODA・MAPでのまことさんていつもいいとこさらうなあ。



2007年01月12日(金)
ぎょー

■NINが来るよ
クリマンHP参照5月!ちょ、早く日程教えてくださいよ!
新譜情報も出始めてますがまだ何も言うまい

■最近
神楽坂にちょくちょく行ってるんですが、今日は『拝啓、父上様』のポスターが街に溢れていたで…。昨日はちょっとしか観れなかったが面白そうだ。二宮くん似合うーねこかわいいー。
今日はねこも沢山見れたし触れたし楽しかったー

■ひとりでぶつぶつ言う
CHANNELSてXTC好きなひとは好きなんじゃないかな…似てるってのとは違うんだけど。ああ気になり過ぎるCHANNELS。チャンネルズ、ああチャンネルズチャンネルズ(一句)

■全編英語
で唄うそうですヘドウィグ、おおう。北丸さんの翻訳は字幕用ってことかな?
いやーそれにしてもFACE分初日しかとれてないですよ…おそるべしヘドヘッド&山本くんファン。スズカツさんの舞台の楽日とれなかったのって17年振りくらいですよ…つまり観始めてから初めて。ヒー(泣)
新宿厚生年金の大楽はとれた

■HAPPOUFUSAGARI(ナンバーガール風)
お祓いに行ったおない歳の友人によると、今年ウチらの歳は「八方塞がり」だそうです。はっぽうふさがり…なんてやる気を削ぐ言葉……。おない歳の皆、気をつけて!自分も気をつける!

■と言う訳で
神楽坂に行ったことだしお参りしてきたよ。ついでか。
いやでも真面目に祈ったぞ!自分のこともひとのことも!
怖かったのでおみくじはひかないでおいた

■MacPro
すげーデカい。重い。腰抜ける(文字通り)箱から出せねー



2007年01月09日(火)
年末年始のいろいろ

連休は新宿下北沢吉祥寺をうろうろしてカレーの食べくらべをしたりお気に入りのお店がなくなっててガーンとなったり呑み屋で貧血起こしてすっ転んだりしてました。酔っ払いと思われたのが悔しい。呑んでないよ!

あ、あとこまつ座の初日が遅れるって連絡があってやっぱり…と思った……。井上さんで新作、ならねえ…こ、これ以上延びないといいですね……。

■『猫だましい』河合隼雄
ねこに人生めちゃくちゃにされるひとって、絶対いるよね…。そして、ねこに人生を教えられるひとってのも絶対いる。好き嫌いは別として

■『石田徹也遺作集』石田徹也
JACAで観たのは憶えている。広告イラストレーションの登竜門、とも言えるJACAでこのひとの作品は異質も異質、展示会場でもカタログでもそこだけ異様な雰囲気だった、しかし妙に惹き付けられるものがあった。こりゃー今後広告で観ることはないだろうな、観る機会は個展とかかな、と思いつつ、そのまま忘れてしまっていた。今ハマるのはヤバい、と無意識的に避けたのかも知れない。大槻ケンヂ著作本のカヴァー画を手掛けていたのにも気付かなかった。
年末、たまたま切り替えたNHK教育の番組で特集が組まれていた。あれ、このひと、と続けて観た。亡くなっていたとは。
晩年(それを本人が意識していたかは知る由もないが)どんどん増えていたと言うモチーフ=血が描かれているものがあまり載っていない。遺作集に載せるにはあまりにも生々しいものだったからだろうか。いつか実物を観たい

■『OPEN』CHANNELS
■『WAITING FOR THE NEXT END OF THE WORLD』CHANNELS
うわーめっちゃ好きだった!気付くの遅い!現在へヴィロテ中。
音数少ない、なのにペラペラしてない分厚く聴こえる、レコーディングした部屋の壁に反響した音迄聴こえるよう、ベースがベケベケ言う、うたごころ満載、ポップ、なのにリズム結構複雑。コーラスかわいい!なのに音結構重い。
アートワークも好きー

■『BLUE MOON BLUE』高橋幸宏
いんやーおちつくわあー。この声、この呼吸。でも音は聴く度変わる、新鮮。
「WALKING TO THE BEAT」の続編?曲が入っててこれがまたいー。イーノのカヴァーもいーのいーの

■『SKIN AND BONES』FOO FIGHTERS(DVD)
エンドロールが流れ始めた時、思わず拍手しちゃったよ。DVD鑑賞なのに!ああ本当にいいもん観た、この編成でのライヴを日本でも観られてよかった。
基本的にはCDと同じ音源なんですが、CDには収録されていない長いMCや、メンバーの表情、会場の雰囲気を観ることが出来るのが嬉しい。「元ニルヴァーナが何やってんだ!」と自虐ギャグを言うデイヴ、「さっきの曲(ニルヴァーナのメンバーと会った時、カートと暮らしていた時に作ったんだとしみじみ話した後に唄った「FRIEND OF A FRIEND」)より反応がいいな!」と言うデイヴ。こんな時が来るなんて11年前には思ってなかったな。
あ、あとパットとクリスがニコニコして一緒に演奏するなんてことも11年前には思ってなかった。てか、当時クリスのこと知らないわ(笑)
それにしてもホントいい曲ばっかりだなー。いろんなアレンジに対応しうる構成、メロディーのよさ。初のライヴ盤(CDね。ライヴDVDは2枚目)にこのアコースティックヴァージョンを選んだってのもむべなるかな。デイヴってこういうプロデュース力ありますよね…ああ見えて(失礼)切れ者だなあと思う

■『LIVE! TONIGHT! SOLD OUT!!』NIRVANA(DVD)
ビデオで劣化していく映像を観続ける味がこの作品にはありそうなので、DVDねえ…と思ってたんだけど、DVDには特典映像と言うものが入るのですよ。やっぱ買おう!と手にとりました。
それにしても久々に観ましたが、憶えてるもんだなー。「LOVE BUZZ」のギター格好いいなあと思っていたらあんなことになって血の気がひいたなあ、「BREED」イントロで水をバーッと吹くデイヴ、何度も巻き戻して観たなあ。ノックしようと頭上に投げたギターを空振りして、そのまま頭で受けてたなあクリス(笑)「COME AS YOU ARE」のギターのチューニングがズレまくり、でもそれがすごく格好よかったり。「LITHIUM」が大合唱になってて、あんな歌詞を大合唱?と気付いた途端に鳥肌たったり。
フルレングス収録されている曲はないと言ってもいい。音も映像もコラージュされてる。なのに「ああっ最後迄やってよ!」とは思わないんだよね…編集が巧い。コラージュはカートのコンセプト。
オフショットやインタヴュー(日本での映像も結構ある)は、あの酔狂な状況の真只中にいるとは思えない程醒めていてシニカルだ。
12年も前にリリースされた作品は、今観ても懐かしさなど感じさせない鋭さ、冷静さ、危うさがあった。これからもそうだと思う。ニルヴァーナに懐かしさを感じることってないだろうな。
あとヴィニー・ジョーンズのことは当時知らなかったので、今観るとあっと思った。本編の内容とは関係ないことだけど。こういう発見がこれから増えるかもな



2007年01月05日(金)
『哀しい予感』初日

『哀しい予感』@本多劇場

初日ですので細かいことは書かずにおいて、まずは情報から。

・1幕80分、2幕90分、幕間の休憩は20分。終演は22:10くらいになります
・客席通路を使う演出があります。前ブロックは両方とも、後ブロックは上手側が使われます。なので普段その位置に出す補助席はないと思う=当日券はあまり出ないかも…当日券狙いのひとは事前に問い合わせた方がいいかも知れません
・出演者は6人になっています

塚本さんはこの作品がすっごくすっごく大好きなんだなあと言うのが伝わってくる舞台でした。初日を観た印象では、脚本も演出も、これ以上はどこも削ぎ落とせないと言うギリギリ迄詰めていたように感じました。これだけ詰めて190分。時間は緩やかに流れますが、内容はとても濃い。

飴屋さんの舞台の音楽のお仕事は『ドナドナ』以来。嬉しかった。選曲よかったなー。エンディングのあの曲にはグッときました。

加瀬くんの意外な面が観られます。やっぱり巧い役者さんだな…。切羽詰まった時、追い詰められた時に出てくる力と言うのは個人個人で違うものだけど、その力を「使える」かどうかってのは、やはり技術にかかってくると思う。

裏方さんがとても大変そうな印象を受けました(苦笑)「とても静かね」と言う台詞を言っている舞台裏がゴトゴト言っている…これは改善の余地はあるのかな?転換も結構複雑なようなので、事故などありませんように!



2007年01月03日(水)
『パプリカ』『LUNACY ルナシー』

曜日感覚が分からなくなっており、金券ショップでチケットを買おうとしたら「今日ご覧になりますか?水曜日ですよ」と言われた。親切な店員さんだなあ。

****************

『パプリカ』@テアトル新宿

原作はこれから読むのですが、どこ迄が原作にある描写なんだろう?と気になり出して、そっちに注意が行ってしまったかな…。画はとにかく圧倒的です。音も良かったー。音楽(平沢進さんだった)だけでなく音効も、その配置も。注意が行き過ぎると画面酔い、音酔いするかも。

それにしても萌え設定が満載で。美女がコスプレ、幼女、捕獲〜監禁の手法、キャラクター設定にしても画面構図にしても。徹底してる。筒井さんも今さんもこういう「設定」好きなんだろうなあ、楽しんで作ってるんだろうなあと思いましたよ…そしてそれがちゃんとストーリーの中に着地しているので、萌えありきなものにはなっていないのがまたすごい。

で、それに途中で気付いてしまうとですね……相当エグい話です、これ。うへー人間の想像力はおっかねーよ!頭の中ではどうにでも出来る。それは夢に現れる。その夢が現実を浸食していく訳だから……。

中盤「うわ、これヤバい!すっごいエグい話だ!」と気付いてその先を想像するのを努めて止めるようにして観てしまったので(ヘタレ)その後はえっらいフラットに観てしまいました…いや、すごく面白いんだけど……これ、ちゃんと徹底してその先を想像して観るひとからすれば相当ヤバいです。一線を越えられるひとが観てしまったら、それを頭の中に置いとかないで実行に移してしまったら、その技術があったら。と言う意味ですごくヤバい。

あ、その「技術」を映画に使ってるのが今監督なのか。うわーすごいー、そしておっかないー。

仕上がりはとてもポップなんです。「美女が夢の中に入って事件を解決!」と楽しく観ることも出来ますが…「どこ迄観客が踏み込んで考えるか」って踏み絵のような作品だなあと思いました……。いや、面白い、面白いですよすごく。ネガティヴなことばっかり書いてるみたいですが。そんでハッピーエンドですよ、表向きは!(ここで表向きはって書いちゃうとこがまたネガティヴだな自分よ)

あと「人間が巨大化」「人間と人工物のパレードが周囲のものをどんどん呑み込んで肥大して行く」って、『AKIRA』以降ちょくちょくモチーフとして観るんだけど、これには大友さん以降のアニメーション作家に共通項としてあるものなんだろうか。象徴として扱いやすい、と言うことなのかな。

映画街の看板に『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』があったり、バーテンのひとりが大竹まことさんにソックリだったり(笑・キャーまことステキー!)と、小ネタも沢山ありました。

****************

『LUNACY ルナシー』@K's cinema

ぎゃー、このMac単語登録してないのにルナシーがLUNA SEAて一発変換される!

それはともかく『パプリカ』の後にシュヴァンクマイエルですよ…どうなのこの喰い合わせ。よかったのかわるかったのか、「踏み込んで考える」スイッチを切り気味のまま観てしまった。

オープニングで監督が出て来て「これはホラーです、芸術的なものを排除したら、広告的なものだけが残りました」とわざわざ挨拶する。え、シュヴァンクマイエルてある意味どの作品もホラーじゃん…それをわざわざ断るって、どういうこと?と思い乍ら進むと、意外にも笑いどころがあり、意外にもストーリーが親切だった。あわわ、感覚以外のところで伝えようとしている比率がいつもより高い!イコール「あまり考えないようにして」観ると、重要なところをとりこぼしたような気分になる。しまった……。

とはいえ常連のモチーフ〜肉や内臓、羽毛(鶏の、てとこがポイント)が強力に感覚に訴えてくるのは相変わらず。醜悪な中に、一瞬の美しさを見せる。精神病院で、画面が霞む程(観ているだけでむせ返りそうな程!)に撒きちらされる羽毛は、その状況がかなり異常である筈なのに「わあ、綺麗!」と感動してしまった。こういうところがシュヴァンクマイエルのすごいところかな…。

で、「うわー美しいと思っちゃったよ」と後で落ち込むんですけどね…。きれいはきたない、きたないはきれいですよ……。人間が自由でいると言うことは、自然に抗い、神の手から逃げるってことになるのかな。

監督のパートナー、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーが美術と衣裳を担当。これが遺作となりました。最後の共同作業。

****************

それにしても新年早々濃いハシゴだった。ひとには勧めない…。

映画を観ていない時はずっと喋っていた。5時間くらい女の30代トークをしていた…身体のこととかメタルのこととか近頃の若いコの音楽嗜好の話とか(笑)筒井康隆って…!とか塚本監督って…!とか。『悪夢探偵』はメジャー作品なんですか、ここ数日すっごいCM見るよ!しかもゴールデンの時間帯に!ありえねえ!(笑)



2007年01月02日(火)
何をしているかと言うと

元日から『アカギ』の総集編やってる日テレも日テレだが、それをついつい最後迄(早朝6時終了)観てしまった自分も自分です。もう寝よう…と思った時に「(掛け金の代わりに)負けたら血を抜いていくぞ……」とか言うんだもん!おっかねー!闘牌伝説は奥が深いですよ…。やーもうすごいなこれ、演出もすごい…原作もこんなノリなんですか…麻雀のルール全然解らないのに延々観ちゃったよ。福本ワールドって恐ろしい。声優さんやら選曲やらにも妙〜な拘りが!

と、放送終了後に言っている。遅い。

と言えば、このアカギの声を萩原聖人さんがやってて、今回の総集編にナビゲーターとして出演していた。最近声の仕事が多いので久々に実物を観た。ら、結構姿形が変わっておりビックリした。萩原さんて気付かなかったよ最初!

といきなり麻雀アニメの話から初めてますが、普通に初売り行ったり福袋買ったりしてますよ。あ、あと箱根駅伝とラグビーね!箱根、あの山登りの神様(と呼ばれていたで…)の順大のコは今年もすごかったー!顔が鬼っ子っぽくていかわいいよと去年思っていたが、今年は主将になっていた。

明日は映画初めです。濃いハシゴになりそうです。