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2005年10月30日(日)
『胎内』楽日+小ネタいろいろ

『胎内』@青山円形劇場

いい楽日でした。毎度のごとくおぼえがき。

■音響が気になると言っていたら円形劇場の図面があるよとやまこさんが教えてくれたので、見に行った
■ふんふん成程……って、わかるかーッ!!!
■どういう配置なんだあの音は!
■「こどもを生ませたい」の後の音が、いちばんよく動いてた感じ
■ここがいちばん空間を動かしてたかなあ
■胎動にも聴こえる
■円形劇場ならではの音響。いいもん聴いた

■Fブロック最前だった(MIOさん有難う!)ので、近い近い
■とっくみあいとかすごい迫力。あー絶対公演中誰か怪我しただろうな
■叩くとか蹴るとかの他に、とにかく床面がごつごつしてるので、足とかくじいてそう
■おつかれさまでした…

■泣き乍ら眠っている奥菜さんが目の前でドキドキ
■ろうそくが消えているシーンでは、客席に見せる為の照明はあるものの、本当は真っ暗闇の設定な訳で
■登場人物は周りが見えていない設定
■奥菜さん、ちゃんと手探りで位置を確かめて動いてるのね
■こういうのって大事だ!さぼっちゃいけないとこだ!
■ちょっとしたことだけど、すごいなーと思った

■花岡は自分本位だけど、脱げた村子の靴とか揃えて出してあげたりすんのね
■そーゆーところにだまされるー!(笑)
■やっぱいい男ですよ…
■金以外のものに生き甲斐を見い出してもこのひとはやってけそうだ
■でも見い出せないまま死んじゃうんだろね
■でも見い出せるひとなんてそんなに多くないだろうよ
■「大概のひとは弱いから心と身体が離ればなれになってしまう」みたいな村子の台詞があったなあ
■「割れないひとは強いひとだ、それも人間じゃないって程強いひと」

■ラッキーにもweb上で飴屋さんと話す機会があった
■飴屋さん、29日にご覧になったとのこと。「あまりにも内容が被っていて、ちょっと怖いくらいだった」そうだ
■そして長塚くんが『バ  ング  ント展』に来ていたことも聞いた。驚いた
■随分長くいたそうだ。確かに…あの場は離れ難かった
■『バ  ング  ント展』を観て、長塚くんは何を考えただろう。『胎内』を上演することは、この展示よりも前に決まっていたし…
■何だろうね、こういう連鎖
■不思議だ

■あ、それ関連で告知です
+++++
11月20日「闇、に、つ、い、て」(バングント展を通過して)
谷崎テトラ企画ビーグッドカフェ・トーク
椹木野衣、伊藤ガビン、ア ヤ   ズ、小田マサノリ(イルコモンズ)、大友良英、他
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「完全暗転トーク」。しかしこれも11月20日…何故皆同じ日にやるの!(泣)時間がまだ発表になってないんだけど、ハシゴ出来るかな…。
詳細わかり次第お知らせしていきます。興味ある方は是非。『バ  ング  ント展』を観たひとも、『胎内』を観たひとも

■使用曲
■メインで使われていたのは、「SIX MARIMBAS」STEVE REICH(『REICH: SEXTET, SIX MARIMBAS』収録
■『ソカ』でも使われていました。これ閉所恐怖症のひとはあまり聴かない方がいいと思う(苦笑)
■でもいい曲だよね…
■客出しで流れたのは、「LOVE」JOHN LENNON(『PLASTIC ONO BAND(ジョンの魂)』収録
■ド直球!
■ド直球の歌詞、淡々とした曲、訥々としたジョンの唄声
■じわーっときた
■思い返せば、佐山の最後の台詞は「愛してるよ」なんだよね
■ホント人間って嫌なんだけど
■でも愛おしい
■そんなことをずーっと問い続けていた三好十郎と言うひと。ずっと書き続けたひと。どういうひとなんだろう

さて、戯曲を探しに行こうかな。こういう企画、是非またやってほしいです。

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■ショウマストゴーオン
ジェロームが去ってもツアーは続く。
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[10_29_2005]
What a couple of days...
We arrived in New Orleans Friday morning. A friend of mine at the mayor's office arranged for us to see the lower ninth ward that afternoon. I can't begin to express what I saw there. Utter, complete, incomprehensible devastation. Rob will soon be posting some photos, but you truly can not get a sense of how bad this is until you see it.
These people have lost everything. A large portion of the city is simply GONE. I realized I had been assuming things were getting "back to normal" here, but it will be a very long time before that happens - if ever.
200,000 people have been displaced, 7,000 are still unaccounted for. The mainstream media has begun to move on as the story takes a back seat to Bush's latest string of failures, but these people and this city need - and will continue to need - a lot of help. One of the reasons I felt it was important to attempt to have Voodoo IN New Orleans was to keep the spotlight on the city. To let people on the outside know this tragedy involves far more than turning the power back on.
I'm writing this riding on the bus to Memphis. The show in New Orleans went really well. Having Saul play with us was really great - I totally respect him as an artist and a person. The weather was perfect and the spirits of everyone involved were high. It was so nice to see so many faces from my past... and everyone really seemed to appreciate having something to take their minds off of what they're going through.
I spent some time with Mayor Ray Nagin and I'm very impressed with that man. Throughout the storm and consequences that followed, he struck me as one of the few people who wasn't bullshitting us and genuinely trying everything he could to remedy the situation. Today, he's providing determined leadership that's confident the city can be rebuilt - the right way.
I'm fading out now. Lots of emotions. I don't want to leave.
10:06pm_PST
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ニューオーリンズの惨状は、かつてそこに住んでいたひとからすると本当にショックなことだろう。何か出来ることがあればと思うだろう。いろいろ大変でしょうが(…)また前向きになってきたようです。VOODOOフェス、いいショウだったようでよかった。
自分の近くで起こっていないことは、忘れがちだ。報道も少なくなるし、話題にもされなくなっていく。でも、そこでずっと生活しているひとは間違いなくいる。復興は進む。長い時間がかかる

■沈みがちの時には
THE MEATHEAD PERSPECTIVEを観よう!あーなごんだ。アレサンドロの扱いってこうなんか(笑)トレントの筋肉はホント何に使うんだよ!いらんって!

■ロマネックDVD、ちびちび観てってます
キャッシュ版「HURT」の撮影、ジャン=イヴ・エスコフィエだったんだ…。カラックスのかつての盟友。アレックス3部作の撮影監督だ。ハリウッドに渡ってから、カラックスと仕事をすることはなくなった。と言っても、『ポンヌフの恋人』以降カラックスは2本しか映画を撮っていないのだが(そのうちの1本はカンヌ映画祭50周年記念作品として上映された短編で、それ以外では公開されていない)。2003年に亡くなっている。キャッシュと一緒にいなくなってしまったかのようだ。これにも意図しない何かが働いているような気もする。不思議だけど、こういうことって、ある

■しっかっしー
観ても観ても終わらんよ!楽しいけど!コメンタリー面白いー。JAY-Zとかアンソニー@RHCPが、ロマネックの声色真似して喋ってんのがおかしい。アントワンは真顔で冗談言うから怖いな(笑)
トレントさんはキャッシュ版「HURT」でもコメントしています。
それにしてもリック・ルービンが相当関わってるなー。出演してるのもあるよ。ポン引き役、似合い過ぎです(笑)



2005年10月29日(土)
あー

えー金曜日はTIFF『ゲルマニウムの夜』、今日は絵本工房Vol.2『あこがれ』を観てきました。

『ゲルマ〜』よかった!立兄ィすごいの撮ったね!と知り合いでもないのに勝手に兄ィと呼んでみる(笑)おーもりくんのお兄さん、大森立嗣監督作品です。これはかなり強烈。一般公開で絶対また観に行く。新井くんの目ヂカラがフルに使われてます。ポスターもそれをポイントにしてる。ホントにこのひとの目は凄い。映画のためにひとを殺さないといけないんだ、って言われたら本当にひと殺しそうな目だ(あくまで例えですので)。
あと肌が綺麗に撮ってあって、暴力、背徳、冒涜に満ちた画面が何故か美しく見えます。陰惨にならないのが不思議です。
やっぱり神って不在なんだ。宗教って安息を得る為の概念であってほしいと思うんだけど、実際は罪悪感を煽るものでしかないのかな。これは延々考えることにする。一般公開でじっくり観たらまた書きます。原作もこれから読む。
ラッキーにも、上映後の舞台挨拶に、予定にはなかったおーもりくんが参加されました。「この映画の監督は、僕のお兄ちゃんです。お兄ちゃんの映画を応援してください」とのことでした(笑)麿パパも出ているし、一家総出です。
作品とは関係ないことだけど、隣のひとがずーーーーーーーーーーーーーーっとポップコーンを食べ続けていて(静かなシーンでもずーーーーーーーーーーーーーーっと)あー参ったなあ…と思っていたら、後ろの席のひとが思いっきりその席にキックをかましてくれました…めちゃめちゃビックリした…これはこれで怖かった…。

『あこがれ』は井上真鳳さんのひとり芝居。パントマイムやダンスを絡めた面白い公演でした。誰にでも朝は来る、ロボットは病気をしないし記憶もなくならない、人間は勝手だなあ、それでも三原則と言うのはあって…。谷川俊太郎さんの詩の引用が印象的でした。

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■えーと
上の2本の感想、じっくり書くつもりでMacを立ちあげたんですが、ちょっと動揺しちゃって気持ちが萎えちゃって

■と言うのは
ジェローム・ディロンが正式にNINを去るそうです。
本人のメッセージはこちら
10月1日のハリウッドボウルが最後のショウになった、健康上の問題だけが原因ではない、とのこと。追々詳しく話してくれる、ようです

■じゃあこれって
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[10_26_2005]
...
6:12am_PST
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それを受けてのことだったのかな。見逃してたけど、
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[10_25_2005]
Sorry to Orlando. I tried, but it was a bad show for me tonight.
I got some bad news right before we went on, then found out once again that the lights were not working properly. Frustrated and defeated. Tired of touring and the constant battle to get things right.
Fuck.
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ってのもあったのね

■あーしかし
ジェロームが去るのは痛い。残念としか言いようがない。病気が原因ではないと言ってはいるけど、とにかく今の状態は脱してほしいですね。不安なく演奏が出来るように、これからも音楽を続けていけるように



2005年10月27日(木)
小ネタ

小ネタの割にエラい沢山になった。

■TIFFレッドカーペット
菊地さんがいらしてたとか。えええ!…って、『大停電の夜に』の音楽やってるからですよね。これ、映画の内容にはどうも触手が動かんのですが(…)サントラと出演者は気になるなあ…と思っていたら、

■タワーでサントラ先行発売してた
サイン会がありますよ、整理券は…と言われて、反射で「あ、いらないです」と返してしまった(笑)いや…講議とかなら聞きたいけど、サインは別に…。新宿タワーの菊地さんプッシュっぷりはいつも面白い。
劇伴、菊地セッション、坪口セッション、コンボピアノセッションで構成。南さんのピアノ、タッチが強くてそれがまた硬質の音で録ってあって素敵だー!
まだ1回しか聴いてないけど格好いいですわ、やはり。「HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)」等のカヴァーも冴えてます

■『HAZE ―ヘイズ オリジナル・ロング・バージョン』
2006年春にレイトショウ。待ってました!
観るさ、観るともさ、塚本監督の最新作。
でも、でもね、すごく怖そうなのね(泣)つうかこの監督の画像がもう怖いのね。
藤井さんと組むの久々!あと村瀬くんが出てるってとこが、お、来た!って感じで楽しみ。でも怖いのか…怖いのね…きっとそうよね…でも音も凄そうだし、やっぱり映画館で観たいよこのひとの映画は…

■『DIRECTORS LABEL』ANTON CORBIJN, JONATHAN GLAZER, MARK ROMANEK and STEPHANE SEDNAOUI
ボックスで〜、買っちゃった〜。いつ観るんだよ…。いやでも後々全部欲しくなってバラで揃えるより全然おオクだし…ボーナスディスク付いてるし…。
まずはロマネックからちびちび観ていこう…と思ったんだけど、虫の知らせかなんとな〜くグレイザーのCM集(いきなり何故これから観たか自分でもわからん)から観た…ら!

■わああ、ドニが!!!ドニ・ラヴァンが出てる!!!
カラックス監督作品の常連さん。アレックスだよ、アレックス!グレイザーディレクションの「RABBIT IN YOUR HEADLIGHTS」で車にはねられまくるあのひとで、勿論この名作クリップは本編に収録されています。が!CMの方にも出てるとは知らなかった…うわーすごく得した気分だ…しかもこのドニ、かわいい!病床のじーさんのために買い物に行くストーリーで、あのとてとてっとした走り方とかも〜すごいかわいい…ううう、ボックスで買ってよかった…(泣)

■興奮醒めやらぬまま
ロマネックの本編、「THE PERFECT DRUG」「CLOSER」のコメンタリー、「THE WORK OF DIRECTOR MARK ROMANEK」を観た。本人言うとおり、どっからスチールで切っても作品として成り立つ画ヅラなんですが、やはり「光の魔術師」と言われるだけあって、透過光で観た方が断然美しさが際立つと思った…。モノクロでもそうで。影の飛ばし方とか、映り込みとか。ジャネットの「GOT 'TIL IT'S GONE」の美しさはたまらんもんがあります。ところどころにドキッとするネタが仕込んであるところも、動物が頻出するところも好きだな。キレイキレイだけでは終わらせない何かがある

■ロマネックの名前を
初めて知ったのはボウイの「JUMP THEY SAY」クリップ。『ラ・ジュテ』の世界みたいだなーと思った。そしたら本人が『ラ・ジュテ』のモチーフを入れたみたいなこと言ってた。ああ、ホントにそうだったんだ!10数年経って知ることが出来て、何か嬉しい。勿論『ラ・ジュテ』だけではなく、他にも膨大なモチーフがあるそうですが、ちょっとかすっただけでもニヤニヤです

■それにしても
本人のコメントを聞く限り、アーティストエゴの塊でもあり、職人肌でもあって、サドのようです(笑)いいっすねー。アーティストは皆虐待されている(笑)

■予想以上に
トレントが沢山出てました。また緑のシャツだった。瞳も緑に映るところがあって綺麗です。あーホントこのひとの瞳はいい色だよな!ベニシオさんもだけど、ヘイゼルの瞳って角度によって色が変わって綺麗。
「CLOSER」のメイキングもちょろっとあった!あのぐるぐる回るシーン、吊ってたのかー。60秒も回し続けたから(厳しいロマネックさん…)トレントさんはゲーってなったそうですよ。大変だったね…。ディレクターズカットが収録されていましたが、今となってはMTV検閲ヴァージョンも「何かヤバいもんが映ってるのか!」と嫌な想像力を掻き立てる意味で名作かも(苦笑)
「THE PERFECT DRUG」に対してはとても複雑なコメントを寄せてました。今でもこのクリップを評価することに逡巡があるみたいだ。でも名作には変わりない。
キャッシュ版の「HURT」は、いろんな意味を持つ作品になった。こういうことってあるんだな…

■と言えば
mvdbaseに、ロマネックがNIN「EVERY DAY IS EXACTLY THE SAME」クリップを撮る(撮った)らしいとあった、と先日書きましたが、THE SPIRAL掲示板でトレントが「マークは撮ってないよ」って書き込みしてた。うむー、どうなってるのかな?「マークは」ってとこ強調してるっぽいんですけど…

■折しも
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[10_26_2005]
...
6:12am_PST
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トレント日記こんなだし…。な、なんだよう!何かあったのか!?元気出せよう!つうか思わせぶりなことは止めておくれよう!(泣)ししし心臓に悪い。
なんかエラい早起きですね。って、寝てないのか…?

■『DIRECTORS LABEL』次は
JONATHAN DAYTON & VALERIE FARISのを出してくださいー

■『SLIVER-THE BEST OF THE BOX』NIRVANA
ニルヴァーナはブート地獄にハマりかけたことがあるので(苦笑)こうやってオフィシャルでリリースがあるってのはホント有難いです。小出しのリリース方式、収録曲被りまくりの構成には戸惑うけど、もうあれだよ、裁判だー何だーってのが落ち着いただけでもう…。発掘はされても新しいネタが増えるってことはないしね…(あ、今自分で書いといてヘコんだ)
『WITH THE LIGHTS OUT』未収録の3曲が目当て。国内盤のジャケが好み。外盤は『WITH THE LIGHTS OUT』と被ってるしね。この方がボックス持ってるひとがうっかり買っちゃうのを防ぐ親切さがあるのかも知れないが。でもボックス持ってても買っちゃうひとは買っちゃうのだが(笑)
目当てが3曲なので、ブックレット等に付加価値を求めがちになるんですが、それに誤訳があったりするとガックリきますな…

■とか言ってたら
またもめとる…(ガックリ)

■『ALL APOLOGIES』
カート・コバーンの生涯を振り返るドキュメンタリーDVDが登場!
これかー。やっぱり気になる。そしてこういうドキュメンタリーの特典映像って、一体何が入っているのん。49分もありますのん

■ハラカミくんの旧譜
『UNREST』『opa*q』が再発されたんだけど、微妙〜にボーナストラックがあったり、微妙〜にジャケットが改変されてたり、そして再発なのに価格が上がっているよ。何だよそれはサブライム。
と言いつつボートラ目当てに買ってしまいそうだ。どうしようかなあ

■うっしっし
THE SPIRAL特典で、@nin.comのメールアカウントがもらえたよー。誰かメールを送っておくれ!@の前はメインアドレスと同じです。
webメールなんだけど、日本語にも切り替え出来て結構快適

■最近のジェロームさん?
いつの画像だろ。
なんかこれ、顔の長いデイヴ・ナヴァロみたい(笑)



2005年10月26日(水)
『胎内』2回目

■シアターパークはいいサイトだな!
特集『胎内』
TOPから見ると、おーもりくんの連載の下にスズカツさんがいるよ!あははははは!(嬉)
スズカツさんのロングインタビューすごい面白い…。やっぱり興味あるんだ、伊達くんに…(笑)

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『胎内』@青山円形劇場

25日に行ってきました。休演日明け、週明け。さてこれがどう出る。以下おぼえがき。

■初日はCブロック、今日はFブロック。当然だが景色が違う
■やまこさんから聞いた話を思い出しつつ、いろいろ確認
■本当だ、セット、いろんなものに見える
■Cブロックだとセットの入口付近なので、全体の形がよく見えなかったんだ
■大樹にも見えるし、女性器にも見えるし、キノコ雲にも見える
■壁面の岩がいろんなものに見える…文字とか顔とかが浮かび上がってきそうな
■わー『ホムンクルス』の“記号”思い出しちゃった!怖い!
■ろうそくを立てるとこ、双葉の芽にも見える
■最後のろうそくは、舞台上からずっと落ちてきていた雫の量がぱっと増えて、それで消える
■それとタイミングを合わせて、照明がフェイドアウト
■今日はろうそくが相当短くなってたんで、台詞が終わる前に消えたらどうするんだろうとちょっとヒヤヒヤした(笑)
■それはそれで面白いかもなあ

■お、音が、すごい!と今頃気付く
■初日は話の展開に付いて行くのに精一杯だったのね…ここ迄気が回らんかった…
■音がまわる。いや頭の中で〜ってんじゃなくて、音が、動くんですよ!
■前方から背後に音がぐるっと回ったりするの
■音楽と、細やかな効果音(心臓の鼓動、水の落ちる音、ノイズetc.)
■これがうまい具合各スピーカーに振ってある。しかも移動するような音配置になってる
■客席からはどこにスピーカー配置してあるか判らないから、音がぐわっと動いた時、劇場空間そのものが歪むような…
■それが時間経過や、登場人物の心理的変化を表しているような印象も受ける
■こ…これは面白い…わーあの音、また聴きたい!わーあと1回しか聴けない!(泣)はかない!

■今日は伊達くんの台詞がバシバシ頭に入ってきた
■やはり日本語、一度聞いたので耳が馴染んできたのかも
■それでも膨大な台詞量なので、目からも入れてみたいなあ
■テキスト読みたい。戯曲としての強度がすごそう

■で、結構伊達くんに注意が行ったんですが
■最後の金数えてる時の表情も、Fブロックからだとよく見えた
■わー……これはヤバい…
■花岡憎めない…
■神にも嘘をつく花岡。いちばん生きることに貪欲に見えた花岡

■やっぱり繰り返すんだろうなあ
■でもやっぱりどこかで信じてるんだろうなあ
■「ここから出たら、ちゃんとやる」
■きっと無理。でも、どこかで信じている
■それはきっと誰でもそうだ

■村子いいこと言うなあ
■皆いいこと言うんだけど
■やっぱり女としてグッと来るところがあるよ…
■言葉にすると陳腐かも知れないけど、愛と言うものを信じたくなるよ(涙)
■奥菜さんがすごいんだな。もう村子にしか見えん、あの舞台上では
■村子も環境によって態度がころころ変わるんだけど、その時の言葉遣い、声のトーン、化ける化ける!
■カーテンコールで、ああそうだ奥菜さんだったと我に返る

■佐山の終盤
■「戦争を自分の責任だと思い込むようになった」
■ただ連れて来られて、穴を掘っていただけなのに
■「自分でも何かの役に立つと思ったんだ」みたいなことを言うんだけど、ここで涙が出ちゃいましたよ…
■わああ、長塚くんに泣かされるとは!
■あー佐山のことはいろいろ考えるなあ、こっちも揺れるなあ
■本当は人間なんて嫌いなんだ、ん?でもやっぱり?本当に本当は信じてみたいと思っているんだ?

■あのマジ蹴りはすごいよね
■踏むしね。嬉々として。伊達くん
■それに対して「…もっと!」て言う長塚くん、M度高し(笑)
■いや役だけどね、役!
■いやーエロくていいねーここ(え?)
■奥菜さんも伊達くんのことマジ叩きしてる。ピシャーン!とかいい音出るし
■セットもごつごつしてるので、動く時危ない。それがまたリアル
■怪我に気を付けてねー

■「こどもを生ませたい」の後の転換が好き!
■音がうねって、それがパッと消えた瞬間、村子が泣き、花岡が呻く
■この切り替わり、ハッとする。引き付けられる
■タイミングとか絶妙なんだよ!
■ここの花岡はヤバいよねー

■ろうそく転換やっぱいいわー
■吹き消したり、ナイフでかき切ったり
■あれ消えなかったらどうすんだろね(笑)

■結構笑いが出ていた
■さるかに合戦(違う)のとことか
■端から見れば滑稽なんだ
■当事者は必死だ。生きるか死ぬかだから
■それを観ている観客は、笑うことが出来る。当事者が必死になればなる程

■初日には客出しのBGMがなかった
■観客は何だか呆然としていた
■ストーリーの重さもあるし…
■やまこさんが観た日は、ある曲が客出しに使われていた、と聞いた
■果たして今日の客出しは、その曲だった
■わあ、ド直球!
■千秋楽後に書きます

なんか客席が豪華でしたよ。週明けだからか?にゃきゃやまさんもいらしてました。スズカツさんが演出するにゃきゃやまさん、観てみたいなあ。



2005年10月25日(火)
『胎内』スペシャル・トーク+α

『キャッチボール屋』関連、どんどんアップされてます。

■TIFF『キャッチボール屋』舞台挨拶レポート
■cyber TIFF channel『キャッチボール屋』舞台挨拶動画

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『胎内』スペシャル・トーク@青山円形劇場

シアターガイド主催のトークショウ。出席者は『胎内』全キャスト(予定ではなかった奥菜さんも参加!わーい)にスズカツさん、司会にライターの徳永京子さん。この徳永さんと言う方がいいキャラで!出席者とも気心が知れているのか、鋭いツッコミでかなり面白い話を聞き出してくれてました。アフタートークとは違い未見の観客もいる状況だったので、ネタバレに考慮しつつ丁寧な進行。濃かった!面白かった!

以下記憶で起こしているのでそのままではありません。間違い等ご指摘頂ければ有難いです。シアターガイドのサイトにレポートが載るのを期待しつつ、印象に残ったところを書いていきます。まとめちゃった為に、話が前後しているところもあります。

撮影・録音は禁止されていましたが、記憶から書くのはいいよね…?この模様は録画されていたので、どこかでオンエアされるとか、ソフト化される予定があるのかも知れません。そうなったら、このレポートが如何に私の脳内で変換されたものか明らかになります(苦笑)その時はまあ、個人の変換ってこんなになるんだ〜と言う差異をお楽しみください(おい)

+++++

徳永●初日から5公演。終えてみての感想を
伊達●ん〜…(考えて固まる。何かいろいろ言ってたけど支離滅裂で思い出せません…)
長塚●(奥菜さんに向かって)伊達は質問に答えてないから(場内笑)質問は『5公演終えてみての感想』だからね
奥菜●(笑)あの、初日は本当に緊張してしまって、台詞が飛んだり、靴が脱げてしまったり…。もう台詞が出てこないんじゃないかってところ迄追い詰められてました。でもだんだん、落ち着いてきましたね
長塚●ほんっとうに疲れます。昨日2回公演だったし、疲労が…今ピークです。明日休演日で助かる

徳永●(三好十郎の紹介をしつつ)この三好十郎と言うひとは、ものごとを見詰めて見詰めて、見詰めて穴があいて燃えてしまうのではないかと言う程追求し、考え抜いた台詞を書く…作家だと思います。会話を書いていてもそれは自問自答だったりするような…。そして『胎内』の時代背景は、第二次世界大戦で日本が敗戦を経験した数年後。言葉遣いも昔のものです。この台詞を入れるのはとても大変だったと思うのですが
鈴木●昔の言葉遣いとは言っても、日本語で、かつて話していた言葉ですから…。方言、と考えてもいいかなと(笑)全く知らない国の言葉って訳でもないので、意味は結構ストン、と入って来ます。翻訳劇を手掛けることが多いのですが、「ん?」と引っ掛かるのはやはり翻訳劇の方。民族的なものの考え方と言うのはやはりあるので。宗教観も絡んできますし
伊達●ん〜…まあ…それは覚悟していたんで
長塚●かあっこい〜いな〜あ(場内笑)
伊達●苦労かと言うと、そうでもない
奥菜●最初は本当に台詞が入らなくて…。でも村子は何故こう言ったんだろう、と考えていくうちに、だんだん。昔の言葉遣い、と言うのは村子のことを考えていくうちに気にならなくなって
長塚●俺がいちばん台詞入るの早かったんですよね、いい加減に憶えたって意味で(笑)早かったけどいい加減で、演出助手の方に「ここが違う、ここが違う」って指摘されて。僕だけですよ、そんなに指摘されたの(笑)…まあ、確かに覚悟は…していたんで、大変…まあ大変でしたけど、それを苦労とは。あと僕も翻訳劇を演出しますが、それよりは全然意味を掴みやすかったです

徳永●戦争を知らない若い世代がこの作品に挑む、と言うのはとても有意義なことだと思いますが、その戦争を知らないと言うことを、演出する、演じるにあたってどう受け止めて行きましたか?
鈴木●戯曲中に佐山が33歳(終戦時が、だったかな?舞台はその約2年後らしいので、終盤「35年間の人生が〜」みたいな台詞が出てくるんだったかな…戯曲探して調べてみます)と言う台詞が出て来ます。年齢的には演じているひととそんなに変わりない。確かに戦争は知らないけれど、想像力と言うものがあるから。それは戯曲に書かれていない登場人物の年表を埋めるとか、歴史の勉強とか…確かに知識は必要ですけど…そう言うことではないんです。僕は、元々役者の中には、世界中の戯曲に出て来る登場人物全ての要素があると思っています。それに気付くか、引き出せるかと言うこと。その引き出す作業を稽古によって、
伊達●(突然)ああっ!そうかあ!そうなんだ!ああ〜、そうなんですね!(ひとり納得、皆ビックリ。場内大ウケ)
鈴木●(大笑)…その引き出す作業は、想像力によってなされるものだと
奥菜●両親の田舎が広島で、戦争の話を聞くこともあったりして…全く縁がない訳ではなかったんです。あと長塚さんに昔の映画を教えてもらって、それを観たり。服装や仕種とかを。真似すると言う訳ではないけど、観て考えて…
長塚●その映画ってのは、ホラ、単純に昔の映画だから、昔の言葉で喋ってるでしょ?映画の内容だけでなく、そういうところから。あとスズカツさんの稽古方法が面白いんですよ。稽古時間が短くて、早い段階から通すんです。「入口から花岡になり切って入ってきて、違う!そうじゃない!もう1回やりなおし〜」とかそんなんじゃなくて、止めないで通す。だからどの台詞を何回も練習するとか、この台詞は力入れて憶えたとか、そう言うのはないです。必ず1日1回通す。通した中から、気持ちの流れを掴んで行く。稽古が早く終わるので、家に帰って今度はひとりでホンと向き合う…。スズカツさんは意図してこういう稽古方法を?
鈴木●そうです(キッパリ)(ここもっと格好いいこと言った気がする…憶えているひと教えて!)
(追記:やまこさんより「確か『これが僕のSTYLE』とかおっしゃってたような。likeキムタクのようです笑かぁっこいいー。」だそうです。かー!)
長塚●かあっこい〜い(場内笑)
鈴木●(笑)これ迄やってきて、この稽古方法だと。1日1回は通す。稽古は早く終わらせる。早く帰って、1日1試合サッカーを観る(笑)

質問●「あれがナニして」とか言う台詞が多かったんですけど、これの意味がよく判らなくて。当時の放送禁止用語だったとか?
鈴木●そのまま台詞にある言葉です。まあこれも、日本人独特の表現ですよね。曖昧に、ぼかすって言う。「あれ」とか「ナニ」でまあ解ってよ、って言う
徳永●表現に規制があって代名詞にした訳ではなく、元々こういう台詞だったと言うことですね

質問●劇中では、閉じ込められて何日間を描いた設定なんですか?
鈴木●5日間、と考えております(てな言い方をしたってことは、戯曲に指定はないのかな?)

質問●先程、三好十郎はしばらくの間忘れられていて、最近になってまた注目されてきた、図書館に眠っていた作品…と言う話が出ました。その昔の戯曲を今上演することについて。また、現在どんどん新作戯曲が書かれていても、それが数回しか上演されないことをどう思いますか?
鈴木●最近になって…と言うことですが、記録を調べてみると、三好十郎の作品は過去民藝とかで上演されて、地方公演で○万人(ごめん失念)動員してたりするんですよね。でもあまり知られていない。それは自分達の不勉強だと言うところもありますが…
(これって、観客層の断絶があるってことだよね…だから今回の上演は、とても意義のあることだと思う)
徳永●『胎内』を選んだのは?
鈴木●圭史くんとやろうって話になって、最初は外国の作品から探していて。ここずっと翻訳作品の演出が続いていて、自分では書かなくなって…気付いたら10年くらい経ってたんですけど(笑)
そのうち日本の作品はどうだろうってことになって、いろいろ読んで…その中からピンとくるものがあったのが『胎内』で。で、圭史くんも読んでみてピンときたのがやはり『胎内』だったと。やはり名作なんだと思います。そしてこの名作を演出しない手はないだろう、演出したい、と思った。圭史くんもやってみたい、と思った。古い新しいに限らず、名作は何度でも上演されるだけの何かがあるんです。ピンとくる何かが。名作は演出したいですよ。名作を、演出したい。そして自分も来年辺り…別に具体的な話がある訳ではないんですけど…新作を書きたいですね。で、自分の書いたものは名作でなくても演出します(笑)

質問●村子の台詞に「どうしてひとは生まれてくるの?」と言う台詞がありますが、それに対する佐山の台詞が印象的でした。あれだけ日本人を蔑んでいた佐山から出て来たこの台詞を、演じる側は何を思って言っているのでしょうか?また隣でその台詞を聞いている花岡…多分意識がどんどん遠のいている状態なんだと思いますが…その花岡は、遠のく意識の中で何を思ってそれを聞いているのでしょうか。「ひとは何故生まれてくるの」か、そして「ひとは何故生きる」のでしょう
伊達●あの時何を考えているか…………あのー…………段取り的なことに(場内ジワジワと笑)なっちゃうんですけど…「ここで動いたらお客さんの注意がこっちに向いちゃうから、動かないようにしないと」とか(場内爆笑)「目立たないようにしないと」とか…(もう大ウケ)。あと、「ひとは何故生まれてくるの」か、ですよね…………(固まる)
長塚●多分このまま1時間くらいああですよ(場内爆笑)
徳永●では(笑)長塚さんは?
長塚●佐山はいちばん揺れがありますよね。日本人を軽蔑して、その日本人である自分を嫌悪して、でも最後には…。ちょっと直接的な話になっちゃいますけど、佐山は…不能者って設定じゃないですか。それが再生…うーん…再生するんじゃないかって思いますね…。何を考えて台詞を言っているかって言うのは、あのー……この芝居、ほんっとしんどいんですよ。終盤は本当に疲れて、正直もういっぱいいっぱいなんです(笑)なので何を考えて…とかなくて…朦朧としていて…自然に喋ってるって言うか…身体が勝手に言ってるって言うか…
(これ、対照的なようでいて、どちらも役者って生き物の言葉だなーと思ってゾワッときた!)

質問●あれだけ死んでもいいと言っていた佐山が「子供を作りたい」みたいなことを言いますよね。それについては
鈴木●「子供を生ませたい」、と言う台詞ですね。…種を残したい、残して自分がやれなかったことを託したい、ってことだけではないと思います。…アーサー・ケストラーの『ホロン革命』と言う本があるんですが、それに、広島に原爆が落とされたことによって、人間は個の死から種の死を考えることになったと書いてあって…自分が、個が死ぬ、と言うことだけでなく、人間と言う種そのものがいずれ滅亡するだろうと気付くことになった、と。で、僕は『胎内』を読んで驚いたんです。その原爆が落とされた戦争の直後に書かれたものなのに、「子供を生ませたい=種を残したい」と書いていること。その強さに…。
(『Thirst』でもテキストモチーフとされていた『ホロン革命』。非常に面白いんで(ヘコむけどな)興味ある方は是非)
昨日朝食をとっている時にTVで、福知山線の事故で1両目に乗っていて、生還したひとのことをやっていて。そのひとは両脚を切断して…それでも「生きててよかった」と思えるようになったと。本能、だけではない…と思うんです、それだけの力があるって言うのは。「生きたい」って思うのは。
(防空壕/洞窟の中で3人が死んでしまうだろうにも関わらず)この作品のタイトルが(命が生まれる)『胎内』なのは…そういうことじゃないかなって。それで、最後のあのシーン(母のような村子、胎児のような佐山と花岡)になりました

徳永●それでは最後に、今日の感想を
伊達●感想ですか…(固まる)
徳永●伊達さん、伊達さーん…
伊達●あっ、あのっ、さっきの質問の答え!「ひとは何故生まれてくるの」か!(場内爆笑)中学生の時「ひとは1日にひとつ創ってるんだよ」と言われたことがあって。その時は自分は消費するばかりで意味がわからなかったんだけど…でも、今こういう仕事をするようになって、「創る」ってことが……芝居を観てくださった誰かの気持ちが何か動いたり、何かを感じてくれたり、そう言うことがあれば、「創った」ことになるのかなあって…。………あの……こんなんです
徳永●バッチリです!(場内爆笑)

+++++

伊達くん…天然と天才は紙一重だよ…あれには誰も勝てませんよ…最後は全部持ってっちゃったよ(笑)スズカツさんが非常に興味を示しておられましたよ、珍しい生き物を観察する目だった!(大笑)途中「おねむか?おねむなのか?」とこっちが心配する程眠そうに目をこすっていたり、目が離せないよ!それなのに最後こんないいこと言って。ああ面白かった。

だんだんクリアになってきた。そしてやっぱり飴屋さんのことを思い出した。飴屋さんは箱に入っている間、死ぬことが頭をよぎったと言っていた。理性は否定するんだけど、どうしてもそのヴィジョンが見えてしまう。でも、箱から出てきた時、それ迄子供は持たない、遺伝子は残さない(それを作品化したのが『パブリック・ザーメン(公衆精子計画)』)と明言してきた飴屋さんが「子供を生みたい」と思った。飴屋さんの場合は「生みたい」だ。それはどういうことなのか。

うーん、実際に「産む」のは女だけど、男がいないと命は「生まれない」訳で。そういう意味では男も「生む」ことになるよね。偶然だけど、今職場にふたり妊婦さんがいるので、いろいろ思うところがあります。

勝手に結び付けているかな、と思っていたけれど、飴屋さんは『胎内』を紹介している。これは偶然なんだろうか。観に来るのかな。そして何を考えるだろう。

リピートが楽しみ。



2005年10月24日(月)
『キャッチボール屋』ティーチイン+トレントさんご立腹

おー、速報が出ていますね。

■TIFFデイリーニュース(13:00のところ)
そーだよギリアム監督来てるんだよね!ご機嫌もよろしいよーで!楽しんで帰ってねー!
■TIFF2005:のほほんとして見て下さい。「キャッチボール屋」舞台挨拶

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『キャッチボール屋』ティーチイン@VIRGIN TOHO CINEMAS ROPPONGI HILLS 5

憶えている部分をちょこちょこと。記憶で起こしているのでそのままではありません。間違い等ご指摘頂ければ有難いです。ネタバレもありますので、未見の方はご注意を。

司会●現場の雰囲気は?
松重●もう、のほほ〜んとしてて。僕は最初の数日間は、黙ってベンチに座っているシーンの撮影ばかりだったので喋りたくて喋りたくて、待ち時間はずーっと喋っていました(笑)キタキさんがねえ、おじさんの中にこ〜んなかわいらしいコがひとりいるもんだから、光石さんたちとよってたかって「ん〜、かわいいね〜」とかいろいろ話しかけて(笑)
キタキ●映画出演は二度目ですが、ちゃんとした演技をするのはほぼ初めてで。周りはベテランの方ばかりで、「お前もう帰れ!」といつ言われるかとビクビクしていましたが、皆さん優しくて。でも仕事はキチッとやる。プロフェッショナルの姿を見せて貰いました
松重●ねえ(デレデレ)あとはキャッチボールしたり
キタキ●監督の動きが面白いので、それを遠くから見て笑ったり

司会●キャスティングについて
大崎●僕の希望の200%。200%…200%です。本当にイメージ通りの方々と仕事をすることが出来ました
松重●お話が来て嬉しくて「野球は得意ですか?」と訊かれたところ「はいもう大得意です!ソフトボールチームも持ってるし!」と嘘をついてしまいました(場内笑)大崎さんとご一緒したくて。で、撮影に入って後悔することに…。ソフトボールチームを持ってるのは本当なんですよ。でも、ソフトボールと野球ではボールの大きさが違うので、全然ダメでした
キタキ●あの最後の対決シーン…(笑)
松重●あれねー、24テイク(場内ざわっ)。途中から無意識に涙が出てましたね〜(笑)
大崎●途中「休憩入れますか?」って言ったら「休まない!」と(場内爆笑)。かっこよかったー
松重●しかもユニフォームの背番号が24だったんです(場内爆笑)

司会●キタキさんはオーディションだったんですか?
大崎●面接をしたのですが、カツ丼が飛んで来る夢を見たって話してたのが面白くて、このひとだ、と(笑)
司会●カツ丼…ですか(場内笑)
キタキ●はい(笑)
司会●カツ丼…って、食べるあの、カツ丼…ですよね(場内爆笑)
キタキ●はい…羽が生えて、こう〜、大量に飛んでくるんですよ(笑)
大崎●その話を真面目〜な顔して話すんですよ、もう面白くて

質問●何故光石さんの帽子はカープのなのか?
大崎●(笑)いろいろ候補はあったんですけど…近鉄とか、ヤクルトとか。でもやっぱりカープだなっと。赤い、ハッキリした色でもありますし。寺島さんの赤いジャージもですが、ハッキリした色がよくて
松重●あっのっ光石さんのボールの投げ方は、卑怯でしたよねえ〜。おいしいとこ持ってくな〜って、嫉妬しましたもん(場内爆笑・本編上映時も、光石さんがキャッチボールをするシーンは笑い声が飛びまくりでした)
大崎●あれね〜(笑)光石さん左利きなんですよ、それを右で投げるようにしたんだけど、それだけであんなにおかしくなるとは(笑)(キャッチボールが下手って設定なので)「利き手と逆で投げてみるのはどう?」と言ったら、光石さんも「そうしようと思ってた」って。(右利きが多い社会なので)逆で投げてるって思わないし

質問●キャッチボール屋と言う題材を選んだのは何故?そういう職業が実際にあるのでしょうか?
大崎●ないと思います(笑)どこかにあるかも知れないけど…。元々僕がキャッチボールが好きで、でもそれだけで映画1本撮るのは難しい。でも脚本の○○くん(すみません、失念!確認したら書き足します!)…来てるでしょ?どこ?どこ?立ってみてよ(気付いて手を振る)が1本の作品に書き上げてくれて。タイトルも『キャッチボール屋』まんまでいいのか?と思ったけど、偉いひとたちと相談して(笑)これでいこう、と
(ちなみに英題は「THE CATCH MAN」でした)

質問●台詞が短いものが多いが?「あー」とか「うー」とかが多いですよね
大崎●てにをはを役者さんの言いやすいように変えたりとかはしましたけど、○○くんが書いたものが元々短いもので。その積み重ねで。大森さんがその短い言葉をいろいろ変えてアプローチしてくるので、プロだな〜と思いましたね
キタキ●こちらの台詞を受けて、ちょっとずつ変えてくるんです。ああ今の「え…」はさっきのとは違ってこういう感じなんだ、と思わせてくれて
大崎●テストはそんなにしなかったんですけど、それでもいろんなパターンを出してきましたからねえ

質問●公園内のアナウンスが面白かったのですが
大崎●音効のひとに作ってもらったものと、元々公園で流れているものを編集したものですね。あれ面白いですよね、あと本当に最近の公園では「キャッチボールしないでください」ってアナウンスが流れてるんですよ、悲しいことに

質問●ロケ地について
大崎●公園は東京府中、アパートはセット(リアルだったよこれ!素晴らしいプロダクション!)、田舎は群馬が主、です

質問●キャッチボールがいちばん上手かったのは?
大崎●…子役、ですね(場内爆笑)
松重●僕じゃないんだ…(笑)…あ!研ちゃん!水橋研ちゃんですよ
大崎●ああ〜!そうだ!研ちゃんがいちばん上手かったと思う

質問●寺島さんと松重さんが、いきなりふたりともユニフォーム姿で、野球場ではなく公園で勝負したのは何故?
大崎●野球場と言う選択肢はありませんでした。もう絶対公園。公園で、いきなりユニフォームで勝負って言うことしか考えていませんでした
松重●現実なのか夢の中の話なのか、僕らにも判らないんです。それが面白いと思っています

てな感じでした。松重さんが面白過ぎた…それも自分はオモシロに徹して場を盛り上げつつ、質問には的確に答えると言うかなり高度な大人のワザ。こういう方がひとりいるとティーチインは充実しますねー。ああ素敵だった。

即行渋谷へ移動。

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■ああうー
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[10_23_2005]
FUCK HURRICANES!
ENOUGH ALREADY.
6:29pm_PST
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わああ、怒ってるー。Ft. Lauderdale公演延期。こればっかりはしょうがない…それにしてもしょうがないことばっかり続いてるなあ。自分ひとりの力ではどうにもならないことなんでストレスたまりそうだよね…

■お金持ちは落札してみよう!
NIN AUTOGRAPHED STAGE-USED/ABUSED DEAN GUITAR
カトリーナのチャリティーですよ。もう結構な値が付いていますが



2005年10月23日(日)
東京国際映画祭『キャッチボール屋』

六本木でTIFF『キャッチボール屋』舞台挨拶+本編+ティーチイン、移動して渋谷で『胎内』ティーチイン。どれも充実した内容で、濃いー1日でした。全部自分ではチケット逃して、ひとさまのご好意で参加することが出来ましたよ…本当に有難うございました。

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「日本映画・ある視点」部門『キャッチボール屋』@VIRGIN TOHO CINEMAS ROPPONGI HILLS 5

面白かった!脚本も演出も撮影も出演陣も。楽しい現場だったそうで、それが反映されたようなあったかい映画でした。一般公開されたらまた観に行きたいです。以下ネタバレありますのでご注意を。

会社をリストラされた主人公が、ふとしたことから公園でキャッチボール屋をすることになる。10分¥100。一癖ある常連さんたちがちょこちょこやってくる。その“一癖”の理由は、語られたり語られなかったり。サングラスの男のジャージは何故派手なのか。何故球が本気なのか。カープの帽子を被った男は何故フォームがどっかおかしいのか。借金取りに懐かれたようだ。その借金取りが言うには、ベンチにぼんやり座っている男はどこかで見たことがある。そしてお昼ごはんの食べ残しをくれる女は、君は七代目のキャッチボール屋だと言う。何かを知っているようだ。

説明過多ではないけれど、痒いところに手が届く。夜の10:30にレコードをかける理由や、カープのおじさんは何故キャッチボールをしたがるのか。ここの説明にはとてもジーンときた。反面、四代目のキャッチボール屋と女の間にあったことや、七代目が四代目が誰かを言い当てる根拠、七代目が野球チームの監督になった理由などは宙に放られる。そのほっぽらかし具合が何だか心地よい。

派手なジャージの男とベンチの男は、過去のある出来事に決着を付けることになる。それは彼等を前向きにはするものの、過去は取り戻せない。今からプロになれる訳でもない、敬遠した時の悔しさは心に残る。そういうちょっとした寂しさ。脚本の目線がとても暖かい反面、鳥瞰として全体を捉えてもいる。これはすごいなー、面白いなー。

誰とキャッチボールをしているのか、キャッチボール屋とではないのか、それは探している誰かなのか。キャッチボール屋はいろんなひとの球を受ける。キャッチャーとしてスピードボールも捕れる。でも高校時代は3年生唯一の補欠だった、酔っ払ってチームメイトに群馬から東京への電車に乗せられる、目が覚めたら何故東京に来たのか思い出せない。そのまま公園でボールを受けている。

大森南朋さんの究極の受け身俳優っぷりが凄く良くて。この主人公、かろうじてコミュニケーションがとれるイチって感じです(笑)かなりダメなユルいコです。とにかく受け身受け身受け身。が、その受け身がいろいろなことを吸収していって、ちょこっと前向きになる。その過程を少ない台詞(殆どが1〜2センテンスで繋がっていく)と表情、ちょっとした動きの違いでズバッと表現している。いーやーこれはかなり好きだー!あーこーいうとこがあるからこのひとのファンは止められませんなー、観続けていると必ず面白いことをやってくれる。で、その表情をズバッと正面から撮るカメラにも好感持ちました。

奇妙な常連さんたち、寺島進さんや光石研さん、松重豊さんも濃いー面白さ。キタキマユさんのエキセントリックな魅力もステキでした(あとこのひと、声がいい!)。そして久々ぶらり共演、水橋研二さん!あーこの身長差、このやりとり、このテンポ、絶妙です!大森さんと水橋さんのやりとりはホント面白くて、長年つれそった夫婦漫才か!と思うくらいでした(笑)ある意味すごい演技バトル。場内は笑い声の連続。ああ楽しかった。

上映前の舞台挨拶には、大森さん、松重さん、キタキさん、大崎章監督が来場。皆さんステキでございました。現場の雰囲気が良かったことや、撮影していない時でもキャッチボールをしていたこと、直に飽きてサッカーに移行したことなど(笑)面白い話が聞けました。挨拶後にフォトセッションがあったのですが、並んでいる図を見ると平均身長が高い!松重さんは189cm、大森さんは178cmってとこですが、監督がおーもりくんよりおっきかったよ…てことは180はある…?そしてキタキさんもバランスがとれていたので、170くらいはあるのかな?そんで皆さん腰の位置が高いよ!すっごく絵になる並びでした。いいもん観た。

お仕事があった大森さんはここでお帰りになり、残りの3人が終映後のティーチインに出席。これがまた面白かった!明日書きます。

あ、おまけ。会場入口に、『キャッチボール屋』にも出演していらした眞島秀和さんがいらっしゃいました。上映観たのかな?フツーに入口前の花壇脇みたいなところ(笑)に座っていたのですが、明らかにステキオーラが出ていたよ(笑)



2005年10月20日(木)
『胎内』初日+α

『胎内』@青山円形劇場

ふふ…ふふふ……こういうの大好きです…。あースズカツさんが芝居を作る時代に生まれて良かったなー。長塚くん伊達くん奥菜恵ちゃんが演技をする時代に生まれて良かったなー。舞台はその場限りだもんね…100年前に生まれてたらこれ観られなかったよ、100年後に生まれてても同様。

まあ100年前・100年後に生まれてたらそれはそれで面白いものを見付けているだろうけどね。でも、それでいいんだ。

以下おぼえがき。何のてらいもなくネタバレしてますので(笑)情報入れたくない方はご注意を。後でいろいろ考えます。新国立上演版は未見です。

+++++

■SPORTS!((C)山の手事情社)
■身体能力、反射神経、生きる為の欲=生命力
■環境によって立場が逆転する→攻守が入れ替わる
■自分の力ではどうにもならない状況にどう対応するか
■受容するか、抵抗するか、諦めるか
■それを運命ととるか?
■善い悪いではなくて、強い弱い
■当然観る方も集中力を必要とします
■しかしそれが心地よい!
■体感時間が短い!終演後時計見てビックリした。2時間もあったか?
■円形劇場の広さは丁度いいか?広いか?狭いか?

■連鎖
■ア ヤさんの『バ  ング  ント展』
■椹木さんの『希望のための、ささやかなテロ、のようなもの』
■胎内からの再生、と言う表現には注意を払っていたが
■「こどもを生みたい」って言葉
■生ませたい、じゃなくて生みたい
■『胎内』の台詞では「生ませたい」
■ここらへん要確認。リピートする時考える
■人間は肉体から離れられないか?
■こういうタイミングって多々ある。不思議なもんだよね…

■閉じ込められる、と言う感覚
■束縛にむしろ安息を求める場合の感覚
■それも枝分かれする。その後に解放と言う希望を見るからか、束縛→保護と捉えるか

■ダイアローグとして成り立たない言葉たち
■選挙演説にも聞こえるな
■『ディファイルド』と通じるものがあります
■言葉によるコミュニケーションの困難さ
■でも、やっぱり言っといた方がいいよって言う(笑)
■それが啓蒙になるかどうか
■結局は受け手の問題なのかな

■ろうそくを消す→暗転→場面転換と言うのは戯曲のト書きにあるものだろうか?
■これ、格好いい
■炎が消えた瞬間、残像が目に焼き付く
■明るくなると、その残像とは違うものが目の前に現れる。その面白さ
■最後のシーン、炎は自然に消えた?時間を計算しての、あのろうそくの短さなのかな

■伊達くんがさるかに合戦のかにに見えます
■長塚くんが不思議の国のアリスのチェシャねこに見えます
■観れば解る!(笑)
■奥菜さんが…う、美しいー!
■見かけだけじゃなくて、揺らぎから滲み出る美しさ→環境に対応するための迷い、決意、反駁
■戯曲に年齢設定があるとすると(花岡だけ歳の話が出てこなかったような…これはリピート時に確認しよう)伊達くんはもすこし歳いってる役なのかなと思うけど、これがいい具合にハマッてるんですヨ!あのギラギラ感はいいね!
■あーアホのコじゃない伊達くん(役がね、役が)観るのは楽しいなあ(笑)
■やればできるコなんです!(笑)
■何かちょっと久松さん思い出したわ
■前述したように環境によって立場がくるくる入れ替わるので、その逆転した時の受け答え、台詞を操る力、のぶつけ合いが非常にスリリングです
■やる方はキツいと思うけど、充実感はありそう

■使用曲は1曲!
■その1曲ってのが…ちょっとビックリした
■閉塞感
■これも連鎖、か?
■千秋楽終わったら書きます
■その他登場人物が唄う曲が数曲

■プログラム読みごたえあります
■マサルくんとスグルくんの話、懐かしいな(笑)あれ、また観たいな
■それこそジァン・ジァンで上演しても面白かったかもなあ、『胎内』
■ジァン・ジァンはもうないけれど

てな感じです。リピートが楽しみだ!

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■ウィルマちゃん
ちゃん付けるな。
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[10_20_2005]
On our way to Jacksonville. We are playing Florida until we are told otherwise.
9:13am_PST
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NINをお出迎え。迎えるな!どっか行っとくれ!
それにしても何でこんなに試練続きなのか…何ののろいだよ…



2005年10月19日(水)
『Thirst』使用曲+α

もうすぐ『胎内』初日記念〜(全然関係ない)。参考迄に上演記録も載せておきます。名前、所属は当時のもの。

+++++

ZAZOUS THEATER PRESENTATION 12
『Thirst ―「オイディプス王」より』
1991年7月10日(水)〜14日(日)@青山円形劇場

青山円形劇場シリーズ企画『NEO CLASSIC THEATRE』の6回目。テキストは『オイディプス王』『ホロン革命』。

構成・演出:鈴木 勝秀
出演:松重 豊
   伊藤 ヨタロウ(METROFARCE)
   大石 継太(YOUNG NINAGAWA COMPANY)
   吉田 紀之
   甲本 雅裕(東京サンシャインボーイズ)
   藤本 浩二

+++++

曲が収録されているアルバムにリンクを張っています。

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01.「MOTHER」JOHN LENNON(『PLASTIC ONO BAND(ジョンの魂)』
02.「BLOWIN' IN THE WIND(風に吹かれて)」BOB DYLAN(『THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN』
03.「AMERICAN ROULETTE」ROBBIE ROBERTSON(『ROBBIE ROBERTSON』
04.「FAMILY OF MAN」THREE DOG NIGHT(『THAT AIN'T THE WAY TO HAVE FUN』
05.「DANCE TO THE MUSIC」SLY & THE FAMILY STONE(『DANCE TO THE MUSIC』
06.「STACK-A-LEE」Dr. JOHN(『GUMBO』
07.「PLAY SOMETHING SWEET(BRICKYARD BLUES)」THREE DOG NIGHT(『THAT AIN'T THE WAY TO HAVE FUN』
08.「SOY」GIPSY KINGS(『MOSAIQUE』
09.「I SHALL BE RELEASED」BOB DYLAN(『THE BEST OF BOB DYLAN』
10.「IN DOUBT」PETER GABRIEL(『PASSION(最後の誘惑)』オリジナル・サウンドトラック
11.「A DIFFERENT DRUM」PETER GABRIEL(『PASSION(最後の誘惑)』オリジナル・サウンドトラック
12.「WITH THIS LOVE -(CHOIR)」PETER GABRIEL(『PASSION(最後の誘惑)』オリジナル・サウンドトラック
13.「QUE, SERA, SERA(WHAT WILL BE, WILL BE)」SLY & THE FAMILY STONE(『FRESH』

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プログラムを見直してて気付いたんだけど、ZAZOUSには以前(『スリランカーナ』辺り迄かな?)選曲担当の神沢涼一さんって方がいらっしゃったんですよね。いつくらいからスズカツさんが選曲するようになったんだろう。ちなみに『LYNX』の「TOM TRAUBERT'S BLUES」は、松重さんが選んだと聞きました。

激渋路線、キャリアの長いアーティストが多く、どれがオリジナルか判らなくなってるのもある…んですが(ご存知の方教えてください〜)そういうのにはベスト盤にリンクを張っています。「I SHALL BE RELEASED」は、ディランとTHE BANDでのヴァージョンもあるので、どれを使ったか微妙なところ。

「PLAY SOMETHING SWEET(BRICKYARD BLUES)」のオリジナルはALLEN TOUSSAINT、「QUE, SERA, SERA(WHAT WILL BE, WILL BE)」のオリジナルはヒッチコック映画『知りすぎていた男』の主題歌で、DORIS DAYが唄ったものです。ケ〜セラ〜セラ〜♪のアレですが、スライのヴァージョンはその明るさの欠片もありません(絶対“なるようにな”らない!と思う(笑))。こっちを使うって辺りがまた…いいですねえ(笑)

改めて見てみると、ニューオーリンズ絡みのものが多いような。と14年経って(ヒー)気付く。父親殺しのシーンに、キリスト受難=THE PASSIONのサントラから3曲使っているところも意味深です。うーむー。

WOWOWオンエア版では「MOTHER」「QUE, SERA, SERA」がカットされていました。あのカットっぷりは結構凄かったですね…本編1時間くらいになってたもんね…。スズカツさんとヨタロウさんの対談を観られたのは良かったですが。

尺はともかく。映像の演出は板垣恭一さんで、流石のカメラワーク、編集の統率振りです。退屈になりがちな劇場中継も、撮る方がどこをどのタイミングでどのアングルで撮る、と言うのを汲んでいれば面白くなるもんです。

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■ますます思い出帖状態
ロビンだ!しかも東京でのスナップ。う〜わ〜(泣)

■ちなみに
今のロビンはこんな感じ
幸せならいい…安らかに暮らしてるんならいい…(知らないけど)

■ボブ・ファンデーションが
ショウをやるよー
ほんっとにかわいい作品だらけなんで、興味ある方は是非。ちょっとした(と言うと失礼かな)アートを持ち歩けるってのは楽しいもんです。
アートコクーンプロデューサーの上沢さん、気さくないい方です。気になることは質問するといい!



2005年10月18日(火)
小ネタ

■あ!
『チャーリー〜』、ひとつ思い出したことが。普段映画観てると、フィルムチェンジのマークが画面右上に出るのがどうしても気になっちゃうんだけど、これは全く気にならなかった!存在すら忘れていた。それくらい工場見学に夢中だったんだね…

■アイデア No.313
特集:ワープ・レコードのグラフィックス
購入迷い中。いっそのことまるまる1冊特集にしてくれたら即買いなんだけどなー。
WARP所属のアーティストって自分でビジュアルも手掛けるひとが多いんだけど、トム a.k.a. SQUAREPUSHERのビジュアルセンスは素敵だなー、音は変態なのに(笑)いやでも心地いい変態さですけどね…

■うーん、ダメなのかなあ(泣)
クリスピン・ハントの新バンドGRAMERCYのシングルはAmazon.co.ukで出荷不可になっていますが、何故かAmazon.comにはあったので、どうかなあ…と申し込んで2ヶ月。さっき何となく見に行ってみたら、
ユーズド予約待ちになってる!
申し込んだ時は新品あったんだけど…結局それも出荷はナシになっちゃったのか?まだ通知来てないけど。あー入手出来ないのかなあ…ショップに入る気配もないし…『MAYONNAISE』が出回っていたのはやはりHOWIE Bのネームバリューなのか(泣)

■はりきってるねー
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[10_16_2005]
Stephan Rehage, organizer of the New Orleans Voodoo Music Festival, has been working his ass off getting this event together, and asked if we could help out by playing in Memphis as well. I checked the schedule and routing and... well, why not? We're confident this will add to the amount of money we can put directly into New Orleans and that's all the reason I needed to agree.
So... if you didn't get tickets ahead of time for the New Orleans event, you can now buy tickets for this. More details / specifics to come. Please help out with this if you can.
1:53pm_PST
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両日のヘッドライナーを務めることになったんですね。元気元気。
ちなみにVOODOOフェスのサイトはこちら

■それにしても
このひとのひととなりはよう知りませんが、文面だけ見ると兄貴だよね…

■「もし後ろにさがりたいやつがいたら道をあけてやってくれ、倒れてるコがいたら助けてやること。やっかいなことになりたくなかったらな」@Gorge Amphitheatre in GEORGE, WA
Fragility2.0をあっち迄観に行ったKさんが「ぎゃああああかかかっこいいいいいい!!!アンタ男だわーットレント!!!」と言っていた名MC(笑)やっぱ兄貴…。いやいや、知らないけどね…心のうちはとても繊細なひとかも知れないけどね…何か、ギャップが面白いですね…

■思い出帖みたいになってるよ(涙)
いぬかわいい
ジェロームの公式、何日かごとにPHOTOコーナーが更新されています。先日はジョーディーとアレサンドロが載ってた。
反面、メッセージコーナーがごそっと削除されてるのが気になるよ…そして掲示板が、まー皆心配だからってのもあるんだろうけど、そんな無体なこと訊くなよ話すなよって。
そしてTHE SPIRAL、ジェロームのユーザーネームが無効になっている。うーん

■で、そのTHE SPIRAL
ロブ・シェリダンがすごいマメで、掲示板に動画と画像をドンドンあげてってくれてます。
登録制なのに、偽トレントが出現して先日ちょっと騒ぎになってた。度胸あるなー(笑)
本物トレントもちょこちょこ書き込みに来ます。ジョークに聞こえないジョークを吹いてます(笑)この感じだと来日は当分なさげだ…いろいろ予定変更もあったしね。まあ気長に待ちますよ…

■あれっ
飴屋さんとこで『胎内』が紹介されてる、ビックリしたー。長塚くんと面識あるのかな?

■最近周囲でやたらこの名前を聞く
タム君ことウィスット・ポンニミットさん。気になって作品探してみたら、かわいい!
原美術館でライヴをするようです
あーでも21日…無理げだ…(泣)
今やってるやなぎみわ展も行きたいんだ。いつ行けるかな。23日のごはん会(笑)が気になる

■ブンブン
期間限定でライヴ映像配信が始まってます(メール登録が必要)。今出てるのは4月のAXのものだけど、M-ON!でオンエアしたのとはカメラが違う。多分音録りも違う。バックステージの様子もちらちら。今回はフツーのMedia Playerでも観られるようになってて良かった



2005年10月16日(日)
『チャーリーとチョコレート工場』

紅葉能とハシゴ。

『チャーリーとチョコレート工場』@新宿ピカデリー1

以前映画バトンに「ヘコむ、でもいい話、ひとって実は善人なのかも!でもやっぱダメかも!と思う話」が好きと書きましたが、まーさーにー!な映画でした。あー面白いー。以下ネタバレしてます。71年版は未見、原作は未読。でも読もう、原書でも読んでみよう。

+++++
・ヘコむ=ああいうクソガキとその親見ると、あー何でそういう考え方なんだろーとヘコむ…
・いい話=よかったねチャーリーとその家族!そしてウォンカさん!
・ひとって実は善人なのかも!=チャーリーとその家族、ウォンカさんとそのお父さん。クソガキどもの親が工場から出る時ちょっと態度変わってたこと(あんなガキでもかわいいのよ、心配なのよ)、あとチャーリーがゴールデンチケット当てた店のおっちゃんがいいひとだったー
・でもやっぱダメかも!=ガキどもがあんまり堪えてない(そしてやっぱそれって親に原因があるんかなと思ったり。でも自分のひととなりを、親にしろ何にしろ責任転嫁したらいかんとも思うのよ…一因があったとしてもさー)
+++++

まあ考え出すとキリがないんですが、この手のシンプルな児童文学はホンットに奥が深いな…。

もーあとはディテールがいちいち素晴らしい…バートン最高!てなやつです。あのボロ家の歪み具合とか最高だ!屋根に穴空いてるぞ!雪降ってるぞ!死ぬぞ!でもかわいいぞ!あとリスなー、ウンパルンパなー。あの歌まわるわ…夢に出そうだわ…。あと2秒程出てきた、牛に鞭打ってミルク出させてるとこ(大笑)ズバッと笑いストライクな一瞬のシーンがいくつもいくつも!工場のオープニングでウォンカさんがハサミシャキーンとやるとこも、『シザーハンズ』を思い出してニヤニヤしました。

で、また出演陣がルックスからもー素晴らしい!チャーリーのかわいさ(だああ、かわいい!目がキレイ!ニコッと笑った時の歯の感じもいい!で、うまい具合貧乏な感じがする…やせっぽちちゃんだし)と言い、笑い皺がチャーミングなおかあちゃん(ヘレナステキー)といい、じいちゃんばあちゃんが4人ぎゅうぎゅうに入っているベッドのさまとか。むちゃかわいい。あとおとうちゃんがノア・テイラーだったよ!あの骨張った顔がいいねん…目が寂しそうなとこがいいねん…。『シャイン』でデイヴィッド・ヘルフゴットの青年期を演じた役者さん。ニック・ケイヴに似てるーと観た当時言ってて。で、ニック・ケイヴって『THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS』のジャックに似てるでしょう(笑)で、バートン監督作品にテイラーが出ているってのが何か面白かったわ…。

と言えば、クソガキどもの中に「あーこいつおっきくなったらきっとジョシュ@QOTSAみたいになるー」と思ったコがいた。顔が似てるの。ゲーム好きの頭の良いコね。傲慢なコだったけど、なんとなく憎めなかったなあ。顔に惹かれたのか(笑)

閑話休題。で、その登場人物の衣裳がまたピッタリだ…重ね着具合とか。手袋に穴空いてたり。あーもういい!いいよ!隙がなさ過ぎますね。で、そういう隙のないプロダクションって疲れちゃったりするんだけど、これは全然飽きなかったなあ。ストーリーがシンプルだったからかな。

それにしてもウォンカさんの顔色は凄かったな…(笑)あれ、工場から出てなくて陽に当たってないから?

『シンデレラマン』を観たばかりだったので、貧乏家族を続けて観たなあと思った…でもどっちも殺伐としてなくていいですね。気の持ちようですよ…。不満ばっかり言ってるひとは不満にしか目が行かなくなるんだよ…。ブラドックさん家は牛乳を水で薄めていたけど、チャーリーん家はキャベツスープを薄めていた。うう(涙)ジョーじいちゃんがヘソクリでチョコ買ってこいっつった後視界が暗くなってったので、死んだかと思った…寝てた。生きててよかった。



2005年10月15日(土)
梅若研能会による紅葉能+α

へええ、「AMERICAN ROULETTE」ってiTMSにあるんですね。お役に立てたようで良かったです!調子に乗って、近日中に『Thirst』使用曲リストアップしますね。喜ばれると嬉しい。

さて病院行ってきました。当たりーヘルペスでした!まあ原因不明のあれよりはいい…原因と対処が判っただけでもいい…。「ここ迄出かかってんなら、出しちゃった方が治りも早いかもよ(風邪ひいたら熱出した方が治りが早いの法則)」なんてことを言われましたが「い や で す」と主張。むしろ水疱がひいた跡がシミになったりってのが大変なんだよ!そういうお年頃なんだよ!

「服用後は車の運転はお控えください」表示の薬が出ました。むむ、今日の午後のことを考えると非常に危険だ…でも治したいから即飲んじゃうぞ…。

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梅若研能会による紅葉能@アミューたちかわ 大ホール

と言うわけで眠くなる薬飲んで能鑑賞。もう修行です。意志が弱いので誘惑に負けました(素直)

上演前に演目解説。ひとさらいジャンルを作ってもいい程、能にはひとさらいを扱った曲が多いそうで、その中でも珍しくハッピーエンドではない『隅田川』の解説が中心。15世紀当時の日本の首都は京都ですから、さらわれた子供が隅田川迄連れて来られてるってのは相当心細く、それを追って武蔵の国迄出てきた母親の悲しみの深さはそれはもー、と言うことでした。なるほどなるほど。

■『隅田川』
シテの狂女は梅若万三郎さん、子方の梅若丸は八田達弥さん。
…ダメだ…とても悲しい話だってのは伝わるけど、ね、眠い…そしてすごく能らしい曲だ!超ミニマルだ!数分うとうとして目が覚めても、立ち位置やポーズが全く変わっていない!渡し舟に乗ってて動いちゃ危ないって設定もあるからほんっとに動かない!舞もない!そして眠ってくれと言わんばかりの地謡が続く!あかん…ごめん…ぐーーーーーーーーー
終盤、狂女が梅若丸の亡霊と遭う場面になってようやくどろどろから抜けた…お、遅いよ…最悪だよ自分…。
すみません、またの機会があったらシャキッとして観ます…

■狂言『成上り』
これは面白かったよー!15分程のパキッとした展開。やっぱり動きや展開、笑わせどころがあると頭がハッキリするわ…。
シテの太郎冠者に野村萬斎さん、アドの主人に野村万之介さん、同じくアドのすっぱに月崎晴夫さん。
かなりアホ度の高い太郎冠者。まあ太郎冠者って皆憎めない間抜けちゃんなんですが、これはかなりレベルの高いボケっぷり。太刀をすっぱに奪われた時の言い訳はまあいいとしよう、その後の捕物帖んとこがさ!何やってんだヨ!志村後ろ後ろ!なボケにまたボケ、場内爆笑続き。狂言とは言えここ迄ドカンドカンと笑いが続くってすごいー。皆さん真顔でボケますし。
萬斎さんの衣裳が、背中に鯰の描いてあるかわいいものでした。足袋も黄色でかわいらしい

■『土蜘蛛』
蜘蛛の妖怪と対決!かなり派手な曲です。歌舞伎にもありますしね。
前シテ/怪僧、後シテ/土蜘蛛に梅若紀長さん、ツレの源頼光に梅若万佐晴さん、トモの従者に中村政裕さん、ツレの胡蝶に青木健一さん。
装置転換も多く、後見の方がテキパキと動き回ります。でも優雅。
終盤の舞で土蜘蛛がばんばん糸を飛ばすんですが、この糸「単価が高いのよねー」と言うタケダさんの言葉を思い出し(笑)最初は「すごいー沢山投げるー派手ー」なんて喜んでいたのですが、5回を超えると「えーそんなに投げていいのー単価高いんでしょー」と余計な考えが…見せ場なんでどんどん投げてくれていいんですが!10回くらい投げたかな、客席にも糸が飛んで、おお〜とどよめきが。おおよそ能っぽくない雰囲気で、終演後は拍手喝采でした

ああ面白かった。でもリベンジしたいです、はい。

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■お、久々更新
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[10_14_2005]
I've been working on the details for the New Orleans Voodoo Music Festival. We're putting up some info on nin.com.
We're going to have some special guests perform with us, should be good.
12:39pm_PST
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かつての地元?でゆっくり出来たかな?
このフェス、カトリーナが来た時点で中止だろう…と思ってたんですがやるんですね。何て言うか…うーんと、ニューオーリンズが前向きになれるような催しになるといいですね

■前半戦終了
と言うわけで、メンバー全員(ジェロームいないけどね…)の画像が公式にあがってます。
これ腕長く見えるね
肩に筋肉付け過ぎると、腕がまっすぐ上がらないから腕短く見えるんだよね。バレーの選手とかは、腕のスウィングが遅くなるので、肩の筋肉は付けたらいけないそうですよーと全然関係ない話をしてみる
ステージアートも面白そうだー
日本でも観たいなあ



2005年10月14日(金)
THEATRICAL MUSIC BATONの付け足し

まだ言い足りないか。しかも本来のルールは何処にと言う状態。

■フキコシソロアクト
ここは吹越さん自ら選曲してるそうなんですが。『フキコシミツルとロイヤル室内バレエ団』で、ブンブンの「DRESS LIKE AN ANGEL」が使われて。音の鳴りがウチで聴いていたのと全く違ったんです。と言うか、これが本来の音なんだろうなあと。いい環境で聴くとこんなに粒子が細かいんだ!と感動した。中野くんはこのくらいのサウンドシステムで聴いてほしいんだろうなあ、と何だか申し訳ない気持ちになったのを憶えています。ごめんなー

■で、ピンター
マニックス「FASTER」の歌詞にも出てきてたなあ。「I spat out Plath and Pinter」。
日本ではやはり馴染みがないのか、訳詞にとても丁寧な解説が付いていた。ちなみにPlathは、シルヴィア・プラスのことです

■そういえば
昨年上演された『ダム・ウェイター』、千秋楽カーテンコールのBGMが何故かHOLEの「CELEBRITY SKIN」だったんだ(笑)誰が選曲したんだ

■ノーベル文学賞
ベケットも受賞してるんだね!何でそんな、不条理劇の代表作家ばかり(笑)目のつけどころが違うのか…

■朝日新聞夕刊に
河合祥一郎さんのピンター考が掲載されていました。うーん引退しちゃうのかな。
それにしても、ピンターにしてもエドワード・オールビーにしても、'50年代にバリバリやってて今も現役って、すごいことですよね。ピンターの近作は知らないのですが、オールビーの『山羊』なんて、ビックリしたもん、全然丸くなってなくて(笑)

■明日
病院行くよー!いろいろ教えてくださったりメールくださった方、有難うございます!皮膚科に行きます!そう汗疹にも似ているから軽く見ちゃうんだよ!点滴は嫌だ!今回も顔です!青汁は何か、お医者さんみたいなひとの顔写真が載ってるパッケージのです!(ここでレスするな)お返事明日にでもちゃんと出しますんでー!



2005年10月13日(木)
THEATRICAL MUSIC BATON+ピンターが!

いつも頂いてばかりなので、たまには自分で拾ってみます。『stage note archives』のぴーとさんとこから。

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質問内容は以下の1つ。
あなたにとって忘れられない、劇場で流れていた音楽を5つ。思い出や浮かぶ光景などと一緒に挙げてください。
劇場内で流れたものであれば劇中/客入れ・客出し時は問いません。原則は「自分が実際に見た芝居」とさせていただきますが、思い入れが強いものであれば、映像化されたもの(TV等で放映されたもの・ビデオ/DVD化されたもの)でも可とします。
また、このバトンは「次に回す人」を指名しません。ひょい、と軒先につるしておきますので、お好きな方・気づかれた方は、この記事にトラックバックしていただくか、リンクを貼っていただくかたちでのんびりつながっていければ、と思っています。
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ぴーとさんの第三舞台じゃないけど、私はほっとくと全部ZAZOUS THEATER絡みになるので(笑・新感線好きなひとはJUDAS PRIESTばっかり選んじゃったりして)そうならないように。曲が収録されているアルバムにリンクを張っています。観た順。

■「スカーレットの誓い」MOON RIDERS
自転車キンクリートの客出し。最近はプロデュース公演になっているので使われなくて寂しいな

■「WE LOVE YOU」OMD
第三舞台『天使は瞳を閉じて』。反射で泣く。あー今思い出して泣きそう

■「クニナマシヱ」JAGATARA
『真情あふるる軽薄さ2001』。『シブヤから遠く離れて』のラストでも使われたけど、『真情〜』のインパクトに軍配。
この舞台は他にも遠藤ミチロウとか忌野清志郎とか面白い選曲だった

■「HAPPY TOGETHER」THE TURTLES
ナイロン100°C『消失』。すんごいヘヴィーなストーリーのメインテーマでこの曲を使うか!と言う。背筋が寒くなりました

■「untitled 1」SIGUR ROS
『KITCHEN』。出自がバラバラなひとたちの群像劇とも言える芝居で、アイスランドのバンドの曲が使われていると言う意味でもいろいろ考えた。勿論それだけではなく画的にも素晴らしかった!美術、音響、照明、あの光景はもう完璧

今思い付くのはこの5曲です。他にもいろいろあるんだけどなあ。舞台はその場限りだから忘れちゃうしね…ソフト化されると権利の関係で差し替え曲になってしまったりもするし。その刹那っぷりがまたいいのですが。あー蜷川さん2本選んじゃった。蜷川さんて自分で選曲する時と、音響のひとにイメージを伝えてピックアップして貰う時とあるらしいんだけど、これはどうだったのかなあ。JAGATARAは第三舞台でも「そらそれ」が使われてましたね。鴻上さんは自分で選んでるんでしたっけ?

あ、あともう1つ!『LAST SHOW』客出しの「ECHO TAIL」BOOM BOOM SATELLITES!今となっては聴くとPARCO劇場の赤い椅子と高い天井がフラッシュバックするようになってしまいました。これは誰が選曲したんだろう。

と、ここで終えるつもりでしたが、やはりZAZOUS THEATER+スズカツさん演出作品オンリーでもやってみたくなり…(笑)ここはスズカツさん自ら選曲しているそうなので、演出意図もクリアになりますね。

■「AMERICAN ROULETTE」ROBBIE ROBERTSON
『Thirst』。松重さんがタバコ吸うとこ。劇場では大音響で聴けてすごい迫力でした

■「SIX MARIMBAS」STEVE REICH
『ソカ』。大石さんの顔込みで思い出す…息が詰まりそうでした。もんのすごい閉塞感。TOPS狭いし、消防法引っ掛かってるんじゃってほど客入れてたしね(笑・時効ですか)

■「SATURDAY NIGHT'S ALRIGHT FOR FIGHTING」THE WHO
『シープス』。エルトン・ジョンの曲をいろんなアーティストがカヴァーしたアルバム(リンク参照)から3曲くらい使われてたかな

■「恋」小川美潮
『銀龍草』。直球でドン!ウォッカトニックに入れた氷の音込みで思い出します。ほろり……うん?氷入ってたか?妄想が混じってるかも(笑)レモンは入れてたよね

■「PLAYGROUND」XTC
『欲望という名の電車』。序盤こんな風に明るい分、結末がドーンとくる。あーそれなりに楽しくやってたのにブランチが来たからー(笑泣)

番外。
■『ROCK'N'ROLL』JOHN LENNON
検索して気付いたけどこれ、今出てるのって外盤も国内盤もCCCDなのね…。
客入れ客出し。カヴァー集ってところがザズゥらしい

『LYNX』全部とか選びたいな!(笑)ちなみに『LYNX』使用曲リストはこちらです。あのー、『Thirst』『ソカ』のリストもあるんですが、これ、リクエストありましたらアップしようかなと…どうでしょ?(誰に訊いてる)自分だけで持ってるのも勿体ないですしね…。

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■7月にまわっていた
このバトンに今頃答えてみようかなーと思ったのは、来週から『胎内』が始まるからです。音楽どうなるのかなと思って。上記の通りスズカツさんの舞台で使われる音楽は洋楽選曲率が高い。『胎内』は戦後まもない日本の話。これに洋楽を使うだろうか?インストものなら問題ないような気もしますが、歌詞にも重要な意味を持たせる演出をするひとなので、今回はどうする?と…。あーでも敗戦国としてアメリカナイズされていく日本、って解釈で洋楽を選曲したり出来そうですね。うーんどうなるだろう、ワクワクしてます

■どうなるかしらん
『胎内』。長塚くんが呑気にねこの話をブログに書いてるくらいなので、順調に稽古は進んでいるのかなー。あの事件、犯人はねこじゃないかもって話ですよ…喰いちぎる迄は出来ないんじゃないかって。どっちにしろ怖い

■例のかゆいの
ちくちくしてきたぞ…ホントにヘルペスかも知れない!わー!(泣)病院行こう…ええとこういう場合皮膚科?内科?前回は丁度皮膚科にかかってる時だったからそこで診てもらったけど

■わー!
<ノーベル文学賞>英国の劇作家、詩人のピンター氏に
きたはらさんお知らせ有難うございます!うわわわわー!これがどれだけ権威のある賞か把握出来ないのですが、あの誰でも知ってるノーベル賞を劇作家が受賞したってのはやはりすごいことなのではと…よかったよかった!これを機に廃刊になっている戯曲とかが復刊すればいいのに!日本での上演が増えればいいのに!
あーご本人の映像とか、ニュースに出たのでしょうか。見たいよ!今テレビのないとこにいます!webニュースを探していけばいろいろ出てくるかなー!おめでとうございますー!



2005年10月11日(火)
『彩の国ワールド・ミュージック・フェス』+α

ファンファーレ・チォカリーアvs渋さ知らズ@彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

今年のプランクトン祭りは場所を彩の国に移し、『彩の国ワールド・ミュージック・フェス〜ジプシーの季節 time of gypsies〜』と題した催しとなりました。地元の学校の吹奏楽部や、市民楽団との共演やパレード等も。以前の渋谷より、開放的な感じだったようです。雨天だったのは残念。

沢山のプログラムの中からファンファーレ・チォカリーアvs渋さ知らズを選択。彩の国全体を使って出店やワークショップ等も催されており、いろいろ観たかったのですが、どうにもスケジュールの都合がつかず。

しっかっもっ。じんましんが収まらないので消炎剤みたいなのを飲んで埼京線に乗ったら爆睡(泥酔?)、目が覚めたら大宮でした…あ゛ーーーーー!!!!!と言う訳で15分遅刻。しかし「まだ1曲目だから」と言われた(笑)渋さはやはり客席通路を練り歩いてステージに上がったそうです。そ、それが観たかったよ…。

お芝居でしか来たことのなかったさい芸、結構かしこまったホールなのでここで渋さ!?とおっかなびっくりだったのですが、トラブルもなく進んでいました。でもちょっとスーツ姿の会場職員の方々がおろおろしてたような気も(笑)すごい盛り上がりだったからなー。この日の編成はダンサー5人くらいを含む25人くらい、ステージも広いところなので結構ゆとりのある配置でした。

ライヴペインティングが面白かった!バックドロップをスクリーンにして、どっかからPCお絵描きソフトでリアルタイムに描いてるのを映してるのと、上手側に布を垂らして墨絵を描いてるのと。この墨絵がすごく格好よくて…だ、誰なんだあれ描いてたひと。

そう、渋さはその都度メンバーも変わるし、人数も膨大なので誰が誰だか把握しきれてません!芳垣さんとか、最近は叩いてないもんね。勝井さんはいました。相変わらず素敵でした。不破さんは髪が短くなってた。そしてちゃんと指揮をしていた。「段取リストだ!」「ちゃんと段取ってる!」「初めて見た!」と盛り上がる(笑)「あの赤フンのひとは篠田昌已追悼ライヴの時いたひとか」とコアなことを訊かれましたが、そ、そんなこと判らないよー。ご存知の方教えて!

s.sax吹きの女のコは初見でしたが、キレ気味のハイテンションソロが格好よかった。

休憩をはさんでファンファーレ・チォカリーア。初見です。同じブラスバンドとは言え、渋さはロングトーンでブラスの迫力を魅せる感じですが、こちらはタンギングや装飾音の連打で魅せるタイプ。肺活量と舌・指使い(笑)の違いと言うか。音量で勝負!と言うものではなく、常に滑らかな音が流れている感じです。でもハイテンションがデフォルト。もーずーっと拍手してたよ、手がパンパン。帰宅後冷やさないと指輪がとれなかったよ!数曲ベリーダンサーのおねーさんが入って、これも楽しかったー。「007のテーマ」や「キャラバン」のカヴァーも披露、わー格好いいよ!ゴキゲンだよ!MCも全然通じてないのにおかまいなしで入れてます(笑)こっちも判らないので、バンド名を言った時とサンキューと言った時にワーとかフーとか言います。HG並にフー言ったわ…。

最後は共演。チォカリーアのt.saxのおっちゃんが前述渋さのs.saxのコと楽器を交換して「お前これでソロ吹け!」と真ん中に押し出してた。で、そのテナーのソロも格好よかった。おっちゃんはいつ迄もソプラノをそのコに返さず、腕を捕まえてニコニコと話しかけていた。演奏はどうした、ナンパしてるのか!(笑)無茶無茶フリーぽかったんですが実際はどうだったんでしょう、事前に合わせたりとかしたのかな?ここでも不破さんが段取ってて、小節数を指差確認したり、ホーンを前に引っ張りだして「あんたここソロ!」とかテキパキと動いておられました。渋さのひとは意外ともじもじして周りの様子を見ている反面、チォカリーアのひとらは「俺が俺が!」ってな感じでどんどんセンターに出てきてました。民族性の違いでしょうか(笑)

アンコールはなし。皆物わかりよく席を立ちます…と言うのも、ジプシーサマー絡みのバンドは終演後に会場外でライヴをするから!早速ロビーから音が聴こえてきます。「始まった!」と駆け出すひと多数。オデコに千円札を貼り付けたおっちゃんが帽子を持って「アリガトー!アリガトー!」と歩き回り、帽子にはざくざく千円札が。皆気前いい!でもこういう場では嫌な感じはしないですね、それだけ楽しいものを観せて貰えたし!ロビーは大混雑、皆笑顔で手を叩いたり写メール撮ったりしてました。

帰り道は『恋心』のミュージシャンリストを見て「これはコンポステラ繋がり、これはハニワ繋がり」「これはメトロ繋がり!」とか盛り上がった。生き証人がいると勉強になります(笑)

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■暇らしい
alex...
ジェロームのメッセージ、更新が頻繁になってきたような…日常生活的には問題ないんだろうしね…。
アレックスくんへの気遣いが。いいひとだ!(泣)

■『新潮』11月号「文化の震度 5」椹木 野衣
『バ  ング  ント展』論考後編。前編発表以降に出た『美術手帖』のア ヤさんのインタビューを交えてのもの。メールのやりとりも公開されていて、興味深い内容になっています。自分は好奇心で見ているのか?啓蒙されているのか?自分では啓蒙されてはいけないと思って見ているけれど、じゃあそれは追求なのか?そしてそれが何になるのか。いろいろ思うところはありますが、とにかく考えないと

■それにしても
このじんましん…じんましんじゃないのかな…怖い!数年前に出た原因不明のあれに似ている!あれには本当に困った!だって原因判らないんだもん。1年くらい通院したのに治らなくて、ある日思いたって青汁飲み出したら消えたんだよね…

■今青汁は習慣付けているので
それでも出るんだったらどうすれば解決するんだ!今大麦若葉だから、ケールにすればいいのか!収まってくれ〜!あの時はヘルペスも出たからこれからが怖い…いやだー!あれ痛いし!(泣)



2005年10月10日(月)
TAMA CINEMA FORUMのお知らせ+α

お知らせ頂きましたので転載します。興味のある方は是非ー。哲司さんのレア映像が満載のプログラムのようですよ。ご本人も来場の予定だそうです。個人的には『私生活』が入ってるのにニヤニヤです。

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第15回映画祭TAMA CINEMA FORUM (2005/11/19〜11/27)
11月26日(土)―俳優・田中哲司 特集―
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舞台・映画・ドラマやCMへと活躍の場を広げながらも、確実な演技力、実直な演技への姿勢と存在感で、目が離せない俳優、田中哲司氏。
短編や、近作を中心としたラインナップでありながら、初の特集上映です。このために、撮りおろしたTAMA NEW WAVEグランプリ監督作はTCFでしか観られません!!必見の価値有り。

<タイムスケジュール>
13:00-14:13 『バースデーウェディング』[73分/監督:田澤直樹 共演:上原美佐]
14:30-14:50 TAMA NEW WAVEグランプリ作家・伊刀嘉弘監督作品『渦中のひと』(舞台挨拶込)[15分/監督:伊刀嘉紘]
15:00‐15:45 私立探偵濱マイク『私生活』 [45分/監督:岩松了 共演:永瀬正敏]
16:00‐16:20 本邦初!特別上映 オダギリジョー監督作品『バナナの皮』[20分/監督:オダギリジョー]
16:30‐17:10 トーク 田中哲司氏 ほかゲスト(予定)
17:30‐19:13 『夢の中へ』[103分/監督:園子温 共演:夏生ゆうな]
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詳細、お問い合わせは、下記まで
http://www.tamaeiga.org/ 映画フォーラム実行委員会
http://www.tamaeiga.jp/ 映画祭ブログもスタート!

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■まいどー
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[10_09_2005]
Backstage in Cleveland. Family day for me. Lots of memories for me here - some good, some not so good. Anyway, I'm looking forward to the show tonight - finally got some sleep. Alex is doing great and fitting in well.
3:34pm_PST
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クリーヴランドは以前の地元と言ってもいいところですね、ちょっとはホッと出来るといいね。アレックスくんも、が、がんばれ…

■ふと思い出したが
セルフディストラクトツアーん時、ダニーかチャーリーが「ずーっとツアーで全然帰れなくて、家の契約が切れちゃって荷物を運び出されちゃって、でも新しい家も決められなくて、1年くらい家財道具一式を倉庫に入れっぱなしだった」とか言ってたよね…ヒー。まーこのツアーはアルバム売れたぞこのタイミングでライヴの凄さを見せつけるぞ今やらずどーする!イケイケ!の時だったからどんどん本数が増えてってたんだっけか…

■今回のツアーて何本だっけ?
アレックスくんて「どうだ?リハやってみないか?オッケー!これからツアーに一緒に来てくれ!」てな感じでそのまま連れて来られちゃった感が…(笑えない)多分当分おうちには帰れないね…



2005年10月08日(土)
もー日に日に状況が変わってるな!

チェックせずにはおられませんよ…。NINファンでもないのにこれ読んでる方、いたら申し訳ない。

■ネタ写真でも撮らないとやってられないのか
10月7日の集合写真1
メグ@ホワイトストライプス!何の説明もなしに画像のみがアップされるので、んなこたぁ有り得ないと思いつつ「え、新ドラマーはメグ!?」とか狼狽してほしいのかな、笑ってほしいのかな、ジョークのつもりなのかな…おかしい反面何だか痛々しいぞ!
いやでもそれくらい余裕が出てきたのかも知れない…ジョークでも飛ばさないとやってられないのかも知れないが…。
メグちゃんはショウを観に来たのかな?メンバー中いちばん凛々しく写ってますね(笑)

■こちらがマジもんらしいです
10月7日の集合写真2
Alex Carapetisくん。このひとで落ち着きそうなのかな?ジョシュは2公演分の助っ人と言うことかな。いやーめまぐるしい展開ですな…キャンセルする訳にはいかないんだろうし、バンド側も止まりたくないんだろう。な、何かジョーディー痩せてってないか…?髪型のせいか…?

■珍しくテンパッてませんか
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[10_07_2005]
God DAMN I am tired. These last few days have been a pain in the ass trying to get the drummer situation squared away. Add to that a ridiculous amount of travel and attempting to cram in rehearsals and AAAGH.
Anyway, Josh Freese helped us out by playing the SLC and Denver shows as a substitute, while Alex Carapetis took over tonight in Chicago. We played the set with Alex for the first time at midnight the night before... not exactly how I like to do things but the only other alternative was to cancel more shows and I am NOT going to do that. I can't begin to tell you what a difficult job it is to replace your drummer in this band, and these guys have truly risen to the high-pressure situation that it is.
Onward.
10:55pm_PST
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お、おつかれさまです…。これからのツアー結構しんどい筈、連続公演が続くし、移動距離も多い筈。そして多分休日もリハの為なくなるだろう。何とか乗り切ってくれ!

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本日はファンファーレ・チォカリーアvs渋さ知らズを観てきました。すんごい楽しかった!拍手し過ぎて手がパンパン。後程ゆっくり。



2005年10月06日(木)
スズカツさんネタ+NINネタ

NINネタばかりじゃないですよ、スズカツさんネタもためていたのです(笑)一挙にドン。

■東京でもやってくれるー
今年前半に地方公演が続いていたので、東京は?東京ではやらないの?とおろおろしていたので嬉しい。
しかしチケットとれるだろうか…が、がんばるぞーがんばってとれるものならー
+++++
SISカンパニー『恋心〜思ひは時間を超えて、今も昔も〜』
2005年12月23日(金)〜27日(火)スパイラルホール
構成・演出 鈴木勝秀
出演 大竹しのぶ
ミュージシャン 木津茂理、藤井珠緒、松本治、ライオン・メリィ、横川理彦
+++++

■リーディングも手掛けます
こちらは北九州(笑泣)moguさんいつも貴重な情報有難うございます!
北九州芸術劇場リーディングシアター「声に出して読むドラマ」シリーズvol.3
わー面白そうだ。キャストも豪華ですヨ!
青山劇場/青山円形劇場のプロデューサーだった能祖将夫さんが、今北九州芸術劇場にいらっしゃるんですよね。そのご縁でしょうか。白井晃さんも北九州芸術劇場製作の舞台が最近多いですね

■長塚くんと『胎内』対談
シアターガイド 2005.11.
サッカーユニカタログもこれで一段落でしょうか(笑)寒くなったら何を着るの…。
内容は至って真面目ですよ!そうだよ日本の戯曲を手掛けるスズカツさんは貴重なので楽しみだよ!

■わたくし見ず知らずのひとのご親切にすがって生きてきましたの(『欲望という名の電車』)
『胎内』トークショウ、連れてって頂けることになりました…有難うございますだー皆いいひとだ!

■今になって気付く
あ、この日『キャッチボール屋』@東京国際映画祭だ。ハシゴ出来るかな、もう1回の上映は平日夕方で厳しそうなんだよね…

■そしてやはりNINネタもある
ジェロームのコメントが出ました。
the truth is...
要は処方薬の影響が出たってことかな。ヤク関連の報道や噂には酷くショックを受けてるようで、何だか可哀想だ。一瞬でも疑ってすまんかった。
詳細は書いてないけど、その持病への投薬を続ける限り危険は避けられないのかな…完治しないものなのかな。クスリ関連の話はデリケートなものなので難しいな…。
とにかくじっくり治療を、そして休養を

■客がオモロい…
もはや客が主だ…ジョシュがどんな様子かわからん…。
10月5日デンバー公演の動画
でもすぐ動画が観られるってのはいいね。便利な世の中ですよ…

■とか言いつつ
NINのFC『THE SPIRAL』に入るとロングヴァージョンの動画が観られるのでした。こっちだとライヴ部分が長い。滞りなく…やれてますね。って、やらなきゃって感じか。ジョシュはジェロームとはタイプの違う、馬力あるーてなドラミングなんですが、激しい曲調には合ってる感じ。で、はげしー曲んとこしかアップされてないので、全体でどうなのかは判らないな。でもまーいいっしょ!有難うって感じですよ!
アーロンがけなげに見えてきた。末っ子キャラだね。
ええ、FC。実は入ってしまってました…。ひと月約$5であの特典なら、自分ではかなりおトクだと思ったのでーあっはっは。とにかくWebコンテンツが充実してます。Tシャツとかはいいよ、どうせデカいサイズだしよう…情報豊富で、外国からでもいろいろ使えるのがいい。
やー、FCに入ったのなんていつ以来だろ…そもそも今迄NINにFCがなかったのも不思議ですが(マネジメントの関係?)
まあ5年に1回くらいしかおおっぴらな活動しないしね(笑)

■わーん
11月20日にNINがらみのイヴェントあるらしいんだけど、OASISと被る…なんで同じ日にやるんだYO!(泣)



2005年10月05日(水)
ブックバトン+小ネタ

胃腸の次はじんましんですよ。何だろ、何かにあたったか?宝戒寺でだらだらしたので(ここはお堂に靴脱いであがれてくつろげるので、やろうと思えば昼寝も出来る。でもまだそこ迄はやったことない)北条家ののろい?

さてさて『みぃ♪の閑話休題』のみぃ♪さんから、ブックバトンを受け取りました。『クライマーズ・ハイ』のお話、いろいろと聞かせてもらい感謝です。

ちなみにNOVELS BATONはこちら。と言う訳で今回は、あえて小説を避けて選んでみました。

+++++

■持っている本の冊数
わかりまへん。と言うか、どのくらいの場所をとってると何冊くらいなんだろうか…本のサイズも違うしなあ

■今読みかけの本 or 読もうと思っている本(既読、未読問わず)
・読みかけ
『忘れられた帝国』島田 雅彦
ハードカヴァーなもんで持ち歩くのに挫けて、家でちびちび読むのでなかなかすすまない
・読もうと
『きょうの猫村さん』1 ほし よりこ
これと『失踪日記』吾妻 ひでおは立ち読みで読み終わりそうな気配です。買いなさいよ

■最後に買った本
『BLINKING WITH FISTS』BILLY CORGAN
詩集なんで、勉強も兼ねてちびちび読もうかと

■特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
『RAY GUN: OUT OF CONTROL』MARVIN SCOTT JARRETT, DEAN KUIPERS
『センチメンタルな旅・冬の旅』荒木 経惟
『有元利夫と女神たち』有元 利夫
『FOREVER DELAYED: PHOTOGRAPHS OF THE MANIC STREET PREACHERS』MITCH IKEDA
『マー関口 ロック画集』マー関口
『RAY GUN〜』はデイヴィッド・カーソンの作品集として。本人は「RAY GUNの仕事はダメダメだった〜」と言うてますが(笑)このひとはエディトリアルデザイン、タイポグラフィの在り方を良くも悪くもガラッと変えたと思う。
荒木さんのは『愛しのチロ』、陽子さんとの共著『愛情旅行』と迷った。
有元さんの回顧展、今明石市文化博物館でやってるんだよな。東京にも巡回しないかなあ。
ミッチさんの写真集は、ドキュメントとして。バンドのことを知らないひとでも楽しめるんじゃないかな。楽しめると言うと語弊があるかな…もう過ぎてしまった時を共有出来る気分にうっかりなってしまう。写真ってそういうとこが魅力なんじゃないかな…。
マーさんの画集は容赦なさ過ぎてオモロ過ぎます

■バトンをまわす人
だ、誰か〜!本好きな方、拾ってってくださいませ!

+++++

悩むけど楽しい作業ですなあ、こういうの。

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■わーい
『五重の塔』のキィさんが映画バトンを拾ってってくれるそうです。宜しくお願いします!

■それにしても
『クライマーズ・ハイ』のサントラ出してほしいわあー

■銀次!
フィガロジャポンのいぬねこ特集に銀次が!先日連載終了した『パリ毎日便』の執筆者さんが飼っているねこです。執筆者さん帰国に伴い連載も終了、もう銀次は見られないの?と思っていたので嬉しいよ!あ゛ーか゛ーわ゛ーい゛ーい゛ー(ぼんやり)
これからは『東京毎日便』を連載して、銀次も毎回出してくださいよ

■早っ!
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[10_05_2005]
Josh Freese played with us last night and it's a true testament to his musicianship for him to walk in and make us feel so comfortable onstage. Believe the hype about that guy - he is one of the greats!
We have a few markets with shitty ticket sales, last night in SLC being one of them - but the crowd more than made up for it. Ended up having a good time and a rewarding show.
10:01am_PST
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ジョシュ早速始動、ソルトレイクシティで叩いたようです。集合写真はこちらー
珍しくトレントが赤系のシャツ着てる。こうやって見ると、バンドメンバーのゴツい度が上がったなあ(笑)アレサンドロだけ文系ちゃんみたいだね。それにしてもハリウッドボウルでの集合写真といい、ジョーディーがフロントマンみたいだよ(笑)

■とか思ってたら
the mystery replacement drummer gets on board.
て。だ、誰よ!?



2005年10月04日(火)
『シン・シティ』『シンデレラマン』+α

アメーリカ〜♪(THE KLFのあのフシで唄ってね!笑)な映画をハシゴ。まずオリジナルがあって、それをアーティストエゴを出さずに映画に起こすと?と言う2本でした。以下ネタバレありです。

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『シン・シティ』@ミラノ座

原作アメコミの世界観をいかに再現するかってのがいちばんのテーマだったんじゃないでしょうか。画面がとにかく凝っている。着色の仕方や構図はもーとっにっかっくっキメキメです。影も描いてるところが多い。どこを切っても絵になる。派手なバイオレンス描写も、コミック的なのでもはや笑えます。基本画面がモノクロで、ドレスや口紅等の華やかな部分のみに赤が入り(あとロリコン犯罪者くん変身後の肌が山吹色だったな)血はモノクロのままなのでスタイリッシュ。現実味はありません。ここは見やすさとしてはうまーい!と思いました。

…そう、うまいなーいい画面だなーってのに感心してしまって。話の方には入り込めないですね…って、入り込むも何も、ハードボイルドを茹で過ぎましたーってなこの話はフィクションとして楽しむのがいちばんでしょう…で、うっかり帰りにナレーション口調になってしまったり、トレンチコート買いそうになっちゃったりするのな(笑)

出演陣も、皆原作の世界観を活かそう!と言う主旨を守っていたのでは…と思います。顔もメイクでがんがんに変えちゃってます。ミッキー・ロークは全く本人の面影がありません。ジョシュ・ハートネットもかなり雰囲気変えてきてた。

でも皆楽しそうにやってたなー。特にベニシオさん(笑)いやーこんなアホキャラのベニーさん久々に観たよ…た、楽しい…。最後の最後迄アホやった…。

あっ、あとイレイジャくんの役が強烈だった!よ、妖精が妖怪に!ファンのひとショックかも!

もーアホアホ言うてますが、そういう心意気で観た方が楽しめると思います。物語に深みとか求めちゃダメだ!眉間に皺を寄せたアウトローと、ぼいーんばいーんなオネーチャン達と(これは楽しいぞー!目の保養だぞー!)、一途で賢い若い女のコが出会ったり別れたりするのを楽しめばいい!

歌舞伎町で観たってのもよかった。ここも一種のシン・シティ☆

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『シンデレラマン』@新宿ピカデリー2

こちらは実話を基にした脚本をいかに再現するかと言う主旨だったような。丁寧に丁寧に、家族を描いています。

ノーマン・ロックウェルの描くポストカードに出てきそうな子供ちゃんたちのかわいーこと!こんなかわいらしー子が3人もいれば、おとうさんがんばっちゃうぞーてなもんです。妻と子供を愛し、家族のために怪我を隠して試合に臨むおとうさん。妻は奥ゆかしく、しかし強く、夫を支える。こんな家族が不幸になっちゃいかんだろー、と観客は思う訳です。

それを煽るように、チャンピオンの嫌なヤツっぷりを臆面もなくアピール!で、そのチャンピオンも、試合が終わったらすっごいフェアなの、ハグとかしちゃって。憎しみの対象を昇華してしまいます。もーとにかくめでたしめでたし。実話なのに何だかおとぎ話のよう。事実は小説よりも奇なり、ってことだよ!と無理矢理納得させられたような…。

でも、ちょっとしたところが妙にリアルなんですよね。ミルクを水で薄めたりとか。これ、ホンットにミルクがほしいのにない、って状況じゃないと思い付かないと思うんですが…牛乳を水で薄めて飲もうと思うか?粉ミルクならまだしも。これ、本当にあったエピソードなのかな…。こういう、小さいけれどドキッとするようなエピソードが、現実感を繋ぎ止めていたと思います。マネージャーさんの、ボクサーへの献身っぷりにもじんわり。この役者さん、誰だっけ?何に出てたっけ?いつもこういうピリリと山椒、みたいな役柄で出るよね?いいひとだったー。

その反面、チャンピオンがユダヤ人と言う設定や、フーバー村で死んじゃったお友達はおいてけぼりだったかな。後者は、伴侶をなくしたひとが身近に出来て、妻が夫の試合に不安を膨らませ…と言うところへの効果を狙ったんだと思いますが、ここらへんはとって付けた感がありました。あとここで肋骨折りました!ってスケルトン映像を挿入するのはやり過ぎかなあとちょっと思った。

とは言いつつ、演出は丁寧だし、撮影もいいし(ボクシングシーンの迫力がすっごい!)出演陣は皆素晴らしいし(ラッセル・クロウってホントいい役者さんだよ!好きだよあたしゃ!例えゴシップばっかで話題になっても!(笑泣))、観ている最中はかなり熱くなってしまいました。

そうそう、ラッセルさんもレネーちゃんもカメレオン俳優ですよね。俺様芝居ではなく、体型からぐっと変えてくる。こういうところも“歴史再現もの”らしいキャスティングを狙ったのかな、と思いました。

こちらは素直な心意気で観るのがいちばん!深読みとかしちゃダメだ!家族の幸せを祈り、勝利を願い、嬉しい時には泣いて笑えばいい!

アイリッシュトラッド使いのサントラ(おとうさんがアイルランド移民の設定)もよござんしたー。

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とまあ、両方ともちょっと醒めた目線で観てしまったのですが、どちらも面白かったです。この組み合わせで観たのは良かったのか悪かったのか?

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■NIN Drummer Jerome Dillon Leaves Tour
とりあえずはゆっくりしてけろ…ちゃんと治りますように!
バンドの皆さんは今頃ジョシュを迎えて休み返上のリハですかね…

■CREATIVITY NOW TOKYO 2005
おー面白そう。この日『胎内』トークショウあるんだけど、通知が来ないってことは抽選外れたんだよなあ…(しょんぼり)こっちに行こうかなあ。飴屋さん以外のメンツも面白げだし

■どうでもいいが
以前エリカ・バドゥをエリカバ・ドゥだと思っていた。イベリコ豚をいべり仔豚だと思っていたのと同じ構造ですな



2005年10月03日(月)
『天保十二年のシェイクスピア』+α

『天保十二年のシェイクスピア』@シアターコクーン

上演時間は4時間!(休憩20分含)予算の都合でA席、上手側バルコニーだったので右向きっぱなしで首ガチガチ!鎌倉行ってから胃腸の調子が最悪!(のろい?)

だったと言うのに面白くて退屈しなくて、満面の笑みで劇場を出たー!前知識をなるべく入れないようにしていたんですが、こういう構成だったんですね、歌あり踊りあり。これならいのうえさんが演出したのも頷ける。パルコヴァージョンも観ておけばよかったなあ。以下ネタバレありです。

シェイクスピア劇の全37作品(最近新たに何作品かが追加認定されましたっけ)を天保十二年のヤクザ抗争に置き換えた群像劇。24場あるので転換がちょっとバタバタしたり、37作品を紹介すると言う大前提があるので話が錯綜する部分もありますが、そこは隊長の台詞にあるように「皆さんの想像力のおかげで」成り立つ。観客の想像力を信じてくれる井上さんの粋と皮肉が嬉しかったな。

ヒーしかし37作品!多分3分の1くらい…いや4分の1?くらいしか出典判ってない…!タイタスとか、どこに入ってた?序盤の腕や脚が飛ぶとこかな…わー何か悔しい!(笑泣)

安易に脚本をカットせず上演する、と言う蜷川さんの作品への敬意と仁義、演出家としての意地と誇りを見た思いもしました。わかりやすさと言う点ではホントにダントツ。親切過ぎるくらい。歌詞も重要なので、聞き逃しても大丈夫なように字幕があったり、過去に自分が演出したシェイクスピア作品の手法を使ったり。“わからせる”、“演出家の解釈はこうだ”とかなりアピールしていたように感じられました。

この“わかりやすさ”は意見が分かれると思いますが、自分は蜷川さんの演出に関してはそういうところが好きなので…。劇場の芸術監督を務め、レパートリーとして上演作品を連発出来ると言うアドバンテージもあると思います。でも、今迄やってきたことから考えれば、それくらいいいじゃんよー(笑)とも思うんですよね。同じ手法を繰り返し使い、“蜷川歌舞伎”と皮肉られることもありますが、それはもうお楽しみの域です。なかったら逆に寂しいです。とか言ってると蜷川さんに怒られそー(笑)

でも、老境のベテランが安易に同じものを作っているとは思いません。最近は役者への愛情も感じられるし、なんだかんだ言っても若手を育てていると思うし。

蜷川さん演出のシェイクスピア作品を観ているひとにはニヤリとさせられる場面も多く楽しめました。きじるしの王次とその両親が、藤原ハムレットと同じキャスティングになっていたり、(マクベスを討った)マクダフ役をかつて演じた勝村さんが、今度はマクベスにあたる幕兵衛を演じたり。

きじるしの王次よかったー。“to be, or not to be.”歴代日本語訳をばーっと語るところがあるんですが、鳥肌たった!藤原くんのテンポよい台詞まわしと、発表年代と翻訳者名を紹介して行く木場さんの間の手が絶妙です。藤原くんは歌がちょっと苦しそうだったけど(喉が本調子じゃない?)声量を台詞回しで見事にカバーしていました。

木場さん格好よかったー。ストーリーテラーであり、民衆の代表でもある。そうそう、この作品はメインキャストの豪華さもすごいんですが、農民や女郎等、市井のひとびとを演じるカンパニーの面々が素晴らしい!その民衆の先頭に立つ木場さんの、場の引き締めっぷりも素晴らしかった。

勿論メインの方々も迫力で。唐沢さんギラギラで。リチャード三世にあたる役どころなので、ずっと背中を曲げて脚を引きずって、の演技。これはかなり身体に負担がかかっていると思います。こせこせした平民が成り上がって行く図式で、かなりこずるいこともするんですが、何故か「のしあがったらろくな目に遭わないだろうけど、ちょっとこいつのいい景色を見てみたいな」と思わせられる魅力もある。

鋼太郎さんと西岡さんは笑わせどころも心得ていて、女に翻弄されて身を滅ぼす哀れさがよかったなあ。鰤の十兵衛が死ぬところと、亡霊の西岡さんのパートは笑った笑った。ひとが死んでる場面で笑える気色悪さもお芝居ならではです。夏木さんと高橋恵子さんの怪演も素敵ー!まず顔が怖いー!(笑)そしてエロいー!その間を堂々と立ち回る篠原さんも素敵だった!歌も聴けたし!このひとの声好きだー。

毬谷さんのお冬、狂乱のシーンが凄かった!そうだよなあ、オフィーリア狂乱って、色的にも下品になってしまうところ(年端のいかない少女が色キチになってしまうのが痛々しい)が実はキモなんだけど、やはり演じる側の年齢的なものがあるのであそこ迄やってくれるのってないでしょう。これはすごかったな。これから観るオフィーリアのハードルがぐんと高くなったよ…。

そうそう、エロいところをきちんとエロく見せるところがいい!で、そのエロが下品です。野蛮です。芸術作品だからとかお上品に観劇とかそういうのはナシですよー。井上さんの戯曲はシモネタが多いとのことですが(先週観た『小林一茶』でも、確かに濡れ場やシモネタ台詞は結構あった)、それがシェイクスピアを下敷きにしたこの作品ではまさにドンピシャ、と言う感じがしました。かなりベタベタなところも。シェイクスピアって、本国ではこれくらい親しみやすいものなんじゃないかな。

そっしってっツボだったのが高橋洋くん演じた佐吉!むちゃかわいい!底抜けに明るいいい子!(こういう役って珍しいよね)もう浮舟太夫に夢中!親孝行!それだけに最後はうわーん!(泣)けなげないいコやった…。そして、こっこっこれ、ロミオにあたる役じゃん!ぎゃー(卒倒)出番の時間自体は少ないのですが、とても印象に残る役でした。はーあの後どうなったんだろ、自分の作った桶に入ることになったかな…太夫も同じ墓に入れてやっとくれよ、おっかさん!(涙)

ちょっと気になったのは音楽かな…。曲自体はいいんだけど(メインテーマが今も頭から離れない)バックトラックがどうもチープな感じがして残念。それとも“シェイクスピアのパロディ”ってことでわざと軽くしたのかな。

最後の大団円幽霊ダンスも面白かった。シェークスピアの“シェー”部分の振付けがイヤミのシェーなの(笑)かわいい。

余談。劇場ロビーに、天保うどんなる特別メニューが出ていました。食べたかったけど今入れたらお腹の急降下!が襲ってきそうだったので諦めた…わーん当日券狙おうかな(それは芝居が目当てなのか、うどんが目当てなのか)

4時間上演で、2回公演の日もあり、長丁場。怪我や事故なく無事千秋楽を迎えられますように!

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■おつかれさまでした…
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[10_02_2005]
Whew...
We played the Hollywood Bowl last night and it felt really good onstage. I'd like to personally thank Jerome for giving it his all, and Josh Freese for working his ass off to play if he was needed. We will fill you in on our plans in that department soon.
1:02pm_PST
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どうやら後任はジョシュ@APCのようですね、ビンゴ。
まあNINと近しい関係で、技術もあって、今自分のバンドのスケジュールが空いてそうで…ってなると、ジョシュかクリス・ブレナだろうと思ったので…。正念場のハリウッドボウルだったんでジェロームががんばって、これからはジョシュが…って感じでしょうか。
ジョシュ頼りにしてます、ジェローム早くよくなって戻ってきて!

しかしハリウッドボウル、ステージ袖にジョシュがいたって話もあり…そ、それってジェロームがリタイアしたら即ドラムスツールにジョシュが座ってステージ続行…って状況だったってこと!?こ、怖い!(泣)



2005年10月02日(日)
ひえー

ジェローム叩いたらしいよ@ハリウッドボウル。だ、大丈夫かいな…。オフィシャルに集合写真(笑)が載ってますが、このジェロームは元気か?元気なのか?流石に2日やそこらでは代わりは見付からないのか?無理してるのか?それとも様子を見乍らって状態でも何とかなるだろうってことなのか?一応L.A.は地元なので、旅先よりは勝手が効くんだろうけど。

まあ早く元通りの身体になれるといいですよ…無理はするなよ、させるなよ…。まあ叩ける程度なら…とちょっとは安心しましたが。いやでもちゃんと検査して、きちんと原因を解明して完治させてくださいよ…。

ショウの内容は素晴らしかったようです。すずきさんおつかれさまでしたー某ライターさんだなんて書いて失礼しました…ふぁ、ファンでーす。図書館ロック講座、鈴木さんの回によく行ってましたー(とここで言ってみる)

本日は『シン・シティ』『シンデレラマン』のハシゴでした。両極端にアメリカ!な映画でしたよー。こちらもおいおい感想書きます。

みぃ♪さんからブックバトン頂いてますのでこちらもおいおい!以前書いたノベルズバトンとちょっと内容被ってしまうかも知れません、すみません…あ、ブックって幅広くなってることだし、写真集や画集から選んでみようかな?



2005年10月01日(土)
むむ

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[09_30_2005]
See you at the Bowl.
7:42pm_PST
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代役決まったんだろうけど、誰だろう?噂に出ているあのひとかな…自分もひょっとして、と思ったひとだけど(と言うか、この状況ではふたりしか思い浮かばん)どうだろう。

これから『天保十二年のシェイクスピア』観てきます。あとで書きたしまっす。