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2003年12月30日(火) ■ |
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『マトリックス レボリューションズ』 |
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『マトリックス レボリューションズ』@新宿東映パラス
ミフネ隊長が〜(泣)!ロボット大戦2時間でもオーケーですよ!ここがいちばん燃えた。
予定調和を拒否したこの手の終わり方は個人的には好きです。切ないけどねえ。それにしてもキアヌ・リーブスはほんとにきれいなひとだ。顔の造作が美しいなー。
あ、あと駅のベンチでぽつーんと待ちぼうけ〜なネオがかわいかったな!どうやって帰ろうかな〜ぼんやり、みたいな。
年内に観られてよかったです。しかし設定を忘れてしまっていたりするので、1、2、3と一挙に公開してくれる企画とかないだろうか。いっぺんに観たい〜、デカい画面で。
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2003年12月23日(火) ■ |
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『ア・ラ・カルト〜役者と音楽家のいるレストラン』+今気になっていること |
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『ア・ラ・カルト〜役者と音楽家のいるレストラン』@青山円形劇場
今年もやって参りました、15周年!記念パンフも出ていました。
タカハシとノリコさんはケンカしつつもラブラブで、あの親子はお父さんが海外に転勤することになった。ペギーさんは相変わらずパワフルで、セルジオはどこで見付けてくるんだそんなのって衣装でムンムンダンスを踊る。マダム・ジュジュはいつも変わらず場を盛り上げて、あの老夫婦は相変わらず寄り添っている。彼らは今年も元気かな、どうしてるかな、年末になるといつもそわそわする。
今回のビジターは羽場裕一さん。つきあいは長くて、「僕も入れて、入れて」とずーーーっと言い続けてたそうで、満を持しての来店です。やっぱ格好いいね!さわやか!歌も踊りも披露して「いやっ、もうっ、歌は…歌うことになるなんて…」とすっごい恥ずかしがっていた。でもやってる時はすっごい楽しそうなのね(笑)出演作についてのトークをしていた時に、客席から「ちち〜((C)『ぽっかぽか』)」と声がとんで、しきりに照れてらっしゃいました。
それにしても「茶色の小瓶」が三三七拍子とは…言われてみなければ気付かなかった。これからはも〜三三七拍子にしか聴こえないだろう。どうしてくれる(笑)
年々とりづらくなっていく公演だけど、来年も絶対行くよ!
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今気になっていること。
■『浪人街』のチケットはとれるだろうか ■『ドライブイン・カリフォルニア』のチケットはとれるだろうか ■燐光群が『動物園物語』をやる。行くぞー ■『エレファント・バニッシュ』再演決定。嬉しい! ■『タイタス・アンドロニカス』での高橋くんの役はカイロンだそーだ ■カイロンて!ひいぃ! ■てゆーかなんでタイタスと『BENT』の楽日が一緒やねん!初日は行けないし…彩の国遠いんだもん。平日は無理だよ(泣) ■よこはま映画祭授賞式も同じ日なのよね…なんでいっぺんに……(泣) ■で、両作品の戯曲を買ってきたんですが、観る前に読んじゃおーか観てから読もうか迷い中 ■A PERFECT CIRCLE早くも再来日決まったんですがなんで平日しかもZEPP TOKYOやねん!遠いんじゃ!間に合わなさげなんじゃ!遅刻でもいいから行きたい… ■野狐禅のことをずーっと野狐弾と勘違いしていて、なおかつ「のぎつねだん」と読んでいた。1年以上そう勘違いしていた。ショックだ。ショックついでにどんな曲をやってるのか気になってきた ■て言うか11月に野狐禅とアナム&マキと小林建樹くんの対バンあったんだよね。行けなかったけどな!(泣)対バンするくらいだから、小林くん好きが聴いても面白いかも ■小林くんの新譜『SHADOW』。これがまたいいんだ。『WINDOW』ともどもヘヴィロテ中
■この数日仕事でずっと動物の足跡画像を探しているのだが、コウモリの分が見付からない。コウモリの足の裏がどんな形か知りたいんじゃーと延々検索していたら、面白い頁が。 コウモリQ & A コウモリを拾ったらそら困るわな…。赤ちゃんコウモリが食べるものは「コウモリ母乳」ってそのまんまやん!…って、それじゃあ赤ちゃん拾ったらどうやって育てればいいんだ。本題そっちのけで読み込んでしまった
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2003年12月21日(日) ■ |
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『法王庁の避妊法』 |
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『法王庁の避妊法』@世田谷パブリックシアター
三演目。気付いたら全部観ているなあ。持田真樹ちゃんの役、初演と再演では戸川京子さんがやっていたんだよね…。
とにかく脚本が素晴らしく、再演され続けるのも納得の作品だが、今回は荻野先生=勝村さんの気持ち悪さがちょっとにじみ出ていてそれが面白かった。いいひとなんだけど、素晴らしい研究の成果をあげた偉人だけど、それ故の変人っぷりも感じる。それが人間くささをよく表していて、逆に好感が持てた。奥さんは大変だけどね(苦笑)
今回は特に、妊婦の周囲にいるひとたちの身勝手さをより感じて、やり切れない思いもあった。子供がほしくても出来ないひと、もうほしくなくても(…言い方は難しいけど)子供が出来てしまうひと。女の赤ちゃんは間引きされやすい、子供を生めなきゃ女じゃないと平気で言う周りのひとたち。散々笑わせたあとにこういうドシッとしたことを巧く配置する飯島さんの脚本はホント巧い。飯島さんのホンで鈴木裕美さんの演出はやっぱりいいな。じてキン、来年は何やるのかな。
役者陣は皆芸達者なひとばかりなので安心して観ていられた。西牟田さん、フケ役もうまいなあ。初舞台の稲森いずみさんもよかったです。姿勢が良くて和服が似合う。それにしても勝村さん、あんなに叩かれて蹴られてドつかれて、稽古の時点で青タンだらけだったそうで…(笑)無事楽日を迎えられますように!ケガには注意!
子供はさずかりもの。それを人間が操作していいのか?これはなくならないテーマだろう。堕胎を許さない法王庁が唯一認めている荻野式避妊法。命が宿ってからではなく、その前の段階で妊娠を避ける。神はきっとそれを許してくれると言うことか。いつ観ても考えさせられるし、いつ観ても興味深い。そしていつ観ても面白く泣ける作品。
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2003年12月20日(土) ■ |
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大竹しのぶ一人舞台『POP?』 |
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大竹しのぶ一人舞台『POP?』@スパイラルホール
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セットリスト(うろおぼえ)
(instrumental:DOWNTOWN) 01. 名前のない鳥 02. 銀座カンカン娘 03. コーヒールンバ 04. キャンディ 05. ガラスの林檎 06. 悪女 07. 花 (instrumental) 08. 恋 09. 女に 10. OVER THE RAINBOW 11. HAPPY CHRISTMAS 12. 見上げてごらん夜の星を
encore 12. 明日があるさ
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「ごめんなさいねえ、唄っちゃうんですよ。チラシには『一人芝居』じゃなくて『一人舞台』とは書いておいたんですけどね、お芝居だと思って来たひともいると思うんですけどねえ、我慢してくださいね(笑)」。
そんなMCで始まった、大竹しのぶさんのトーク&ライヴ。構成・演出がスズカツさんと最初に聞いた時は相当ビックリしましたよ!ブランチ繋がりかな?
“POP”と解釈される名曲の数々をカヴァーし、間に楽しいお喋り。このお喋りが面白過ぎた。野田秀樹さんもさんまさんも子供たちも皆ネタにされました(笑)こんなこと喋っちゃっていいの?てなこと迄。でもふたりの子供たちのことを本当にかわいがっているんだなあと思える話が満載で、微笑ましかったなあ。『エレクトラ』取材でギリシャに初めてひとり旅をした話、『奇跡の人』取材で三重苦の子供たちに会いに行った話はとても興味深かった。
スズカツさんらしい構成だなあと思ったのは、小川美潮の「恋」とジョン・レノンの「HAPPY CHRISTMAS」をとりあげたところ、詩の朗読と演奏のセッションがあったところかな。「恋」は、『銀龍草』で篠井英介さん演じるフミが、松重豊さん演じるミタムラに思いを寄せるシーンで使われていた曲です。前奏聴いた時はビックリしたし、すごく嬉しかった!
大竹さんの歌は普通に楽しめました。しかしやはりすごいなあと思ったのは谷川俊太郎の「女に」を朗読した時。少女、おんな、老女。それが全て表情の変化、声の抑揚、仕種で表現される。一挙一動にひきつけられました。
個人的に嬉しかったのは、山崎まさやんの「名前のない鳥」が聴けたこと!1曲目だったしもービックリした!元ちとせちゃんのヴァージョンを聴いた時にも思ったけど、この曲女声ヴォーカルにもすごいハマるよねえ。メリィさんがちとせちゃんのサポートやっているから、そこから選曲されたのかな。勿論まさやんのオリジナルも大好きです。あと「コーヒー・ルンバ」のアレンジが物凄く格好よかった。かなりねじれた展開で、しのぶさんこのオケでよくメロディーとれるなあと思った程でした。横川さんとメリィさんの演奏が聴けたのも嬉しかった。先日のメトロファルス、仕事で行けなかったしね…(涙)。
あっ、あとねえ、丸山敬太さんの衣装がすっっっっっごいかわいかった!後半の白のスリップドレスもステキだったけど、前半の黒のドレスがすっっっっっごいかわいくて!文章で説明出来ない自分がもどかしー。絵なら描けるんだけど…(笑)どっかに画像が出るといいなあ。このかわいい衣装を着こなせるしのぶさんもすごいと思った。かわいいひとだね。
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2003年12月13日(土) ■ |
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『HAMLET』2回目 |
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『HAMLET』@シアターコクーン
当日券でリピート。初見は開幕1週目、若い役者が多いカンパニー。大化けしてる可能性もある、ワクワクする。立ち見のつもりでいたら、S席のすっごいいい位置(中2階下手側バルコニー3番目)がありますよと受付で言われる。………ええいとっちゃれ!…これで『リチャード三世』は行けなくなったな…(でも評判すっごくいいので何とかして行きたいよう)
チケット確保〜開演間にコクーン近くのタリーズへ行ったら、串田和美さんがお茶してらっしゃいました。ハムレットを観に来たのかな〜、じゃあ同じくらいに店を出ればいいやなんて呑気に構えていたら違ったようで(笑)気付いたら開演5分前を切っていた。ダッシュで劇場に戻る。串田さん何でタリーズにいたんだよう!
席に着いたらまあ、近い近い近い!近いよ!身を乗り出せばフェンスにさわれそうです。役者陣の表情の変化がとてもよく見える。涙の筋まで見える!
やっぱり1週目より断然いい。若手陣が生き生きしている。上限が見えないんだよ!もしこの公演がロングランだったら、どこまで伸びたかわからないほどだ。まさにスポンジくん(いい意味でな!この台詞、萬斎ハムレットではあったのにこっちではカットされていて残念よ〜)、どんどん現場・本番の空気を吸収している。
ベテラン陣の懐の深さもこの好演の要因だと思う。ポローニアスのたかおさん、改めていいなあと思った。あと座長の沢さん。ハムレットの台詞を受けて朗々とひとりがたりをする時の迫力がすごい。
個人的に、初見より断然良くなった印象があったのは杏ちゃん。狂いっぷりがすごくなってた。かわいらしい女の子だった時との落差がすごい。あんなに清楚で美しかった少女が…と素でショックを受けてしまったほどの荒れっぷり。あのね、すっごい下品になるの。「げははははは」とか笑うの。あんなにかわいかったオフィーリアがあ!理性がすっかり崩壊して、動物になってしまった姿。これはツラかった〜!その分すごく悲しかった〜!その後オフィーリアはレアティーズの前にその姿を晒すのですが、井上くんがもー泣いちゃって。こっちも泣いちゃったよ!
初見後にきたはらさんから話を聞いて、気になっていたところも確認出来た。ホントだ、スローモーションのシーンでギルデンスターンがどさくさにまぎれて旅役者さんを殴ってるよ!ローゼンクランツはいちもくさんに逃げていた。その際さりげなく、床に置かれていたロウソクを片付けていた(笑)
そうそうローゼンクランツと言えば、この日は藤原くんの短剣のカバーがとれてしまって、しばらくステージ上に落ちたままだったのでどうするのかな、と思っていたら、彼が出てきた際これまたさりげなく片付けて行きました。ロズ、気が利くね!
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最後に某所で読んだ楽日のはなし。あー行きたかったなあ。それにしてもいいカンパニーだったんだねえ&高橋くんはホントに控えめなひとだね…(涙)
■カーテンコールでは、今回の宣美のイメージカラーである白・銀・水色の紙吹雪がどっさりと降った(コクーン千秋楽ではおなじみ?) ■紙吹雪の中、皆抱擁しまくり ■若手の何人かが男泣き ■ギルデンスターンの中山さんなんかもー泣きじゃくっていた ■ホレイシオの高橋くんは、他の出演者がはしゃいで抱き合ったりしている中、タイミングがずれるのか輪の中に入れずウロウロして、そのうち両面の客席に深々とお辞儀をして袖に引っ込んでしまった。藤原くんとは随分後になって抱きあっていた
そうそうロズギルが印象に残ったんだよ!ハムレットなのに!(笑)新川さんと中山さんふたりの『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』も観てみたくなっちゃった。どうでしょう、短期間でもいいから。ニナガワカンパニーダッシュの本拠地・ベニサンピットあたりで。観たいよ〜!
それにしてもやっぱり蜷川さんてすごいひとだわと今更ながら。ファンなので多少甘く観てるかなあなんて思う時もあるんだけど(まあね、時にはホントに外すけどね(笑)でもこれは誰にでも言えることか)シェイクスピアをやらせたらホント凄いわ…見せ切るパワーが桁違い。
そしてファンながらも、役者に愛がないなあこのひとと思うことも時々あった。それだけ演出の力が強いってこともあるだろう。でもそれがここ数年ですっかりなくなった感があるのも嬉しいことだ。いや、何て言うか…愛が云々と言うより、役者を信用するようになったのかな。若手を育てようと言う気概も感じる。この歳になって新しいことにチャレンジし続ける姿勢は本当に尊敬する。
いいもん観ました。
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2003年12月11日(木) ■ |
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『ヴァイブレータ』LIVE & TALK NIGHT! その2 |
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『ヴァイブレータ』LIVE & TALK NIGHT!@club asia P
さてトリの大杉漣バンドです。今回は変則仕様、漣さんと大森さんのアコギデュオに、漣さん曰く「さっき知り合ったばっかりでいきなりお願いした、ベースとタイコのおふたりでっす!」と言うことでUPPER NILE SQUAREのリズム隊お二方。大森さんと漣さんは椅子に座っての演奏です。
以下記憶で起こしていますのでそのままではありません。
大森●僕は本来役者で、こんなステージに演奏であがるってのもなんか、変な感じなんですが… 大杉●われわれ素人ですから〜(笑)素人。いい言葉だね〜、素人は強いよねえ〜…
大杉●いきなりやろうってことになってねえ、3日前くらいに決めたんだよね?私んちで練習したの 大森●はい、大きなご自宅で。何年か振りに行きました 大杉●いやいやいや。しかもアンプつっこんで練習したからね、近所の迷惑顧みず 大森●ちょうど漣さんの高校生の娘さんがお風呂に入ってたんですよ。で、僕がそのお風呂場に行こうとしたら漣さんエラい剣幕で怒って 大杉●あたりまえじゃない、何すんのよ。何で僕が君のお義父さんにならなきゃならないのよ
大杉●南朋ちゃんはいくつになったの〜? 大森●はい、31です。来年の2月で32になります 大杉●そうかぁ、南朋ちゃんもうそんなになるかあ…。僕はねえ、最近思うんだよ。現場で死んだらどうしようかってね… 大森●は、そうですか(いきなり何を言い出すんだと言う顔をしていた(笑)) 大杉●ぼかぁ52でねえ。最近、忙しくてね…阪本監督っているじゃない、阪本監督にね、「現場で死んだらどうしましょう」って訊いたのよ、そしたらね、「このシーン、このシーンを撮り終わってから死んでください」って言われたの。監督ってそんなもんだよねぇ 大森●そうですね、そんなもんです(と廣木監督を見る(笑)) 大杉●そうかあ、南朋ちゃん31かあ、今ではウチの娘の風呂を覗くようになって…
大杉●次、Gから入るンだよね!なあ〜んてプロっぽく言ってみたりして。いや、これ(ハープのキー)がGだから。ホラ、南朋ちゃんあれ、あれ使うんでショ?ボトル!ボトルネック!プロっぽいね!
演奏はあくまで格好よく、MCはあくまで面白く(ギター漫談みたいになってましたよ!)漣さん不吉なこと言わないでくださいよ!いつ迄も元気でいてくださいよ!(笑泣)それにしても面白過ぎました。演奏したのは1970年代フォーク。岡林信康さんあたりのカヴァーらしいんですが、すみません曲目がわかりませんでした。漣さんファンならライヴでおなじみの曲かも知れません。
大杉●歌詞聞こえてる?僕全然聞こえてない(モニターの返りが悪かったらしい)ねえ椅子邪魔じゃない?(と大森さんに) 大森●い、いや、僕はこのままで、いいです…(声が消え入りそうですヨ!) 大杉●(椅子から立ち上がって)皆降りてきなさいよ、ここ(ステージ下のフロア)イルカが住んでるって訳じゃないんだからっ。ロウソクの火しか見えませんよ!ヘンな宗教団体じゃないんだから!写真も撮っていいよ!私が楽しければいいんだから!
もう大ウケです。ステージ前のフロアは一段低くなっていて、その後ろに椅子やテーブルが置かれたテラスがある構造だったので、殆どのひとがテラスの上から観ていたんですね。テラスに照明代わりのロウソクがあちこちに置いてあったんです。漣さんのひとことでひとがフロアへわらわら降りて行き、皆写メールを構えます(笑)ご本人から撮影許可が出るとは(笑)
ここで漣さんが唄い出した曲がとても印象的で。きっと漣さんのライヴをよく観ているひとはご存知なんじゃないかな〜、何て曲なんだろう、すごく気になる。「国のためと言う大義名分のもとに命を捨てるなんてとんでもない、青ざめた顔で逃げなさい、隠れなさい」と言うような歌詞です。自衛隊のイラク派遣が具体的に動き出していた時期だっただけに、この時は盛り上がりつつも唄に聞き入ってしまいました。サビの部分は大森さんも熱唱してました。
(加川良さんの「教訓 I」と言う曲だそうです。漣さんのファンサイト『Ren Ohsugi Fan's File』の管理人・Fumikoさんよりお知らせ頂きました。有難うございます!)
ライヴはこの曲で終了。廣木監督が「こういうご時世ですんで、音楽を聴いてハッピーになりたいよね」とポツリ。重量級の曲でおしまいだったので、場がちょっとヘヴィーな雰囲気になりかけたところ、
大杉●じゃ、あとはヴァイブレータ1号に(と大森さんを見る) 大森●えっ、いや、違いますよ、1号は漣さんですよ 大杉●ん〜?いや僕は…(何かもごもご呟いていたが聞き取れず) 大森●今日は有難うございました
…和んだ(笑)おふたりはガッツリ握手をして、ステージを降りて行かれました。最後に寺島しのぶさんが「ヴァイブレータ1号です☆(豪傑や…(笑))」と登場、大森さんと漣さんに花束を渡してお開きとなりました。
大森さんのギターはブルージーで格好よかったです。巧かった。「おお、巧いじゃん!」なんて思ってしまって、そういやこのひと長年バンドやってたんだと思い出しました。失礼しました(笑)いやでもね、本人謙遜してましたが、他の出演者(音楽のプロフェッショナル)と一緒に出ていてもひけをとらない演奏でしたよ。ホントホント。
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2003年12月10日(水) ■ |
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『ヴァイブレータ』LIVE & TALK NIGHT! その1 |
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『ヴァイブレータ』LIVE & TALK NIGHT!@club asia P
『ヴァイブレータ』サウンドトラックの曲がライヴで聴ける!出演者やスタッフのトークも聞ける!そんなオイシタノシのクラブイベント。メンツは以下の通り。
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LIVE: UPPER NILE SQUARE KEITO BLOW OVERALL+ ひふみかおりとひふみかおりを囲む会 大杉漣バンド
TALK: 上記バンドの面々 戸田昌宏さん 荒井晴彦さん
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トップバッターのUPPER NILE SQUARE(オフィシャルサイトはこちら。star-sさん教えてくれてありがとー)が個人的にかなりツボで。そこはかとなくシアトルのかほりがする…そしてヴォーカルの声が、エディを、エディ・ヴェダーを彷佛とさせる!低音と中音のバランスが、すっごい好きな声だ!耳から頭の中に入って、気持ちよく響くんだよ〜。耳心地がいいんです。なのに音はヘヴィー。しかもニール・ヤングのカヴァー迄披露。これは、これは…す、すごく気になる!
ライヴ終了後そのヴォーカルくんに廣木監督がお話を聞いたら「曲はジャムって作ります」「歌詞は英語の方がうたいやすいです」「歌詞書くの大っ嫌いなんです。難しいので(って言ってる割に気になる歌詞を書いてる)」。……ますます気になる…。
バンドのオフィシャルからヴォーカル(小野洋平)くんの個人サイトにリンクが張ってあって、見てみたらホントにパールジャム好きらしかった(サイト名からしてもう!)。うわ、す、すごく嬉しい!つうかパールジャム好きで、それが音に出てる日本のバンド初めて聴いた気がする!ちなみにヴォーカルくんとギターくんの日記のコーナーには今日のライヴのことが書いてある。面白いですよう。
実はライヴ終わったあと、もしフロアで遭ったら「ぱ、パールジャム好きだったりします?3月のツアーって行きました?私大阪以外全部行ったんですう!」って声かけちゃおうかなと思ってた程だったので(アホや…)かなり嬉しい。だ、だってパールジャム好きなひとって周りにいないんだもん…飢えてるんだよ…(笑)
はあはあ、初っ端から動揺してしまいました。バンドのセッティング間にMCの廣木監督が、ライヴを終えたゲストをトークエリアに呼び込んで話をする構成です。中だるみすることもなくサクサク進行。巧い。
KEITO BLOW「映画に共感した!もともと映画に音楽を使ってもらいたいなあってデモ作ってたくらいなんで、すごく嬉しい」 OVERALL+「実は最初観た時は退きました(笑)でも何回か観ていくうちに泣ける〜って」 戸田さん「『今回は普通の変態でいいですか』って訊いたんですよね、廣木監督の映画、僕は変態役が多い」 ひふみさん「右膝骨折してるんです。靱帯ものばしちゃってて。でも立って唄いたいから鍼行って少しでもよくなるようにって。そしたら鍼の先生が風邪ひいてたみたいで。風邪うつされたみたいで(すごい鼻声)」
戸田さんはお客としてフロアにいたところ、監督から呼び出されてトークエリアに引っ張り出されてました(笑)クラブ仕様のジャージですっごいオシャレ。ドリンク片手にふらふらしていて格好よかったです。顔ちっちゃい〜、格好いい〜、妖精みたい!(いやマジで)てな声がそよそよと飛んでいました。妖精…いい例えだな…。いやでも何か、歩く時も足音がしなさそうって言うか(笑)ふわーっとした感じがしますね戸田さんて。舞台上でも格好いいけど、素の時も素敵でございました。
その後酔ってるからか元からか、暴言魔王の荒井さんをトークエリアに呼んだら場が面白いことに。「俺たちこの前のニール・ヤング(武道館)行ったんだよな」「やっぱ昔の曲がいいよ」「ひふみのうた全部同じに聴こえたよ」。その直前に廣木監督が「俺ひふみのうた聴いて泣きそうになっちゃった」って言ってたのにすっかりぶち壊しです(笑)「呼ぶんじゃなかった…」と廣木監督。面白過ぎました。
それにしても廣木監督ってどうやってこの手の音を見付けてくるんだろう?プロデューサーと選ぶと言っていたそうですが、インディーズからどっからこっからこれだけ見付けて来られるってのもすごいし、その組合せが絶妙に面白い。画ともドンピシャ。お風呂のシーンのピアノ曲は、映画祭で会ったスイスのひとに依頼したと言ってました。荒井さんから「お前の映画の音楽はいいってのはわかったから!わかってるから!今度は音楽なしでやってみろよ!」なんて突っ込まれてました(笑)
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2003年12月05日(金) ■ |
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プリセタ『オートマチック』 |
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プリセタ『オートマチック』@駅前劇場
ミッシェルの「オートマチック」がかかったらどうしようなんて思いつつシモキタへ。既に頭はチバの「オ〜トマぁチ〜ック」ってガナリ声でいっぱいです。
とそれはともかく(曲は使われませんでしたよ!(笑))初プリセタ。戸田昌宏さんと谷川昭一郎さん、ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕さんのユニットです。今回はゲストに玉置孝匡さん、伊藤正之さん、伊藤淳史くん、富士タクヤさん、なんきんさん。
まず脚本が面白い。1シチュエーション、1場。トラックの荷台の中と言う限定された空間で、登場人物の背景が浮かび上がる過程、それがどこ迄本当か判らない不安。笑って笑って、いきなりゾワーと静まり返る振幅の広いこと、スピード感のあること。絶妙。ペンギンプルペイルパイルズ、何度も観に行く機会を逃しているので、今度は行ってみたいなあ。
日によってのこともあるかも知れないが、私が行った日はちょっとした動きやセリフのタイミングが合わず、ここ笑える筈なのにってところをところどころ取りこぼしている印象があった。勿体ない気もしたなあ。まあこれはたまたまかも知れないので、他の日は大ウケしていたかも。あと下手側に座ったら、その位置から見えない箇所があって(運転席ね)、そこの笑いに付いて行けなくて残念だった〜(泣)
役者さんは皆達者なので安心して観てられました。戸田さんは映像もいいけど、全身を見られる舞台もいいなあ。身体の線が綺麗なんです。なめらかかと(笑)だしね!伊藤くんは舞台は初めてだったと聞いた気がするのですが、全然オッケー。図太いと言うか、度胸があるなあと思いました。
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■これが最後のリキッドか? 12月30日(火)ゆらゆら帝国 vs. TOKYO No.1 SOUL SET@LIQUIDROOM
とれるかな〜。リキッドがなくなるなんて本当に寂しい。あの天井の低さ、うさんくさい感じ、大好きだった。ああ言うとこにしては音も良かったし。7階迄の階段はツラかったけど(笑)本当にいろんなものを観た。沢山面白い音を聴かせて貰った。思い出も沢山あるなあ。よく床で寝てたなあ(笑)ミッシェル、フーファイ、REEL UP、U.F.O.、そして勿論ソウルセット。なくなっちゃったバンドも沢山。OASISやHOLEがやったってのもすごいことだよな。今迄本当に有難う
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