空虚。
しずく。



 微かに残る記憶の中で。

カクテルを飲んでみた。
グレープフルーツ+ウォッカ=ソルティードッグ。
美味しい。お酒にこれを感じたのは久しぶりかな。
でも、カクテルだけあってすごかった。
だけど、不思議と二日酔いにはならないんだよね。

スパッ。って肉の切れる良い音。
手で広げてみると白っぽいのが見える。
溢れ出す、血。
ちょっと舐めてみる。
(味しない。)
触ってみる。
(ぬるぬる。)
眺めてみる。
(何も感じないけど。)

"私"を少しだけ知ってる人間がいる。
高校の"友達"。・・・友達って言葉は好きじゃないけど。
(これはまた書こう。友達とか、家族とか・・・。)
話したのは、私じゃない。けど、それは別にどうでもいい。
知ったところで、何も出来ないだろうから。

だけど、君は「お酒を飲んじゃいけない。」ってよく言うよね。

私が酒を飲む理由は知ってるよな。
それを知ってて、何故その言葉を口にする?
君がどこまで本気かは知らないが・・・、
私をどうしたいんだ?私に何を望むんだ?

口先だけの理解は要らないんだよ。


・・・側にいたら、傷つけるな。
しばらく、彼女に触れちゃいけない。
(苦笑)まだこう思えるだけまし、かもね。

"元から何も無かったら。何も知らずにすんだのに。"

2001年11月09日(金)
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