空虚。
しずく。



 睡眠。

夢を見た。
感覚だけの、記憶のない夢。
何度も何度も、繰り返して。
いつも、見るものなんて決まってるんだ。

"眠りたくない。"
だけど、どんなに頑張っても。
朝になったら、身体が勝手に倒れるんだ。
"嫌だ。また、夢見るんだ・・・見たく、ないよ・・・!"

気付けば、午後だった。
記憶に、残ってない。
だけど、身体が覚えてる。
あの感覚。
あの恐怖。

眠った気がしない。
起きてる気もしない。

"睡眠"
は。
ただ、生命活動を維持するだけの行為に過ぎない。

穏やかな眠り。なんて求める方が間違ってるんだよね。

2001年11月06日(火)
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