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■ 大舞台で学んだこと
やはり雪の朝。 朝食に遅れてくる生徒。 これまでも何度か見てきた,滋賀のH中の 「剣道即生活,生活即修行」という言葉を思い出す。 こんなところをくぐり抜けられなければ, 大舞台で力を発揮することはできないのだ。
大会会場でのアップ。 幾つかの学校の稽古を見て, 改めて自校に足りないものを考える。 攻める足さばき。下がり際での打突。 新潟T中の真っ向勝負の5人組は圧巻。
雪のため幾つかの学校が参加できず。 男子の予選リーグから。 一本の重さの差,攻め合いでの勝負強さの差。 試合で緊張せずに力を発揮できるよう, 試合前の動きを作っておきたい。 惜しいところで男子は2敗。 市でも中部でもこんな舞台でも,同じような展開。 ここからどう変わっていくのか。 技術だけでない,人間力をどう高めていくのか。 心の勝負ができるかどうかは,そのまま指導の差でもある。
女子は,苦しいところをそれぞれがしっかり。 接戦を制して決勝トーナメントへ。
今日も昼休みの過ごし方が気になる。 わずか40分程度の時間をどう使うのか。 面を着けて稽古できるチームはやはり強い。
一回戦は愛知の伝統校T中。 惜しい打ちはこちらの方が多い。 そこを利用して,相手は打突を組立ててくる。 競り合いでいい勝負をしているのだが勝ちきれない。 試合前に副将に思わず掛けてしまった 「最悪負けなければ,つながる」という言葉は, おそらくマイナスに働いたことだろう。 生徒をつかんで,何をどう言えるのか。 勝ちパターンをどうイメージさせるのか。 まだまだ自分の修行が足りない。 大将戦前に勝負あり。 残念だが,これが今の実力。
帰りのバスの中で,生徒に語らせた後, 幾つかのことを話す。
お金も時間も掛けたけれど, いろいろなことを学ばせていただいた。 若き日に大舞台を経験することは, 何かを変えるはずだと思った。
挑戦することで,日々,本気の度合いが違う。 いいものを見ることで学べる。 凄い人に出会うことで,刺激を受け,磨かれる。
日本でも有数の中学生チームと同じフロアーに立てた。 あんな小さな体でもパワフル。 速くても,決して手先だけの打ちではない。 迫力,気迫,気持ちの強さ。 攻める意識が試合中ずっと線でつながっていること。 相手を出させるにしても,避けさせるにしても, とことんまで攻めてからの技。 相手の心を突き崩して,打ち込む剣道。 目標としてきた昨年のT中に通じるものを見た気がした。
ないものは努力で生み出そう。 なんとなくの意識では創り出せない。 才能とは逃げ出さないこと。あきらめないこと。 本気の努力を継続できること。
保護者の方々,校長先生は,さぞや心配されたことだろう。 たくさん感謝すること。 感謝を行動で示していくことを指導し,解散。
さあ,ここからも勝負の日々を楽しもう。
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2008年02月10日(日)
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