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■ 子どもの目を見て
市一斉部活中止の土曜日。 こんな日を設けることが, 果たしてどこまで意味のあることなのかと思うが, 気がつくと、 部活に追いまくられているということなのだろう。
昨日,小林SCや渡辺教授から頂いたご意見を元に, 再度「からすたろう」を読み, 発問できる場面を絞り込む。
一番下の息子が,どういうわけか 県サッカー協会のキッズエリートプログラム(?)に 参加させていただいていて,今日はその保護者会。 こんなすごいところに毎月お世話になっていながら, 一度も見に行かない親は,自分ぐらいかもしれないと反省しつつ。 川淵キャプテンを連想させるような 東部のH高の校長先生が今日の講師。 サッカーを通して,社会や地域のリーダーとなる人材を育成したい。 そのために,このプログラムはスタートした。 もちろん日本代表をもっと強くしたい。でも,そのためじゃない。 子どもたちよりよく育てるためには, まずは保護者が健全であることが大事になる。 なるほど、なるほど。 話はサッカーの歴史から。 イギリスのパブリックスクールが なぜサッカーを取り入れたか。 理由は2つ。 一つはサッカーは失敗のスポーツだ。足だから失敗ばかりする。 パスがうまくつながることは少ない。 だから,互いに助け合うことになる。 もう一つは,サッカーには自由がある。 そのときそのときに,一人一人のプレイヤーが, 一番いいと思うことを判断してプレイすることになる。 だから,自分で考えて行動できるようになる。 サッカーを語るときに, この二つを忘れてはいけないと自分は思っている。 哲学があるから,その後の指導にもブレがない。 自信を持って,保護者とも 「この子をどうするのか」という話をすることで, 幾多のトラブルを乗り越えてきた自信がみなぎっている。 最近のいじめ問題についても, 文部科学省のお役人は,いろいろと文章を出す。 でも本当は難しい文言はいらない。自分ならただ一つ。 「子どもの目を見て判断できる指導者や親になれ」 これだけでいい。 なるほど。一流の方ならではの,わかりやすくて心に残る話。 このことをもう少し聞きたくて,最後に度質問してみると, どうすると子どもの目を見て判断できるようになれるかは, 一口には言えません。 でも,まずは子どもの目をきちんと見ること。 そして,大事なことは笑顔。相手を包み込む笑顔で自分がいるか。 相手を笑顔にさせられるか。 お母さんが暗くては,子どもは笑顔で生活できませんよ。 もっと言うと,洞察力を磨くこと。 心理学を学んでいますか?本を読んでいますか? 子どもにだけ「勉強しろ」と言って,大人が勉強していないのでは, 子どもは勉強しませんよ。学んでください。 という回答をいだたく。 ご自身がJリーグの発足はもちろん, 試合開催の全ての責任を負う立場に立った方だけに, 指導者についてもなかなか厳しい。 30代までに,県で4つに入れる実績の出せない指導者ではダメです。 その後に伸びることはありません。 雨の中,楽しそうにサッカーボールを蹴る息子は, 何と幸せなところで指導を受けているのか。 上手くしたいと誰もが思うが,それだけではつまらない。 自分の指導はどうかと,改めて振り返る。 他のスポーツをされている一流の方から学ぶ機会もいいもの。
午後は,久しぶりにエスパルスの試合を日本平に見に行こうと, チケットや駐車場券をオークションで手に入れたのだが, 何とも冷たい雨。 オレンジのカッパを購入して見に行く気力はなく,結局テレビ観戦。 自身の部活や数学,学級指導を振り返る午後。
2005年11月11日(金) つきあい方・つきあわせ方 2004年11月11日(木) 思いが交錯する中で 2003年11月11日(火) 残念なこと
2006年11月11日(土)
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