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re-invention



 思いのズレも

今日の朝は,道場の清掃。
気になっていた道場の隅の隙間を,角材で補習していただいていた。
有り難い限り。
こうやって清掃だけに集まるのもラスト。
感慨深くなるのは,年を取ったせいか。
心を込めて道場を磨き上げる。

授業も残りわずか。
分配法則を含めた計算練習までは,どのクラスもたどり着く。


進んでいるクラスは,2項式÷数から,分子が多項式になる問題。

同じような式変形を繰り返すことで,
理解を促す。
こんなに広がりのある内容を,教科書で正面から扱わないのは,
やっぱりどうかしている。特集ページを組めるはず。
スタンドアップはどこまで働いているのか。

午後は,県の方にお出でいただいて,
夏の「Voyageを使った授業作り研修会」打ち合わせ。
高校の先生方が多いとのこと。
欲張って機器操作の時間までいただいてしまったが
自分の数学でどこまで通じるのか,不安にもなる。
この研修で,Voyageを使った授業ができるだけでなく,
従来の数学授業を見直すことにつなげたいという趣旨はいい。
テクノロジー活用の利点を,
「これまで形式的にしか扱えなかったものや
 これまでは,全く扱えなかったものが
 実感できるものとして扱える」

と論破されていたが,自分の思いと微妙にずれる。
自分の場合は,
日常の事象を数学的に処理する道具としての扱い以上に,
「生徒の問いを追求できる道具」としてや,
「試行錯誤する中で,直感的にでも,
 統合的な性質を見いだす力を育てる機会を生む」こと
という思いで使っているのだということを感じる。
すなわち,塗り絵の数学からの脱出がメインテーマ。
こうして話をしてみると,漠然と描いていたものが
よりクリヤーになるのは有り難い限り。
しかしどこまで自分の主張をしていいものやら。
自分の単純な発表にとどめておくべきだったか。
とりあえず,数式処理とグラフ+CBR関連の2点に絞るべきか。
簡易な使用方法マニュアルや,
高校の先生対象の昨年度のT^3での内容を学んでおくべきか。
自分にとっての残り時間は少なく,
思いとは裏腹に,どこまでできるのだろうか?


放課後は,仕事をいくつか。
提出すべき書類がたくさんあるもの。
出張命令簿だけでも,かなりの数。
思考が前向きにならないのは情けない。



2005年07月20日(水) 午後から人間ドック
2004年07月20日(火) 選択授業6回目


2006年07月20日(木)
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