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2006年12月10日(日)

謙さんのラストのセリフが日本語だったのは良かった



TVでラストサムライをやっていたので観たのだが、全編、日本語吹き替えなので、なんだかなぁ〜という感じだった。

例えば、軍事演習でネイサン(トムクルーズ)が日本語で「構えーっ」とか叫んで、その後、ネイサンに付いている日本人が「構えーっ」と繰り返す。これ、ネイサンは英語で命令してて、通訳が日本語で兵たちに指示してるんだよね。でも全員日本語吹き替えだから、初めてこの作品を観た人には何だか分からなかったであろう。

軍事演習だけじゃなく、他の場面でもそれは同じ。
外国と交渉したりする偉い役人以外のほとんどの日本人は英語分かんないし、逆に外国人も日本語理解してる人は少ないから、通訳ナシには会話が成立しないに決まってるんだけど、やっぱり日本語吹き替えだから通じちゃってるように見えるんだよね〜。
真田広之に「○○しろというのが分からんのかっ!!」って怒鳴られても、そりゃ日本語で言われても分からんよね〜。でもTVじゃネイサンも日本語しゃべってるから分かってるように見えちゃうw

あと、この映画って、異文化の、言葉が通じない人間同士が心を通わすってこともキモの1つだと思うんだけど、同じ日本語しゃべってる(ように見える)からイマイチなんだよね〜。
日本人の集落で生活してたネイサンが徐々にみんなに馴染んでいって、たどたどしく「オカワリ、クダサイ」と茶碗を差し出すシーンがあるけど、あーた、今まで日本語ぺらっぺらだったじゃん!(笑)

映画館で観た時は、日本語と英語が混在していて(英語の時はもちろん字幕)耳が馴染まなくてちょっと大変だったけど、やっぱこの手の映画(異文化と触れ合う)はテレビでやるときも、ちゃんとそれらしくしないとダメだわ〜。

でも、今回のテレビ放映、そんなこと(全員が日本語吹き替え)よりも、ダメダメだったことがあった。

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もちろん、中盤の「ボブって呼ぶぞ」のセリフもなく。
見張り役の寡黙なサムライとオールグレン大尉の交流は、確実に名シーンのひとつでしょうに!
このシーンをカットするなんて、編集した人のセンスを疑っちゃうわ!!プンプン!
他にもカットシーンがいっぱいあるので、この映画を今回TVで観て面白かったと思う人は、DVDを借りて観て欲しいと思います。その時は是非、字幕で!!



映画を観に行ったときの日記はこちら
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=47157&pg=20040118

読み返して、思わず笑ってしまったよ。
「レゴラスか!」ってツッコミが同じだったw 勝元の息子がまさにレゴラスだったよ。




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