今日は娘の体育教室の日だったのだけど、ギャラリーでカチンとくる事があった。
同世代の女の子の母親達で話をしていて『アイカツ』の話題になった。『アイカツ』とは幼児向けのアーケードゲーム。出てきた洋服のカードを使ってアイドルの女の子に着せ替えをして、アイドル活動をする……というリズムゲーム。幼稚園くらいから、小学校低学年くらいまでの女の子に大人気で、娘もご多分に漏れずハマっている。
母親の1人が「ダブったカードが沢山あるから売りたいんだけど、あれって売れるの?」と聞いてきたので「状態が良ければ売れますよ。うちは売るほど持ってないので売った事はないけど、ヤフオクに出す、カードショップに持っていくかしたら良いんじゃないかな?」と教えたところ「カードショップってどこにあるの?」と聞くので「この辺には無いですよね。日本橋に行ったら、買い取ってくれるお店何軒かありますよ」と教えたところ、不愉快な返事が返ってきた。
「あ〜。私、日本橋とか無理。オタクとかキモいし。近づかれるだけでも吐き気するし」
こんなに大っぴらにオタク否定する人に会ったのは久しぶり。言いたくないがオタクの連中って、どちらかと言うと大人し目の人が多い。猛々しい肉食獣のようなヤンキー女性がいたら、近寄っていくどころか、むしろ逃げていくだろうと思われる。
「それは残念。私もオタクなんですよね。吐き気、大丈夫ですか?」と言ってやろうかと思ったけれど、大っぴらに喧嘩をする訳にもいかないので、内心カチンときていたけれど否定も肯定もせずにスルーした。とりあえず、彼女には今後近づかないようにするつもり。
それにしても、いい年した大人の口からあんな発言が出てくるとは思ってもみなかった。オタクが嫌いな人がいるのは理解しているけれど、表立って口に出すとはなぁ……と言うか、私の周囲にいる母親達には口汚い人がいなかっただけかも知れないけれど。
ああ言うタイプの親に育てられたら、子どもが「お察し」な方向に進んでいくのは当然の事だと思う。つい先週、彼女から「うちの子は言葉遣いが悪い。口が悪くて腹が立つ。Yちゃん(娘)は言葉が綺麗だけど、どうしたらそんな風になる?」と聞かれたのだけど、どうしたもこうしたも。
こんな事でカチンとくる私も大人げないと言えばそうなのだけど、人を見下げて物を言う人って大嫌いだ。否定されたのがオタクじゃなくて「真面目過ぎる人間」とか「デブ」とか「ブス」とか「ハゲ」とかでもカチンときたと思う。久しぶりにカチンときた。
世の中には色々な人がいて、自分にとって良い人ばかりじゃないんだ……って事を実感させられる一件だった。ま。それはそれとして、明日も頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。