先日、亡父をよく知る人から「白蓮ちゃんも結婚して6年にもなるのかぁ。白蓮ちゃんは、てっきりお父さんと似た人と結婚すると思ってたのに、正反対の人と結婚したよね」と言われた。もうすぐ父の13回忌。いまだに父を引き合いに出される事に驚くと同時に「父と似た人と結婚すると思っていた」と思われていた事に衝撃を受けた。
結婚前、私は実家(特に父)に対して多くの物を突っ込んできた。多くの物…というのは、お金だったり、労働力だったり、時間だったり……だ。なので私は父が大好きだったように勘違いする人も多いのだけど、それは断じて違う。そりゃぁ自分の親なので、それなりに愛情もあるし、父ははた迷惑ながらも人間としては面白い人だったけれど、あのテの人間をパートナーに選ぶだなんてありえない。それくらい嫌だったし、2度とあんな暮らしはしたくない。
たぶん、あの人は「負の連鎖」を信じる派の人なのだと思う。若くて出来ちゃった婚をした親の子はやっぱり若くて出来ちゃった婚をする。虐待されて育った子は自分の子も虐待する。娘はどんなに苦労させられても父親に似た伴侶を選ぶ……みたいな。
世の中に負の連鎖が存在するのは否定しない。だけど、それ以上にそんな実態の無い物に振り回されるのって馬鹿らしいと思う。もしそれが本当だとしたら恵まれない育ちをした子は永遠に幸せになれないではないか。「子どもの頃は苦労したけど、今はこんなに幸せです」的な美談は全否定することになってしまう。ひとたび負の連鎖に流されそうになったら、そこから抜け出すはの順調に暮らしている人の倍は努力しなくてはいけないだろうけれど「抜け出せない」なんて事はありえない。
人は幸せになるために生きているのだと私は信じている。
……と、一人で熱く色々考えてしまったのだけど、父の事を引き合いに出しきた人は、根っから意地の悪い人で「おかげさまで元気にやってます」って話よりも「実は私…」って話を期待するタイプなので、ボチボチ暮らしている私に何かひとひと言いたかっただけなのだと思う。やっかみ上等。
そんな話は置いといて。今日は娘の懇談会だった。でも、これ以上書くと長くなり過ぎるので懇談会の話は明日、気が向いたら書くつもり。大阪は1日中蒸し風呂に入っているようなベットリとした嫌な暑さだった。今週もあと1日。梅雨の湿気にも挫けず頑張っていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。